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第一章 東京近郊区間

京成本線快速

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その後、姿勢を変えさせられて、バックでもう一回犯された。
その後にローターを入れられて、数回後ろでイくと、濡れたタオルを口元に当てられ、いつの間にか眠りに落ちた。

気がつくと、僕はマンションの前の路上に放り投げられていた。
煉瓦造りの花壇に横たわってるまま、目が覚めると、裏の通りを歩く人たちが数人、右から左へ、左から右へと。

ゆっくり頭を上げてみる…ちょっとだけズキズキしていたい。
振り返ると、いつものリュックもそこにあった。

「…はぁ」

ため息をつきながら、持ち物を確認する。
荷物は…何もとられてないみたい。
お金は…ない、、DMで5万円の約束だったんだけど、まあそうだよね…

まあまだ優しい方だ。昔は裸で部屋から蹴り出されたこともあったっけ。

スマホを確認すると、すでにデジタル時計は23:30と表示されていた。
船橋から家までは少なくとも1時間はかかる。

お尻もちんちんもジンジンと痛いし、慣らしてないまま無理やりやられたから、何かしらの傷がついてそう…
幸い昨日ならしておいたおかげでそれほど酷くはないかも

こういうとき、警察に通報もできない。
売春少年が一人で夜の街を出歩いていたら尚更大変だ。
最悪補導されて施設に入れられる始末になる。
運が悪かったとして我慢するしかない。

ここから家に帰るのもめんどくさいし、僕はスマホの緑色のチャットアプリを開き、上から五番目ぐらいのチャットを開いた。

「やられたぁ…」

と送ると、すぐに既読がつき、

「どうしたの?」

と返信がくる。
さっきのことを話すと、

「今日はこっち泊まっていきなよ」

ときたので、返事をしてスマホをポケットにしまう。
ため息を一つついて、花壇から立ち上がる。

ちょっとだけ目眩がした後に、リュックを右肩にかけてマンションを後にする。
二度と来るかこんなとこ。

船橋駅に戻る。
さっき出てきたJRの駅とはまた別、今度は京成の改札にICをタッチする。
京成本線の京成船橋駅ホームは2面2線の対向式ホーム。

1番線、成田空港方面行きのホームに上がると、ホーム端のベンチで一休みする。

「いっ…たたた…」

ベンチに座ろうとすると痛い…
体重を足に乗っけてお尻の負担を減らしてみる。

座れたのはいいけど…これじゃ一息もつけない…

結局ホームの壁にもたれて電車を待っていると、ピンクと青色のラインが入った電車が見えてきた。
「京成成田」と表示された方向幕を輝かせながら入線してきたのは、京成本線快速の京成成田行き。

これから向かうのは勝田台駅。さっきのライン相手が住むまち。
まあ言ってももう長い付き合いだけどね。

ドアが閉まると電車は暗闇の中を突き進むように走る。
深夜だというのに電車の中はサラリーマンが数十人ほど乗っており、決して空いているとはいえない状況だ。

僕はというと、お尻が痛くて座れないので仕方なく手すりにつかまりながらドアに寄りかかっている。
スマホを見ると時間はすでに12時を回っていた。

こりゃ家に帰ってたら終電無くなってたな。


お尻の痛みの他にも気になるのが…

ガタンゴトン!!

「ひぃあっ!?…やばいやばい…」

お尻の中にあるねばねばした液体がいつ外に漏れてもおかしくない。
さっき駅のトイレでトイレットペーパーを数枚仕込んだけど、感触からしてもうふにゃふにゃなはず…

こんなところで濡らしたら周りの目線がきつい…
早く駅につかなければ…

そう念じて十数分、電車はは勝田台駅に到着。
電車の窓は、途中降り出した大雨の雨粒で濡れていた。
結局垂れた液体がズボンをちょっとだけ濡らしたけど、まあギリギリセーフ…みたいだ。
ホームから階段で降りる途中、雨の音がだいぶ大きく聞こえた。
雨の予報なんてあったっけ…ってそもそも天気予報見てなかったな。

勝田台駅の改札を抜けると、外の壁で傘をさして待ってくれている人影が見えた。

続く
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