噓吐きから「嘘吐き」呼ばわりされた後

嘘吐きから「嘘吐き」呼ばわりされた後、祖国を出た。

カメリアは、公女が開いた船上パーティーで海難事故に遭った。
生存者となった彼女を待ち受けていたのは婚約の白紙と、帝国公爵への嫁入りだった。

カメリアの元婚約者となった伯爵令息は、公女を救った「海の英雄」として公女と結ばれた。
そして彼らにしてみれば邪魔なカメリアは嘘付き呼ばわりされた挙句、ありもしない罪をでっち上げられかけた上で、遠い帝国へと追いやられた。

嫁ぎ先は「帝国の瞳」と呼ばれる湖を持つ僻地で、嘗てドラゴンが住んでいたらしい。
その僻地を治める若き公爵は陸軍軍人で、別命を「帝国の処刑人」という。
見ず知らずの軍人のもとで暮らす事になったカメリアだが、公爵領で変化の切っ掛けが――――?


※ラブの要素、皆無スタート。

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