お姫様はどこにもいない

公爵令嬢アニエスには、血縁関係の無い「妹」がいる。

クーデターで滅んだ王家の元王女ディアナは、逃亡先である帝国で「お姫様」としての振舞いをやめない。
父、公爵がディアナの後見人を務める兼ね合いから、ディアナと共に育ったアニエスは彼女の動向を気にかけてきた。
試験が明けて暫く。
アニエスが密かに想いを寄せている第二皇子の誕生パーティーが城で開かれる事になった。
パーティーは皇子の婚約者選びを兼ねていると言う。
恋するアニエスは、パーティーへの参加を決意する――!


※短めで軽め

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