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スラム戦争、決着
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戦争の行方を掛けた決闘は、東西南北の4軍、総勢300名以上が見守る中で始まった。
ヴィクターは双剣を構える。
左手に持ったショートソードを前に、そして右手に持ったショートソードを振り上げた構えだ。二つの剣は、柄頭同士が強固な鎖で結ばれている。
彼がこれを器用に操っていたので、ちょっと持たせてもらったことがある。この双剣は見た目よりもずっと重く、丈夫さを重視して作られていて、私には扱えなかった。
私は腰布に刀を差したまま彼の右斜め前に立つ。
対してクロードは、ライオンの鬣を模したような兜を被り、鋼線で編みこまれたグローブを身に着け、腰当ての直垂で大腿部側面、脛当てで下腿全周・アキレス腱を守る軽装で、素早さを維持しつつ下半身をガードし、両手を広げるように悠然と、私とヴィクターの正面中間に立ち、その横左でバンデットがロングソードを体の前に斜めに立てて構える。
ボスが倒れたら、その時点で負け。
北スラム組はクロードが踏み込み、バンデットも踏み込む。
その狙いは、二人とも私。
連携は無いだろうし、クロードが狙うのはヴィクターだと思っていた虚を突かれる。
そうか、邪魔者を排除した後で、ヴィクターと1対1の勝負をするつもりなのだ。
それは完璧な初手だった。
クロードの両手を広げた地を滑るタックル。左右によけてもどちらかの足を刈られる。
後ろに飛び下がっても着地を狩られる。
彼の体の何処かを踏み台にしようとすれば掴まれる。
1対1なら、飛び越えて交差するように前方に飛べた。
でも、その軌道をバンデットのロングソードが塞いでいる。
私が彼らを斬れないのをしっての作戦。
クロードの攻撃は、捕まれば足を折られる。振り回されて叩きつけられる等の必殺攻撃になる。
バンデットのロングソードは身を翻して刀で受ければ防げる。でもそれだと、クロードを飛び越えられずに、着地をクロードに狩られる。
あ、ちょっとヤバ……。
刹那、私の頬を後方からの風が薙ぎ、髪を巻き上げて、ヴィクターの剣がバンデットの顔に飛んだ。
それに合わせて私も飛ぶ。
右足の爪先を、北スラム王のグローブが掠めた。
「ええ~!?」
そりゃないぜと声を上げたのは、開幕二人同時を仕掛けたのに、逆に二人同時攻撃を受けることになったバンデット。
今、彼が避けれない択を迫られている。
ヴィクターの剣を顔に食らうか、それを受けるか仰け反って避けるかして、私から一撃を貰うか。
そして彼はヴィクターの一撃を剣で弾く。自分の前に剣をまっすぐ立てての防御態勢。
正解。
だって殺気の塊なヴィクターの攻撃と違って、私の攻撃には、恨みは籠っていても殺気は無いのだから。
鞘に収まったまま振るわれた私の日本刀は、剣術の基本七斬撃の何れでもなく、真下から真上に三日月を描いた。
時に地ずり残月なんて名前で呼ばれたりする剣閃。
鞘の先端の鐺が、パシン……と静かにバンデットの股間を討った。
手元に伝わる、彼の、その、ずっしりとした……その。陰嚢を収めた袋?あれ?あ、違う。睾丸を治めた袋が陰嚢だから、つまり。そのずっしりとした陰嚢にめり込んだ後、竿を根元からたたき上げた感覚。
それがどれだけヤバいのかは分かんないけど、バンデットはなんか笑ってるような泣いてるような顔になってその場に崩れ落ちた。
「イズミ!」
ヴィクターの叫び、そして感じる風圧。
とっさに背中を丸める。ズシンと来る衝撃はお尻に。
空中で一回転して、私の目の高さが3メートルを超える。
下を見れば、バックキックの要領で蹴り足を出してるクロードの姿。
これは最初からお尻を狙った、殺気が無いから察知出来ない、私を打ち上げるための蹴り。
バンデットへの攻撃を阻止しようとして、間に合わなかった。
でもそれだけじゃなく、間に合わないなら、私を高く蹴り上げ、宙を舞い着地してから駆け付けるまでの数秒間、ヴィクターと1対1になるためのもの。
私の為に一撃を使ったヴィクター。
私を狙ったタックルを躱された後、そこでストップして私相手に蹴り足を出したクロード。
態勢は互角。
「来いよ」
ヴィクターが、バンデットに放った剣を引き戻し、クロードが蹴り足を降ろして、再び地面を蹴る。
今度のクロードの攻撃は、頭からの体当たり。
頭部は兜で守られ、両脇を引き絞り、鋼線のグローブで胸部正中を守る。
私なら、肩を蹴って飛び上がり、宙を返りながらその背面から首を斬りつけるか、同じく彼の肩を蹴って、十分な距離を後ろに飛んで逃れるか。
ヴィクターは、手にした双剣を大きく振り回して力を貯める。
ダメ!どんなに遠心力を増そうとも、その武器が見た目より重くて丈夫でも、その間合い、その攻撃ではクロードを止められない。最大威力の打ち下ろしで、たとえ鎖骨を、肩甲骨を、どちらか片方の腕を砕いたとしても、屈強な北スラムの王の体当たりは止まらない。
相打ちは負けを意味する。
「ヴィクター!!!」
時間が凝縮されて、全ての動きがスローに見える。
接近していくクロードが頭を下げて兜を突き出し、ヴィクターの足元だけをみて間合いを計りだす。
それを待ってヴィクターの身体が沈み、双剣を振り回す腕が、サイドスロー投法のように変化する。
あ、その手があった……!
それなら、私がするべき動きは……!
ヴィクターは迫るクロードの脚に向かって、振り回した双剣を投げた。
それは分銅のように敵の脚を絡めとり、若き南スラムの王は動きの鈍った巨漢の攻撃を側方にかいくぐって交差する。
そして手を伸ばし、着地する寸前で私が放り投げた刀を受け取り、淀みない所作で日本刀を振るった。
鞘から放たれた刃が北スラム王の首へと奔る。
風に乗って、兜の鬣が乱れ飛ぶ。
「そうよね。貴方に最初に見せたのは……それだもんね」
ヴィクターの繰り出した流麗な斬撃は、クロードの首の皮一枚を斬ったところで止まっていた。
私の剣を両手で数える程度しか見てないだろうに、岡崎先輩とはレベルが違う筋の良さ。
何となく、男子の身体能力に嫉妬を覚えた。
ヴィクターの勝利に、同盟三軍から歓声が上がる。
「悪いな。アンタは誰が相手でも自分の流儀で戦うが、俺に余裕はないんでね。予めアンタと戦う時の準備をしていた」
ヴィクターの双剣は初めから、クロードの攻撃の起点となる突進を止めるために生み出されたものだったのだ。
「ボスなら……真正面からやり合ったんだろうがな」
ヴィクターは静かに日本刀を引き、納刀する。
その仕草がサマになっていて、彼が日本の道場で、剣道着と袴を身に着けて立っているような……そんな幻を見る。
「お前は、ヴァザロが勝ったことのない俺に勝った。そういう事だ」
意外に……でもないか。素直に敗北を認めたクロードも、どこか憑き物が落ちたような、そんな表情だ。
南スラムの王と、北スラムの王は、互いに視線を交わす。
もしかしたら、この戦いに、私なんて最初から必要なかったのかもしれない。
ヴィクターが戦いの最後に、寸止め抜刀の模倣を放ったことが無性に嬉しかった。
あれは、私へのメッセージでもあった……のではないだろうか。
「ふへぇ~。まけちまったかぁ~」
足元で股間を抑えてヒクヒクしてるカエルみたいなヤツがなんか言ってる。
コイツに大通りでやられた事を思い出して、その股間をふにっと踏みつけ、人面カエルは「ぐえぇ!」と鳴いた。
私は戦いを終えた二人の傍らに行き、しゃがみ込んでクロードの脚から双剣を外して、ヴィクターに渡して、引き換えに日本刀を受け取って腰布に刺す。
男二人は、あえて私を無視しているように視線を
向けてはこない。
「酷いよ~。小陰唇ちゃん~」
ロングソードを杖代わりにした内股歩きのバンデットが3人に加わると、クロードは北スラム軍へと向き直った。
「見ての通りだ。俺は敗れた。だが、納得がいかないものもいるだろう。お前達にも納得がいくまで戦う自由がある」
ちょっとちょっとちょっと!
この人、いきなり決闘の取り決めを反故にするような不穏な事言い出したんですけど!?
「俺はこれからこの男の下に付くが、構うことは無い。まだ負けていないと思うものは、武器を構えろ」
北スラム軍の間に動揺が流れる。互いに顔色を伺い合い、進退を決めかねている。
与えられたのは戦って死ぬ自由でもあり、戦いに勝てたのなら、新たな北スラムの王となる権利。
「俺はもういいや~」
バンデットがロングソードを放り投げ、それが呼び水になり、北スラム軍兵士は一人、また一人と武器を捨て始め、結局一人の離反者も出さずに、全員が武装を解除した。
スラムの戦いは、ここに集結した。
ヴィクターは双剣を構える。
左手に持ったショートソードを前に、そして右手に持ったショートソードを振り上げた構えだ。二つの剣は、柄頭同士が強固な鎖で結ばれている。
彼がこれを器用に操っていたので、ちょっと持たせてもらったことがある。この双剣は見た目よりもずっと重く、丈夫さを重視して作られていて、私には扱えなかった。
私は腰布に刀を差したまま彼の右斜め前に立つ。
対してクロードは、ライオンの鬣を模したような兜を被り、鋼線で編みこまれたグローブを身に着け、腰当ての直垂で大腿部側面、脛当てで下腿全周・アキレス腱を守る軽装で、素早さを維持しつつ下半身をガードし、両手を広げるように悠然と、私とヴィクターの正面中間に立ち、その横左でバンデットがロングソードを体の前に斜めに立てて構える。
ボスが倒れたら、その時点で負け。
北スラム組はクロードが踏み込み、バンデットも踏み込む。
その狙いは、二人とも私。
連携は無いだろうし、クロードが狙うのはヴィクターだと思っていた虚を突かれる。
そうか、邪魔者を排除した後で、ヴィクターと1対1の勝負をするつもりなのだ。
それは完璧な初手だった。
クロードの両手を広げた地を滑るタックル。左右によけてもどちらかの足を刈られる。
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彼の体の何処かを踏み台にしようとすれば掴まれる。
1対1なら、飛び越えて交差するように前方に飛べた。
でも、その軌道をバンデットのロングソードが塞いでいる。
私が彼らを斬れないのをしっての作戦。
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バンデットのロングソードは身を翻して刀で受ければ防げる。でもそれだと、クロードを飛び越えられずに、着地をクロードに狩られる。
あ、ちょっとヤバ……。
刹那、私の頬を後方からの風が薙ぎ、髪を巻き上げて、ヴィクターの剣がバンデットの顔に飛んだ。
それに合わせて私も飛ぶ。
右足の爪先を、北スラム王のグローブが掠めた。
「ええ~!?」
そりゃないぜと声を上げたのは、開幕二人同時を仕掛けたのに、逆に二人同時攻撃を受けることになったバンデット。
今、彼が避けれない択を迫られている。
ヴィクターの剣を顔に食らうか、それを受けるか仰け反って避けるかして、私から一撃を貰うか。
そして彼はヴィクターの一撃を剣で弾く。自分の前に剣をまっすぐ立てての防御態勢。
正解。
だって殺気の塊なヴィクターの攻撃と違って、私の攻撃には、恨みは籠っていても殺気は無いのだから。
鞘に収まったまま振るわれた私の日本刀は、剣術の基本七斬撃の何れでもなく、真下から真上に三日月を描いた。
時に地ずり残月なんて名前で呼ばれたりする剣閃。
鞘の先端の鐺が、パシン……と静かにバンデットの股間を討った。
手元に伝わる、彼の、その、ずっしりとした……その。陰嚢を収めた袋?あれ?あ、違う。睾丸を治めた袋が陰嚢だから、つまり。そのずっしりとした陰嚢にめり込んだ後、竿を根元からたたき上げた感覚。
それがどれだけヤバいのかは分かんないけど、バンデットはなんか笑ってるような泣いてるような顔になってその場に崩れ落ちた。
「イズミ!」
ヴィクターの叫び、そして感じる風圧。
とっさに背中を丸める。ズシンと来る衝撃はお尻に。
空中で一回転して、私の目の高さが3メートルを超える。
下を見れば、バックキックの要領で蹴り足を出してるクロードの姿。
これは最初からお尻を狙った、殺気が無いから察知出来ない、私を打ち上げるための蹴り。
バンデットへの攻撃を阻止しようとして、間に合わなかった。
でもそれだけじゃなく、間に合わないなら、私を高く蹴り上げ、宙を舞い着地してから駆け付けるまでの数秒間、ヴィクターと1対1になるためのもの。
私の為に一撃を使ったヴィクター。
私を狙ったタックルを躱された後、そこでストップして私相手に蹴り足を出したクロード。
態勢は互角。
「来いよ」
ヴィクターが、バンデットに放った剣を引き戻し、クロードが蹴り足を降ろして、再び地面を蹴る。
今度のクロードの攻撃は、頭からの体当たり。
頭部は兜で守られ、両脇を引き絞り、鋼線のグローブで胸部正中を守る。
私なら、肩を蹴って飛び上がり、宙を返りながらその背面から首を斬りつけるか、同じく彼の肩を蹴って、十分な距離を後ろに飛んで逃れるか。
ヴィクターは、手にした双剣を大きく振り回して力を貯める。
ダメ!どんなに遠心力を増そうとも、その武器が見た目より重くて丈夫でも、その間合い、その攻撃ではクロードを止められない。最大威力の打ち下ろしで、たとえ鎖骨を、肩甲骨を、どちらか片方の腕を砕いたとしても、屈強な北スラムの王の体当たりは止まらない。
相打ちは負けを意味する。
「ヴィクター!!!」
時間が凝縮されて、全ての動きがスローに見える。
接近していくクロードが頭を下げて兜を突き出し、ヴィクターの足元だけをみて間合いを計りだす。
それを待ってヴィクターの身体が沈み、双剣を振り回す腕が、サイドスロー投法のように変化する。
あ、その手があった……!
それなら、私がするべき動きは……!
ヴィクターは迫るクロードの脚に向かって、振り回した双剣を投げた。
それは分銅のように敵の脚を絡めとり、若き南スラムの王は動きの鈍った巨漢の攻撃を側方にかいくぐって交差する。
そして手を伸ばし、着地する寸前で私が放り投げた刀を受け取り、淀みない所作で日本刀を振るった。
鞘から放たれた刃が北スラム王の首へと奔る。
風に乗って、兜の鬣が乱れ飛ぶ。
「そうよね。貴方に最初に見せたのは……それだもんね」
ヴィクターの繰り出した流麗な斬撃は、クロードの首の皮一枚を斬ったところで止まっていた。
私の剣を両手で数える程度しか見てないだろうに、岡崎先輩とはレベルが違う筋の良さ。
何となく、男子の身体能力に嫉妬を覚えた。
ヴィクターの勝利に、同盟三軍から歓声が上がる。
「悪いな。アンタは誰が相手でも自分の流儀で戦うが、俺に余裕はないんでね。予めアンタと戦う時の準備をしていた」
ヴィクターの双剣は初めから、クロードの攻撃の起点となる突進を止めるために生み出されたものだったのだ。
「ボスなら……真正面からやり合ったんだろうがな」
ヴィクターは静かに日本刀を引き、納刀する。
その仕草がサマになっていて、彼が日本の道場で、剣道着と袴を身に着けて立っているような……そんな幻を見る。
「お前は、ヴァザロが勝ったことのない俺に勝った。そういう事だ」
意外に……でもないか。素直に敗北を認めたクロードも、どこか憑き物が落ちたような、そんな表情だ。
南スラムの王と、北スラムの王は、互いに視線を交わす。
もしかしたら、この戦いに、私なんて最初から必要なかったのかもしれない。
ヴィクターが戦いの最後に、寸止め抜刀の模倣を放ったことが無性に嬉しかった。
あれは、私へのメッセージでもあった……のではないだろうか。
「ふへぇ~。まけちまったかぁ~」
足元で股間を抑えてヒクヒクしてるカエルみたいなヤツがなんか言ってる。
コイツに大通りでやられた事を思い出して、その股間をふにっと踏みつけ、人面カエルは「ぐえぇ!」と鳴いた。
私は戦いを終えた二人の傍らに行き、しゃがみ込んでクロードの脚から双剣を外して、ヴィクターに渡して、引き換えに日本刀を受け取って腰布に刺す。
男二人は、あえて私を無視しているように視線を
向けてはこない。
「酷いよ~。小陰唇ちゃん~」
ロングソードを杖代わりにした内股歩きのバンデットが3人に加わると、クロードは北スラム軍へと向き直った。
「見ての通りだ。俺は敗れた。だが、納得がいかないものもいるだろう。お前達にも納得がいくまで戦う自由がある」
ちょっとちょっとちょっと!
この人、いきなり決闘の取り決めを反故にするような不穏な事言い出したんですけど!?
「俺はこれからこの男の下に付くが、構うことは無い。まだ負けていないと思うものは、武器を構えろ」
北スラム軍の間に動揺が流れる。互いに顔色を伺い合い、進退を決めかねている。
与えられたのは戦って死ぬ自由でもあり、戦いに勝てたのなら、新たな北スラムの王となる権利。
「俺はもういいや~」
バンデットがロングソードを放り投げ、それが呼び水になり、北スラム軍兵士は一人、また一人と武器を捨て始め、結局一人の離反者も出さずに、全員が武装を解除した。
スラムの戦いは、ここに集結した。
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