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第18話
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面倒な女に引っかかった。
フレデリカ・ヴァーミリオンという、この街の権力者の娘らしいが……なんで解体場の受付なんてやってるんだ。
しかもお飾りというか、おサボりのようだったし。
そんな彼女に目を付けられ、今後は自分の受付へ来るように言いつけられた。
別に俺の出自がバレたわけではないが、怪しい点を広められては困る。
というわけで今後、解体場では彼女の受付へ行くことになると思う。
見た目は良いしお近づきになれたと言えば聞こえは良いが、親が街の権力者となると……出世欲などない俺にとっては敬遠対象である。
前世で俺が生きていた時勢の創作物では目立ちたくないという主人公が増えており、それを向上心がないなどと評する意見があった。
主人公に一定の人気を求めるのなら、ある程度はまともな性格にする必要があると思う。
だが、まともな性格に設定するのであれば先々のことを考え、面倒なことになるのを避けようとする考えになるのは仕方のないことだ。
強権を振るえる立場になったとしても敵が0になることなんてほぼないだろうし、ならば最初から敵など増やさないに越したことはないし。
と、自分がまともな性格のつもりなので自己弁護のようなことをするわけだが……結局目立ちかけてるんだよなぁ。
「やはり見た目を何とかするか……」
ただ、不潔なのは病気などを警戒して避けたいので、そうなると服ではなく装備品をということになる。
新品で無傷な革鎧は目立つようだし、適当に中古品でも探すとするか。
防御力的には魔鎧を使えば裸でもいいぐらいだし、面積を調整して必要な部分だけを覆えば魔力の消費量を節約できるしな。
換金の結果次第だが、接した人の反応を見るに少なくとも宿で困るような稼ぎではないだろうから、明日にでも店を見て回るか。
そうして解体場からの直通通路を通り、査定結果の書かれた書類を持ってギルドへ入る。
ガヤガヤ……
ザワザワ……
おお、登録しに来たときと比べて明らかに人が多いな。
時間的に距離が近い、浅い区画から戻ってきているのか比較的若く見える者が多い。
やはり男が多いな……あ、魔法を使うところを見せてもらった女性も居る。
第1区画に近い場所で狩りを続けると言っていたので、当然ながら俺よりも早く戻ってきたのだろう。
ただ、彼女は受付の列には並んでおらず攻撃役の2人と一緒に居て、盾役のリーダーが書類を持って並んでいた。
彼が代表して事務手続きを担当しているのだろうか。
他のチームも代表者が受付に並ぶルールのようなので、俺も適当な受付に並ぶとしよう。
「んー……」
通行の邪魔になって揉め事に、などというイベントを避けるため、一旦壁際へ立って空いている受付を探してみるが……どこも大して変わらないな。
というわけで登録したときの受付へ並ぶと、暫くして自分の番が回ってきた。
「あ、ご無事で良かったです」
「どうも。これを出せばいいんですよね?」
俺のことを覚えていたらしい彼女は、怪我1つなく戻ってきたことに安堵した。
だがそんな受付嬢に書類を提出すると、その表情は目に見えて険しくなる。
「……1人で奥に行くのは危険だって言いましたよね?」
「はい」
「地図も第1区画の物しか購入されてませんよね?」
「はい」
「どうして第2区以降にしかいない魔狼を狩ってるんですか?」
質問するたびに詰め寄ってくる彼女から、書類にある魔狼の記録を指で指しながら問い詰められる。
彼女も俺をどこぞのお坊ちゃんだと思っているようで、怪我でもされて面倒なことになるのは避けたいのだろう。
こちらとしては……詰め寄る度に潰れる胸へ目が行ってしまうが。
「第1区では他の冒険者との取り合いでしたし、偶々遭遇したゴブリンで苦戦はしませんでしたから」
そんな俺の返答に、彼女は体勢を戻してため息をついた。
「ハァ。まぁ、怪我もされていないようなので良いのですが。えっと、書いてある数に間違いは……ん?」
「何か?」
こちらでも記載内容に間違いがないかを確認するようで、そこで初めて戦利品の数を見た受付嬢。
「これ、数は合ってますか?」
「合ってるはずですが……ちゃんと調べた人の名前もありますし、そちらへ確認していただいても構いませんよ」
「はあ……えっ?」
そこで、彼女は再び何かに驚いた。
「また何か?」
「いえ、この査定担当者のお名前……本当にこの方に対応していただいたんですか?」
「はあ。相手がその名前を騙っていなければですが」
「あー……彼女ならすぐバレますし、騙る人は居ないでしょうね。となると本物かぁ……一体どうやって対応していただいたのですか?」
やはり奴が権力者の娘であることは確かなようだ。
嘘ならご本人に密告してやるところだったのに。
俺は密告をただの告発手段としか思ってない男だし。
密告を良くないことのように言う奴もいるが、大抵は密告されて困るようなことをやってる奴だからな。
それはさておき……どうしてあの女に対応してもらえたのか?か。
「どうって言われても……その人の受付が空いてたから近づいたら他所に並べって言われたんですが、戦利品が魔石だけだってわかると対応してくれましたよ」
「え、それだけでですか?だったら他の人も魔石だけ分けておけば対応してもらえることになるはずですが……」
確かに、魔石だけ選別すれば彼女に対応してもらえるのなら、それを目当てに分けておく者は普通にいて彼女の受付は相応に混んでいるはずだ。
実際には空いていたわけだし、そうなるとやはり別の要素……俺の正体などに目星をつけて引き留めた可能性が高いか。
仕切りがあるとは言え、誰に聞こえてもおかしくはないここでそれを言うのはリスクが高いので……
「それは俺にもわかりませんねぇ」
と言って誤魔化しておく。
「そうですか……それにしても数が多いですね。2区では一度に遭遇する個体数が増えるので、1チーム当たりの人数を増やしている都合上、チームそのものの数は減って取り合いにはなり難いようですが」
「はぁ、偶々ですかね」
それは魔石の位置を感知できて魔物の位置がわかるからだが、これを言うと他の冒険者が持つ魔石の位置もわかるのではないかと推察されそうだ。
普通の人でも獲物の取り合いをしていれば自分達の位置を知られたくないだろうし、やましいことがある者はそれ以上に自分の位置や行動を把握されたくはないだろう。
このことが知られれば、少なくとも後者からは口封じを狙われる可能性が高い。
懐柔するにしても、俺がいつ裏切ったっておかしくないわけだからな。
つまり……これは秘密にすべきだ。
というわけで偶然だと誤魔化し、次回からは魔石を帰還前に吸収しておこうと決めておく。
なんなら回収した傍から吸収してもいいな、宿代が確保できていればだが。
そうして書類の確認が終わり、次はお金の話になるわけだが……
「えっと、ゴブリンが21に魔狼が31……どちらも今は1つ1000オールなので、合計で52000オールですね」
「えっ、そんなに高いんですか?新人の稼ぎが5000ぐらいだって聞きましたが」
「それは4人のチームにおける1人分ですね。普通は第1区で取り合いをしながらになりますので、ここまでの額にはなりませんよ」
「ああ、そうなんですか」
「それに魔石の価値は時期によって変わりますし、これから冬に備えて様々なマジックアイテムを使うため、動力として消費される魔石の価値は少し上がっているんです」
どうやら、マジックアイテムは国の内外を問わず資産家の家で使用されており、それらの意向が影響することで魔石の価値が変動するようだ。
「なるほどなぁ」
1人で納得していると、受付嬢は再び身を乗り出して小声で話す。
「で、どうしますか?全部を現金で持ち歩くのは危険ですし、こちらでお預かりしたほうが良いと思いますが……」
「ああ、そうですね。とりあえず全部預けます」
「全部ですか?」
「はい。必要なときに受け取りますので」
「はい。ではそのように処理しておきますね」
引き出すときは登録証があればいいし、手数料は取らないらしいので全額預けておくことにした。
というか、ギルドの会費に手数料が含まれているらしい。
さて、明日は中古の装備を探すつもりなので、大体の価格やいい店を聞きたいところではあるが……換金処理にしては話が長くなりすぎた。
この顔とスタイルであれば、彼女をお気に入りとしている人もいるだろう。
そんな人に受付嬢を口説いていると思われたら揉めるかもしれないので、今回はこの辺で引き上げることにする。
ギルドを出て本日の宿へ。
その宿の客引きだったリンナさんに教えられた場所へ向かうと……2階建ての、酒場と一体になった建物があった。
店の看板には"牛角亭"と書かれ、ベッドの絵とジョッキだかコップだかが書かれた看板もある。
間違いなさそうだな。
入口は1つだし、宿の受付はこの中だろうからとりあえず入ってみるか。
その3時間後……俺の前には裸のリンナが横たわっていた。
フレデリカ・ヴァーミリオンという、この街の権力者の娘らしいが……なんで解体場の受付なんてやってるんだ。
しかもお飾りというか、おサボりのようだったし。
そんな彼女に目を付けられ、今後は自分の受付へ来るように言いつけられた。
別に俺の出自がバレたわけではないが、怪しい点を広められては困る。
というわけで今後、解体場では彼女の受付へ行くことになると思う。
見た目は良いしお近づきになれたと言えば聞こえは良いが、親が街の権力者となると……出世欲などない俺にとっては敬遠対象である。
前世で俺が生きていた時勢の創作物では目立ちたくないという主人公が増えており、それを向上心がないなどと評する意見があった。
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だが、まともな性格に設定するのであれば先々のことを考え、面倒なことになるのを避けようとする考えになるのは仕方のないことだ。
強権を振るえる立場になったとしても敵が0になることなんてほぼないだろうし、ならば最初から敵など増やさないに越したことはないし。
と、自分がまともな性格のつもりなので自己弁護のようなことをするわけだが……結局目立ちかけてるんだよなぁ。
「やはり見た目を何とかするか……」
ただ、不潔なのは病気などを警戒して避けたいので、そうなると服ではなく装備品をということになる。
新品で無傷な革鎧は目立つようだし、適当に中古品でも探すとするか。
防御力的には魔鎧を使えば裸でもいいぐらいだし、面積を調整して必要な部分だけを覆えば魔力の消費量を節約できるしな。
換金の結果次第だが、接した人の反応を見るに少なくとも宿で困るような稼ぎではないだろうから、明日にでも店を見て回るか。
そうして解体場からの直通通路を通り、査定結果の書かれた書類を持ってギルドへ入る。
ガヤガヤ……
ザワザワ……
おお、登録しに来たときと比べて明らかに人が多いな。
時間的に距離が近い、浅い区画から戻ってきているのか比較的若く見える者が多い。
やはり男が多いな……あ、魔法を使うところを見せてもらった女性も居る。
第1区画に近い場所で狩りを続けると言っていたので、当然ながら俺よりも早く戻ってきたのだろう。
ただ、彼女は受付の列には並んでおらず攻撃役の2人と一緒に居て、盾役のリーダーが書類を持って並んでいた。
彼が代表して事務手続きを担当しているのだろうか。
他のチームも代表者が受付に並ぶルールのようなので、俺も適当な受付に並ぶとしよう。
「んー……」
通行の邪魔になって揉め事に、などというイベントを避けるため、一旦壁際へ立って空いている受付を探してみるが……どこも大して変わらないな。
というわけで登録したときの受付へ並ぶと、暫くして自分の番が回ってきた。
「あ、ご無事で良かったです」
「どうも。これを出せばいいんですよね?」
俺のことを覚えていたらしい彼女は、怪我1つなく戻ってきたことに安堵した。
だがそんな受付嬢に書類を提出すると、その表情は目に見えて険しくなる。
「……1人で奥に行くのは危険だって言いましたよね?」
「はい」
「地図も第1区画の物しか購入されてませんよね?」
「はい」
「どうして第2区以降にしかいない魔狼を狩ってるんですか?」
質問するたびに詰め寄ってくる彼女から、書類にある魔狼の記録を指で指しながら問い詰められる。
彼女も俺をどこぞのお坊ちゃんだと思っているようで、怪我でもされて面倒なことになるのは避けたいのだろう。
こちらとしては……詰め寄る度に潰れる胸へ目が行ってしまうが。
「第1区では他の冒険者との取り合いでしたし、偶々遭遇したゴブリンで苦戦はしませんでしたから」
そんな俺の返答に、彼女は体勢を戻してため息をついた。
「ハァ。まぁ、怪我もされていないようなので良いのですが。えっと、書いてある数に間違いは……ん?」
「何か?」
こちらでも記載内容に間違いがないかを確認するようで、そこで初めて戦利品の数を見た受付嬢。
「これ、数は合ってますか?」
「合ってるはずですが……ちゃんと調べた人の名前もありますし、そちらへ確認していただいても構いませんよ」
「はあ……えっ?」
そこで、彼女は再び何かに驚いた。
「また何か?」
「いえ、この査定担当者のお名前……本当にこの方に対応していただいたんですか?」
「はあ。相手がその名前を騙っていなければですが」
「あー……彼女ならすぐバレますし、騙る人は居ないでしょうね。となると本物かぁ……一体どうやって対応していただいたのですか?」
やはり奴が権力者の娘であることは確かなようだ。
嘘ならご本人に密告してやるところだったのに。
俺は密告をただの告発手段としか思ってない男だし。
密告を良くないことのように言う奴もいるが、大抵は密告されて困るようなことをやってる奴だからな。
それはさておき……どうしてあの女に対応してもらえたのか?か。
「どうって言われても……その人の受付が空いてたから近づいたら他所に並べって言われたんですが、戦利品が魔石だけだってわかると対応してくれましたよ」
「え、それだけでですか?だったら他の人も魔石だけ分けておけば対応してもらえることになるはずですが……」
確かに、魔石だけ選別すれば彼女に対応してもらえるのなら、それを目当てに分けておく者は普通にいて彼女の受付は相応に混んでいるはずだ。
実際には空いていたわけだし、そうなるとやはり別の要素……俺の正体などに目星をつけて引き留めた可能性が高いか。
仕切りがあるとは言え、誰に聞こえてもおかしくはないここでそれを言うのはリスクが高いので……
「それは俺にもわかりませんねぇ」
と言って誤魔化しておく。
「そうですか……それにしても数が多いですね。2区では一度に遭遇する個体数が増えるので、1チーム当たりの人数を増やしている都合上、チームそのものの数は減って取り合いにはなり難いようですが」
「はぁ、偶々ですかね」
それは魔石の位置を感知できて魔物の位置がわかるからだが、これを言うと他の冒険者が持つ魔石の位置もわかるのではないかと推察されそうだ。
普通の人でも獲物の取り合いをしていれば自分達の位置を知られたくないだろうし、やましいことがある者はそれ以上に自分の位置や行動を把握されたくはないだろう。
このことが知られれば、少なくとも後者からは口封じを狙われる可能性が高い。
懐柔するにしても、俺がいつ裏切ったっておかしくないわけだからな。
つまり……これは秘密にすべきだ。
というわけで偶然だと誤魔化し、次回からは魔石を帰還前に吸収しておこうと決めておく。
なんなら回収した傍から吸収してもいいな、宿代が確保できていればだが。
そうして書類の確認が終わり、次はお金の話になるわけだが……
「えっと、ゴブリンが21に魔狼が31……どちらも今は1つ1000オールなので、合計で52000オールですね」
「えっ、そんなに高いんですか?新人の稼ぎが5000ぐらいだって聞きましたが」
「それは4人のチームにおける1人分ですね。普通は第1区で取り合いをしながらになりますので、ここまでの額にはなりませんよ」
「ああ、そうなんですか」
「それに魔石の価値は時期によって変わりますし、これから冬に備えて様々なマジックアイテムを使うため、動力として消費される魔石の価値は少し上がっているんです」
どうやら、マジックアイテムは国の内外を問わず資産家の家で使用されており、それらの意向が影響することで魔石の価値が変動するようだ。
「なるほどなぁ」
1人で納得していると、受付嬢は再び身を乗り出して小声で話す。
「で、どうしますか?全部を現金で持ち歩くのは危険ですし、こちらでお預かりしたほうが良いと思いますが……」
「ああ、そうですね。とりあえず全部預けます」
「全部ですか?」
「はい。必要なときに受け取りますので」
「はい。ではそのように処理しておきますね」
引き出すときは登録証があればいいし、手数料は取らないらしいので全額預けておくことにした。
というか、ギルドの会費に手数料が含まれているらしい。
さて、明日は中古の装備を探すつもりなので、大体の価格やいい店を聞きたいところではあるが……換金処理にしては話が長くなりすぎた。
この顔とスタイルであれば、彼女をお気に入りとしている人もいるだろう。
そんな人に受付嬢を口説いていると思われたら揉めるかもしれないので、今回はこの辺で引き上げることにする。
ギルドを出て本日の宿へ。
その宿の客引きだったリンナさんに教えられた場所へ向かうと……2階建ての、酒場と一体になった建物があった。
店の看板には"牛角亭"と書かれ、ベッドの絵とジョッキだかコップだかが書かれた看板もある。
間違いなさそうだな。
入口は1つだし、宿の受付はこの中だろうからとりあえず入ってみるか。
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