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第17話
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その受付嬢は俺と大差ない年頃のような見た目で、明るめの茶髪で長い髪をポニーテールにしていた。
やる気のなさそうな表情ではあるが明確に美少女と言える顔つきで、上半身しか見えてはいないがスタイルも良さそうに見える。
態度さえまともならこの受付にも長蛇の列が出来そうだなどと思いつつ、別にこの受付にこだわる必要もないのでさっさと別の列に行こうとしたのだが、そこで初めて俺をまともに見た彼女がジロジロと観察してきた。
「んん?…………ふぅん」
「……何か?」
クイクイッ
用があるのかと聞こうとしたところ、人差し指で"来い"というジェスチャーをしてきた受付嬢。
前世の日本ではあまり良くない人の呼び方だが、国によっては女性が男を誘う仕草だったりもしたらしい。
俺はそんな誘われ方をした経験はないけど。
雰囲気からしてお誘いでないのはわかっているが、何らかの用があるのだろうと仕切りで区切られた空間に入ってみる。
すると、彼女は俺が持っていた戦利品の袋を指差し、
「それ、素材とか入ってる?」
と聞いてきた。
「いえ、魔石だけですが……」
「やっぱり。なら私が対応してあげるわ」
ふむ……素材を扱うのが嫌で、袋の形状から俺の戦利品が魔石だけだと見抜いて対応する気になったのか?
その推察は一部合っていたようで、カウンターに置いた袋から取り出した魔石をチェックしながら彼女は呟く。
「ま、洗うのは無理だろうけど、ちゃんと拭いてはいるのね。他の連中もそうだと良いんだけど……」
身長を測る道具を横にしたような物で、立てられた2枚の板を平行に保ったままスライドさせて魔石の大きさを見ているようだが……魔石の価値は大きさで決まるのだろうか。
大きさを調べ、紙に記録していく受付嬢。
縦に4本の線を引いて5本目をその上から横に引くという、日本で言えば"正の字"でカウントするような記録の仕方をしている。
2つの項目に分けられているのは、ゴブリンと魔狼だろうな。
ただ……今回は居なかったが、中には同じような魔物でも魔力の量が違う者も居るはずだ。
大きさは似たような物だったはずだし、その辺りはどう判別しているのか。
大きさの微妙な違いも計測しているのかもしれないな。
どうせここの受付に並ぶ者は居ないのだし、聞いておきたいところだが……元々の態度がアレだし、作業を中断させたら気を悪くしそうだ。
というわけで、俺は魔石のチェックを大人しく待つことにした。
程なくしてその作業が終わると、受付嬢はカウンターに軽く身を乗り出して話してくる。
「ゴブリン21と魔狼31ね。合ってる?」
「……多分」
「数えてないの?……あ、もしかして1人で稼いできた?」
「はい」
「なるほど。1人なら誤魔化して懐に入れるような奴は居ないか」
あぁ、チームを組んでいるとそういうこともあるのか。
誰も数えていなければ……よほど戦利品が少なくない限りは誤魔化せそうだしな。
そう納得する俺に彼女が聞いてくる。
「で、魔狼の魔石があるってことは2区まで行ったのね。でも、その顔を見るのは初めてよね?何回分か貯め込んでたの?」
「いや、1日分ですが……」
「あら、そうなんだ?ふぅん……ってことは、今後も1日分でこれぐらいは稼げるって言ってるようなものなんだけど……本当なの?」
半分ぐらいは疑っていそうな目でそう問い質す受付嬢だが……あ、今後は半分ぐらい吸収するつもりだし、2回分ってことにしてもいいのか。
「あ、2回分でした」
「……そう。じゃ、登録証出して。書類に書かなきゃいけないから」
「はい」
魔石の数は無事に誤魔化せたようなので、言われたとおりに冒険者ギルドの登録証を提出する。
どうやら、チェックした結果を書いた紙に担当者と冒険者双方の名前と、登録証の番号を記載することで書類は完成するようだ。
そして、その書類を持ってギルドへの直通通路を通って向こうで提出し、金銭のやり取りなどを行うらしい。
その通路は解体場からしか使用できず、ギルド側からは衛生上の都合で使えないのだそうだ。
血で汚れた戦利品を持ったまま、ギルド内をウロウロされたくはないのだろう。
向こうの受付に水場など無いし、手が汚れても洗えないからな。
こちらの受付にもそんな設備はないが作業場の方に大きめの水車があり、それで汲み出された水が貯水槽のような物に貯められているので、そこからそれなりに綺麗な水を持ってこれるとのこと。
そう言えば……この街の下に川が通ってたから、その水を汲み上げているのかな。
そんなわけで俺の登録証を見ていた受付嬢だが、眉を八の字にして俺に目を向ける。
「……」
「……何か?」
「いや……アンタ登録して間もないじゃない。コレ」
そう言って彼女が指を指したのは登録証の番号だ。
「それが何か?」
「この番号からすると、登録したのは早くても昨日ってことになるのよ。というか、冒険者になったばかりでダンジョンに入って、その上2区まで行ったのね」
あら、番号でそこまでわかる体制だったか。
普通はチームを組むし、そうなると街へ来た初日にダンジョンへ入るのは珍しいので、今回の戦利品は1日分だとバレたようだ。
「腕に自信があったんでしょうけど、いきなり奥に行くなんて。魔物の取り合いを嫌がったのかもしれないけど、1人の時点で先に進むのは危険なのに」
確かに、第2区の方が一度に遭遇する魔物の数は多かったしな。
「はぁ。でもまぁ、この通り無事なんで」
そう答えた俺に、彼女は必要事項を書いてスタンプらしきものを押印し、完成した書類をスッとカウンターに滑らせる。
「……まぁいいわ。はい、これ」
「はい。じゃあ……」
グッ
差し出された書類の上には受付嬢の指が乗ったままであり、受け取ろうとしても破れるのを危惧する程度には押さえつけられていた。
「……」
「……あの?」
「アンタ、イイトコの出なの?」
ぐ、またそれか。
これは本気で粗末な格好をしたほうが良いかもな……
というか、それも対応する気になった理由か?
「違います。ただの田舎者です」
「……そう」
全く納得してなさそうな顔でそう言うと、書類を押さえていた彼女の指は離された。
書類の内容を確認し、登録証も返してもらうが……受け取る際にガシッと手を握られる。
首から下げていた登録証を取り出す際に革手袋を外していたので、ややひんやりとしながらも柔らかな感触が直に伝わってきた。
「次も私の所に来なさいよ。基本的に空いてるから」
正直避けたい。
出自を疑われているのもあるが、近い年齢に見えるのに客を選べるという扱いの上、そんな相手に対応してもらえるという点で周りからかなり目立ってしまうだろうからだ。
現時点で目立っていそうだが、1度ならば偶々機嫌が良かっただけだと誤魔化せる。
ただ、今後ずっととなるとなぁ……
目立ちたくないという理由で断ればそこが弱点だと見て利用され、無理難題を押し付けられる可能性がある。
なので……
「まぁ、気が向いたらで」
と微妙な返事で誤魔化そうとしたのだが、今回は誤魔化せなかったらしい。
「へぇ、私じゃご不満ってことかしら?私と仲良くしておけば、アンタに色々と都合が良くなるかもしれないわよ?」
「その仲良くってのが都合の悪いことになりそうなんですが……」
仲良くってのが色っぽい意味ならともかく、俺を利用しようと考えていそうな目なんだよな。
そう思っていると握られていた手の力が増し、そこまで強くではないが引っ張られたことで体勢を変えて彼女と顔を寄せる形になる。
かなりの至近距離で鼻なら接触しそうなところ、彼女はニヤリとして小声で言う。
「私の家、この街ではそこそこの立場なのよ。まぁ、新人で今のところ1人のアンタに無理なことを言う気はないから……来なさいよ?」
ぐ、やはり権力者の家族だったか。
無理なことは言わないと言うが、その言葉を信用できる要素はほぼ0である。
「……一応言っておくと、俺はこの街に固執する必要はありませんからね」
現状の俺にできた抵抗はその程度の返答だった。
それ自体は事実だが、魔力を稼ぐならダンジョンが効率いいからなぁ。
それを把握しているわけではないだろうが、俺がハッキリ断らなかったことに機嫌を良くした彼女。
「それでいいわ。ああ、私の名前はその書類に書いてある通りだから。じゃあ、またね♪」
そうしてやっとその受付を離れられたが……その査定書類に書いてあった担当者の名前を確認する。
そこには"フレデリカ・ヴァーミリオン"と書かれていた。
やる気のなさそうな表情ではあるが明確に美少女と言える顔つきで、上半身しか見えてはいないがスタイルも良さそうに見える。
態度さえまともならこの受付にも長蛇の列が出来そうだなどと思いつつ、別にこの受付にこだわる必要もないのでさっさと別の列に行こうとしたのだが、そこで初めて俺をまともに見た彼女がジロジロと観察してきた。
「んん?…………ふぅん」
「……何か?」
クイクイッ
用があるのかと聞こうとしたところ、人差し指で"来い"というジェスチャーをしてきた受付嬢。
前世の日本ではあまり良くない人の呼び方だが、国によっては女性が男を誘う仕草だったりもしたらしい。
俺はそんな誘われ方をした経験はないけど。
雰囲気からしてお誘いでないのはわかっているが、何らかの用があるのだろうと仕切りで区切られた空間に入ってみる。
すると、彼女は俺が持っていた戦利品の袋を指差し、
「それ、素材とか入ってる?」
と聞いてきた。
「いえ、魔石だけですが……」
「やっぱり。なら私が対応してあげるわ」
ふむ……素材を扱うのが嫌で、袋の形状から俺の戦利品が魔石だけだと見抜いて対応する気になったのか?
その推察は一部合っていたようで、カウンターに置いた袋から取り出した魔石をチェックしながら彼女は呟く。
「ま、洗うのは無理だろうけど、ちゃんと拭いてはいるのね。他の連中もそうだと良いんだけど……」
身長を測る道具を横にしたような物で、立てられた2枚の板を平行に保ったままスライドさせて魔石の大きさを見ているようだが……魔石の価値は大きさで決まるのだろうか。
大きさを調べ、紙に記録していく受付嬢。
縦に4本の線を引いて5本目をその上から横に引くという、日本で言えば"正の字"でカウントするような記録の仕方をしている。
2つの項目に分けられているのは、ゴブリンと魔狼だろうな。
ただ……今回は居なかったが、中には同じような魔物でも魔力の量が違う者も居るはずだ。
大きさは似たような物だったはずだし、その辺りはどう判別しているのか。
大きさの微妙な違いも計測しているのかもしれないな。
どうせここの受付に並ぶ者は居ないのだし、聞いておきたいところだが……元々の態度がアレだし、作業を中断させたら気を悪くしそうだ。
というわけで、俺は魔石のチェックを大人しく待つことにした。
程なくしてその作業が終わると、受付嬢はカウンターに軽く身を乗り出して話してくる。
「ゴブリン21と魔狼31ね。合ってる?」
「……多分」
「数えてないの?……あ、もしかして1人で稼いできた?」
「はい」
「なるほど。1人なら誤魔化して懐に入れるような奴は居ないか」
あぁ、チームを組んでいるとそういうこともあるのか。
誰も数えていなければ……よほど戦利品が少なくない限りは誤魔化せそうだしな。
そう納得する俺に彼女が聞いてくる。
「で、魔狼の魔石があるってことは2区まで行ったのね。でも、その顔を見るのは初めてよね?何回分か貯め込んでたの?」
「いや、1日分ですが……」
「あら、そうなんだ?ふぅん……ってことは、今後も1日分でこれぐらいは稼げるって言ってるようなものなんだけど……本当なの?」
半分ぐらいは疑っていそうな目でそう問い質す受付嬢だが……あ、今後は半分ぐらい吸収するつもりだし、2回分ってことにしてもいいのか。
「あ、2回分でした」
「……そう。じゃ、登録証出して。書類に書かなきゃいけないから」
「はい」
魔石の数は無事に誤魔化せたようなので、言われたとおりに冒険者ギルドの登録証を提出する。
どうやら、チェックした結果を書いた紙に担当者と冒険者双方の名前と、登録証の番号を記載することで書類は完成するようだ。
そして、その書類を持ってギルドへの直通通路を通って向こうで提出し、金銭のやり取りなどを行うらしい。
その通路は解体場からしか使用できず、ギルド側からは衛生上の都合で使えないのだそうだ。
血で汚れた戦利品を持ったまま、ギルド内をウロウロされたくはないのだろう。
向こうの受付に水場など無いし、手が汚れても洗えないからな。
こちらの受付にもそんな設備はないが作業場の方に大きめの水車があり、それで汲み出された水が貯水槽のような物に貯められているので、そこからそれなりに綺麗な水を持ってこれるとのこと。
そう言えば……この街の下に川が通ってたから、その水を汲み上げているのかな。
そんなわけで俺の登録証を見ていた受付嬢だが、眉を八の字にして俺に目を向ける。
「……」
「……何か?」
「いや……アンタ登録して間もないじゃない。コレ」
そう言って彼女が指を指したのは登録証の番号だ。
「それが何か?」
「この番号からすると、登録したのは早くても昨日ってことになるのよ。というか、冒険者になったばかりでダンジョンに入って、その上2区まで行ったのね」
あら、番号でそこまでわかる体制だったか。
普通はチームを組むし、そうなると街へ来た初日にダンジョンへ入るのは珍しいので、今回の戦利品は1日分だとバレたようだ。
「腕に自信があったんでしょうけど、いきなり奥に行くなんて。魔物の取り合いを嫌がったのかもしれないけど、1人の時点で先に進むのは危険なのに」
確かに、第2区の方が一度に遭遇する魔物の数は多かったしな。
「はぁ。でもまぁ、この通り無事なんで」
そう答えた俺に、彼女は必要事項を書いてスタンプらしきものを押印し、完成した書類をスッとカウンターに滑らせる。
「……まぁいいわ。はい、これ」
「はい。じゃあ……」
グッ
差し出された書類の上には受付嬢の指が乗ったままであり、受け取ろうとしても破れるのを危惧する程度には押さえつけられていた。
「……」
「……あの?」
「アンタ、イイトコの出なの?」
ぐ、またそれか。
これは本気で粗末な格好をしたほうが良いかもな……
というか、それも対応する気になった理由か?
「違います。ただの田舎者です」
「……そう」
全く納得してなさそうな顔でそう言うと、書類を押さえていた彼女の指は離された。
書類の内容を確認し、登録証も返してもらうが……受け取る際にガシッと手を握られる。
首から下げていた登録証を取り出す際に革手袋を外していたので、ややひんやりとしながらも柔らかな感触が直に伝わってきた。
「次も私の所に来なさいよ。基本的に空いてるから」
正直避けたい。
出自を疑われているのもあるが、近い年齢に見えるのに客を選べるという扱いの上、そんな相手に対応してもらえるという点で周りからかなり目立ってしまうだろうからだ。
現時点で目立っていそうだが、1度ならば偶々機嫌が良かっただけだと誤魔化せる。
ただ、今後ずっととなるとなぁ……
目立ちたくないという理由で断ればそこが弱点だと見て利用され、無理難題を押し付けられる可能性がある。
なので……
「まぁ、気が向いたらで」
と微妙な返事で誤魔化そうとしたのだが、今回は誤魔化せなかったらしい。
「へぇ、私じゃご不満ってことかしら?私と仲良くしておけば、アンタに色々と都合が良くなるかもしれないわよ?」
「その仲良くってのが都合の悪いことになりそうなんですが……」
仲良くってのが色っぽい意味ならともかく、俺を利用しようと考えていそうな目なんだよな。
そう思っていると握られていた手の力が増し、そこまで強くではないが引っ張られたことで体勢を変えて彼女と顔を寄せる形になる。
かなりの至近距離で鼻なら接触しそうなところ、彼女はニヤリとして小声で言う。
「私の家、この街ではそこそこの立場なのよ。まぁ、新人で今のところ1人のアンタに無理なことを言う気はないから……来なさいよ?」
ぐ、やはり権力者の家族だったか。
無理なことは言わないと言うが、その言葉を信用できる要素はほぼ0である。
「……一応言っておくと、俺はこの街に固執する必要はありませんからね」
現状の俺にできた抵抗はその程度の返答だった。
それ自体は事実だが、魔力を稼ぐならダンジョンが効率いいからなぁ。
それを把握しているわけではないだろうが、俺がハッキリ断らなかったことに機嫌を良くした彼女。
「それでいいわ。ああ、私の名前はその書類に書いてある通りだから。じゃあ、またね♪」
そうしてやっとその受付を離れられたが……その査定書類に書いてあった担当者の名前を確認する。
そこには"フレデリカ・ヴァーミリオン"と書かれていた。
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