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ネイルサロンをやりたいです
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ファイルやバッファ、つまりは爪ヤスリですが、これは金属製のものでしたがあるようです。
しかし、わりと粗めのものの方が多いので、使い心地を確かめてからご相談でしょうか。
甘皮処理用のルビーストーンは無いようです。素材さえ見つかれば形を整えるだけなので、これも要相談ですね。
そしてニッパーですが、工具としてのニッパーはあるようですが、大きいので手指に使うのはちょっと……
つまりはほぼほぼご相談案件ということです。
ですが、ファイルが獣人さんの種族毎に置いてあったのは大きな収穫でした。
ここでは人は人間だけじゃありませんからね。
あぁ、そうなるとマッサージオイルなども確認が必要になりますね。
これはお金が幾らあっても足らない予感がします。
「とりあえず、直ぐに必要なわけじゃないんだろ?なら飯にしないか?」
一人で「あれがない。これも欲しい。」と考えに浸りながら見ていたので、リズさんもカーライルさんも意識の外でした。
声をかけられて気付きましたが、連れてきていただいてるのに放置は失礼でしたよね。
「申し訳ありませんでした。先ずは色々お二人にもご相談したいので移動しましょうか。」
店員さんには何も買わない事をお詫びしてお店の外へ移動しましょう。
「デージアが、サナが良ければ店に来てくれって言ってたんだが、昼は彼処で良いか?」
「勿論です!助けて頂いたお礼もきちんと出来ていませんでしたし、またお会いしたかったんです。」
「ではぁ、お昼はぁ、『大地の恵み亭』ですねぇ。楽しみですぅ。」
おぉ、デージアさんご夫婦のお店は『大地の恵み亭』というのですね。
お二人に会うのも楽しみですが、またあの美味しいご飯が食べられるのも凄く楽しみです。
***
「いらっしゃい!三人さん、奥のテーブルに座っとくれ。」
お店のドアを開けると、デージアさんの元気な声がかかります。
示されたテーブル以外は埋まっているようなので、タイミングが良かったようですね。
「昼は肉か野菜のセットしかないんだが、どっちにする?」
席に着けばカーライルさんからメニューの説明がありました。日替わりで何が出てくるかは壁の黒板に書いてあるそうです。
今日のメニューは煮込みハンバーグか野菜のトマト煮&カボチャのポタージュのようですね。
勿論、ハンバーグですよ。ご飯かパンが選べたので勿論ご飯です。
初代王妃様はやっぱりお米を探して普及させてました。ありがたや~。
日本人はやはりご飯がないと物足りなさを感じますよね。
今では普通に出回っているので、皆さんその日の気分でパンとご飯を選ぶそうです。
が、"お昼は軽く"、が多いこの国では冒険者以外で、特に女性がお肉とご飯のセットを選ぶのは珍しいようです。
カーライルさんにご飯は少な目に頼むか確認されてしまいました。
今日は久し振りに歩いたのでお腹も空いてますし、大丈夫だと思うのです。
他のテーブルを見る限りメガ盛りという訳でもありませんし。
デージアさんは違うテーブルに料理を運んでいたので、別の店員さんに注文して料理を待ちます。
店内は美味しそうな匂いが漂っているので期待も大で、胃袋は早く食べたいとばかりにきゅうきゅう鳴っています。
お腹の音が聞こえてしまったのでしょうか、カーライルさんに小さな子供を見るような目で見られてしまいましたよ。お恥ずかしい。
いやでも、絶体美味しいって分かってる物を食べれると思うと楽しみで余計にお腹空いたりしませんか?
え?それが子供っぽいですか?
しかし、わりと粗めのものの方が多いので、使い心地を確かめてからご相談でしょうか。
甘皮処理用のルビーストーンは無いようです。素材さえ見つかれば形を整えるだけなので、これも要相談ですね。
そしてニッパーですが、工具としてのニッパーはあるようですが、大きいので手指に使うのはちょっと……
つまりはほぼほぼご相談案件ということです。
ですが、ファイルが獣人さんの種族毎に置いてあったのは大きな収穫でした。
ここでは人は人間だけじゃありませんからね。
あぁ、そうなるとマッサージオイルなども確認が必要になりますね。
これはお金が幾らあっても足らない予感がします。
「とりあえず、直ぐに必要なわけじゃないんだろ?なら飯にしないか?」
一人で「あれがない。これも欲しい。」と考えに浸りながら見ていたので、リズさんもカーライルさんも意識の外でした。
声をかけられて気付きましたが、連れてきていただいてるのに放置は失礼でしたよね。
「申し訳ありませんでした。先ずは色々お二人にもご相談したいので移動しましょうか。」
店員さんには何も買わない事をお詫びしてお店の外へ移動しましょう。
「デージアが、サナが良ければ店に来てくれって言ってたんだが、昼は彼処で良いか?」
「勿論です!助けて頂いたお礼もきちんと出来ていませんでしたし、またお会いしたかったんです。」
「ではぁ、お昼はぁ、『大地の恵み亭』ですねぇ。楽しみですぅ。」
おぉ、デージアさんご夫婦のお店は『大地の恵み亭』というのですね。
お二人に会うのも楽しみですが、またあの美味しいご飯が食べられるのも凄く楽しみです。
***
「いらっしゃい!三人さん、奥のテーブルに座っとくれ。」
お店のドアを開けると、デージアさんの元気な声がかかります。
示されたテーブル以外は埋まっているようなので、タイミングが良かったようですね。
「昼は肉か野菜のセットしかないんだが、どっちにする?」
席に着けばカーライルさんからメニューの説明がありました。日替わりで何が出てくるかは壁の黒板に書いてあるそうです。
今日のメニューは煮込みハンバーグか野菜のトマト煮&カボチャのポタージュのようですね。
勿論、ハンバーグですよ。ご飯かパンが選べたので勿論ご飯です。
初代王妃様はやっぱりお米を探して普及させてました。ありがたや~。
日本人はやはりご飯がないと物足りなさを感じますよね。
今では普通に出回っているので、皆さんその日の気分でパンとご飯を選ぶそうです。
が、"お昼は軽く"、が多いこの国では冒険者以外で、特に女性がお肉とご飯のセットを選ぶのは珍しいようです。
カーライルさんにご飯は少な目に頼むか確認されてしまいました。
今日は久し振りに歩いたのでお腹も空いてますし、大丈夫だと思うのです。
他のテーブルを見る限りメガ盛りという訳でもありませんし。
デージアさんは違うテーブルに料理を運んでいたので、別の店員さんに注文して料理を待ちます。
店内は美味しそうな匂いが漂っているので期待も大で、胃袋は早く食べたいとばかりにきゅうきゅう鳴っています。
お腹の音が聞こえてしまったのでしょうか、カーライルさんに小さな子供を見るような目で見られてしまいましたよ。お恥ずかしい。
いやでも、絶体美味しいって分かってる物を食べれると思うと楽しみで余計にお腹空いたりしませんか?
え?それが子供っぽいですか?
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