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第十一話 「新たな侍女」
しおりを挟む【前回までのあらすじ】
人間で言えば約35歳の王妃ピュリアと、これも人間で言うと〇〇歳の少年王パティアスの「年の差夫婦」は、侍女長クロミスに夫婦の営みを支配される。
世継ぎの誕生を急ぐクロミスの「お手伝い」に打ち震えるピュリアの熟れた肉体。
王パティアスと王妃ピュリアの甘い新婚生活は、まるで天国と地獄だった。
夜が近づくにつれて、ソワソワと落ち着かなくなるパティアス。
夕食のテーブルに着いて妻と向かい合う時から、既にチラチラとピュリアの方を見ては、ポオッと顔を赤らめる。
その王家の紋章が刺繍されたテーブルクロスの下では、既にズボンが野営の際の天幕のように大きく膨らみを見せているに違いない。
年上の妻ピュリアは、そんな若い夫の発情の兆しを、給仕の者達に気付かれはしないかと内心ハラハラしてしまい、食事も喉を通らない・・・。
そして、湯殿で侍女たちに身体を洗わせる頃には、ピュリアもまたドキドキと心臓が高鳴るのを抑えられない。
薄い入浴着の下に透けて見える乳首の勃起を隠すようにしながら、侍女たちに身体を洗ってもらう・・・。
交わりの刻限になると、二人で「王と王妃の営み」の為だけに造られた部屋へと入る。
そこには、既に没薬のような香が焚き籠められ、侍女長のクロミスが姿勢を正して控えている。
二人が入ってくると深々とお辞儀をする侍女長クロミス。
・・・しかし、その真の姿は少年王と、その母親の様な年齢の王妃のセッ〇スを支配し、「お漏らし」癖の治らないピュリアを「吐液止め」で狂わせるサディスティックな「闇の女王」なのだった・・・・。
そのクロミスから与えられる快楽に夜毎むせび泣く350歳のピュリア。
愛する夫との営みは、いつもパティアスが妻の中に吐き出した精液と、ピュリアが撒き散らした無精液のジャコウの様な香りに包まれてその幕を閉じる。
最近では、パティアスの好奇心と、クロミスの「助言」によって、立ったままで結合したり、後背位からパティアスがクルッと半回転しての犬の交尾とソックリな格好でセッ〇スをさせられるピュリア。
すぐに勃起してしまう牝茎の先端に鈴を付けられたこともある、吐液止めを付けられピクン!ビクン!と「空射ち」を繰り返す牝茎か頭を振ると、ビュリアの号泣と共にチリンチリンと鈴の音が響き渡る・
・・・・そんな、奴隷かなにかを弄ぶように、様々な辱めを加える侍女長クロミス。
しかしその相手が愛しい夫である以上、ピュリアは幸せだった・・・・。
ただ、クロミスが彼女に取り着ける「吐液止め」そのメスを狂わす悪魔のリングだけは、ピュリアは恐れた。
それがもたらすのは痛みではない、この世のものとは思えない果てしない絶頂。
ピュリアは、それを着けられると子供のように泣きじゃくり、絶頂を迎えても射液させてもらえない甘い疼きに身悶えるのである。
昨夜、パティァスが5度の射精を全て妻の胎内に注ぎ込み、やっと「吐液止め」を外されたピュリアが野獣のような咆哮と共にガクガクと崩れ落ちた後、クロミスは満足そうに二人を見ながら口を開いた。
「ピュリア様、吐液止めはお気に召されました?・・・女性の「お漏らし」の矯正にはコレはすっごく便利なものなのですけど・・・あまり頻繁に使用すると女性の身体に害を及ぼすんですよね・・・・」
それは当然のことだ、短時間と言えども血流が悪くなったり、出所を失った無精液が尿道の途中で止まり炎症を引き起こすこともある。
その昔の貴族の女性には、この「吐液止め」を常用して、牝茎の昨日を失ったものもあるという・・・・。
「・・・・明日からは、ちょっと別の方法を考えましょうか・・・・」
そんなクロミスの言葉を、激しいセッ〇スに体力を使い果たした親子ほども年の離れた夫婦は、汗だくになって重なりながらボンヤリと聞いていた。
その翌日、いつもの通り夕食と入浴をとり湯殿へもいった二人は、夫婦の「営み」を始める刻限が待ちきれないように、いつもの部屋へと向かう。
石造りの、どこかヒンヤリする空気の漂う狭い階段を上がったところで、付き添いの侍女は丁寧にお辞儀をして下へと降りる。
ここから一番奥の部屋までは、いつも通り二人だけだ。
パティアスは、自分よりも背の高い妻の手をおずおずと握る。
ピュリアも、そんな可愛い夫の愛情表現に応えるように、ギュッと手を握り返す。
頑丈な鉄の扉が内側から開かれる、クロミスが二人の気配を察して迎えに出たのだ。
「パティアス様、ピュリア様・・・・お待ちしておりました・・・・・」
いつもの甘く身に染みるような香の香り。
・・・・・意外なことに、その部屋の中にいたのはクロミスだけではなかった。
クロミスを同じ裾の長い、黒糸の刺繍に飾られた侍女服を来た少女が一人、硬い表情で姿勢を正して立っていたのだ。
可愛らしい丸顔、健康そうな可愛らしい唇、パッチリとした二重の眼はどことなく怯えているように見える。
長い髪をクロミス同様綺麗に編んで、白地に黒糸で刺繍の施された小さな頭巾をかぶっているのは侍女の中でも序列が高くない証拠だ。
パテイアスもピュリアも、城内でその姿を見かけたことがないその若い侍女、おそらく厨房等での下働きをしているものなのだろう・・・・。
「??クロミスさん・・・・・??」
本来、王と王妃、そして侍女長以外はその立ち入りを許されていないはずの、この夫婦の愛の園。
ピュリアもパティアスも状況をよく呑み込めないという表情で侍女服を着た二人を見つめている。
「パティアス様、ピュリア様・・・そんなに驚かないでください、この者は私が連れてきたのです」
「・・・・そ、それは一体・・・・」
「ふふっ、もちろん「お世継ぎを設ける」為のお手伝いですわ・・・・」
「?????」
世継ぎを設ける・・・それはパティアスとピュリアのセッ〇スを意味する。
今までは、クロミスがその「お手伝い」をしていたが、この少女の役割は、ピュリアも見当がつかなかった。
「・・・・・お、お手伝い・・・・・?」
「はい、そのとおりでございます、まあお二人ともお掛けになって・・・これからご説明いたしますわ」
夫婦がベッドの縁に腰を掛けると、クロミスもすぐ側に一つだけおいてある黒塗りの椅子にゆっくりと座る。
かの若い侍女は、そのクロミスの横で、まるで大理石像のように固まって突っ立ったままだ。
「この者の名はリュネと申しまして、普段は厨房の方を担当している者です、年は160歳・・・なかなか可愛い娘でございますでしょ?」
クロミスが、そのリュネという小娘を見ながら笑う。
表情を変えずに、じっと下を向いたままのリュネ。
「それて、この者の役目・・なのですが・・・今まで使っておりましたピュリア様の「吐液止め」・・・あれは、長期間使い続けると、女性には害のあるものでございます」
いきなり見ず知らずの年端もいかない侍女の前で、露骨な夫婦のセッ〇スの話をされ、こともあろうにピュリアが女性の牝茎に装着してその射液を止める器具「吐液止め」を使用していることも暴露されて、ピュリアが激しく動揺する。
「ク、クロミスさん・・・・そんなお話っ・・・・」
「いいえピュリア様、リュネをここに連れてきましたのは、その吐液止めに関係があるからですの」
「・・・・そ、それはどんな・・・・・」
「はい、現在国を挙げて待ち望んでいるお世継ぎ、その誕生の為にお二人に毎晩「頑張って」頂いておりますが、ピュリア様がお持ちのその「野性的」なモノ・・・・あっと言う間に勃起してしまいまして、頻繁に射液されてしまうその牝茎・・・・」
「・・・・・えっ」
ビュリアは、傍目から見ても気の毒になるくらい真っ赤になり、落ち着かないように顔を横に背ける。
「そのような女性は、ご懐妊しづらいという昔からの説がございますから、このお城では、歴代の王妃も度々吐液止めを使用しているのでございますが、さきほど申し上げたとおり、アレは長期間使用すると、女性には害を与えるものでございます・・・・」
ピュリアとパティアスが、クロミスの次の言葉を固唾を飲んで待つ・・・・・。
「ですので、リュネ・・・この者にピュリア様の牝茎へのご奉仕、その射液を担当させることにいたしました」
「ええっ・・・クロミスさんっ・・・そ、それは・・・・」
「いえ、ピュリア様、もうこれ以上吐液止めは使えないのですから他に方法はございませんわ」
「・・・・・で、でも・・・・」
「それとも、パティアス様に牝茎をゴシゴシしごいて貰って、何度も射液させて頂きますか?」
・・・クロミスがサディスティックな笑みを漏らしてピュリアを見つめる。
「・・・・い、いえっ・・・そんなこと・・・・」
「ならば決まりですね・・・ダイジョブですわ・・・全て私に任せて頂いて、お二人は体が命じるとおりに「営み」を続けて頂ければよいのです」
ピュリアはまだ逡巡している、年若いパティアスの方は、それがいい事なのか判断がつかないようだ・・・・。
少なくとも、吐液止めを着けられ、オンオンと悶え泣いてしまう妻の姿を見ると、その方が良い気がしてくる・・・。
「簡単な事ですわ、吐液止めで射液を止める代わりに、リュネに「ご奉仕」させて、そのお腹の中に溜まっている無精液を全部カラッポにした後に、パティアス様とご夫婦の営みをされればよいのですよ・・・・」
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