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第八話 「少年王の好奇心」
しおりを挟む【前回までのあらすじ】
人間で言えば約35歳の王妃ピュリアと、これも人間で言うと〇〇歳の少年王パティアスは、侍女長クロミスに「お手伝い」をされながら、その夫婦の営みを行う。
リュケメニス族の女性特有の器官「牝茎」をはしたなく勃起させてしまうビュリア。
10センチほどに勃起して、サンゴのように美しく輝く粘膜を剥き出しにしながらピクピクと震える年上の妻の「秘密」の部分。
その小さなペ〇スのような器官はパティアスを虜にした。
生まれて初めて見た、自分のペ〇スとは、大きさも形も全く違うそのリュケメニス族の女性特有の生殖器官。
そして、性的興奮が最高潮に達すると、自分が精液を「射精」するように、粘っこい透明の液体「無精液」をピュウピュウと「射液」してしまう妻。
自分もよりも背が高い年上の妻が、可愛らしい仕草で牝茎から射液をする姿はパティアスにとって新鮮な「性の神秘」そのものだった。
その盛大に撒き散らされる無精液のジャコウに似た匂いを嗅ぐと、パティアスのペ〇スは、むず痒いような、痺れるような疼きに震え、その度に若いパティアスは身悶えするような、泣きたくなるような衝動に駆られるのだ。
おそらくそれはフェロモンの影響もあるのだろうが、それ以上に、母親のような年齢の自分の妻が絶頂を迎える姿が、若い彼の性欲中枢を直接揺さぶるからなのかも知れない。
「パティアス様っ、そこは・・・恥ずかしいからっ、ダメなところだからっ!そんなに見ないでっ・・・・」
夫の手で、赤ん坊がオムツを変えられるような、両腿を大きく開かれた格好にされたピュリアが半泣きになって訴える。
ピクンピクンと蠢く牝茎の下では、肉色を覗かせた花弁がトロトロと蜜に覆われていた。
その薔薇の花園の中に開いている乙女の小径は、牝茎の脈動に合わせるように、パクッ!パクッ!と、そこだけ別の生き物のように蠢動しながら、愛する夫の訪問を待っている。
クネクネと大きな尻をくねらせて夫の視線から逃れようとするピュリアの牝茎。
その動きをグッと押し止めるように、右手でピュリアの足首を掴んで大きく持ち上げる。
「イヤッ、ダメッ!ダメッ!パティアス様っ・・・許してっ!」
ピクピクと動く牝茎の下で、物欲しそうにタラタラと涎を流している部分、膣口にパティアスの目が留まる。
・・・ここに僕のペ〇スを差し込んだら・・・白いのが出てきて・・・すごく・・気持ち良かったんだ。
パティアスは初めて体験した膣内射精の快感を思い出す。
女性の「秘密」を知ったばかりの130歳のパティアスは、そのヒクヒクと開閉している妻の膣口の動きを面白そうに眺めている。
ズブウゥぅ・・・・いきなり、少年らしい無邪気な好奇心で左手の人差し指をその小さな穴へと差し込む。
「おおっ!・・・オオ!・・・ぉぉ・・・・」
その突然の刺激に、小さな杭のように突き立っていた牝茎からピュッ!と小さく無精液が吐き出される。
・・・・・あっ、ダメっ、新婚初夜のような失態だけは見せたくないっ・・・・。
グッと歯を食いしばり、括約筋に力を込めて込み上げてくる無精液の漏出を必死に止めようとするピュリア。
しかし、その甲斐も空しく、精液腺から牝茎へと殺到する無精液の決壊は止められなかった。
・・・・・ピュルビュッ・・・・なんとか閉じようとする尿道の根元を無理矢理押し開いて、無精液が涎のように流れ出して、臍のあたりに水たまりを作ってゆく。
「んおおぉぉっ・・・おおっ・・・パティア・・ス様っ・・・ゴ・メ・ン・ナ・サ・イ」
ピュリアがそう言い終わらないうちに、トロトロと静かに湧き出していた無精液が、ビュッー!ビューツ!と激しい噴射へと変わる。
「あ゛あ゛あ゛~っ!・・・・出るっ!出るウウッ!」
イヤイヤをするように頭を激しく振りながら、猛烈な勢いで「射液」を始めるピュリア。
そのネバネバとした永代は、ピュリア自身の乳房や顔、そして髪の毛に降りかかる。
「・・・ああんっ、ああ・・・出ちゃった・・出ちゃったぁ・・・・」
可愛い夫の指先で、無理矢理絶頂を与えられたピュリアが涙を流しながら叫ぶ。
「・・・ピュリア様ぁ?もうお漏らしなのですか?・・・まだ繋がってもいないのに」
「はあっ、はあっ・・・ううっ・・・ゴメンなさいっ・・・と、止まらない・・・・」
大量の無精液を射液した後も、小さく痙攣しながらピュッ!ピュッ!と射液を繰り返しているピュリアの牝茎。
その度に、ジャコウのような甘い香りが辺りに漂う・・・。
呆れるように笑いながらピュリアをイヂめるクロミスとは対照的に、パティァスは嬉しそうな表情を浮かべていた。
自分の手で、愛する妻を射液へと導いた感動、それが指であれペ〇スであれ、妻に性的興奮をもたらしたのには変わりない。
牝茎の勃起を見られること、そして射液を見られることに羞恥心を感じる、この国の貴族の女性の習慣などまるで気にすることなく、パティアスは初々しいシンプルな愛情表現で妻に接する。
「ピュリア様・・・どうもピュリア様はお漏らし癖があるようですねぇ、ちょっと困りましたわね・・・・」
パティアスがキョトンとした顔をする。
「すぐに射液してしまったり、回数が多い女性は妊娠しにくい・・・と言われていますから」
ピュリアは悲しそうにうつ向く・・・・。
それはリュケメネアでは、貴賤を問わず昔から言われている説であるし、実際経験上そういう傾向はあるらしい。
男性の陰茎の勃起同様、生理現象である女性の牝茎の勃起や、射液をそれほど関心を持たない平民と違い、血統を重んじ、種族的に妊娠しにくい種族ゆえに後継ぎ問題に頭を悩ませる貴族の間では、この俗説は未だに根強く残っている。
実際、頻繁に射液してしまうために、それを理由に離縁された貴族の子女もいるという・・・・。
「でも、パティァス様、ピュリア様・・・ダイジョウブですわ・・・これを・・・・」
親子のような夫婦が、同時にクロミスに視線を送る。
・・・・・・指輪?・・・・・。
それは、黄金で造られた直径3センチ程の指輪状のもので、指輪でいうと石座にあたる部分が大きく張り出し、球状となって内側に入り込んでいる。
リングの片側は、精巧に刻まれたネジが付いておりリングの直系を小さく絞ることができるような仕組みとなっている。
その黄金で造られた表面は精巧な彫金と赤い宝玉で装飾され、一見して貴族の持ち物と分る豪華なものだ。
クロミスは、手にしたそのリング状のモノを二人に見せつけ、切れ長の眼に妖しい笑みを浮かべる。
それは、パティアスが初めて目にするものだ、しかし目の前のピュリアはそれを見るなりパッと顔色を変える。
「・・・・そ、それは・・・・」
「パティアス様は初めてご覧になるものですね、ピュリア様は・・・ご存知のようですねぇ、もしかしたらお使いになったこともあるのかしら・・・」
「いっ、いえ・・・そんなものは・・・・使ったことはありませんわ・・・・」
心なしか、怯えている表情のピュリア。
「・・・・クロミス、それは何?指輪?」
あどけない表情でパティアスが質問する。
「いいえ、パティアス様、これは「吐液止め」といって、貴族の家系には昔から伝わるものですのよ、もっとも、とうの昔に廃れてしまった習慣なのですけど・・・・」
若干130歳のパティアスには、まだその使い道が分からないらしい。
「ク、クロミスさん・・・私、それ・・・怖いっ・・・」
「ピュリア様、怖がらなくても大丈夫ですよっ、このお城ではまだ使われているものですのよ、私も扱いには慣れていますから」
パティアスも、その使い道を薄々感づいたらしい。
「パティアス様、リュケメニス族の女の、この「牝茎」・・ピュリア様が今、大きくされているこのオチン〇ンみたいなものの事ですが・・・コレがすぐに大きくなってしまったり、さっきみたいに、すぐにお漏らしをしてしまう女性は子供が出来難いと言われているのです・・・」
クロミスが、まだ当の本人の意思に反してギンギンに勃起した状態を保つているピュリアの牝茎を指さしながら言う。
自分でもどうにも対処方法がない、その体質を夫の前で直接指摘されてビュリアは唇を噛みしめてギュッと目を閉じる。
「お世継ぎの誕生はこの国の最優先事項・・・私がコレでお手伝いをして差し上げますね・・・」
ベッドの上で上体を起こしていたピュリアが身をかがめて、逃れるように後ろを向く。
「クロミスさんっ・・・怖いっ・・・それ怖いのっ、堪忍してっ!」
「ピュリア様?・・・お国の為ですからねっ、ご辛抱を・・・」
椅子から立ち上がったクロミスが、ベッドの上に上がってくる・・・・。
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