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第三話 「初夜での失態」

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 【前回までのあらすじ】
 350歳・・・人間言えば約35歳の王妃ピュリアと、130歳・・・これも人間で言うと〇〇歳の少年王パティアスは、侍女長のクロミスに見守られながら、その王として一番大事な役目、初めての「世継ぎ作り」に臨む。
 



 「うふふっ・・・パティアス様、女性のアソコを見るのは初めてですの?」

 「・・・・う、うん・・・初めて・・・・」

 「じゃあ、触ってみるといいですわ!ダイジョウブですよ、お二人はご夫婦なのですから・・・遠慮はいりませんのよ」

 真っ白な、透き通るような肌、メロンのように大きく重そうな乳房、ムッチリと張った腰から尻にかけての肉付き・・・350歳のピュリアの肉体はムンムンとしたオトナの色気を振りまいてランプの光に輝いている。

 ピュリアが身を捩るようにして必死に隠そうとしている股間では、ピーン!と美しいピンク色の肉の柱が天井を向いていた。

 それは10センチほどに勃起した、リュケメニス族の女性特有の器官、「牝茎」といわれるものだ。

 精液こそ出ないが、胎内に男性の前立腺に似た「性液腺」と呼ばれる器官があり、性的興奮が絶頂に達すると、男性の精液によく似た、透明で粘っこい「無精液」を勢いよく射出する・・・。

 それは人間の女性のクリトリスと男性のペ〇スの中間的な器官と言える。

 その「女のペ〇ス」・・牝茎を、既に激しく勃起させているピュリア。


 「それにしても・・・貴族の伝統では、牝茎の勃起を節操なく殿方にお見せするのは、はしたないこと・・・とされておりますのに、ピュリア様は随分「お元気」ですのねぇ」

 王妃への言葉とは思えない、蔑みを含んだ棘のある言葉に、ピュリアはうつ向く。

 「古い王族の習慣では、女性は自分の牝茎を綺麗な刺繍の施された袋で覆って、その部分を殿方に見られないようにしたものですのにね・・・「射液」も殿方に見せずに、コッソリとその袋の中でしたと言いますわ」

 そんな昔話は、若いパテイアスには感心のないことなのかも知れない、彼の興味は今、目の前でピクピクと脈打っている美しい妻の牝茎に集中している・・・。

 おずおずと可愛らしい指を伸ばして、そのピンク色に輝いているメスの肉柱をつまむパティアス。

 「あうっ!・・・パティアスさまっ・・・恥ずかしい・・・・」


 ・・・不思議なカタチ・・・女の人のアソコも・・・オチン〇ンみたい大きくなるんだ。

 自分のペ〇スのように硬く、熱い体温を感じるピュリアの牝茎。
 その先端は、まだ未熟な自分のペ〇ス同様尖っており、ピクピクと脈打っている。
 パティアスは引き寄せられるように、年上の妻の硬く勃起した牝茎に顔を寄せその初めて目にする妻のペ〇ス似た器官を観察する。

 自分の息子のような年齢のあどけない夫に、その発情しているメスの部分を見つめられている・・・それが余計にピュリアの興奮を掻き立てる。

 パティアスは、その初めて触る女性の牝茎の感触を愉しむようにサワサワと指を這わす。

 「ううんっ!・・・はうっ・・・パ、バティアス様ぁ・・・そ、そんなにっ触らないでっ!」

 「ピュリア様?・・・パティアス様にお礼はされませんの?」

 「・・・えっ?・・・は、はい・・・・・」

 ピュリアが、パティアスの股間で痛々しいほどに反り返って、天井を向いているペ〇スへとためらいがちに指を伸ばす。

 ベッドの縁に腰を掛けて、上半身を密着させながら、互いの肉柱をまさぐる親子ほども年の離れた夫婦・・・・その光景には背徳的で危険な香りが漂う。

 ・・・自分よりも背の高い年上の妻の硬く勃起している牝茎を上下していたパテイアスの指の動きが段々と大胆になってゆく。

 ・・・・まるで、自分のペ〇スでオナ〇ーでもするように、ピュリアの牝茎をシコシコとシゴき始めたのだ。

 「オオッ・・ンオッ・・・パ、パティアス様っ!!」

 息子のような年齢の夫に牝茎を激しく刺激され、ピュリアが顔を真っ赤にしてパティアスの頭を抱きしめる。

 愛する夫の、まだ先端の傘も開いていない尖ったペ〇スを握っていたピュリアの指がジットリと汗ばんでくる。

 「・・・あっ!・・・ああっ!・・・パティアス様!・・お手を!お手を離してっ!」

 パティアスの無邪気で情熱的な指の刺激に、ピュリアが突然、泣きそうな切ない表情を浮かべる。

 「お、お願いです!・・・パティアス様っ・・・お手をっ!」

 パティアスの硬いペ〇スにかかっていた手を離して、シコシコと自分の牝茎をコスっている夫の手の動きを慌てて制しようとするピュリア。


 「ああああっ!・・・もう・・・ダメ・・・ゴメンナサイっ!」

 ビュウッ!ビュウッ!・・・ピュリアの牝茎の先端から粘り気のある透明な液体「無精液」が噴水のように勢いよく射ち出される。

 リュケメニス族の女性の胎内には、人間のオスの前立腺に似た器官「性液腺」があり、そこから無色透明な粘っこい液体「無精液」を射出するのだ

 「・・・・あっ、ああっ・・・とっ、止まらない・・・」

 初めて見る女性の射液にビクッ!・・と驚くパティアス。

 ピュリアは、新婚初夜、それも夫とはまだ交合にも至っていない前戯でのあっけない「射液」という失態を演じて、真っ赤になって手で顔を覆う。

 ビクン!ビクン!と振り子のように頭を振っている牝茎から撒き散らされるピュリアの「無精液」が、パティアスの頭や顔に降りかかる。

 無精液独特の、「メス」のフェロモンを凝縮したような、ジャコウに似た香りが広がる。


 「あらまあっ!ピュリア様っ・・・もう射液されましたの?・・・・「野性的」ですのねえっ、ウフッ」

 ハアッ、ハアッ・・・と止まらない射液に肩を震わせて、真っ赤な顔で唇を噛むピュリア。

 「・・・・はああ・・・ご、ごめんなさい・・・クロミスさん・・私、100年振りだから・・・我慢出来なくて・・・」

 貴族の女性の古くからの風習として、その「射液」を見られることに羞恥心を感じるピュリア、ましてやそれを「お世話係」の侍女長クロミスと、夫であるパティアスの目の前で盛大に披露してしまったことに、消え入りたくなるような恥ずかしさを感じる・・・。

 「あらあら・・・パティアス様に不浄なものをこんなにひっかけてしまって・・・」

 パティアス自身は、初めて目にする女性の無精液、その熱い迸りを肌で感じてウットリとした表情を浮かべている。

 「・・・・ああっ、パティアス様っ・・・も、申し訳ございません・・・・」

 ピュリアは、夫婦の営みの後に、その互いの性器を拭く為にベッドの脇に置いてある刺繍が施された美しいハンカチを取って、自分の「無精液」をモロに被った夫の顔や髪を綺麗にする。

 それは、一見すると母親が子供の顔を拭いてやっているような光景。

 ・・・・しかし真実は、人間で言うと35歳の成熟した妻ピュリアが、己の激しく勃起した牝茎から吐き出してしまった情欲の証「無精液」に汚れた可愛い夫、パティアスを申し訳なさそうに清めている光景なのだった。

 「あっ、あの・・・パティアス様・・・恥ずかしいところをお見せしてしまいまして・・・ゴメンナサイ・・・」

 「ううん・・・ピュリア・・・すごく・・綺麗だった・・・」

 パティアスは母親のような年齢のピュリアが真っ赤になってうつ向いているのを慰めるようにいう・・・いや、初めて女性の勃起した珊瑚のようにピンク色をした牝茎、そして激しい「射液」を目にした彼にとって、それは本当に「美しい」姿だったのかもしれない。

 「・・・でも、パティアス様・・・すぐに射液したり、その回数が多い女性は子供が出来づらいと言いますから・・・これはちょっと困りましたわねぇ」

 ・・・・親子のような年齢の、愛し合う夫婦の姿に水を差すように、ピュリアを暗に責めるような口調で話すクロミス。

 「・・・・ごめんなさい・・・クロミスさん」

 シュンとなるピュリア、彼女もその「俗説」は承知している。

 「うふふっ、ピュリア様・・・ダイジョウブですよ、そのために「お世話」をする私のような者がいるのですから・・・」

 クロミスが、チラッ・・・とパティアスを見る。

 「ピュリア様・・・パティアス様をご覧になって・・・パティアス様はまだ・・・ウフフッ」

 年上の妻の吐き出した「無精液」の、ジャコウのようなニオイに酔ったパティアスは、その未成熟なペ〇スをピクンピクンと痛々しいまでに勃起させたまま腰をよじっていた。


 次はパティアスが、その狂おしい「オス」の快楽に打ち震える番だ・・・・。




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