【画像あり】江戸時代のUMA(未確認生物) ~雷獣の正体~

 雷と共に現れるという「雷獣」、その正体は様々な説があります。

 狼に近いものから完全に妖怪っぽいものまで、残っている図も様々ですが、今回は江戸時代の文献を3件ご紹介します。

 歌人で国学者である伴蒿蹊の随筆「閑田次筆」に短い説明と共に掲載されている雷獣の図。

 下級旗本から驚異の出世を遂げた名奉行、根岸鎮衛が30年余に渡って怪談、奇談、世間の噂話等を書き残した「耳嚢」の中の一節。

 「南総里見八犬伝」で有名な曲亭馬琴らが主宰した世の珍談・奇談を集める会「兎園会」で関思亮(海棠庵)が報告した事件。

 「耳嚢」と「兎園小説」には、寛政十一(1799)年に江戸市中で謎の獣が出たという同じ事件が記録されているのが面白いところです。

 雷獣の正体はハクビシン?・・・・本当にそうなんでしょうか。
24h.ポイント 0pt
1
小説 194,091 位 / 194,091件 エッセイ・ノンフィクション 8,152 位 / 8,152件

あなたにおすすめの小説

【画像あり】江戸時代のUMA(未確認生物) ~人体から出て来た怪生物~

糺ノ杜 胡瓜堂
エッセイ・ノンフィクション
 世の中の珍談・奇談を収集する会「兎園会」  「南総里見八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・曲亭馬琴と、随筆家・山崎美成らが中心となって発足させたその会で報告された内容は「兎園小説」として編纂されました。  有名な「うつろ舟の蛮女」等の話が掲載されているのも本書です。  今回は、その兎園小説よりUMA(未確認生物)の記述です。  これは一体何なんでしょう・・・・。   なにか心当たりのある方は、情報をお寄せいただくと有難いです。

【画像あり】大空武左衛門 ~江戸時代の優しい巨人~

糺ノ杜 胡瓜堂
エッセイ・ノンフィクション
 曲亭馬琴が編纂した、江戸時代の珍談、奇談の類から様々な事件の記録等を集めた書  「兎園小説 余録」  その中から、身長2メートルを超える巨人「大空武左衛門」についての記録をご紹介します。  文政十(1827)年五月、熊本藩、細川候の参勤交代のお供として江戸に入った武左衛門は、キャラクターグッズや錦絵が出回る「超有名人」として一大ブームを巻き起こしたようです。  当時の人々にとっては、まさに空を突く「巨人」だったのでしょう・・・・。  非常に短い原典の現代語への翻訳です。

47都道府県制覇の旅

風早夏帆(かざはやなつほ)
エッセイ・ノンフィクション
47都道府県なんとか制覇した旅の記録

【画像あり】江戸時代のUMA(未確認生物) ~山中に現われた怪獣~

糺ノ杜 胡瓜堂
エッセイ・ノンフィクション
 江戸時代前期の俳人、荻田安静が編纂した怪談集「宿直草」には、紀州(和歌山県と三重県の南部)の山中で、謎の怪獣に遭遇した話が掲載されています。  現在の私達の目で見ると、その姿はどうみても「アレ」なのですが、実在する生物でもとんでもない場所に出てくると立派なUMA(未確認生物)になるという例かもしれません・・・。  

私のお花 ー詩集ー

森乃あかり
エッセイ・ノンフィクション
自分の中にいる小さな私に捧ぐ。

【超短編読み切り】「猫の忠死」

糺ノ杜 胡瓜堂
歴史・時代
 江戸時代、下級武士の出身から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」  その「巻之十」に掲載されているお話を原話として、翻案したものです。  長年飼われていた猫が家の者に誤解されつつも忠義を尽くすお話です。  大奥や吉原では猫を飼うのが一大ブームとなったり、愛玩動物として非常に可愛がられた反面、「化ける」「祟る」と言われて、妖談・怪談も多い猫。  「忠義」というと犬のイメージがあるのとは対照的に、「耳嚢」でも、猫の方は妖怪的な恐ろしい逸話が多いのですが、本作は珍く「忠猫」のストーリーとなっています。  

信州観劇日記

ことい
エッセイ・ノンフィクション
長野県内の演劇やイベントの鑑賞記録です。以前より別のプラットフォームで書いていた文章をこちらに残していきます。

神使キツネの魂結び~死んじゃって生き返った私、お狐お兄さんに完璧お世話されちゃってていいんですか!?~

山口じゅり(感想募集中)
キャラ文芸
結城さあやは、バイト帰りに車……ならぬ神様を乗せて移動中の神の使いであるキツネ、銀乃(ぎんの)に轢かれて死んでしまう。 しかし、さあやを轢いてしまったキツネの銀乃は、お詫びとしてさあやを生き返らせ、さあやが元気になるまでお世話してくれるという。 しぶるさあやをよそに、さあやの自宅に勝手に住み着いた銀乃。 そして、家事炊事洗濯を完璧にこなす銀乃に、さあやは結局ほだされてしまうのであった。 とりあえずキツネの銀乃と楽しいモフモフ生活を楽しんでいたさあやであったが、ある日のカフェで声をかけてきたイケメンはどこか聞いたことがある声で…… 「もしかして……銀乃?」 ええっ、モフモフだと思っていたら、まさかのイケメンだったの!? ちょっと、どういうことなの銀乃~~~! 【キャラ文芸大賞に参加しています! ぜひ投票お願いします~!】

処理中です...