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最高にユルくて、最高に微笑ましいミリタリープラモデル(笑)

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 実は、プラモデルのコレクターをしています。

 あえて「コレクター」と書いたのは、買うだけ買ってデカいダンボール箱10箱以上となったプラモデル・ガレージキットですが、一向に作れる気配がないからなのです・・・。

 昔は、ちゃんと作っていたんですけどねぇ、今は道具が埃被ってます。

 ・・・ちょっと愚痴になりますが、最近は「プラモデル」というと、すっかり「オッサン」の趣味となりました。
 今の子供達は、プラモ作らないんですねぇ・・・せいぜいガンプラくらいでしょうか。
 その「ガ○ダム」でさえ、「一年戦争至上主義」のオッサン達が幅を利かすコンテンツになりつつあります(笑)

 なぜ、今の子供達はプラモを作らないか?・・・理由は簡単「値段が高過ぎるから」なのです!
 物価スライドを考えても、今のプラモデルは高すぎます!
 シンプルで簡単なキットでさえ、ほぼ千円超え、ちょっと凝ったキットになると2千円台、本格的な戦車や船舶、航空機のプラモ(スケールモデルと言います)になると4、5千円でも安い方・・・・上は天井知らず。

 昨今の子供たちのお小遣い事情はワカリマセンが、これでは今の子供達はほいほいプラモを買えないでしょうね。

 加えて、昔は青島文化教材さん等が得意としていた、数百円で買える「駄プラモ」というべき、本当に簡単な数パーツのプラモデルがあったものですが、今はそういうのもありません。
 子供達が、プラモデルにハマるための「きっかけ」が皆無なのです・・・。

 昔は「趣味の王様」と言われたプラモデル・模型ですが、このままでは本当に絶滅しそう・・・そんな危惧を抱いています。


 ・・・・さて、愚痴はこれくらいにして、最近某アマ○ンで面白いキットを購入しました!

 ウクライナのプラモデルメーカー「ICM」の製品。
 この「ICM」というメーカー、ミリタリーものが主力らしく兵士のフィギュアから戦闘車両まで豊富なラインナップがあります。
 キットの出来は恐ろしいくらい精密・・・本当に細かいパーツが多くて、完全に「上級者向け」といった感じのメーカーです。

 製品は、特に1/35スケールの兵士等のフィギュアが多いのですが、私が今回買ったのは、1939年から1942年当時の「ソヴィエト連邦の女性兵士」のフィギュア!

 余談ながら、ミリタリー関係のプラモデルは、事実上の標準スケールとして、1/72、1/144などがあるのですが、この1/35という不思議なスケールは、世界に誇る日本のプラモデルメーカー「タミヤ」さんが、戦車のシリーズを企画したときに作ったスケールが世界的に定着したものです。

 当時はモーターと電池で「走る」のが当然だった戦車(車も)のプラモに、ギアボックスや電池を入れるには1/35スケールが大きさ的に丁度良かったという理由だとか・・・。

 さて、このソヴィエトの女性兵士のプラモ・・・・御覧ください!


 もうね・・・なんでしょう、これはっ(笑)

 隊長「コラァ!こんなところに下着を干すんじゃない~っ!」(ワシがムラムラしちゃうだろ~っ!)
 


 女性兵士A「でも隊長、日陰では洗濯物が乾かないですわ・・・」
  
 女性兵士B「ま~た始まった・・・静かにレコードの曲聞かせてよね。好きな曲なんだから」
 女性兵士C「まったくあの石頭の隊長・・・どうにかならないかしら」
 


 
 ・・・そんな会話が聞こえそうな、「下着を堂々と干しているのを隊長に叱られる女性兵士」のジオラマなのです(笑)
 このキット一つで、ストーリーが目に浮かぶような微笑ましいプラモデル!
 ちなみにテーブルの上に置かれている箱のようなものはポータブル蓄音機です。
 右端の女性兵士が持っている壺のようなものはコーヒーアーン(Coffee Urn)というコーヒーを淹れて保温も出来る器具。

 余談ながら、2015年のロシア映画に「レッド・リーコン1942 ナチス侵攻阻止作戦」という作品があります。
 ロシア国内でも大ヒットした戦争映画だとか。

 カタブツの隊長が「真面目な兵隊が欲しい」と要望すると、任されたのは新米女性部隊・・・カタブツの隊長と女性兵士達は辺境の守備隊の任に就くが、突然ドイツ軍の猛攻を受ける。
 ・・・優勢なドイツ軍相手に敢然と立ち向かう隊長と女性兵士たち・・・という映画なのですが、確か女性兵士達が下着を干していて・・・という、このキットのシチュエーションに似たようなシーンがあったと記憶しています。


 ミリタリープラモの兵士というと、戦闘中の兵士が圧倒的に多いのですが、こういう遊び心があるユル~いキットは本当に面白くて貴重です。


 さて、キットの出来ですが、これが恐ろしく細分化されて非常にモールド(彫刻)が細かい、大変素晴らしい出来です!
 
 ただし、作るにはかなり手間と技量が必要なキットで、完全に「素人お断り」系ですね。
 私などは、もうランナーについた状態のコレを見るだけで、作る気が失せそう(笑)

 ・・・顔の表情はとても豊かで、本当に素晴らしい!メチャクチャ小さいのに驚異的な芸の細かさです。

 それにしても、ソ連の女性兵士の「おパンツ」とか「ぶらじゃ~」のパーツがあるキット・・・世界中を探してもこのキットだけなのではっ?(笑)
 


 なお、独ソ戦(ナチスドイツとの戦い)では、多くのソ連の女性が兵士として最前線で戦いました。
 流石に、白兵戦を伴うような激戦地は避けられたようですが、補給、輸送、通信等々、非常に大きな戦力となったのは間違い有りません。
 (例外としては、戦闘機パイロットとして戦った女性兵士もいます、リディア・リトヴァク、エカテリーナ・ブダノワのお二方がそれで、史上稀な「女性エースパイロット」(※)として有名。リディア・リトヴァクの方は、愛機に白い百合の花のパーソナルマークを描いていたところから「スターリングラードの白百合」という二つ名があったとか・・・・)
 ※「エース・エースパイロット」とは、敵機を5機以上撃墜したパイロットに与えられる称号。


 話はやや脱線しますが、ロシア(ソ連)では5月9日が対独戦勝記念日(ちなみにロシアでは、独ソ戦のことを「大祖国戦争」と呼んでいます)
 派手な軍事パレード、そして赤の広場では特設会場でロシア中の若手歌手からベテラン歌手まで総出演で当時の軍歌や流行歌を披露して盛り上がります。
 2007年の戦勝記念日のコンサートは有名で、ロシアの国民的オペラ歌手、ニコライ・バスコフ(Nikolai Baskov)が熱唱する「小麦色のモルドゥバ娘(Смуглянка:スムグリャンカ)」は私のお気に入り!

 「YouTube」にもアップされていまして、YouTubeの検索欄で「BASKOV Николай Басков SMUGLIANKA MOLDOVANKA Den Pobedi 2007」

 ・・・と入力して検索すると出てきますので是非聞いてみてください!メチャクチャ良い曲です!
 この曲、当時のソ連の女性兵士の間では人気NO1の曲だったとか。

 ついでに、同年のコンサートで、当時9歳くらいのトルマチェフ姉妹の歌う「カチューシャ」が最高にキュート!
 これも、YouTubeで、
 「Sisters Tolmachevy Katyusha, Катюша Den pobedy 2007」で検索してみてください。
 (あるいは「sisters tolmachevy katyusha」でもトップに出てきます)

 当時のソ連の女性兵士の制服を着たお人形さんみたいに可愛い姉妹が、「芸歴30年です」みたいな堂々たる歌いっぷりを披露しているのが面白いです!

 ・・・・色々話が脱線しましたが、あまりに値段が高すぎて超マイナーな趣味になりつつある「プラモデル」
 面白いものもたくさんありますので、少しでも興味をもって頂ければ幸いです。

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みんなの感想(1件)

田中
2024.10.08 田中

ソ連女性兵士の淫らな姿を、ぜひ生成aiで制作してください!

解除

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