上 下
80 / 101

第七十九幕「可愛い熟女の宴の後」~火照ったままのカラダ~

しおりを挟む
 

 ハアハアと息を荒げて体重を預けてくるカミーロ・・・心地よい「オトコ」の重さ。

 今や自分の「セッ〇スパートナー」となったアラミスを抱きしめ、男達が次々と派手に射ち上げる白い欲望の雨に濡れながら、アレクシアは不思議な満足感を感じていた・・・・。

 ・・・・ヌチャッ♥

 まだ硬く勃起したまま、ピクピクと射精の余韻に浸っているペ〇スを名残惜しげに引き抜いて、カミーロとなっているアラミスがそそくさとズボンを履いて、ロザリーナにも着物を着せかける。

 そして、まだ荒い息で、大勢の見物客に向かって口上を述べる。

 「ハアッ、ハアッ・・・み、みなさん、ご満足いただけましたでしょうか?今夜のショーはこれでお開きとさせていただきます、沢山の、ありがとうございました!またお目にかかることもあると思いますが、その節もよろしくお願いいたします!それでは皆さん、よい夜をっ!」


 それだけ叫んで、大量の硬貨が投げ込まれた重いボウルを引っ掴んでズダ袋に投げ込み、男達の精液とアレクシアの小便に濡れてズッシリと重くなった敷物を丸めて小脇に抱えるカミーロ・・・。

 まだ、フワフワとアクメの波間を漂って朦朧としているアレクシアを無理やり背負って、その場を逃げるように立ち去るのだった。


 ・・・・今夜のショーの観客は入れ替わり立ち替わりで、おおよそ60人近くにはなっただろう、女王アレクシアにかけられた忌まわしい「呪い」が解ける日が、その分また一歩近づいたのだ。

 カミーロとなっているアラミスは、背中にアレクシアの重い体重と、心地よい乳房の感触を感じながら、今回の遠征の「巣」となっている安宿へと戻るのだった・・・・。


 「ハアアッ・・・お、重かった・・・ロザ・・・いや、アレクシア様っ・・・終わりましたよっ!お疲れさまでした!」

 アラミスが、硬貨がズッシリ入ったズダ袋と、尿と精液の匂いのする敷物を床に投げ捨てるように置いて、激しい「ハプニング・ショー」を終えたアレクシアをベッドに優しく寝かせる。

 ・・・この瞬間、彼女は「ロザリーナ」から、女王アレクシアへと戻るのだ。

 美しい金色の髪までドロドロの精液に汚れ、全身汗と・・・自分の尿と・・・分泌物と・・・沢山の男達の欲望にまみれて、恍惚とした表情でベッドに沈んでいる女王アレクシアは美しかった。

 アラミスは、ここまでみじめに汚されながらも、りんとした美しさに輝く、この一国の女王様をウットリとした目で眺める・・・。

 ・・・・アレクシア様って・・・・可愛い・・・・。

 親子ほども年の離れた女王様に対して、一瞬抱いた不思議な感覚・・・・アラミスも突然に湧いた、自分自身の不思議な感情に戸惑う。

 ・・・・・かっ、可愛いなんて・・・そんな風に思っちゃいけない!・・・アレクシア様はここ、ロシュニア王国の「女王様」なんだから・・・。

 しかしつい先刻、大勢の好色な男達の前で・・・繁華街の路上で性器を結合させ、獣のように激しい交尾をしてきたばかりなのだ。
 ウトウトとしてベッドに沈んているアレクシアの横顔を見ながら、アラミスは再びペ〇スがピクン!・・・と反応してしまうのを抑えられないのだった。


 「・・・・うっ・・・うんっ・・・・こ、ここはっ?・・・・」

 広場での強烈なアクメ・・・そしてアラミスに背負われ路地裏を駆け抜けている間に、アレクシアはうたた寝をしてしまったのである。
 それは、激しい性行為による疲労と、精液の雨の中で果てた激しいアクメによる朦朧とした意識のためであった。

 「・・・・アレクシアっ、ここは僕達の宿です!・・・・お疲れさまでした!」

 「・・・・わ、私っ・・・眠っちゃったみたい・・・どうやってここに?」

 「ええっ、僕が背負って来ました・・・・」

 アラミスは笑顔で言う。
 
 ・・・ああっ、そう言えば、アラミスと路上でセッ〇スをして・・・男達に精液をかけられながら・・・私、イッちゃったのね・・・。

 アレクシアの胸中に、今夜の異常な体験がよぎる。
 彼女は、未だにネバネバと体中にまとわりついている何十人という男達の精液の感触を手で確かめ・・・複雑な表情を浮かべる。

 ・・・臭い精液・・・下卑た男達の欲望の証・・・でも、嫌いじゃないニオイ・・・・

 「・・・あっ、アレクシア様っ、申し訳ございませんっ、今タライに水を汲んできます・・・この宿には、共同のシャワーしかないものですから・・・」

 アラミスが慌てて、走り出そうとする。
 彼は、女王アレクシアの表情一つで、彼女が汚れた身体を不快に思っていることを瞬時に察して、急いで行動しようとしたのだ。

 「・・・・待って・・・・アラミスっ・・・」

 アレクシアが、少し優しい声で彼を呼び止める。

 「・・・私をずっと背負ってきてくれたんでしょ?おまえも疲れているでしょう・・・後で自分でシャワーを浴びてくるわ・・・・」

 ・・・その以外な言葉・・・いつもの高慢で高飛車なアレクシアの言葉とは思えないものだった。

 「・・・・はっ、はいっ・・・それでは、アレクシア様、お腹は空いておいでではないですか?夜店の屋台ならまだやっているかも知れません・・・なにか買ってきましょうか?」

 ・・・・アレクシアは、目を閉じて少し艶っぽく微笑む。

 「・・・ううんっ、それも後でいいわ・・・それより・・・ねえっ?」

 「・・・・は、はいっ?」

  キョトンとした表情でアレクシアの次の言葉を待つアラミス・・・・。


しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...