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【十九】だ、団(教団)の面目まるつぶれや!(仏教OBのお釈迦様)・・・ついにセッ〇スで「パンドラの箱」を開いた密教♥
しおりを挟む『妙適淸淨句是菩薩位』
男女のセッ〇スのウットリしちゃう快楽は、清浄な菩薩の境地だからっ!
前回は、日本に伝わった「中期密教」の中でもメガトン級に衝撃的な問題作「理趣経」をご紹介しました!
大胆な・・・いや過激過ぎる男女の愛欲・・・というか「セッ〇ス」礼賛です!
仏教の「開祖」お釈迦様が僧侶には固く禁じ、在家の信者にも「まあ、煩悩の元だから、ほどほどにね」・・・と説かれた、愛し合う男女のセッ〇ス!
人間の本能の発露であるこの悩ましい問題を、密教は明快に
「愛し合う男女の気持ちのいい~セッ〇スはね、もうね、菩薩の境地なのよっ♥」
・・・そう言い切っております!(笑)
理趣経のスゴい所はこの「セッ〇ス礼賛」だけではありません。
それだけではなく、身を飾る「虚栄心」とか、偏った心の在り方、それらの煩悩さえも全ては本来、清浄なものである・・・とサラリとトンデモない事を言っています。
もちろん、ただ単純にそういったストレートな欲望を肯定しているのではありません、欲望や本能のままに生きるのであればそれは人間らしい生き方とは言えません、獣と同じです。
特に本能に直結する「性欲」のような激しい欲望っていうのは、どうせ無理に抑え込むとロクな事にならないし(うんうん♥)それなら、その強烈なパワーを「悟り」の方向に・・・つまり宇宙と一体化している本来の自分への「気付き」に繋がる「向上心」に向けたほうがずっといいんじゃないの?(つまり即身成仏)そういう事です♥
・・・おおっ、けっこう納得できる解説ですねぇ!そう思いませんか?
でもさぁ、それじゃ頭を丸めて、日々女性や性欲を断って厳しい修行をしている俺達「坊主」達は、一体何のために修行しているのか判らなくならねぇか?
お坊さん的にはそんな不満も出てくるでしょう。
まあ、そこは密教ですから「お経の文句だけ読むとこうだが、実は「真」の意味は・・・」という得意の逃げ口上があります。
「密教はお経や教えの真実の「意味」は限られた人にしか伝授されないんだよねぇ!実はこの理趣経も、一見(!)露骨に男女のセッ〇スを肯定しているように見えるけど、実際の話ではなくて「例え」として、もっと言えば「観念」としてそう表現されているのだぞ!・・・あくまで「例え話」だから!」
「心の中でそう念じるだけで、実際のセッ〇スを肯定しているわけではない、あくまでイメージ、頭の中の「観想」!心の修行レベルの話なのだぞ!ゆめゆめ勘違いしてはならんぞよ!」
「一見勘違いし易いこのお経は、実はお釈迦様(※)の「ひっかけ問題」!書いてあるこのお経の真の意味を理解している者こそが、本当に悟った者であり、本物の仏教者なのであ~る!」
※昔は、お経は全てお釈迦様の本当の説法の記録であるという考えでした。
・・・まあ、メチャクチャ苦しい解釈がなされていますが、こんなんですね、誰が読んだって「異性が愛し合ってセッ〇スをする♥」ことが、ごく自然で美しい行為・・・まさに「宇宙の真理」であると高らかに宣言していることは一目瞭然じゃございませんこと?
私が思うに、異性がどういうワケか磁石のように互いに惹かれ合い「なんか合体したい~っ♥」って気持ちになるのは、生物としての本能・・・自然の摂理、言ってみれば「宇宙の真理であり法則」!
本来、大日如来様と一体である我々のごく自然な行為であれば、セッ〇スはなんら忌むべきものでもない気がするのですが、お坊さんたちは「密教」の時代になっても男女の性については頑なに否定したいようです・・・。
あのさぁ、お坊さんさぁ、金剛界曼荼羅(男性原理)の「理趣会」であの「金剛薩埵」(金剛手菩薩)さんが、「愛」「欲」「触」「慢」の4人の「女菩薩」ちゃん達に囲まれている意味をちゃんと理解されています?
・・・男ってのは女性がいて、始めて活き活きとパワーが湧いてくるものなのです。
理想は理想として欲望を否定しても構わないけど、「生身」の人間界ではそれでいいのだ!って金剛薩埵様が身をもって体現してくれておられるじゃないですか。
原始仏教のお釈迦様の教えに立ち返っても考えても、女性を完全に排除して、劣った存在として貶める!っていうのは「中道」から外れる極端で偏った考え・・・それこそお釈迦様の戒めた道ではないですかね?
実は、仏教は「中期密教レベル」になって、大胆に欲望・・・とくに男女の性愛やセッ〇スを肯定する教えを強く打ち出しましたが、かといって「仏教」という「看板」を捨てたわけではありません。
・・・あくまで自分達の教えは「仏教」であると宣言している間は、僧侶に課された戒律・・・例の出家(坊さん)は妻帯してはならない、女犯(セッ〇ス)をしてはならない!というアレです。
密教の理趣経の「性」に関する露骨な部分が、仏教の僧侶の「戒律」と真っ向からぶつかってしまうのです!
「二次創作」であとから付け加えられた設定と、「オリジナル」の元の教えが論理矛盾し始めてきたのです。
実は仏教の長い歴史の中でそんなことは日常茶飯事でしたが、こと「性」に関する部分は、やはりウヤムヤにすることは難しかったとみえます・・・。
漫画やアニメの二次創作ならそれでも何も問題はないのですが・・・「仏教」ではちょっとそれはヤバいのです。
密教があんまりはっちゃけて無理しすぎたからですねぇ♥
自ら「戒壇」という場所で仏教の教えを守り抜きます!と誓った坊さんですから、いくら裏では奥さんがいたりパパ活していたり、ソープに行ったりしていても(笑)「タテマエ」としては、やっぱり「女性とのセッ〇ス」は厳禁なのです!
「理趣経にこう書いてあるからセッ〇スしたっていいんだもん!」とは絶対にならんのです・・・。
お経に「男女のセッ〇スの快楽は菩薩の境地で~す♥」と書かれているのに、坊さんが女性とセッ〇スできない問題は、実は密教が盛んな当時から色々議論されていたのですが、結局は「中期密教」では、「理趣経はセッ〇スを「実践」するよう書かれた教えではなく、あくまでも菩薩の慈悲の「例え」「比喩」「イメージ」の世界なのだ!」という結論に落ち着きます。
う~ん、痩せ我慢しちゃってぇ♥
自然界の生物でも多くはそうですが、大日如来様と同一である「宇宙の原理」って、オス・・・つまり「男」の方の「性欲」をわざと女性よりも強くするように造られている(プログラムしている)んじゃ?
そう思ったことはありませんか?特に現実世界を眺めて・・・。
あの「ヤッターマン」等のタイムボカンシリーズの主題歌から「燃えよドラゴンズ」「開けチューリップ」等で有名な天才シンガーソングライター・山本正之大先生も「愛のロリータ」の曲中で、
男性は「メカニズム」に悩んで可哀そう(意訳)
・・・という内容の「深遠」過ぎる歌詞を「妹」ちゃんに歌わせておられます!
そう、そういうことなのです♥
ここで「利己的な遺伝子論」に戻ってしまいますが、オス(男)がセッ〇スに対する欲望が強いのは、遺伝子が自分のクローン(子孫)を残す為に、そう「プログラム」しているとしか言いようがありません。
メス(女性)に積極的にアタックさせ、子孫を残す為に「鉄砲玉」「使い捨てドローン」として造られたのが「オス」とも言えます(笑)
・・・女性を輝かせるために♥
「男性」には「女性」が必要、そしてそれは煩悩でも、恥ずかしいことでも、汚らわしいことでもない・・・それを密教ではあえて「強調」しているとは思いませんかねぇ?
だから「女神信仰」は世界共通・・・なのでは?
言ってみれは「男は女神様がどうしても必要」・・・そんな心の弱いセンシティブな存在!
だからこそ、側に女性がいるだけで、もう心乱れて「修行」どころではなくなってしまうのです。
「酸っぱい葡萄の理論」とチンケな痩せ我慢で「女は成仏出来ないからぁ!」とか声高に叫んでいた男性僧侶達!
・・・実は、心の弱い劣った存在だったのは「男」の方だったというオチだったのです(笑)
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