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【三】
しおりを挟む・・・・ヒュルルルルル~ッ・・・・ズズーン!
二人がいる防空壕からそう遠くない距離で爆弾が炸裂したらしい!
猛烈な爆音と地震のような揺れが二人を襲う。
「・・・・ハアッ、ハアッ・・・・千代っ!スゴいっ・・・スゴいいっ!」
「ンギイイイ~ッ!イサムくうんんっ・・・奥よッ、もっと奥をっ!突いてっ、ああっ、欲しかったっ!・・・これが欲しかったのおおっ!」
未曾有の大空襲・・・・生命の危機。
人はそれまで経験したことのない激しい恐怖に晒され死に直面すると、強い生存本能に目覚める。
・・・・そして不思議なことに、生きたいという気持ち・・・生存本能は強烈な「生殖本能」へと転化するのだ。
それは、生物として子孫を残すために遺伝子にプログラムされた本能なのかもしれない。
二人は今、爆撃に激しく揺れる防空壕の中で、灼け付くような猛烈な生殖本能に衝き動かされていた。
いつの間にか、二人とも衣服を全て脱ぎ捨て素っ裸となり、防空壕が揺れる度に天井から落ちてくる土埃にまみれながら、まるで獣のように唸りながら激しく腰を打ち付け合う。
・・・二匹の獣となって絡み合い、交尾に没頭している少年と未亡人の姿は野生的でありながらとても美しかった。
「・・・・千代っ、ああっ・・・僕、もうっ・・・・」
「ングオオオッ!イサムくんっ・・・・頂戴っ!そのまま子種を頂戴いいい~っ!」
千代の両手がイサムの尻をギュッと掴み、逃げられないように固定すると、イサムは野獣のように咆哮しながらペ〇スを極限まで突き入れ、そのまま弾けるように人妻の中で果てる!
・・・・イサムが初めて経験する膣内射精・・・・それはクラクラと意識が遠のくほどの強烈な快感だった。
まるで夫婦のように固く抱き合いながら、愛のクライマックスを迎える◯◯歳の少年と戦争未亡人。
「・・・・千代っ!・・・ああっ!千代っ!・・・出るっ!出るウウウっ!」
「オオオンッ!・・・うオオッ!・・・い、イサムくうううう~ん!子種をっ、子宮に注いでえっ!」
・・・・ドドーン!・・・・グラグラグラッ・・・・
二発目の至近弾が山の近くに命中したようだ。
二人は、防空壕の腰掛けから転げ落ちそうなくらいの振動のなか、愛のクライマックスを迎える!
「・・・・んんっ・・・んんっ!・・・ああっ、千代っ・・・千代っ!」
千代の熱い肉の褥に抱かれながらの膣内射精・・・・未亡人の子宮を染めてゆく少年の瑞々しい精液。
・・・・ビュ~っ!・・・ビュ~ッ!ビユウウウッ!
二度目とは思えないくらい大量の精液を未亡人の子宮に注ぎ込む◯◯歳の少年。
「・・・アッ・・・アッ・・・熱いっ・・・イクわっ!ああっ!・・イグッ、イッグウウっ!」
次々と炸裂する爆弾の音をかき消すような千代の絶頂の叫び!
ドクドクと未亡人の膣内に精を注ぎ込みながら、猛烈に尻を振りたてイサムは叫ぶ!
「・・・・千代っ・・・僕っ・・・まだっ!まだシタいっ!」
二度目の射精を終えたイサムが、なんとそのまま三度目の射精に向かって、ペ〇スも抜かずに再びユサユサと尻を振り始めたのである!
己の放出した精液をグチャグチャと撹拌するように、激しくペ〇スを出し入れするイサム・・・二人の結合部からはドロドロと泡だった精液が溢れ出て、防空壕の粗末な腰掛けに垂れてゆく。
「・・・・フウッ、フウッ・・グウウウッ!・・・まだっ・・・出来るよっ、千代っ!」
「嗚呼っ!イサムくうんっ、嘘でしょうっ?・・・ああっ、逞しいっ・・・なんて素敵なのっ!」
獣が唸るような声を上げながら、三度目の射精に向けて遮二無二突き進む少年!
素っ裸で土埃にまみれている千代の大きな乳房を形が変わるほど強く握り締め、未亡人の白いうなじに歯を立てながら、狂ったようにペ〇スで子宮を突き続ける◯◯歳の少年・・・。
二人共、大空襲の恐怖心に操られるように、獣のように激しいセッ〇スに没頭する。
「ングオオオッ・・・ああっ、イイっ・・・オマ〇コがっ、イイっ・・・これ無しでは、生きられないのおおっ!」
「・・・ああっ、千代っ・・・好きだよっ・・・」
「イサムくううんっ、私もっ・・・私もっ・・・あ゛っ、あ゛っ・・・ゴメンナサイっ!・・・出ちゃううう~っ!」
プシャアアア~ッ!
イサムのペ〇スにずっと空閨を守っていた子宮をあっけなく堕とされ、何度も気を遣り、括約筋が弛緩して思わず粗相をしてしまう千代・・・・彼女は少年と繋がったまま放尿を始めてしまったのだ。
・・・・シュウウウ・・・プシュウウッ・・・
それでも美しい未亡人の肉体に抱きついたまま交尾に没頭するイサム。
彼の反り返ったペ〇スが千代の膣奥を乱暴に突き上げる度に、二人の結合部から温かい黄金水が溢れ出て、防空後の床に水たまりを作ってゆく。
「・・・・んおおっ・・・千代っ、イクっ!また出るうっ!」
◯◯歳のイサムが雄々しく射精を告げる!・・・三度目の射精である。
・・・ドッカーン!・・・グラッグラッ・・・・至近弾で激しく揺れる防空壕。
入り口の隙間から吹き込んできた風圧で、ただ一本の蝋燭の灯りがフッと消え、辺りが真っ暗闇に包まれる。
・・・・そのまっ暗闇の中で、イサムのハアハアという荒々しい息遣いと千代の淫らな嬌声、そしてギシギシと派手な音を発する粗末な腰掛けの軋む音だけが響く。
「・・・んぎいいっ、イサムくううんっ、孕ませてっ!孕ませてえええ~っ!」
「・・・・うおおお~っ!千代おおおっ!」
・・・イサムは、包皮をまとった亀頭を千代の子宮口に擦り付けるようにして、今夜三回目の放精を始めるのだった・・・。
「ああああ~っ!熱いいい~っ!・・・きっと孕むわっ・・・ああ~っ・・・」
・・・・どのくらいの時間が立ったのだろうか、真っ暗闇の中で、27歳の戦争未亡人と◯◯歳の少年が素っ裸で抱き合っている。
暗くて見えないが彼女の股間の、結合したままの二人の性器の隙間からは、激しく撹拌されてブクブクと泡と化した精液が溢れ出してくる。
・・・・ドロリッ・・・ドロッ・・・ドロッ・・・・
激しい射精を終え、すっかり可愛らしい◯◯歳のペ〇スに戻った生白い肉茎が、千代の膣内からヌルリと抜け出し二人の結合が解かれると、堰を切ったようにおびただしい量の精液が開きっぱなしになった千代の膣口から逆流してくる。
「・・・・ああっ、いやだっ・・・せっかくの種がっ・・・流れ出ちゃう・・・・」
千代は慌てて、右手て膣口を押さえ、イサムが放った精液の漏洩を阻止する。
そんな千代の可愛らしい仕草を感じながら、真っ暗闇の中で、まるで赤ん坊に戻ったようにチュウチュウと千代の乳房に吸い付くイサム。
・・・・二人の下半身は、千代が粗相をしてしまった黄金水にビッショリと濡れ、狭い防空壕の中には小便と、精液と・・・そして男女の激しい情交の後の、動物的な匂いがムンムンと漂っていた。
・・・・セッ〇スのニオイといってもいい・・・・。
「・・・・終わったわね・・・・」
千代が小さく囁いたが、イサムにはそれが未曾有の大空襲のことなのか、自分との激しい情交のことを言っているのか判断がつかなかった。
・・・おそらくは両方のことなのだろう。
しばらく、素っ裸で砂埃にまみれたまま抱き合い、セッ〇スの余韻に浸っていた二人だったが、千代が口を開く。
「・・・夫が戦死してから、ずっとご無沙汰だったけど・・・イサムくん、スゴかったわ・・ありがとう・・・」
イサムがなんと答えたらいいか判らず照れていると、千代はいつもの彼女に戻ったように静かな口調で続ける。
「・・・婦人会の人は、戦争未亡人は亡くなった夫に操を立てて、静かに暮らせ・・・なんて言うけど、そんなの出来っこないのよ・・・だって・・・私だってオンナなんですもの・・・」
「・・・・そう・・・ですか・・・」
◯◯歳のイサムには、戦争未亡人を取り巻く「大人の事情」を完全に理解するのはまだ難しかった。
「そうよ・・・オトコもオンナも、セッ〇ス無しでは生きられない生き物なの!・・・そうして子孫を増やしてきたの・・・」
「・・・・ええ・・・」
イサムが、貞淑で「軍人の妻の鑑」とまで言われ称賛された千代の知られざる一面にやや面食らいながら、相槌を打っていると、突然千代はこんな事をいい出した。
「・・・・イサムくんも、大きくなってお嫁さんをもらったら、たくさん子供を作るのよ!・・・10人は作らないとねっ!」
「・・・・う~ん、10人は・・・どうかなぁ・・・・大変そうだなぁ・・・」
暗闇の中で笑い合う二人。
しばしの沈黙の後、千代はイサムが驚愕するような問いを彼に突きつけた。
「・・・・ねえっ、イサムくんは、この戦争・・・日本が勝つと思う?」
それはイサムにとっては、ちょっとムッとするような問いだった。
「ち、千代さんっ、なんてことをっ!・・・日本は皇國なのですから、必ず勝ちます!台湾沖海戦では我が海軍が大勝利を収めていますし、今に新兵器が出来てB29も残らず撃墜します、最後は絶対に日本が勝つのです!」
・・・・この時代に生まれ、「軍国少年」として教育されたイサムには、日本が負けるなどということは考えられない事だった・・・・考えてはいけない事だった。
・・・ちょっとムキになって反論するイサムに向かって、千代は微笑みながら返す。
「ウフッ・・・勝っている国の帝都に、こんなに沢山の爆撃機がやってくるものかしら・・・」
「・・・そ、それは・・・・」
「・・・もうすぐ戦争は終わるわ・・・どっちが勝つかは私の口からは言えないけれど、戦争が終わったらね・・・大勢の優秀な人材がこの日本を支えていかなくてはならないわ・・・沢山の男の人が戦地で死んでしまったんですもの・・・・」
「・・・・は、はい・・・・」
「・・・・その時のためにね、イサムくんも沢山子供を作って、立派に育て上げてね?それが日本の未来のためなの・・・日本が立ち上がる力になるのよ・・・」
千代は、そう言うとチュッとイサムに接吻をした。
・・・・空襲の被害は甚大だった。
◯◯地区の工場地帯は特に激しく爆撃され、ほとんど灰燼に帰した。
何千という民間人も亡くなった。
イサムの村にも3箇所に焼夷弾が落ち、20棟が全焼、12名が亡くなった。
幸いイサムの家は焼失を免れ、家族も全員無事だったが、村ではしばらく長い葬列を見る事となった。
・・・・それから数ヶ月が過ぎた。
相変わらず帝都に飛来する米軍機・・・・しかし、◯◯の軍需工場地帯がほぼ壊滅したためか、イサムの村の周辺に爆撃機が来ることはなかった。
たまに、偵察の米軍機が大胆にも単機で超低空飛行でやってきて、まるでゲームでもしているように機銃掃射をしてゆくくらいである。
イサムは、邀撃に上がる日本軍機が払底しているのを見抜いて、まるで小馬鹿にしたように日本の空を我が物顔で飛んでいる、そんな米軍機を憎らしく思った。
あの防空壕での夜以来、近所に住む千代とは何度も出会い挨拶を交わしたが、彼女はまるであの日の事を全く憶えていないかのように、ごく普通の挨拶をし、普段どおりの優しい笑顔でイサムに接していた。
イサムは、そんな千代の心中が読めなったが、彼もあの日のことを一切口にせず、彼女に合わせてごく普通の挨拶を交わしていた。
彼にとっては、あの夜、素っ裸のまま獣のように激しく交って淫らな声を上げ、自分のペ〇スにヨガリ泣いた千代と、今の物静かな千代がまるで別人のように思えた。
あの防空壕での出来事は白昼夢か、自分が狐に化かされたのでは?・・・・そんな気さえしてきたのである。
・・・そんな折、千代が突然引っ越して、この村を去っていったことが村の人々の話題をさらった。
近所の人にも簡単に挨拶をしただけの、逃げるような引っ越しだったという。
イサムの母親が婦人会の地区会長から聞いた噂話では、彼女は妊娠して・・・それで村を去っていったという話だった。
「戦争未亡人・・・それも中尉さんの奥様だというのに、人は見かけによらないわねぇ・・・」
イサムの母も驚いたように・・・呆れたようにそう言った。
・・・・千代の妊娠!・・・そして突然の転居・・・・
イサムは、ドキリとした・・・その秘密を知っている人間は彼一人なのだ。
そして、千代の腹の中の子供の父親は・・・当初はその噂で持ちきりだったが、それはイサム以外の者には謎のまま、昭和20年8月の終戦を迎え、戦後の混乱の中で急速に忘れ去られていったのであった。
千代のその後の消息を知るものはいない。
~~完~~
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