「地震奇談平安万歳楽」~文政十三(1830)年の京都地震の手記~

 曲亭馬琴編著の「兎園小説 拾遺」より

 京都在住の東鹿斎という人の書いた「地震奇談平安(みやこ)万歳楽」・・・文政十三(1830)年の京都地震の手記です。
 余震が長く続き、京都の人々を怯えさせた地震の生々しい様子が書かれています。

 家の中に避難している人々を見て古老が「(倒壊するから)通りに避難しろ」と叫んで回っているのが非常に印象的です。

 非常に短い読み切りです。
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