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第五話 「獣の悦泣」
しおりを挟む【前回までのあらすじ】
城内で権力を悪用し横暴の限りを尽くしていたクロミスは捕らえられ、国境付近のラケシス砦に幽閉される。
拷問器具「淑女の涙」で性的興奮を絶頂まで押し上げられた状態で貞操帯を着けられる元・侍女長クロミス。
・・・・ああっ、貞操帯っ・・・こんなもの着けられるなんてっ!・・・お城では若い侍女達に着けてイヂめていたのにっ・・・くっ、屈辱ね・・悔しいわっ!
ずっと大の字で固定された体をノビノビと伸ばしながら、ティーポットからこの地方独特の薬草を煎じた甘いお茶をカップに注ぐ。
心が落ち着くようなハーブの良い香りが鼻腔に広がる。
・・・・くうっ、この貞操帯ってモノ・・・最悪の履き心地だわっ・・・痛くはないけど、ここだけ洗えないので気持ち悪いっ・・・これさえなければ今は誰もいないし、意外と快適なのに・・・。
・・・・いやんっ・・・ココ・・・まだ火照ってる・・・・。
クロミスは、極力、何か別の事に注意を向け、自分の股間の「問題」については忘れようと努力する。
・・・・それにしてもこの部屋、壁はレリーフで飾られているけど殺風景な部屋ねっ、逃げ出すなら・・・あの床と天井付近にある空気穴は小さすぎるし、やっぱりそこのドアから誰かが入っていた時が狙い目かしらねぇ、さっきも食事を持ってきた男は一人っきりだったし。
・・・・あの男・・・兵士?・・・逞しかった・・・あの股間の膨らみっ・・・。
ベッドに仰向けになりくつろいでいたクロミスの体がピクン!と小さく跳ねる。
・・・・ああっ、ダメっ!思い出しちゃダメっ!・・・アッ、体が・・・熱い・・・。
淑女もオンオンとヨガり泣くという悪魔のアクセサリー「淑女の涙」を装着され、終わらない絶頂に咽び泣いていた自分の「オンナの部分」
・・・・それを、射液もさせてもらえず、パクパクと寂しそうに泣いていた膣穴も放置されたまま貞操帯で固められた現実に、クロミスが絶望する。
・・・・ふああっ・・・思い出しちゃダメよおっ・・・ダメっ!・・・でっ、でもっ・・あの男のっ・・・ペ〇スっ!ああっチ〇ポっ・・・チ〇ポおおっ!・・・スッゴク大きかった・・・あの長さっ・・・太さ!
男のピッチリしたズボンにくっきりと浮き出ていた大きなペ〇スの威容が脳裏によみがえってくると、クロミスの股間に一気に血液が流れ込んでくるが自分でも判る。
・・・・ぐううんっ・・・はひいぃっ・・いやっ、ぬ、濡れてくるっ!勃ってくるうっ!・・・またっ・・・堪らなくなるっ!
仰向けになったクロミスの腰がクイクイと性交中のような動きを見せ始める。
彼女の右手が、そろそろと牝茎を覆っている鉄製の筒に伸びるが、指先に冷たい金属の感触を感じるだけで、その内部でピっクン!ピックン!と熱く脈を打っている牝茎に触れることは出来ない。
鉄製の筒の冷たい内側に、粘膜がむき出しの牝茎が当たる度に、甘い疼きが下半身に広がってゆく。
クロミスの指が、今度はもどかしそうに、女性器を覆っているパンツ型の部分に伸び、その隙間をこじ開けるように女性器に到達しようとするが、ピッタリと肌に食い込んだスリット上のプレートに阻まれ、指の先端が花弁に僅かに届くだけだ・・・。
・・・ああっ、触れないっ!・・・くっ、くううっ・・・牝茎もっ、マ〇コもっ・・・・ああ、触れないいっ・・・・悔しいっ、悔しいいっ!
下半身が全滅と分かったクロミスの指が、今度はコリコリに硬くシコってる乳首に殺到する。
・・・はうんんっ・・・そうっ!乳首っ!チクビぃっ・・・ココならっ、ここなら好きなだけクリクリ出来るっ♥
クロミスの指先が、両手でたわわに実った乳房を揉みしだき、クニクニと乳首を潰したり引っ張ったりと嬉しそうに動き出す。
「ハヒイイッ!・・・うっ、はああっ・・・ああんっ、乳首っ!チクビいいっ!」
誰も見ている者のいない地下室で、ワンピース型の侍女服を腹までたくし上げ、夢中で乳首をこね回し続けるクロミス。
「・・・・はああっ♥・・・乳首でっ・・・イクうぅ♥」
眉をしかめて天井を睨みつけ、ギュウウッ!と千切れるかと心配するくらい、自分の乳首を摘まんだまま、ガクガクと腰を揺さぶるクロミス!
・・・・ヒイイイ!・・・イケないっ!乳首だけじゃ・・・最後までイケないいいっ!
恨めしそうな表情で絶望するクロミス・・・。
乳首への刺激だけでは、到底その下半身、鉄の筒の中でトロトロと我慢の涙を流し続けている牝茎、そしてそのすぐ下にパクパクと口を開いている膣道までは絶頂させてあげられないことを今、発見したのだ・・・。
あふううっ!・・・ダメっ、イケないっ!!・・・マ〇コと雌チ〇ポがっ・・・これじゃ生殺しっ・・・ふひいいっ、切ないっ♥・・・切ないのおおっ♥おっフウッ・・ズボスボしたいっ!シコシコしたいよおっ!・・・うヒイッ・・・ピュッピュしたいよおっ!
クロミスは、右足首から伸びる鎖をガチャガチャと鳴らしながら、ベッドの上で悶え始める。
「オヒイイッ・・・突っ込んでぇ・・・何でもいいからっ・・・突っ込んでえ!」
辺境のラケシス砦の地下室には、その晩、クロミスの号泣が深夜まで響き渡っていた・・・・。
「・・・お早うございます、侍女長様っ」
翌朝、もう日が随分と昇った自分に例の覆面の男と共に、リュネが朝食を運んできた。
例によって、野戦用の配膳カートいっぱいに果物や、搾りたての乳、焼きたての粗挽きパンなどの豪華な食事が並んでいる。
カートの一番下の棚には辺境の砦とは思えない、白いシーツが綺麗に折りたたまれて収納されていた。
「・・・・よく眠れましたか?ちょっと暑かったでしょうか?」
ニコニコと、まるで主人に仕えるように話すリュネ、今日の衣装はクロミスと同じ侍女服を着ている。
・・・対するクロミスは、目の下に薄く隈を作り、寝不足の様子だ・・・。
理由は、彼女の足の間をみればすぐ分かる。
クロミスが寝ていたベッドの腰の辺りには、大きな地図が浮かんでいたのである。
「・・・・まあ、これではよく眠れなかったようですわねぇ・・・クスッ」
乱れ髪を気にしながら、キッ・・とリュネの方を睨みつけるとプイと横を向くクロミス。
「侍女長様・・・昨日の晩、この砦の近くに獣でも出たのかしらね・・・一晩中遠吠えのようなものが聞こえましたわ・・・怖いですわねぇ」
クロミスが、真っ赤になって唇を噛む・・・彼女が乳首でイキそこない、貞操帯で封鎖された生殖器を一晩中持て余していた甘いヨガリ泣きは、リュネの耳にも入っていたのだ。
静かな辺境の砦の中に深夜まで響き渡っていた、彼女の甘く切ないヨガリ泣き。
それは、この砦の男達の自慰のオカズにされ、一晩の内に大量の精液を絞り取ったかもしれない・・・クロミスの顔は見る見る真っ赤になってゆく。
「あはははっ、この砦、石造りですから、夜は響きますからねぇ・・・」
「・・・くうっ・・・や、ヤメテっ・・・・」
リュネが何やら供の男の耳元で囁くと、覆面の男はクロミスに飛びかかり、再び両手両足をベッドの四隅に素早く固定してしまう。
「このおっ!・・・何するのっ!・・・止めなさいよおっ!」
クロミスは抵抗するが、所詮鍛えられた屈強な男には敵わない、あっけなく体の自由を奪われてしまう。
「・・・侍女長様あっ、今この窮屈なモノを外して差し上げようとしているのですよっ、暴れちゃいけませんよっ・・・・」
新しい替えの下着や洋服からハンケチまでが畳まれた盆をベッド脇に置くと、覆面の男は一礼をして鉄製の扉の向こうに姿を消す。
「・・・侍女長さまっ・・・私がお世話をして差し上げますわっ・・・」
リュネが、首にかけていた貞操帯の鍵を胸元からつまみだし、カチャリと貞操帯の鍵穴に差しこみ、牝茎を覆っていた鉄製の筒を外しにかかる。
「・・・いヒイッ・・・イヤアッ・・・ヤメテぇ・・・・」
その僅かな刺激にさえ、クロミスは腰を捩り、メスの声を出してしまう。
カチャッ・・・小さな金属音と共に、筒が外されると、そこにはヌラヌラとした透明な液体を纏った牝茎がピクン、ピクン・・・と首を振って現れる。
驚くべきことに、一晩経っているにも関わらず、その勃起はまだ芯を失ってはいなかった。
軽く芯を残した15センチほどもある粘膜で覆われた肉柱が、ピックン!・・・と頭を振り、リュネに朝の挨拶をする。
「・・・・うわああっ・・・ドロッドロ!・・・もしかしてコレ、全部我慢汁?スッゴい量、信じられないっ・・・侍女長様っ、男なら超絶倫ねっ!」
「ひいいっ・・・見ないでっ・・・ソコ、見ないでえっ・・・・」
クロミスは余りの恥ずかしさに、真っ赤になり、唇を噛んで顔を反らすのだった・・・。
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