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【脳味噌キン◯マ劇場】「とあるカストリ雑誌の編集部にて」
しおりを挟む・・・・・カストリ雑誌「月刊 性の響宴」編集部
胡瓜「チワ~ッす!」
編集長「おうっ、胡瓜っ!なんだよ、まだ生きてるのかよっ・・・どうだ、ちゃんと食ってるか?」
胡瓜「・・・・ハァ、洗濯糊を溶かしたような雑炊と、闇市で買ったなんだか知らない肉少々で、なんとか食いつないでますぅ」
編集長「・・・オメェ、それ人◯の肉じゃねえのかァ?・・・先月、下町で身体の一部が切り取られる猟奇殺人事件があったって言うゼ?」
胡瓜「ヒイイイ~ッ!編集長~、物騒なコト言わないでくださいよぉ~、ヴォエッ!」
編集長「まあいい、ところで先月号のお前の小説だがナ・・・・」
胡瓜「・・・・はいっ、どうでしたか?反響ありましたか?もしかして読者投票一位とかっ?」
編集長「ハアァ(ク◯ため息)オメエなぁ・・・自分が三文小説家だって自覚あんのかよっ?ドベにきまってるだろっ!ガキでもあんなク◯みてぇな文章書かねえわっ!このアホがっ!」
胡瓜「・・・ヒイイイ~ッ(怖っ!)じ、じゃあ編集長・・・自分で書いてみてくださいよぉ!(いつもエラそうな事言ってぇ、書けるもんなら書いてみろっ!)」
編集長「・・・・もうやってる・・・・」
胡瓜「・・・・ヘッ?・・・ナ、ナンですかぁ?・・・聞こえなかった・・・」
編集長「もうやってる・・・先月号の「青筋魔羅太郎」っていう作家ナ・・・アリャ俺だ」
胡瓜「ええええ~っ!あの「S婦人とM中尉のエスエム奈良漬け音頭」って小説・・・アレ、編集長が書いたんですかぁ?」
編集長「・・・オオッ、そうよ!ここんとこカストリ雑誌も競争が激しくてナ、原稿料浮かすために俺が自分で書いたのよ」
胡瓜「・・・・わ、私も読みましたけど、S婦人がオマ〇コ丸出しで決戦兵器に乗って敵のチ◯ポコ艦隊に突入する最後は涙が出ました!名作ですっ!映画化決定ですぅ!」
編集長「オメェもあれくらい書けるようになれよナ・・・ああ、それとナ・・・先月号の「床虱淋之助」っていう作家・・・アレも俺だ・・・それと「陰嚢痒二郎」ってのもな・・・」
胡瓜「わっ、判りましたっ、もういいですっ!・・・へ、編集長ぉ「月刊・性の響宴」の作家、ほとんど編集長の変名なのでわっ?」
編集長「・・・まあ、そうとも言えるナ、これも企業努力ってヤツよ」
胡瓜「企業努力っうかなんというか(ほとんど編集長の個人誌じゃんっ!)・・・ハッ!そう言えば私が編集部にきた用事を思い出しました!」
編集長「・・・なんだ?女でも世話しろってか?ピッチピチの70代の女学生だったら知ってるぜ?」
胡瓜「・・・いっ、いえ、そんなんじゃありませんっ(なっ、なんだよ70代の女学生って、人間じゃなくてバケモノだろっ、それ!)・・・あのぉ、先月号で書いた
「焼け野原の夜空」~昭和22年、和夫の初恋~
・・・・の原稿料ぉ・・・・まだ頂いていないのですがぁ・・・」
編集長「ああっ、なんだそのことかっ・・・・残念だったな!今は払えんっ!ワハハハッ!」
胡瓜「・・・・(ムカッ)ワハハじゃないですよっ、先々月の原稿料も、その前の分もっ!まだ貰っていないんですよぉ!これじゃ、私、タンポポ採集業(※)と小説家、どっちか本業かわからなくなってきますよぉ・・・・頼みますよぉ、編集長ぉ、原稿料くださいよぉ~!二つで充分ですよぉ~わかってくださいよぉ~!」
※タンポポから代用コーヒー作って闇市で売っているのだ
編集長「黙れっ!!!!!」(丼っ!)
胡瓜「ヒイイイイ~ッ、怖い~っ・・・へっ?・・・そっ、それは親子丼(肉極小)っ!!」
編集長「ウチも経営が厳しくてナ、すまネェが来月まで待ってくれや・・・その代わり今日のところはこの親子丼で我慢してくれ!」
胡瓜「・・・ああっ!親子丼(肉極小)っ!夢にまで見た親子丼(肉極小)っ!ヒイイインッ、いただきますッ、いただきますッ・・・ムシャモシャハムハムパクパク」
編集長「おめえナ・・・泣きながら親子丼食うなヨ・・・ここは留置場の取調室じゃねえぞ」
胡瓜「ああっ!美味いっ!親子丼っ!・・・これは神が与え給うた神秘の食べ物に違いないっ!!」
編集長「・・・・腹減りすぎて頭オカシクなってるんじゃねえだろうな・・・・そういや、胡瓜よぉ、親子丼と言えば、お前の「「焼け野原の夜空」~昭和22年、和夫の初恋~」・・・だがな。
胡瓜「・・・はいっ、単行本化ですかっ?ワオッ、印税で闇市の汁粉(サッカリンマシマシ)100杯食えるっ!」
編集長「・・・・アホ!そんなわきゃねえだろ!・・・続編書け!続編!」
胡瓜「・・・はぁ?・・・ぞ、続編っ?」
編集長「そうだ、言っておくが、お前のク◯みてぇな文章が気に入ったワケじゃねえ・・・実はナ、ウチの看板作家「黒光亀太郎」先生が闇市で食った天麩羅にアタって入院しちまってなぁ・・・急遽穴埋めが必要になったのよ・・・」
胡瓜「・・・で、でもっ・・・「「焼け野原の夜空」は、余韻を持たせた良い終わり方させたのに・・・いまさら続編なんてっ!」
編集長「・・・・オイ(小声)・・・胡瓜(中声)・・・オメェ、俺に意見する気かぁ?アアッ?(大声)」
胡瓜「ハヒイイ~ッ・・・・ゴメンなさいいい~っ!(このヒト怖スギィ!)」
編集長「せっかくいい終わり方させたのに、それをぜ~んぶブチ壊す続編が作られるなんざ、世間ではよくある話じゃね~か!こちとら商売なんだ!ゼニ稼ぎよっ!・・・前作破壊の続編だろうがなんだろうが、書けって言われたら黙って書くんだよ!オオッ?」
※実在の映画、アニメ、漫画とは一切関係がありません
胡瓜「ヒイイ~ッ・・・ハイッ!書きますっ!・・・書きますぅ、続編でも遺書でも何でも書きますうぅ~(泣)」
・・・こうしてカストリ雑誌「月刊 性の響宴」連載小説、
「焼け野原の夜空」~昭和22年、和夫の初恋~
・・・・は、急遽、「蛇足」を絵に描いたような「続編」が書かれることになったのだった。
~~~~~~~~~~
ハイクラスな娯楽を提供する紳士淑女の為の読み物
【月刊 性の響宴】10月号予告!!
★特集「猟奇!男根シチューを作る露西亜の殺人マダム」
実録!出歯亀の真実・・・真犯人か冤罪か?
【スクープ!】アメリカ初代大統領の正体は河童だった!
付録・新時代は夫婦の性生活も民主主義だ!夜の新憲法
★論説 男性諸君!蒟蒻の時代は終わった!これからは合成ゴムの時代だ!
★本誌でしか読めない特別連載小説!
お詫び:黒光亀太郎先生の連載小説「F婦人の柔肉豆腐」は作者急病のため当分のあいだ休載いたします。
【豪華執筆陣による官能小説】
黒魔羅 艶二郎 作「愛とイボ痔の日々」
床虱 淋之助 作「ある未亡人の手記~新恋人は自然薯~」
金多摩 蒸夫 作「勤労女学生・モンペの下の縄下着」
糺ノ杜 胡瓜堂 作「続・焼け野原の夜空」~母と娘・乱れ咲き花二輪~
乞うご期待!!
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二つで充分ですよぉ ブレードランナー!