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第七話 「焼け野原の夜空」~エピローグ~
しおりを挟む「こうするともっと気持ちいいよっ!おにいさんっ?・・・私が手伝ってあげるねっ!」
美音は、悪戯っぽい笑みを浮かべ、犬の交尾のような後背位の姿勢で母を犯している、男の毛だらけの尻に手をかけて乱暴に揺らし始める!
「おあああっ、美音ちゃんっ!・・・ダメだって、ああっ、イッちまうからっ・・・ヤメテっ!ダメだって!ああっ!」
「んひいいい~っ!チ〇ポがっ、チ〇ポが当たるううっ!ううっ、ウオオんッ!子宮がっ・・・子宮がイイ~ッ!・・あっ、ああっ、イク~っ!イクうう~っ!」
娘が男の尻を強制的に揺らすと、彼の下で犬のように四つん這いになって交尾の真っ最中の母がこらえ切れずにヨガリ泣きを始める。
腹の底から絞り出すような・・・すすり泣くような淫らな泣き声だ。
「お母様っ?イッて!・・・おにいさんと仲良くイッていいのよっ!ほらっ!」
男の筋肉質の腰をグイグイと母の大きな尻に押し付けながら、美音の左手が二人の結合部に割って入り、母の淫穴にズッポリと嵌っている男のペ〇スの根本を白くて細い指でサワサワと弄び刺激する。
「ウオッ!オオッ・・・美音ちゃんっ・・・ダメだって!出ちまうっ、ああっ・・・出るっ!ウウッ、!・・・ウオオオ~ッ!」
「オオオンッ・・・出てるぅ!おっフウウッ!・・・ああっ、子宮が熱いっ!熱いいい~っ!」
男の尻の動きがピッタリと止まり、ヒクヒクと痙攣し始める。
美音の悪戯に翻弄され、淑子の膣中であっという間に精を放ってしまったのだ・・・。
「・・・・おいおいっ、兄さんっ、随分と早いじゃねえか・・・ウヒヒっ、美音ちゃんにしてやられたね?」
「フ~ッ、フ~ッ、フ~ッ・・・はあぁ、美音ちゃん、ヒ、ヒドいや!・・・・俺と淑子姐さんの恋路をジャするなんてよおっ・・・ハアッ、ハアッ・・・出ちまった・・・」
男は、淑子の背中にもたれ掛かって肩で息をしながら恨み言を言う・・・大勢の男達の前で大見得を切って登場したものの、一分ももたずに果ててしまった恥ずかしさもあるのだろう。
「でも、おにいさんも気持ち良かったんでしょ?・・・ホラぁ、まだココがピクピクしてるし!」
「ヒイイイ~っ!美音ちゃんっ、くすぐったいって!・・・アア~ッ!」
美音が、白い指先で男のピクピクと痙攣を続けている会陰部をサワサワと撫でると、男はくすぐったさと、猛烈な気持ちよさに少女のような情けない声で喘ぐ。
・・・しかし、それが男の情欲に再び火を点けたようだ。
「・・・・ハアッ、ハアッ・・・ま、まだだっ、淑子姐さんっ、このままもう一回!なあ?いいだろう?」
男は、好きな酒も賭け麻雀も我慢して貯めた今夜の花代60円の元を取ろうとでもするかのように、再び貪欲に尻を振り始める。
・・・ペ〇スが萎えないうちに、このまま抜かずの二回戦に突入したいのだ。
「うああ~んっ!お兄さんっ、逞しいのねえっ・・・抜かずの二発なんてぇ・・・いいわっ、キテっ!ああっ、突いてっ!突いてエエェ~!」
「あ~あ、ま~た始まっちゃった・・・・せっかく早く終わらせようと思ったのにぃ!」
美音は再び母とセッ〇スを始めてしまった若い男の筋肉質の尻をピシャリと叩くと、頬を膨らませて見せる。
・・・・・大笑いする男達。
男は、今度は淑子と繋がったままクルリと体を入れ替えて、ほっそりした淑子を自分の上に乗せる。
「ハアッ、ハアッ・・・淑子姐さんっ!俺たちがオマ〇コしているトコロっ、皆に見てもらおうぜっ!」
淑子を自分の腰の上に乗せ、騎乗位の姿勢になった男は太い腕で彼女の脚を掴むと、性器を結合させたたまま淑子を180度回転させる。
・・・・背面騎乗位の体位へと変更したのだ。
「・・・どうだっ?淑子姐さんと俺が繋がっているところ!・・・よおく見てくれっ!」
男は、観客達に己の絶倫ぶりを誇るように、露骨な男女の結合部を見せつけながら淑子を乱暴に真下から突き上げる。
「・・・・おぐうう~っ!ああっ、イヤよおっ、丸見えよおっ・・・もおっ!」
「ホラッ、美音ちゃんもっ・・・母さんのマ〇コに俺のチ〇ポが突き刺さっているトコロっ!・・・よおく見てくれっ!」
・・・グチャッ、グチャッ・・・男は先ほどの暴発の失態を取り戻すように、激しい腰使いで淑子を乱暴に犯す。
「ああっ・・・美音っ・・・恥ずかしいっ、見ないでっ!・・・見ないでええ~っ!」
淑子は、男のペ〇スに下から激しく突き上げられ、ダンスをしているように体を揺らしながら妖艶な眼差しで宙を睨みつけ、ギュッと唇を噛む。
・・・・・ああっ、淑子おばさんっ!美音ちゃん・・・・な、なんで二人があんなことを!
狭い一軒家の中で繰り広げられる異常な光景!
雨戸の隙間から一部始終を見ていた和夫は、左手で美音にプレゼントするはずだった髪飾りを握り締めながら、右手で激しくペ〇スをしごいていた。
・・・・あの優しくて上品そうな淑子おばさんが、あんな男達と!それに美音ちゃんもっ!・・・あっ、あんなコだったなんてっ!
・・・・私・・・・和夫くんが思っているようなコじゃないのよ・・・
和夫の脳裏に、あの時美音が言った言葉が思い出された。
そう、彼女は未亡人の母と共に、男達を集めて春を売り、それを「ショー」として見せることを生業としていたのだ!
淫らでインモラルな美音の本当の姿・・・・しかし和夫の目には、一糸纏わぬ姿で、母と若い男のセッ〇スを眺めている美音が、女神のように美しく見えた。
・・・・彼女はあくまでも美しかった。
淑子おばさんと美音ちゃんはこうして生活を・・・でもっ!・・・でも僕は美音ちゃんが好きだ!大好きだっ!
「・・・ウウッ・・・ああっ!」
・・・ビュッ!・・・ビュウ~ッ!・・・ビュウウッ!・・・ドクッ、ドクッ・・・・
和夫は、ペ〇スを握っている右手を猛烈な勢いで動かすと、雨戸のトタン板に向かって激しく精液を射ち出していた。
・・・・もうこれで三度目の射精である・・・・彼も、いつの間にか淑子と美音の「本番ショー」のギャラリーの一人となって、無我夢中で自慰に没頭していたのだ。
「・・・ウヒヒっ、お前さんもロハ(無賃)かいっ?」
突然後ろから、しわがれた男の声が聞こえ、和夫はギョッとして振り向く。
そこには痩せた40前後の男が立っていた。
みすぼらしい身なりと汚れた手足・・・彼も上野界隈を根城にしている日雇い労働者の一人なのであろう。
「・・・どうれ、ああ、今日はもう終わっちまったようだなぁ・・・もう少し早く来れば間に合ったんだが・・・・」
彼は、この淑子・美音母子の素晴らしい「ショー」をタダで見ることの出来る、素敵な「雨戸の隙間」を知っている無賃客の常連なのだろう・・・。
男は月明かりに透かして、自慰をしていた和夫の顔を覗き込むようにうかがう。
「・・・・おい、お前さんっ、また随分と若そうだな・・・も、もしかして◯学生かいっ?」
「・・・いっ、いえっ!僕はっ!」
和夫は、思わず周囲に響くほどの大声を上げ、ペ〇スをズボンにしまうのも忘れて、衝動的にその場を逃げ出していた・・・後ろも振り返らず、脱兎の勢いで駆け出す和夫。
真っ暗闇の中、石ころだらけの道を星明かりを頼りに夢中で走る・・・息が切れてもおかまいなしに走る!
・・・・一体どのくらい走ったのだろう・・・・。
どこを走っているのか、ここが何処なのが自分でも判らなくなって・・・・ふと、気がつくと和夫は上野のいつもの大通りに出ていた。
夜だと言うのに、バラック建ての粗末な酒場からは灯りが漏れ、あちこちで男達の笑い声が響いている。
路上では、傷痍軍人が悲しげな音色でアコーディオンを弾いて通行人に施しを乞うていた。
浮浪者や、ヒロボン中毒の者達が路上に死んだように転がっていた。
上野の山の方では、そこを根城とする不良少年たちが焚き火をして騒いでいた。
・・・・和夫は息を落ち着かせ、側の大石の上に腰を掛けると、ふと我に返る。
美音にプレゼントするつもりだった、あの美しい舶来品の髪飾りはどこかに落としてしまっていた。
・・・・・和夫は、喧騒に包まれた上野の駅前から離れ、再び真っ暗な道を、自分の家へと歩いた。
繁華街から離れてゆくにつれ、焼け野原が目立ち、シーンと身に染みる静けさだけが和夫を包み始める。
和夫は思わず星が無数に瞬いている夜空を仰いた・・・・今まで見たことのないような綺麗な星空だった。
~~ 完 ~~
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