14 / 113
竜騎士になったよ
フィリックスの過去
しおりを挟む
「よく温まったか?…このままじゃまた冷えてしまうな」
フィリックスが髪を乾かしてくれた後、バスローブに包まれた俺の体に触れて温度を確かめた。
マシになったとはいえ、まだ魔法が切れきってはいない俺の体はすぐに冷えてしまう。手足もまだ元のようには動かない。
「明日の朝には魔法は抜けてると思うから、それまでは俺がついてる」
フィリックスはそう言って俺を抱き上げた。
抱っこなんてしてもらったのは何年ぶりだろう?俺が大人しくフィリックスの首に手を廻すと、彼はふっ、と微笑んだ。
その時に気づいた。
フィリックスの胸から腹にかけて大きな傷がある。これは魔法で受けた斬撃…?
竜騎士の仕事ってそんなにキツイのかな?でも、これはもっと昔、子供の時についたものぐらい古そうだなと感じた。
「…気になるか?俺の傷」
俺をベッドに降ろし、二人すっぽりと布団をかぶる。フィリックスが俺を胸に抱いてまた温めてくれる。
「これは子どもの時に暴漢に襲われて…一緒にいた俺の大切な幼馴染みの友達は、俺をかばって命を奪われた。これはそのときの傷。俺達は二人で竜騎士を目指していて…生き残った俺はそいつの意思も継いで竜騎士になったんだ」
そんなつらい過去があったんだ…俺は涙が滲んでしまい、それに気づいたフィリックスがそれをキスで拭った。
「泣いてくれるんだ?優しいな、シン…」
「うぅ…俺は友達はジジイ以外いなかったから同年代の友達がわからないけど…フィリックス…」
「シンの友達はラースがいるだろ?」
「そうだけど…失うのは悲しいよ…」
めそめそする俺をフィリックスがぎゅっと抱き締める。誰かに抱き締めてもらうのってすごく心地よくて安心する。
「ありがとう、泣いてくれて。もう、大丈夫だから」
そして、フィリックスが真顔で俺の顔をじっと見た。
え、なに…?いきなりドキっとしてしまう。
部屋の照明はベッドから離れた間接照明だけが点いていて、フィリックスの表情や顔がものすごく綺麗にセクシーさを増しているのに気づく。整った甘い顔が俺を熱を帯びた瞳で見つめている。それに上半身は裸。
しまった、俺、真っ裸…!いきなり意識してしまって恥ずかしくなった俺は顔を伏せた。それをフィリックスは許さずに俺の顎に手をかけて引き寄せる。
ゆっくり、ゆっくりとフィリックスの顔が近づいてくる。俺の唇にフィリックスの唇が触れた。そのまま押し付けられるように触れ合いを何度も重ねていく。フィリックスはキスをしながら俺の腰と背中に手を廻して引き寄せていく。
フィリックスの匂いと、くらくらしてくる頭の中。こんなキスは初めてだ。そもそも俺のファーストキスはフィリックスだし。
「ん、ふっ…フィリックス、俺、男なのに…?」
「シンがかわいいからつい……嫌か?」
唇を離してフィリックスが俺の瞳を覗き込む。
俺はふるふると緩く首を振った。
「不思議…な気分…嫌じゃないんだ」
「そうか。俺も不思議な気分だ。何よりシンが可愛くて仕方がない…。もう眠っていいぞ。今日は体を休めるのが先だな。…すまない」
こんなキスしといて、眠れってったって、眠れないよね!落ち着け俺の心臓!
と、思っててもフィリックスに優しく抱かれて心地よくて、俺はすぐに眠ってしまった。
俺の寝顔にフィリックスがそっとキスをしたことを、俺は知らない。
◆◆◆◆◆
「眠ったか…シン…」
腕の中ですうすうと可愛い寝息がする。シンは眠ったな。なんて可愛い、青い竜騎士。
伝説の竜騎士…か。
俺も昔はそうなりたかった。胸の傷をチラリと見る。
俺は生まれながらに赤いドラゴンが側にいたらしい。幼い頃から俺の友達で、どこに行くのも一緒だった。俺も伝説の竜騎士と呼ばれていた。
10歳の時までは。
美しいあいつを剥製にしようとしたハンターに狙われ、無力な俺をかばってあいつは無惨に殺され、奪われた。
俺の大切なドラゴンはこの世にはもういない。
それからどうしても赤いドラゴンと一緒にいたくて、俺は竜騎士の試験に受かるべくものすごく勉強した。そして、晴れて竜騎士となり、あいつと同じ色、赤いドラゴンを手に入れ同じ名前をつけた。
オリオン。
目を閉じると、あいつの翼、声、すべてがありありと焼きついてる。
あいつじゃないけど、今のオリオン号はとてもいい子だ。可愛くて、愛してる。
俺の生まれた町には古い言い伝えがあった。
伝説の竜騎士が二人揃うとき、魔がよみがえる、と。
俺は伝説になりそこねたからもう違う。
だから魔はよみがえらないなと安心してたんだ。
その矢先、シンが現れてしまった。この時代にエリアスと二人、伝説の竜騎士が揃ってしまった事実、これから何が起こるかわからない。
エリアスは英雄だ。あの実力、強さは桁が外れている。俺は彼と同じ時代の伝説の竜騎士になれなくて良かったとさえ思えるほどの圧倒的なカリスマ。でも、才能だけじゃない、きっと努力の賜物だ。あれは尊敬に値する。
そして可愛いシンが、これからどんな運命を背負うのだろうか。
エリアスと共に伝説の竜騎士として名を馳せていくのだろうが、できることならば俺が隣でずっと支えたい。この腕の中にすっぽり収まる華奢なこの体では重すぎる。
伝説になり損ねた男が伝説の竜騎士を支えられるなんて本望だ。もし俺に存在意義があるならば、それだと思いたい。
シン、お前には俺がついてる。
なりそこないの俺だけれどお前の側にいてもいいかな?
フィリックスが髪を乾かしてくれた後、バスローブに包まれた俺の体に触れて温度を確かめた。
マシになったとはいえ、まだ魔法が切れきってはいない俺の体はすぐに冷えてしまう。手足もまだ元のようには動かない。
「明日の朝には魔法は抜けてると思うから、それまでは俺がついてる」
フィリックスはそう言って俺を抱き上げた。
抱っこなんてしてもらったのは何年ぶりだろう?俺が大人しくフィリックスの首に手を廻すと、彼はふっ、と微笑んだ。
その時に気づいた。
フィリックスの胸から腹にかけて大きな傷がある。これは魔法で受けた斬撃…?
竜騎士の仕事ってそんなにキツイのかな?でも、これはもっと昔、子供の時についたものぐらい古そうだなと感じた。
「…気になるか?俺の傷」
俺をベッドに降ろし、二人すっぽりと布団をかぶる。フィリックスが俺を胸に抱いてまた温めてくれる。
「これは子どもの時に暴漢に襲われて…一緒にいた俺の大切な幼馴染みの友達は、俺をかばって命を奪われた。これはそのときの傷。俺達は二人で竜騎士を目指していて…生き残った俺はそいつの意思も継いで竜騎士になったんだ」
そんなつらい過去があったんだ…俺は涙が滲んでしまい、それに気づいたフィリックスがそれをキスで拭った。
「泣いてくれるんだ?優しいな、シン…」
「うぅ…俺は友達はジジイ以外いなかったから同年代の友達がわからないけど…フィリックス…」
「シンの友達はラースがいるだろ?」
「そうだけど…失うのは悲しいよ…」
めそめそする俺をフィリックスがぎゅっと抱き締める。誰かに抱き締めてもらうのってすごく心地よくて安心する。
「ありがとう、泣いてくれて。もう、大丈夫だから」
そして、フィリックスが真顔で俺の顔をじっと見た。
え、なに…?いきなりドキっとしてしまう。
部屋の照明はベッドから離れた間接照明だけが点いていて、フィリックスの表情や顔がものすごく綺麗にセクシーさを増しているのに気づく。整った甘い顔が俺を熱を帯びた瞳で見つめている。それに上半身は裸。
しまった、俺、真っ裸…!いきなり意識してしまって恥ずかしくなった俺は顔を伏せた。それをフィリックスは許さずに俺の顎に手をかけて引き寄せる。
ゆっくり、ゆっくりとフィリックスの顔が近づいてくる。俺の唇にフィリックスの唇が触れた。そのまま押し付けられるように触れ合いを何度も重ねていく。フィリックスはキスをしながら俺の腰と背中に手を廻して引き寄せていく。
フィリックスの匂いと、くらくらしてくる頭の中。こんなキスは初めてだ。そもそも俺のファーストキスはフィリックスだし。
「ん、ふっ…フィリックス、俺、男なのに…?」
「シンがかわいいからつい……嫌か?」
唇を離してフィリックスが俺の瞳を覗き込む。
俺はふるふると緩く首を振った。
「不思議…な気分…嫌じゃないんだ」
「そうか。俺も不思議な気分だ。何よりシンが可愛くて仕方がない…。もう眠っていいぞ。今日は体を休めるのが先だな。…すまない」
こんなキスしといて、眠れってったって、眠れないよね!落ち着け俺の心臓!
と、思っててもフィリックスに優しく抱かれて心地よくて、俺はすぐに眠ってしまった。
俺の寝顔にフィリックスがそっとキスをしたことを、俺は知らない。
◆◆◆◆◆
「眠ったか…シン…」
腕の中ですうすうと可愛い寝息がする。シンは眠ったな。なんて可愛い、青い竜騎士。
伝説の竜騎士…か。
俺も昔はそうなりたかった。胸の傷をチラリと見る。
俺は生まれながらに赤いドラゴンが側にいたらしい。幼い頃から俺の友達で、どこに行くのも一緒だった。俺も伝説の竜騎士と呼ばれていた。
10歳の時までは。
美しいあいつを剥製にしようとしたハンターに狙われ、無力な俺をかばってあいつは無惨に殺され、奪われた。
俺の大切なドラゴンはこの世にはもういない。
それからどうしても赤いドラゴンと一緒にいたくて、俺は竜騎士の試験に受かるべくものすごく勉強した。そして、晴れて竜騎士となり、あいつと同じ色、赤いドラゴンを手に入れ同じ名前をつけた。
オリオン。
目を閉じると、あいつの翼、声、すべてがありありと焼きついてる。
あいつじゃないけど、今のオリオン号はとてもいい子だ。可愛くて、愛してる。
俺の生まれた町には古い言い伝えがあった。
伝説の竜騎士が二人揃うとき、魔がよみがえる、と。
俺は伝説になりそこねたからもう違う。
だから魔はよみがえらないなと安心してたんだ。
その矢先、シンが現れてしまった。この時代にエリアスと二人、伝説の竜騎士が揃ってしまった事実、これから何が起こるかわからない。
エリアスは英雄だ。あの実力、強さは桁が外れている。俺は彼と同じ時代の伝説の竜騎士になれなくて良かったとさえ思えるほどの圧倒的なカリスマ。でも、才能だけじゃない、きっと努力の賜物だ。あれは尊敬に値する。
そして可愛いシンが、これからどんな運命を背負うのだろうか。
エリアスと共に伝説の竜騎士として名を馳せていくのだろうが、できることならば俺が隣でずっと支えたい。この腕の中にすっぽり収まる華奢なこの体では重すぎる。
伝説になり損ねた男が伝説の竜騎士を支えられるなんて本望だ。もし俺に存在意義があるならば、それだと思いたい。
シン、お前には俺がついてる。
なりそこないの俺だけれどお前の側にいてもいいかな?
53
お気に入りに追加
4,205
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 設定ゆるめ、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる