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本編
★何回め
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もう、何度出されたのか…俺はもう陸に打ち上げられた小魚みたいになっていた。
このままではいかんと思って身を起こすと、ベンが目を丸くして俺を見た。
「…レイ?どうした?」
「ん…ぁっ…俺だって…」
「ん?何だ?」
ふるふると絶頂の余韻を振りきりながらベンの汗ばんだ背中に腕を回して抱きつくと、厚い胸に頬をぴったりくっつける。
「俺だって…ベンを気持ちよくさせたい」
「!?」
俺がそう言った瞬間、ベンの眉間に険しい皺が彫られた。
えっ…やなの…? 俺間違えた?積極的は求めてない?
俺はみるみるうちに涙目になった。
「えっ…?ちょ、レイ…?何でまたいきなり」
「俺ばっかり…よくしてもらってるからぁ…ベンがつまんないかなと思って…」
「俺は別にそこまで求めてないけど…」
「えっ…!」
俺の目からとうとう涙がこぼれ落ちた。うわっ、と狼狽するベンが俺を抱き締めた。
「や、やる気になってくれたのは嬉しい。でも、レイが無理することはないんだ、俺は充分レイに満足してるんだから」
「ご奉仕…きらい?」
「いや、嫌いじゃな…いけど…てか、なんの話を…」
うろたえるベンがなんだか可愛い。
「じゃあ…俺にちょっとさせて?」
「え?」
俺は真っ赤になるベンに股がると、彼をベッドに仰向けに横たえる。ベン自身を手のひらで掴み、数回擦り、鬼頭のあたりをくすぐるとすぐに力強いベンに変貌する。
それをさっきまでベンがいた場所にあてがい、つぷりと先を入れた。
「っ…はっ…!」
ベンの小さな呻き声と吐息。気持ち良さそうな顔をしてる…。
腰を少しひねりながらベンを迎え入れた俺も喘ぎながら身をくねらせた。
「あぁ…ベン…すご…ぃぃ」
熱くて固いベンが俺の中にいる。自分の体重をモロに受けて、奥ギリギリまで届く。腰を揺らしてリードすると、ベンが気持ち良さそうに表情を険しくした。
すると。
両方の尻を鷲掴みにしたベンが俺を引き寄せてある場所に当ててきた。
だめ、そこは…わかってて避けていたのに!
思わずのけ反った俺の乳首を口に含み、ベンがガツガツと下から攻めあげてくる。ベッドが小刻みにきしむ音と俺のなかであり得ないほどの快感が襲ってくる。
「俺はっ…!レイ、が、むちゃくちゃに俺を感じる姿が好き…なんだ…。自分で動くレイもいいんだが…俺だけを感じて、俺のものだって…」
パンパンと音をたてて下から突き上げられていく俺はただベンの肩につかまるのが精一杯だった。なにこの暴れ馬っ!!!
「あっ、アァ、はぁ…ん、んー!だめ、壊れちゃう…っ」
「もうすっかり俺だけの形になってるな…俺のだ」
小声でそう呟いたベンの言葉は。
それは、ベンが見せた嫉妬。
「俺は…っ、ベンのだから!ベンしかいらない、ベンだけがいいっ…」
思わずそう言うと、ベンは、すごく満足そうに微笑んだ
ベンの気持ちを知れてよかった。
このままではいかんと思って身を起こすと、ベンが目を丸くして俺を見た。
「…レイ?どうした?」
「ん…ぁっ…俺だって…」
「ん?何だ?」
ふるふると絶頂の余韻を振りきりながらベンの汗ばんだ背中に腕を回して抱きつくと、厚い胸に頬をぴったりくっつける。
「俺だって…ベンを気持ちよくさせたい」
「!?」
俺がそう言った瞬間、ベンの眉間に険しい皺が彫られた。
えっ…やなの…? 俺間違えた?積極的は求めてない?
俺はみるみるうちに涙目になった。
「えっ…?ちょ、レイ…?何でまたいきなり」
「俺ばっかり…よくしてもらってるからぁ…ベンがつまんないかなと思って…」
「俺は別にそこまで求めてないけど…」
「えっ…!」
俺の目からとうとう涙がこぼれ落ちた。うわっ、と狼狽するベンが俺を抱き締めた。
「や、やる気になってくれたのは嬉しい。でも、レイが無理することはないんだ、俺は充分レイに満足してるんだから」
「ご奉仕…きらい?」
「いや、嫌いじゃな…いけど…てか、なんの話を…」
うろたえるベンがなんだか可愛い。
「じゃあ…俺にちょっとさせて?」
「え?」
俺は真っ赤になるベンに股がると、彼をベッドに仰向けに横たえる。ベン自身を手のひらで掴み、数回擦り、鬼頭のあたりをくすぐるとすぐに力強いベンに変貌する。
それをさっきまでベンがいた場所にあてがい、つぷりと先を入れた。
「っ…はっ…!」
ベンの小さな呻き声と吐息。気持ち良さそうな顔をしてる…。
腰を少しひねりながらベンを迎え入れた俺も喘ぎながら身をくねらせた。
「あぁ…ベン…すご…ぃぃ」
熱くて固いベンが俺の中にいる。自分の体重をモロに受けて、奥ギリギリまで届く。腰を揺らしてリードすると、ベンが気持ち良さそうに表情を険しくした。
すると。
両方の尻を鷲掴みにしたベンが俺を引き寄せてある場所に当ててきた。
だめ、そこは…わかってて避けていたのに!
思わずのけ反った俺の乳首を口に含み、ベンがガツガツと下から攻めあげてくる。ベッドが小刻みにきしむ音と俺のなかであり得ないほどの快感が襲ってくる。
「俺はっ…!レイ、が、むちゃくちゃに俺を感じる姿が好き…なんだ…。自分で動くレイもいいんだが…俺だけを感じて、俺のものだって…」
パンパンと音をたてて下から突き上げられていく俺はただベンの肩につかまるのが精一杯だった。なにこの暴れ馬っ!!!
「あっ、アァ、はぁ…ん、んー!だめ、壊れちゃう…っ」
「もうすっかり俺だけの形になってるな…俺のだ」
小声でそう呟いたベンの言葉は。
それは、ベンが見せた嫉妬。
「俺は…っ、ベンのだから!ベンしかいらない、ベンだけがいいっ…」
思わずそう言うと、ベンは、すごく満足そうに微笑んだ
ベンの気持ちを知れてよかった。
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