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後悔しないように
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230 後悔しないように
次の日、市場に仕入れに向かうとおっちゃんから声をかけられる。
「にいちゃん!今日はいいのが入ったんだ。ちょっと見て行きなよ」
おっちゃんはそう言ってザルに氷と一緒に乗せた魚を見せてくる。
少し小振りだけど立派な鯛だった。
「でっかいのはもう持ってかれちまったんだが、こいつはいいぜ。よく身がしまってて、鱗がしっかりしてるだろ。こいつは美味いぜー。どうする?買ってくかい?」
値段次第かなと思いながら、おっちゃんが見せてくれた鯛を見る。30センチは無さそうな小型の鯛だけど、すごく太ってて色艶がいい。きっとこれは絶対美味しいやつだ。
「おっちゃん2尾でいくら?氷もつけてくれる?」
ひと目で見て気に入ってしまった。食べたい。おっちゃんのオススメなんだ。間違いないはず。
「あー銅貨30でどうだ?氷はタダにしてやるよ」
おっちゃんは箱いっぱいに氷を詰めてくれた。お金を払って店を出る。
お刺身にするには小さいかなと思ったからご飯と一緒に炊き込んでみようと思った。いわゆる鯛めしだ。
セシル婆さんの八百屋でいろいろ買って市場を出ようとした時にちょうどいい大きさの鍋がないことに気がついた。
どうしよう。炊飯器じゃなんか勿体無いしな。
中くらいの厚手の鍋は家に置いてきてしまった。
大きな鍋さえあれば大丈夫かなと思ったからだ。
どうしよう。わざわざ買うのもなんか嫌だな。
ダメ元でギルドの食堂に行った。
フェルには先に商業ギルドから屋台を出して開店の準備を進めてもらうことにした。
マスターに事情を話すと好きなの選んで持って行けと言われる。
「それで、何作るんだ。なんかおもしれーもんなんだろうな」
鍋を選ばせてもらっているとウォルターさんがそう聞いてきた。
「さっき市場の魚屋のおっちゃんから新鮮な鯛を売ってもらったんです。今日はこの鯛をお米と一緒に炊き込んでみようと思って。鯛めしって言うんです」
「鯛か、確かにスープに入れて煮込むと美味いからな。こないだも食ってたが、お前けっこう米の料理には詳しいのか?」
「祖父が東の国の出身なんです。きちんと下処理すれば美味しいし、値段も安いからこういうお店で出すにはいいと思いますよ。王都で僕が勤めてる店でも少し前から始めたんです」
「そういやお前、王都のクライブの店で働いてんだろ。ハンバーグってあいつの店の料理だからな」
「ウォルターさんって師匠を知ってるんですか?」
「クライブのことを師匠って呼んでんのか?何偉そうにしてんだあいつは。俺とクライブとは昔一緒にパーティを組んでたんだ。あいつはいろいろあって王都に行ったが、俺はこっちに残ってこの食堂をやることにしたんだ。考えるともう長いこと会ってねーな」
「師匠の冒険者時代の話は聞いたことがなくて、まぁ……師匠が何か僕に話をするってことがほとんどないんですけど……。お会いできて嬉しいです。これからよろしくお願いします」
「おう。なんか困ったことがあったら俺に言え。奴らに聞いたが、屋台が終わった後にみんなに飯を食わしてんだってな。あんまり甘やかすんじゃねーぞ。すぐ調子に乗るからな」
「みんなには試作の料理を食べてもらってるんです。王都には魚がないから勉強のためにいろいろ作ってみようと思って。みんなは思ったことをいろいろ教えてくれるから僕も助かると言うか、なんか作り甲斐があるから楽しいです」
「そうか?まあそれならいいが……。それで魚の料理は誰から習ったんだ?初めて作るようには見えないが」
「それは……祖父からいろいろ話を聞いてて、いつか自分でも作ってみたいなってずっと思っていたって言うか……。そうですね。銀の鈴のスティーブさんにこないだ鯛の煮込みを作ってもらったんです。スティーブさんには全然実力も何もかも敵わないけど、なんだか影響されちゃって、自分でも似たようなものを作ってみたくなっちゃって……」
「あー確かにな。スティーブは魚の扱い方が上手いからな。作ったの持っていけば喜ぶと思うぜ。あいつも面倒見の良いやつだからな」
「スティーブさんにはいろいろ教えてもらってます。代わりに僕はお米の炊き方とかを教えたりして、いい経験させてもらってます」
「米か……うちでもやってみるかな」
「精米器っていうのがあるんです。多分頼んだら作ってもらえると思うけど、なんかそれを作った鍛治師の知り合いも忙しいみたいで、作ってもらえたら持って来ますよ。その時に炊き方とかいろいろ教えます」
「おう。そりゃ助かるぜ。スティーブのところが米を出すならうちもうかうかしてらんねーからな。うちに来るやつはみんなここが酒場だと思ってんだ。うちは飯屋なんだがな」
「師匠もそんなこと言いながらツマミ作ってます。でもなんか楽しそうに作ってますけどね」
「現役で冒険者やってた頃はよく野営中に酒飲んでたからな。なんだかんだと酒のアテになるもんをよく作ってたんだ。若かったし、今とは時代が違うからな。明日死ぬかも知んねーから野営で酒を飲むのが普通だったんだ、あん時はな」
師匠やウォルターさんが現役の時は今よりもっと強い魔物がいっぱいいた頃だ。
明日死んでも後悔しないように約束とかはしないのが普通だったらしい。
なんかかっこいいな。僕はそういうの絶対嫌だけど。
ちょうどいい鍋を選んでウォルターさんにお礼を言う。
「屋台も順調なんだろ?もう領都で店でも開けばいいんじゃねーか?」
「いえ、まだまだ修行中です。スティーブさんにも、この領都で屋台をやってる人たちにも全然敵わない。もっと勉強しないといけないって感じてます」
「そんなのやりながら覚えていけばいいと思うぜ。ある程度客がつけば後は日々悩みながらやって行くもんだ。初めはな」
「そう言ってくださるのは嬉しいですけど、師匠からまだまだ学ぶこともいっぱいありますから。いつか師匠に認められたらこの街で屋台から始めたいって考えてはいるんですけどね。領都には魚があるし、王都に比べて食材の数が多いのに本当に驚いてます。でも師匠口数が少ないから何考えてるかわからない時があって。何を言いたいのかわかるまでひと月以上かかったりもします。まぁ、大変ですけど、今やってる屋台の経験を生かしていつかは領都でお店を出してみたいなって思ってます。でもまだ、全然具体的なことは考えられていないんですけど」
「クライブも不器用なやつだからな。あいつに嫌気がさしたらいつでも領都に来いよ。段取りは付けてやるから。なんかあったらクライブに言ってやれ。そんな無愛想だとウォルターさんのところに行っちゃいますよとかな」
そう言ってウォルターさんは笑った。
笑った顔は師匠と同じくらい威圧感があったけど。
ウォルターさんには額から鼻筋にかけて大きな傷がある。
睨まれたら殺されちゃうって思うくらい威圧感の強い人だ。
目に浮かぶぞ。焚き火を囲んでオーク肉を焼き、いかつい顔した冒険者達が酒を飲む姿が。
その姿は控えめに言って山賊だ。
ギルドを出て残りの用事を済ませたらフェルが待っている中央公園に急ぐ。
今日は400個仕込まなくちゃいけないから急がないと。
フェルが屋台の設置を終わらせてくれていたのでどんどん仕込みを進めていく。
ハンバーグのタネも昨日と同じ段取りでやればあっという間に今日の営業の準備が終わる。
「やはりすごいな、ケイは。あっという間に準備を終わらせてしまった」
「慣れてるだけだよ。村でじいちゃんの手伝いもしてたし、仕込みの作業は好きなんだ。なんか黙々と作業が出来て」
「今頃ロイやサンドラが困っているだろうな。きっといつもの倍以上の仕事の量になっているはずだ。何かお詫びの品でも買っていかなくてはならないな」
「そうだね。僕たちがこうして楽しんでる分小熊亭のみんなはその穴埋めをしてくれてるわけだからね」
とはいうものの、あまり珍しいものがないというこの領都で何をお土産にしたら良いか見当がつかなかった。
鉄板に火を入れて油を薄く馴染ませる。
今日も頑張って営業しよう。
次の日、市場に仕入れに向かうとおっちゃんから声をかけられる。
「にいちゃん!今日はいいのが入ったんだ。ちょっと見て行きなよ」
おっちゃんはそう言ってザルに氷と一緒に乗せた魚を見せてくる。
少し小振りだけど立派な鯛だった。
「でっかいのはもう持ってかれちまったんだが、こいつはいいぜ。よく身がしまってて、鱗がしっかりしてるだろ。こいつは美味いぜー。どうする?買ってくかい?」
値段次第かなと思いながら、おっちゃんが見せてくれた鯛を見る。30センチは無さそうな小型の鯛だけど、すごく太ってて色艶がいい。きっとこれは絶対美味しいやつだ。
「おっちゃん2尾でいくら?氷もつけてくれる?」
ひと目で見て気に入ってしまった。食べたい。おっちゃんのオススメなんだ。間違いないはず。
「あー銅貨30でどうだ?氷はタダにしてやるよ」
おっちゃんは箱いっぱいに氷を詰めてくれた。お金を払って店を出る。
お刺身にするには小さいかなと思ったからご飯と一緒に炊き込んでみようと思った。いわゆる鯛めしだ。
セシル婆さんの八百屋でいろいろ買って市場を出ようとした時にちょうどいい大きさの鍋がないことに気がついた。
どうしよう。炊飯器じゃなんか勿体無いしな。
中くらいの厚手の鍋は家に置いてきてしまった。
大きな鍋さえあれば大丈夫かなと思ったからだ。
どうしよう。わざわざ買うのもなんか嫌だな。
ダメ元でギルドの食堂に行った。
フェルには先に商業ギルドから屋台を出して開店の準備を進めてもらうことにした。
マスターに事情を話すと好きなの選んで持って行けと言われる。
「それで、何作るんだ。なんかおもしれーもんなんだろうな」
鍋を選ばせてもらっているとウォルターさんがそう聞いてきた。
「さっき市場の魚屋のおっちゃんから新鮮な鯛を売ってもらったんです。今日はこの鯛をお米と一緒に炊き込んでみようと思って。鯛めしって言うんです」
「鯛か、確かにスープに入れて煮込むと美味いからな。こないだも食ってたが、お前けっこう米の料理には詳しいのか?」
「祖父が東の国の出身なんです。きちんと下処理すれば美味しいし、値段も安いからこういうお店で出すにはいいと思いますよ。王都で僕が勤めてる店でも少し前から始めたんです」
「そういやお前、王都のクライブの店で働いてんだろ。ハンバーグってあいつの店の料理だからな」
「ウォルターさんって師匠を知ってるんですか?」
「クライブのことを師匠って呼んでんのか?何偉そうにしてんだあいつは。俺とクライブとは昔一緒にパーティを組んでたんだ。あいつはいろいろあって王都に行ったが、俺はこっちに残ってこの食堂をやることにしたんだ。考えるともう長いこと会ってねーな」
「師匠の冒険者時代の話は聞いたことがなくて、まぁ……師匠が何か僕に話をするってことがほとんどないんですけど……。お会いできて嬉しいです。これからよろしくお願いします」
「おう。なんか困ったことがあったら俺に言え。奴らに聞いたが、屋台が終わった後にみんなに飯を食わしてんだってな。あんまり甘やかすんじゃねーぞ。すぐ調子に乗るからな」
「みんなには試作の料理を食べてもらってるんです。王都には魚がないから勉強のためにいろいろ作ってみようと思って。みんなは思ったことをいろいろ教えてくれるから僕も助かると言うか、なんか作り甲斐があるから楽しいです」
「そうか?まあそれならいいが……。それで魚の料理は誰から習ったんだ?初めて作るようには見えないが」
「それは……祖父からいろいろ話を聞いてて、いつか自分でも作ってみたいなってずっと思っていたって言うか……。そうですね。銀の鈴のスティーブさんにこないだ鯛の煮込みを作ってもらったんです。スティーブさんには全然実力も何もかも敵わないけど、なんだか影響されちゃって、自分でも似たようなものを作ってみたくなっちゃって……」
「あー確かにな。スティーブは魚の扱い方が上手いからな。作ったの持っていけば喜ぶと思うぜ。あいつも面倒見の良いやつだからな」
「スティーブさんにはいろいろ教えてもらってます。代わりに僕はお米の炊き方とかを教えたりして、いい経験させてもらってます」
「米か……うちでもやってみるかな」
「精米器っていうのがあるんです。多分頼んだら作ってもらえると思うけど、なんかそれを作った鍛治師の知り合いも忙しいみたいで、作ってもらえたら持って来ますよ。その時に炊き方とかいろいろ教えます」
「おう。そりゃ助かるぜ。スティーブのところが米を出すならうちもうかうかしてらんねーからな。うちに来るやつはみんなここが酒場だと思ってんだ。うちは飯屋なんだがな」
「師匠もそんなこと言いながらツマミ作ってます。でもなんか楽しそうに作ってますけどね」
「現役で冒険者やってた頃はよく野営中に酒飲んでたからな。なんだかんだと酒のアテになるもんをよく作ってたんだ。若かったし、今とは時代が違うからな。明日死ぬかも知んねーから野営で酒を飲むのが普通だったんだ、あん時はな」
師匠やウォルターさんが現役の時は今よりもっと強い魔物がいっぱいいた頃だ。
明日死んでも後悔しないように約束とかはしないのが普通だったらしい。
なんかかっこいいな。僕はそういうの絶対嫌だけど。
ちょうどいい鍋を選んでウォルターさんにお礼を言う。
「屋台も順調なんだろ?もう領都で店でも開けばいいんじゃねーか?」
「いえ、まだまだ修行中です。スティーブさんにも、この領都で屋台をやってる人たちにも全然敵わない。もっと勉強しないといけないって感じてます」
「そんなのやりながら覚えていけばいいと思うぜ。ある程度客がつけば後は日々悩みながらやって行くもんだ。初めはな」
「そう言ってくださるのは嬉しいですけど、師匠からまだまだ学ぶこともいっぱいありますから。いつか師匠に認められたらこの街で屋台から始めたいって考えてはいるんですけどね。領都には魚があるし、王都に比べて食材の数が多いのに本当に驚いてます。でも師匠口数が少ないから何考えてるかわからない時があって。何を言いたいのかわかるまでひと月以上かかったりもします。まぁ、大変ですけど、今やってる屋台の経験を生かしていつかは領都でお店を出してみたいなって思ってます。でもまだ、全然具体的なことは考えられていないんですけど」
「クライブも不器用なやつだからな。あいつに嫌気がさしたらいつでも領都に来いよ。段取りは付けてやるから。なんかあったらクライブに言ってやれ。そんな無愛想だとウォルターさんのところに行っちゃいますよとかな」
そう言ってウォルターさんは笑った。
笑った顔は師匠と同じくらい威圧感があったけど。
ウォルターさんには額から鼻筋にかけて大きな傷がある。
睨まれたら殺されちゃうって思うくらい威圧感の強い人だ。
目に浮かぶぞ。焚き火を囲んでオーク肉を焼き、いかつい顔した冒険者達が酒を飲む姿が。
その姿は控えめに言って山賊だ。
ギルドを出て残りの用事を済ませたらフェルが待っている中央公園に急ぐ。
今日は400個仕込まなくちゃいけないから急がないと。
フェルが屋台の設置を終わらせてくれていたのでどんどん仕込みを進めていく。
ハンバーグのタネも昨日と同じ段取りでやればあっという間に今日の営業の準備が終わる。
「やはりすごいな、ケイは。あっという間に準備を終わらせてしまった」
「慣れてるだけだよ。村でじいちゃんの手伝いもしてたし、仕込みの作業は好きなんだ。なんか黙々と作業が出来て」
「今頃ロイやサンドラが困っているだろうな。きっといつもの倍以上の仕事の量になっているはずだ。何かお詫びの品でも買っていかなくてはならないな」
「そうだね。僕たちがこうして楽しんでる分小熊亭のみんなはその穴埋めをしてくれてるわけだからね」
とはいうものの、あまり珍しいものがないというこの領都で何をお土産にしたら良いか見当がつかなかった。
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