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幕間 5
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165 幕間 5
店に向かうケイを見送ったあと、残った洗い物を片付ける。
お茶を淹れるためにやかんでお湯を沸かした。
淹れた紅茶を飲みながら髪をとかす。
髪もだいぶ伸びたな。
あれからもう半年近くになるのか。
故郷を離れ王都で暮らすことにも慣れてきた。
こんなことになるなんて半年前には想像もしなかった。
まあいつかは騎士団を辞めることにはなっていたとは思うが。
髪を後ろで縛り残りの紅茶を飲む。
外の片付けをしなくてはな。
昨日はとにかく楽しかった。
まるで故郷の感謝祭みたいだった。
皆がご馳走を食べ酒を飲み大騒ぎする。
故郷では年に一度のお祭りだった。
私の家は騎士爵を授かり小さな領地を経営する貴族だった。
2人の兄がいて上の兄とは歳が離れており、物心ついた時には兄は近衛騎士として王家に支えていた。
もう1人の兄は武芸が全くできず。父を支えるべく領地経営の手伝いをしていた。
物語の中の姫ではなく、それを守る騎士に憧れてしまった私は元騎士だった父にせがみ剣の稽古をつけてもらった。
淑女としての教育を放棄して日々稽古に励む私を見ていつも母は嘆いていた。
生傷の絶えない私に、騎士になっても高貴な方にお茶を振る舞わなくてはならない機会もあるのだからと、お茶の淹れ方だけはしっかりと母に仕込まれた。
真面目な父は領民たちに信頼されており、裕福では無かったが、領地の経営はうまくいっていたと思う。
毎年の収穫の感謝祭では領民たちの笑顔が絶えなかったのを覚えている。
私はいつか騎士になり、この人たちを守る存在になるのだと心に決め、毎日訓練に励み、やがて試験に受かり騎士になることができた。
故郷に帰りたいと思わないと言ったら嘘になる。しかし帰ったところで私にできることはもうないだろう。
騎士団にはもう戻れず、帰ったところで私はもう死んだものとされている。
どこかの家に嫁ぐことも無理だろう。
家の中から出れずに、ひっそりと隠れて生きていくしかない。
こうして王都で暮らす日々に不満はない。
それどころか今とても幸せだ。
故郷に残した家族のことを思うと胸が苦しくはなるが、無理に帰りたいという気持ちはもう私にはない。
それに王都でも親しい人たちができた。昨日はその人達に日頃の感謝の気持ちを込めてささやかな宴会を開いた。
昨日あんなに忙しかったのにケイは大丈夫であろうか?
最近ケイは思い悩むことが増えていた。
拙い言葉で励ましてはみるが、私に料理のことはよく分からない。
どうしたら良いか分からずただそばにいるだけしかできなかった。
そんな中、ギルドの依頼をどうしても断れずよりによって炊き出しの日に依頼を受けることになってしまった。
さらにケイは1人で狩りに行くという。
心配でたまらない。
ケイは故郷の村でも狩りをしていたから平気だという。場所もゴードンの集落にすると言っていた。
危ないことはするなと言い聞かせて依頼に向かった。
「ホーンラビットくらいで心配しすぎだよアンタ。子供だって狩れる魔物さ。遠征の時、ケイの弓の腕前を見ただろう?ホーンラビットなんかアイツに近づけもしないはずだよ」
依頼の場所に向かう馬車の中でセシルが心配する私を笑い飛ばす。
「いろいろ心配だと思うけどね。ケイくんをもっと信じてあげないと。ケイくんがフェルちゃんに心配かけるようなことをするはずがないでしょう?あの子はいつだってフェルちゃんのことを考えているんだから」
ローザが優しく私に諭すように言う。
確かにそうだ。ホーンラビットくらいでそうそう遅れをとることはないはずだ。
装備ももうきちんとしているのだから大きな怪我をすることもないだろう。
ではこの気持ちはなんなのだろう。
もどかしくて、落ち着かなくて、心に穴が空いたような喪失感。
気づけばケイのことを考えている。
ケイが何か悩んでいるから、できるだけそばにいたかったのだ。たとえ何もできなかったとしても。
それに炊き出しをするのはけっこう好きなのだ。
暖かい料理を食べ皆が安心した顔をする。初めてその様子を見た時、思わず感動してしまった。そして今までの私を振り返り、少し悲しい気持ちになった。
実は小熊亭の給仕の仕事だって嫌いではない。店は忙しいが私は割と楽しんでやっている。
それに楽しそうに働くケイを見ているのが好きなのだ。
思えば炊き出しを手伝えないのは初めてなのではないだろうか。
ケイは最初自分1人でやるから大丈夫だと言っていた。
けれどその規模が予想以上に大きくて、冒険者たちの手伝いや、カインとセラの頑張りでなんとかやれている。
私だってはじめは何もできなかったが、少しずつ炊き出しを手伝えるようになったのだ。
それがケイの助けに少しでもなっていると信じたい。
結局その日は門の空いている時間には帰ってこれなかったな。
私は家の外に出て昨日の後片付けを始める。
テーブルは隅に寄せられていて、ゴミもキレイに拾ってあった。
冒険者たちが率先して後片付けを手伝っていたからな。
テーブルを拭き、畳んで納屋にしまう。焚き火に使った炭は1箇所に集めておいた。
ライツが作り散らかした手作りのテーブルは入り口の方に置いておけばいいだろう。
そのうちの出来がいいものをひとつ、庭の片隅に置いておくことにした。
たまにここでお茶を飲むといいかもしれない。
今日も王都は天気が良く気持ちのいい陽気だ。
春が待ち遠しい。
先週のこと、仕事が休みの午前中、クライブと仕入れに行ってから何かケイは吹っ切れたようだ。
きっと何か言われたのだろう。
クライブの奴もたまには師匠らしいことをするのだな。
ケイはそのあと帰ってきてからとびきり美味しいシチューを作って、それを店で出せないか考えていた。
私がその背中を押すように、やりたいようにやればいいと思うぞと言ったら、ケイは優しく私に微笑み返してくれた。
昨日使ったテーブルクロスを洗い場で洗う。ついでだ。エプロンも洗ってしまおう。
いたるところに入れているウサギの刺繍は私がこういう絵を刺繍したいと絵に描いて見せた時、マリーさんが図案を作ってくれたものだ。
実はこの柄以外うまく作れる自信がない。
可愛らしいそのウサギの刺繍の部分を丁寧に洗った。
洗ったテーブルクロスとエプロンを物干しに干してだいたい片付けは終わったと思う。
何か忘れている気もするが、たいしたことではないだろう。
寝室に行き着替えをする。
いつのまにか当たり前のようにその日に着る洋服を選んでいる自分がいる。
思わず笑ってしまった。
ケイと出会う前は着る服などどうでもいいと思っていたのにな。
買ったばかりの鏡は寝室の棚の一番上に立てかけている。
少し小さいが仕方ない。
全身が写る鏡なんて実家にもなかった。
その隣にはケイからもらったサンダルが置いてある。
初めてケイからもらった大切なものだ。
着替えを済ませて寝室を出ようとした時、ペンダントを付けるのを忘れていたことに気づく。
危ない。もう少しで忘れるところであった。
なんとなくペンダントをするのを忘れた日にはなんだか落ち着かない。
そんな日は家に帰ったらすぐ小物入れの中を確認するのだ。
小物入れを開けると小さく畳まれた紙が入っている。
これも私にとって大切なものだ。
ペンダントをつけて鏡で確認をする。
よし。準備はできた。
少し早いが店に行こう。
ケイがいないとなんだか落ち着かない。
小物入れの蓋を閉めて元あった場所に戻す。
エリママ。確かに思い出の数だけ家具は増えていくものだな。
今はまだ少ないけれど、この寝室が家具でいっぱいになった時、ケイとの大切な思い出もいっぱいになっているのだろう。
リビングに行き火の元を確かめる。
その時ガタッと寝室の方から物音がした。
「フェルか?すまん。だいぶ寝過ごしてしまったようじゃ。ケイはもう店に行ったのかの?済まんがお茶を淹れてくれんか?」
そうだった。忘れていた。夕べ飲みつぶれたガンツが家に泊まっていた。
苦笑しながらガンツにお茶を淹れてやる。
その日、結局店には時間通りに出勤した。
店に向かうケイを見送ったあと、残った洗い物を片付ける。
お茶を淹れるためにやかんでお湯を沸かした。
淹れた紅茶を飲みながら髪をとかす。
髪もだいぶ伸びたな。
あれからもう半年近くになるのか。
故郷を離れ王都で暮らすことにも慣れてきた。
こんなことになるなんて半年前には想像もしなかった。
まあいつかは騎士団を辞めることにはなっていたとは思うが。
髪を後ろで縛り残りの紅茶を飲む。
外の片付けをしなくてはな。
昨日はとにかく楽しかった。
まるで故郷の感謝祭みたいだった。
皆がご馳走を食べ酒を飲み大騒ぎする。
故郷では年に一度のお祭りだった。
私の家は騎士爵を授かり小さな領地を経営する貴族だった。
2人の兄がいて上の兄とは歳が離れており、物心ついた時には兄は近衛騎士として王家に支えていた。
もう1人の兄は武芸が全くできず。父を支えるべく領地経営の手伝いをしていた。
物語の中の姫ではなく、それを守る騎士に憧れてしまった私は元騎士だった父にせがみ剣の稽古をつけてもらった。
淑女としての教育を放棄して日々稽古に励む私を見ていつも母は嘆いていた。
生傷の絶えない私に、騎士になっても高貴な方にお茶を振る舞わなくてはならない機会もあるのだからと、お茶の淹れ方だけはしっかりと母に仕込まれた。
真面目な父は領民たちに信頼されており、裕福では無かったが、領地の経営はうまくいっていたと思う。
毎年の収穫の感謝祭では領民たちの笑顔が絶えなかったのを覚えている。
私はいつか騎士になり、この人たちを守る存在になるのだと心に決め、毎日訓練に励み、やがて試験に受かり騎士になることができた。
故郷に帰りたいと思わないと言ったら嘘になる。しかし帰ったところで私にできることはもうないだろう。
騎士団にはもう戻れず、帰ったところで私はもう死んだものとされている。
どこかの家に嫁ぐことも無理だろう。
家の中から出れずに、ひっそりと隠れて生きていくしかない。
こうして王都で暮らす日々に不満はない。
それどころか今とても幸せだ。
故郷に残した家族のことを思うと胸が苦しくはなるが、無理に帰りたいという気持ちはもう私にはない。
それに王都でも親しい人たちができた。昨日はその人達に日頃の感謝の気持ちを込めてささやかな宴会を開いた。
昨日あんなに忙しかったのにケイは大丈夫であろうか?
最近ケイは思い悩むことが増えていた。
拙い言葉で励ましてはみるが、私に料理のことはよく分からない。
どうしたら良いか分からずただそばにいるだけしかできなかった。
そんな中、ギルドの依頼をどうしても断れずよりによって炊き出しの日に依頼を受けることになってしまった。
さらにケイは1人で狩りに行くという。
心配でたまらない。
ケイは故郷の村でも狩りをしていたから平気だという。場所もゴードンの集落にすると言っていた。
危ないことはするなと言い聞かせて依頼に向かった。
「ホーンラビットくらいで心配しすぎだよアンタ。子供だって狩れる魔物さ。遠征の時、ケイの弓の腕前を見ただろう?ホーンラビットなんかアイツに近づけもしないはずだよ」
依頼の場所に向かう馬車の中でセシルが心配する私を笑い飛ばす。
「いろいろ心配だと思うけどね。ケイくんをもっと信じてあげないと。ケイくんがフェルちゃんに心配かけるようなことをするはずがないでしょう?あの子はいつだってフェルちゃんのことを考えているんだから」
ローザが優しく私に諭すように言う。
確かにそうだ。ホーンラビットくらいでそうそう遅れをとることはないはずだ。
装備ももうきちんとしているのだから大きな怪我をすることもないだろう。
ではこの気持ちはなんなのだろう。
もどかしくて、落ち着かなくて、心に穴が空いたような喪失感。
気づけばケイのことを考えている。
ケイが何か悩んでいるから、できるだけそばにいたかったのだ。たとえ何もできなかったとしても。
それに炊き出しをするのはけっこう好きなのだ。
暖かい料理を食べ皆が安心した顔をする。初めてその様子を見た時、思わず感動してしまった。そして今までの私を振り返り、少し悲しい気持ちになった。
実は小熊亭の給仕の仕事だって嫌いではない。店は忙しいが私は割と楽しんでやっている。
それに楽しそうに働くケイを見ているのが好きなのだ。
思えば炊き出しを手伝えないのは初めてなのではないだろうか。
ケイは最初自分1人でやるから大丈夫だと言っていた。
けれどその規模が予想以上に大きくて、冒険者たちの手伝いや、カインとセラの頑張りでなんとかやれている。
私だってはじめは何もできなかったが、少しずつ炊き出しを手伝えるようになったのだ。
それがケイの助けに少しでもなっていると信じたい。
結局その日は門の空いている時間には帰ってこれなかったな。
私は家の外に出て昨日の後片付けを始める。
テーブルは隅に寄せられていて、ゴミもキレイに拾ってあった。
冒険者たちが率先して後片付けを手伝っていたからな。
テーブルを拭き、畳んで納屋にしまう。焚き火に使った炭は1箇所に集めておいた。
ライツが作り散らかした手作りのテーブルは入り口の方に置いておけばいいだろう。
そのうちの出来がいいものをひとつ、庭の片隅に置いておくことにした。
たまにここでお茶を飲むといいかもしれない。
今日も王都は天気が良く気持ちのいい陽気だ。
春が待ち遠しい。
先週のこと、仕事が休みの午前中、クライブと仕入れに行ってから何かケイは吹っ切れたようだ。
きっと何か言われたのだろう。
クライブの奴もたまには師匠らしいことをするのだな。
ケイはそのあと帰ってきてからとびきり美味しいシチューを作って、それを店で出せないか考えていた。
私がその背中を押すように、やりたいようにやればいいと思うぞと言ったら、ケイは優しく私に微笑み返してくれた。
昨日使ったテーブルクロスを洗い場で洗う。ついでだ。エプロンも洗ってしまおう。
いたるところに入れているウサギの刺繍は私がこういう絵を刺繍したいと絵に描いて見せた時、マリーさんが図案を作ってくれたものだ。
実はこの柄以外うまく作れる自信がない。
可愛らしいそのウサギの刺繍の部分を丁寧に洗った。
洗ったテーブルクロスとエプロンを物干しに干してだいたい片付けは終わったと思う。
何か忘れている気もするが、たいしたことではないだろう。
寝室に行き着替えをする。
いつのまにか当たり前のようにその日に着る洋服を選んでいる自分がいる。
思わず笑ってしまった。
ケイと出会う前は着る服などどうでもいいと思っていたのにな。
買ったばかりの鏡は寝室の棚の一番上に立てかけている。
少し小さいが仕方ない。
全身が写る鏡なんて実家にもなかった。
その隣にはケイからもらったサンダルが置いてある。
初めてケイからもらった大切なものだ。
着替えを済ませて寝室を出ようとした時、ペンダントを付けるのを忘れていたことに気づく。
危ない。もう少しで忘れるところであった。
なんとなくペンダントをするのを忘れた日にはなんだか落ち着かない。
そんな日は家に帰ったらすぐ小物入れの中を確認するのだ。
小物入れを開けると小さく畳まれた紙が入っている。
これも私にとって大切なものだ。
ペンダントをつけて鏡で確認をする。
よし。準備はできた。
少し早いが店に行こう。
ケイがいないとなんだか落ち着かない。
小物入れの蓋を閉めて元あった場所に戻す。
エリママ。確かに思い出の数だけ家具は増えていくものだな。
今はまだ少ないけれど、この寝室が家具でいっぱいになった時、ケイとの大切な思い出もいっぱいになっているのだろう。
リビングに行き火の元を確かめる。
その時ガタッと寝室の方から物音がした。
「フェルか?すまん。だいぶ寝過ごしてしまったようじゃ。ケイはもう店に行ったのかの?済まんがお茶を淹れてくれんか?」
そうだった。忘れていた。夕べ飲みつぶれたガンツが家に泊まっていた。
苦笑しながらガンツにお茶を淹れてやる。
その日、結局店には時間通りに出勤した。
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