上 下
95 / 158
第六章 スリー・オン・スリー

姫君と騎士

しおりを挟む

 ニョキシーを誘拐してから3日目、マガウルはよく晴れた秋空の下、お嬢様が子犬の散歩をするのに付き合っていた。

 ニョキシーはお嬢様のお屋敷で上機嫌に2夜を明かし、夜ごと子犬が「悪魔退治」と呼ぶ強盗をした他は倉庫から出ようとしなかった。その強盗にしても自分はほとんど見物で、フィウ様や老人、それに“ロボ”の動きを面白がるだけだった。

 むしろ子犬はフィウ様とのトランプや食事を楽しみ、お嬢様にピアノの伴奏を願って耳慣れない月の歌を得意げに披露したりし、夜はパジャマを借りて眠った。マガウルは子犬が「騎士団に帰りたい」と言うに違いないと思ったし、そのための言い訳も用意していたのだが、ニョキシーはそんな話を一切しなかった。

 しかし子犬は3日目の朝、食堂でフォーコ夫妻が差し入れてくれた鱈のみりん漬けをうまそうに食べ終えると、丁寧なレテアリタ語でお嬢様に願った。

「ねえフィウ。〈月〉の街を散歩してみたいのですが、よろしいでしょうか。夜は何度か歩いていますが、昼間の街を見てみたいのです……今なら兄上に叱られる恐れもありません」

 聞けばニョキシーは「アニキ」の厳命で貴族街の外に出るのを禁止されていたそうで、本当は、昼間の街を歩いてみたくてたまらないのだと語った。お嬢様は髪の毛を黄色くして「出発です」と叫んだ。


 その子犬は今日、ツイウス系の少女がよく着る白のワンピース姿をしている。武器は倉庫に預けているので、見た目は完全に無害な少女だ。カガクシャの白衣を着ているお嬢様よりずっと普通に見える。

 ニョキシーはラーナボルカの風景に夢中だった。

『おおー!? おおー!? 見ろよフィウ、わたしみたいな犬とか猫が、きれいな服を着て歩いてるぞ!? 獣人なのに……わたしと同じで、良い飼い主に拾われたんだな!?』
『……偉大なる騎士様、どうかお静かに願います。できればお言葉のほうも……毎夜の冒険のこともありますし、我らは目立ちたくありません』
『おお? ——「わっ、わたしもそう思っていたところです!」』
「花屋がありますよ、ニョキシー。〈月〉と違う品種があるか、ちょっと覗いてみます?」
「はい!」

 ニョキシーは、基本は従順で素直な子だった。悪目立ちするのでダラサ語は控えるよう指示すれば素直にレテアリタ語を喋ってくれるし、獣人の少女は、特に“鬼族きぞく”でツイウス王家唯一の生き残りたるフィウ様には決して逆らわず……マガウルは、子犬が月でどのような教育を受けて来たのか理解し始めていた。

 おそらくニョキシーは王女フィウが「ここにいなさい」と命じれば決して倉庫から出ない。直接の家臣ではないため敬語こそ使わないが、上の身分に服従するよう教育されている。

 ところで、興奮しているのは子犬だけでなかった。

「カオスさんの店、どこです……!? 今日は営業しているのですよね? わたしの一押しはオムライスをくまさんにした『キャラ弁』ですが、すごく手間がかかるみたいで、半月に1度しか販売されないとか……!」

 お嬢様はこの5年で覚えたレテアリタ語を叫び、青い髪を危うく黄色に変えそうになりつつ、ボブカットの髪を鋼鉄の意思で青に保っていた。この惑星に気分で髪色の変わる種族は存在しないと思われるので、耐えてもらわねば困る。

「販売してたら、お姉ちゃんに買って帰ります……!」

 アンは現在、倉庫の留守番を任されてお嬢様が実装した新たな機能を試験中だ。

 つい先日の神託によりお嬢様は「ロボット」について知り、お掃除ロボット・ル●バなる存在を常世様から教わったのだが、アンにその機能を実現させるのは魔術的困難を極めるそうで、とりあえずの実験のため、アンはホウキを持たされて屋敷に放置されている。ロボはひどく困惑していたが大丈夫だろうか。

 老いた殺人鬼は、自分がかつて誘拐した2人の少女を新市街にある「パルテ」に導いた。

 あの店の受付は無口な鑑定持ちであり、カオス少年や店長も同じだ。一方で少女2人はどちらも星辰ファレシラの配下とは言い難い身分だったが、マガウルには勝算があった。

 この試みは「冒険」で、少しでも間違えればファレシラかレファラドからの「天罰」の可能性がある。しかし老人は、12年前の誘拐時のように、彼女らを自分の倉庫の中に閉じ込めたくなかった。

 多少のリスクは覚悟の上だ。熟練の殺人鬼たる彼が警戒を怠たらねば星の神々から天罰を受ける可能性は低いはずだし、老人には頼もしい手駒もある。

 それと知らなければラーナボルカ市の一市民に見える禿げた中年がマガウルの脇を通り過ぎた。男はなんのサインも出さなかったが、それは「問題なし」を意味する合図だった。

 禿げた男は自分を「フォーコ」と名乗ったが、どうせこの名は偽名だろう。

 しかしAランク冒険者は老人が舌を巻くほど自然かつ違和感の無い「一般市民」を演じることができたし、殺人鬼は、冒険者でも最上級の「Aランク」を再評価していた。

(わしは冒険者ならBランク程度だろうが……)

 仮にマガウルがフォーコを知らず、ぼんやりと街を歩いていたらどんな目に遭ったか。

 なにもせずマガウルたちの脇を通り過ぎていったハゲは、熟練の殺人鬼から見ても「完璧な、ただの市民」に見えた。仮に奴から奇襲を受ければ確実に死ぬし、アンがそばに居ても勝ち目は無い。アンは強いが、その強さを見せる前に破壊されてしまうだろう。

 港の戦いでは、連中はあえて手を抜いてくれただけだったのだ。

(まだ若いのに……子犬もそうじゃが、上には上がいるものだの)

 もうひとりのフォーコ婦人もまた、マガウルの指示に従いこの街の別の場所で任務をこなしてくれている。彼女もミスはしないだろうし、仮にしくじっても圧倒的な実力で失敗を帳消しにしてしまうはずだ。

「お嬢様がた、あのゲートを抜けると新市街で、すぐに『仕立屋パルテ・スレヴェル』があります。事前の作戦通り、そろそろ変装をなさってください。フィウ様はカオス少年と顔馴染みですし、ニョキシー様は例のミケに見られているうえ、街の商人や冒険者どもに追われている身でございます」

 マガウルが告げると、少女2人は黄色い声を上げて笑い合った。

「いよいよですか! さあフィウ、〈常世の術〉を見せてください。生命様は死神と仲が悪いそうで、わたしの国に本格的な常世の使い手はひとりもいません!」
「良いでしょう——マグ、いっせーのせでやりますよ?」

 マガウルとお嬢様は路地の物陰に隠れ、同時に同じ〈常世〉のスキルを発動した。それはこの星のニケにも〈月〉にも知られていない〈常世の眷属〉だけの技能で、使用してもスキル表示は出ない。

 仮に知られていたとしたら、この技には次のようなスキル名が表示されるだろう。

〈〈 ——死霊魔術:死相デス・マスク輪舞曲ロンド—— 〉〉

 このスキルは術者が殺害したことのある被害者の顔と体、服装までを完璧に再現するうえ、どの星の叡智に鑑定されても死者の生前のステータスを持つように偽装してくれる。

 発動条件に「自分が殺した人間」を含むのがネックだが、老人は殺人鬼だし、フィウ様は亡き王家に何千回もそれを強いられている。

 マガウルは30年ほど昔に殺した小太りの商人に化けた。ツイウス王国の金貸しで、借金に悩んだ貴族から暗殺を依頼されてしまった哀れな男だ。

 同じスキルを発動したお嬢様は、王国で死刑になったうちで年齢の近い女死刑囚に化けた。マガウルは罪状をほとんど覚えていないが、貴族相手にガラス玉をルビーと偽って販売しただけの女だったと思う。金髪・碧眼の背の高い女で、その美しい髪はアンの頭皮に採用された。

「お、おおおー!? すごいスキルです……匂いまで別人だ! 『ずるいぜ、わたしも欲しい!』」

 子犬が丁寧に吠え、死刑囚に化けたお嬢様は優しく言った。

「これでわたしとマグは別人ですし、常世様の加護で『鑑定』も通用しませんが……そうですね、ニョキシーはお化粧で誤魔化しましょう。マグじいが最近、すごく性能の良い化粧品を持ってきてくれています……!」
「それも仕立屋パルテで購入してみた品ですが、お役に立てて良かった」
「け、化粧!? しかし、わたしは……騎士には、それは不要なものだと兄上が! 部下のルッツが勧めて来たときは噛んでやりましたが!?」
「噛まないでください。美味しいお昼ご飯のためですし、絶対可愛くしますから♪」
「お、おおー?」

 子犬に断言したお嬢様はしかし、化粧が得意とはいえず、子犬が可哀想になるくらいの厚化粧を施した。

 まだ10代の若い子犬は50代に見えるほどけばけばしい化物にされてしまった。口紅を塗りすぎて口が腫れているように見えたし、まぶたに塗りたくったアイシャドウは酒飲みの旦那に殴られた青アザに見える。

 フィウお嬢様は大量の化粧品を子犬に投じてため息をついた。

「ふぅ、完璧です……☆ 美人さんですよっ、ニョキシー!」
「……ほんとうですか?」

 子犬はなぜか老人に聞き、小太りの商人に化けているマガウルは、それはもう全力で嘘をついた。

「……………おきれいです」
「おおー? ならヨシッ☆ それじゃあの子猫がいる店で食事をしてやりますよ! ふはは、あの生意気な化け猫め……先日はあえて仕方なく渋々ほんとは勝てたけど時間とかアレがあったから実は余裕で勝てたけどわざとブラフで負けてやったが、悪魔の子猫め……! 今日は平伏し、お客様で騎士たるわたしに美食を給仕するが良い!」

 店先で子狐が軽妙な歌を披露する服屋近づく。

 緊張しているのかニョキシーは歌声に激しく震えたが、変装は通用し、なぜか鎧を装備している子猫がマガウルたちを出迎えた。

「にゃ。いらっさいまー? 飲み物無料に挑戦するか?」

 老人と子犬は“チャレンジ”を受けたが、フィウ様は少し考えて断り、普通サイズの麦茶とラーメンを注文した。

 マガウルは運良く偶数を出して飲み物を半額にできたが、子犬は奇数を出して大ジョッキを注文することになった。しかし老婆に化けたニョキシーは勝ち誇っていた。

「ふははっ! この店はずいぶん愚かな提案をするものですね? どの目が出ても、別にお客に損は無いではありませんか! 馬鹿なのか? この店はモノの道理を知りません!」
「にゃ☆ 意外と賢いな姐さん。子猫もずっとテンチョーにヤメロとゆっているのだが、あのアホ吸血鬼は血が足りていないらしく、『お得だ』として譲らないのです……そっちの2人はラーメン餃子定食で、姐さんは三毛猫オススメの“オトナランチ”にゃ? 食券を持ってしばし待つが良い」

 けばい化粧をしたニョキシーはサイダーという不思議な甘い水の大ジョッキをぐびぐびと飲んで勝利を宣言し、フィウ様はそんな子犬に老人も理解しがたい数秘術について語ったが、議論は難解で、ニョキシーもマガウルも理解できなかった。

 ウユギワ村の惨劇から5年、フィウお嬢様は大量の魔導書を読み下して多くを学び、ついには常世様をわくわくさせるほどの“ロボ”を作り上げている。

 テーブルについてしばらく待つと、いつもは「冷めると味が落ちる」と警告され、弁当としては買えなかったラーメンが老人とお嬢様の前に配られた。

(……おお、なんじゃこれ)

 マガウルはラーメンを気に入ったし、フィウお嬢様は「レカ(うまい)」とつぶやき、危うく髪を黄色に染めかけた。

 子犬のほうも「オトナランチ」を気に入ったようで、黒豚オークのハンバーグや火頭雉の卵を使ったふわふわのオムライスに感激し、甘いプリンを楽しんだあと、オムライスの上に立っていた小さな旗をポケットに仕舞い込んだ。青字に赤の模様が描かれた旗だった。

「フィウ王女、わたしは明日もこの店に行きたいと願います!」
「わたしもです。いつもはお弁当ばかりでしたが……さすがは『ファレシラの子』ですね。ラーメンとやらは初めてだったし、できたてはとても美味しかった」
「待ってください——邪神ファレシラの子?」
「月から来たニョキシーはあの神をそう呼ぶでしょうね。カオスさんはその眷属ですが、別にわたしたちの敵というわけではありませんよ。お姉ちゃんも昔、『平気だっ』と言っていました」

 お昼時の騒々しい店内でそんな会話に耳を傾けるものは無く、マガウルは店の化粧品やニョキシーのための服や下着を適当に2、3着見繕い、お嬢様にも1着新しいのを選んだ。キャラ弁は無かったので代わりに海苔弁を手に取ると金髪の少年が飛んできて、感激の表情で頭を下げた。

「おおお、お客様、そんなにうちの服をたくさん……!?」
「時間が無いので裾直しは結構。着られれば良い」

 食事や化粧品の代金はともかく服は高価だったが、何十年も人を殺してきた老人には使い切れないほどのカネがある。

 レジに立つと三角帽と竜皮のローブを纏った三つ編みの子狸は無言で羊皮紙に「21」と書いたが、マガウルはレテアリタ硬貨で21金貨ドルゴ——約420万円の大金をすぐに支払い、天罰も無く店を後にした。できれば写真を試したかったが、変装中に利用しても意味がなかった。

 少女2人は変装を解いて街を観光して歩き、最後に雄大な西の海を眺めた。

「ところでニョキシー、今夜も例の悪魔退治をしますか?」
「せねばなりません」

 子犬は海に小石を投げながら答えた。

「兄上によると、この街にはたくさんの竜の亡骸が売られていて、すべて回収せよと命じられています。わたしは騎士団を離れている状況ですが、たとえひとりでも任務は絶対です! 一昨日の八百屋はハズレでしたし、昨日の肉屋もダメでしたが、すべての店を調べるのです! ……本当ならあの服屋を襲撃したいのですが、あそこはしばらく近寄るなと兄上が言います」

 小石は常軌を逸した凄まじい速度で飛び、水柱を作った。

「カオスさんのお店を、襲撃……5年前はともかく、今なら勝てるでしょうか」

 お嬢様がなにやらつぶやいた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜

自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成! 理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」 これが翔の望んだ力だった。 スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!? ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。 ※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...