72 / 158
第五章 人狼の夜
月の孤島
しおりを挟む今年でついに三十路を迎える。
ラーナボルカで近年その名を馳せる〈剣閃の風〉で盾職を務めるムサは、痩せてひょろ長い体に鞭を打ち、その日も仲間たちの命を守っていた。
短く切りそろえた緑色の髪から汗が吹き出し、額を流れて顎先から落ちる。
各階に7つの階段を持つノモヒノジアの第7層は、ウユギワ迷宮の7層とは格が違った。
ウユギワ村では中層から下層にしか出現しなかったオークは5層の時点で当たり前に出るし、階段の下り方によっては第3層目から出現しやがる。それが7層にもなると、ウユギワでは最下層にしか出現しないオーク・キングやゴブリン・キングから仲間を守る必要があった。
ノモヒノジア迷宮はムサたちが5年前の〈剣閃の風〉のままなら到底歯が立たない魔境だったし、こんな地獄で誰も死なずに済んでいるのは、ほとんどリーダーの息子のおかげだった。
ムサたちは密林のように木が生い茂る蒸し暑いダンジョンにいて、数十体の部下を連れたゴブリン・キングを相手にしていた。
下級兵にあたるゴブリンやメイジ・ゴブリンたちは古びた銅剣を振り回し、魔法を乱発して来たが、ムサが装備するレディ・アントの白鎧や“銀色の盾”を傷つけることはできない。
非常に軽くて扱いやすいこの盾は、半年ほど前の誕生日にカオス少年がプレゼントしてくれたもので、「あるみ」とかいう謎の金属を「じぇらるみん」の「はにかむ」にしたモノでできている。
本来は非常に柔らかい金属らしいが、少年はカンストしている鍛冶スキルによってこの盾に分厚い鋼鉄並の強度を持たせていた。そのうえ盾には結界魔法陣が刻まれていて、〈結界〉の名の通り、火と水の魔法であればMPと引き換えに軽減、または無効化してくれるうえ、鑑定阻害まで付与されていた。——この追加効果が革命的に強い。
メイジ・ゴブリンどもの火や水が魔法が次々と無効化され、メイジたちはMP枯渇でふらついた。それを待っていたように後方から詠唱無しの炎と濁流が飛んで来る。
リーダーのナンダカは、この頃は剣士というより純魔法職だ。息子から初めて無詠唱を貸与された日はあまりの威力に怯えていた細剣使いだったが、最近は慣れたもので、ポコニャと一緒に魔法で敵を虐殺しまくっている。おかげで剣閃の風は今、剣というより魔法系最強のパーティとして半島の冒険者に知られていた。
斥候として周囲を飛び回る栗毛の怪盗も役割的には魔法職と見て良い。
ナサティヤは自分の〈倉庫〉の中に息子から1発1銅貨で買い取った小石を大量にストックしていて、癇癪玉や水風船が付与された小石を敵に投げつけていた。目に直撃したホブ・ゴブリンが頭を爆破されて即死する。
怪盗の兄で、唯一剣を使い続けている栗色のヒゲもまた少年の援助を受けていた。
あっという間に部下を殲滅されてしまったゴブリンキングは猿を思わせる耳障りな声を上げ、おそらく攻撃魔法を詠唱しようとしたのだろうが、祈りも半ばに〈ひのきのぼう〉で縦に割られた。発光する棒がゴブリンの肉を焼く不快な臭いがする。
〈——ゴブリンの群れを撃破しました。この場に居ないカオス()を含め、剣閃の風のメンバーは次の経験値を獲得しました。ムサは……〉
脳内に叡智の声が響き、経験値の通知があったが、誰もレベルを上げられない。
ムサたちはすでに皆Cランク冒険者で、基礎レベルは28か9だった。
早く年齢と同じ30を超えたいものだ。混沌の陰ながらの援助さえあればムサたちは「キング」に勝つことができるが、援助が無ければ普通に死ぬだろう。カオス無しだとこの迷宮の5層が限度の実力でしかないし、そのカオスはもうレベル27で、ムサは後輩の猛追に焦っていた。まだ12歳のガキにレベルで負けたくない。
「……そろそろ家に帰ろうか」
手分けして死骸から魔石をほじくると、ナンダカがため息混じりに言った。
「噂の島まで来てみたが、特に売れそうなモノも無いし……ここが〈月〉の領土だって噂が本当なら、あんまり無理をしたくない」
11万7649通りあるノモヒノジア第7層のうち、本日剣閃が降りてみたフロアは奇妙な島で、ラーナボルカ市のすぐ南にあるキラヒノマンサ市では「月の孤島」と呼ばれている階層だった。
この島に来たのはギルドマスターの提案で、国家を超えた冒険者ギルド同士の交流によりキラヒノマンサからルート情報を買い取ったポコニャは「お宝があるかも☆」と期待していたのだが、特に金目のものは見当たらない。
この絶海の孤島は小高い山のような地形で、ハゲた山からは噴煙が上がり、裾野の平地は鬱蒼とした木々に覆われている、ただそれだけのダンジョンだった。
一応、見たことのない木々や花があったし、中には実をつけているものもあったが、ポコニャの鑑定結果はすべて「不明」だ。味はもちろん毒があるかすらわからず、とても食べてみようとは思えない。未知の植物を鑑定しまくった黒猫が脳内で叡智様に褒められたのがこの島で唯一の収穫だろう。
そんなポコニャがふと立ち上がり、大型犬の頭ほどもある茶色い木の実を手に取って仲間に告げた。
「にゃ、にゃ……? オイおまいら、叡智様が、この辺に落ちてるこのでかい実だけは倉庫に入れて持ち帰れって……断言はできねーが、すごい高値で売れるかもって!」
「マジすか、どんな実——」
「やった☆ ほんとね!?」
ムサを遮るように怪盗が叫び、
「にゃ! アクシノ様によると〈ワタシがかつて伝説の勇者から聞いたモノに似てるにゃあ。違ったらゴメンにゃ☆〉って……曖昧なのは、ここが〈月の孤島〉だから仕方にゃーって!」
「——確かだな、ポコニャ? ここは噂通り〈月〉の領土なのか……?」
「にゃ! ずっとはぐらかしていなさったが、ついに〈月〉だとお認めになった!」
「……お前ら全速力で拾え。カネになるとしても、ここが悪魔の本拠地だと確定した以上、早めに引き返したい」
話を聞いたリーダーの号令でムサたちは手早く木の実を拾い、「まだ落ちてる! もっと!」とゴネる怪盗を引きずってそそくさと森を引き返した。
その怪盗が紙にメモした地図を頼りに島の浜辺を歩く。
ラーナボルカ市は冬も近いのに、月の孤島はうだるような日差しだった。10分ほど歩くとようやく見覚えのある黒ずんだ岩が見え、岩の合間にぽっかりと口を開く戻り階段の前でパーティは少し休憩した。リーダーとギルマスがMPをカオスが負担する無詠唱を発動し、新鮮で冷たい水をたっぷりと作り出す。
「——しかし、あの青いやつはずっと空に浮かんだままだな。俺ぁ気味が悪いぜ……」
白い砂浜の波打ち際で喉を潤しつつ、最近いよいよハゲてきたラヴァナが嫁に尋ねた。
「おい“ブラックレディ”、あの青いのはなんだ? 月じゃアレが浮かんでるのが普通なのか?」
「にゃ。何度も鑑定してみたが、叡智様は〈それより植物を観察なさい〉って……ほんとは知ってるけどはぐらかしてる感じだにゃ」
孤島の空は明るく晴れていて、かなり蒸し暑かった。砂浜に立つムサの目の前には青く透き通った海が広がっているのだが——水平線の少し上に、奇妙な青い球体が浮かんでいる。
青く丸い物体には白い煙のようなものが常に張り付いていて、白いもやの下は大半が青いが、所々が緑だったり、土色に汚れていて…………?
——この場にカオスシェイドが居れば、それが水と空気と植物を持つ「惑星」だと即座に理解しただろう。
しかしムサたちは星を知らなかった。彼等にとって、ずっと上空に浮かんだままのマーブル模様の球体は「不気味な青い物体」でしかなかったし、その球体までの遠近感すら想像でず、手を伸ばせば捕まえられそうに感じられた。
怪盗が冷たい水を飲みながら言った。
「ねえ、今日は無理だけど、今度倉庫に船を持ち込んで、アレを捕まえに行かない? 気づかれないよう船を漕いで、近寄ってさ……持って帰れば高値で売れるかも!」
「どうかにゃあ。あちしが思うに、あの玉は、ほんとはすっごく遠くにあるしデカいんじゃねーか。あちしには、アレが太陽の親戚に見える」
「そうすか? 俺には小さく見えるし……俺の倉庫はLv5ですから、捕まえれば収納できる予感がします。むしろ問題は、アレが俺たちの知らないモンスターかもしれないって所すね……今のところ魔物には見えませんが、俺たちが海に船を浮かべて、近づいたらぐわっと襲いかかってくるかも」
「……惜しいなぁ。息子のカメラがあれば撮って帰るんだけど」
浅黒い肌のリーダーが球体を眺めながら言った。
「最近あいつがギルドに売ってる魔物やダンジョンの“写真”は、熟練のはずの俺らでもありがたい。神々は神託で敵の情報をくれるけど、言葉だけじゃ敵の見た目はわからないし……あの“カメラ”ってやつ、どうやってるのか聞いたけど、ハンドータイがどうとか、そうじゃなきゃ塩みたいな銀がどうとか——俺にはまったく理解できなかった。カッシェもカメラを売ろうとしてるけど、まだ作れないみたいだし」
「——売ると言えば、ポコニャさんはいつまで『子供料金』をやるつもりすか?」
ムサはすかさず口を挟んだ。誕生日にもらった盾があまりにも素晴らしかったからだ。
「あの法律のせいでカオスは最近ケチくさくなってますよ。この前三十路の節目ってことで久々に盾をもらいましたけど——例の法律がなきゃ混沌の影はもっと良い装備をタダでくれる気がします。たぶん鬼のように高えパルテ・スレヴェルの服だって……盾役としては、皆さんの命を守るためにあの服が欲しくてたまらないのですが」
「にゃ……あちしも最近、『無詠唱に料金を取る』と脅されているが、保険金のおかげでミケやカッシェは迷宮に入り浸りになれねぇ。だから……三本尾はまだ弱いから、迷宮に入って稼ぐより服屋でバイトするほうが確実に儲かるし、なので——」
「それも最近怪しくないすか。狐と狸はこの前成人しちゃったし、一番弱いはずのパルテでも、防御力だけならウユギワ時代の俺と同等すよ。マジであの紳士服が欲しい……ねえ組長、悪法を続けるなら俺に70金貨ほどおごってくれません?」
「——そろそろ帰ろうぜ、ナンダカ」
ラヴァナが話をぶった切って立ち上がり、マントについた白い砂を払った。ムサとしては不満だったが、ナンダカ家もラヴァナ家も、自分たちの子供が迷宮に入ることには絶対に反対の立場で一致している。
——まだ子供だから。未成年だから。
「……年が明けてすぐカオスシェイドは成人すよ? ミケも春には13歳です」
「ところでポコニャ、勇者の木の実だってのはほんと? ひとついくらで売れるかしら」
ムサは親御さんたちに警告したが、斥候の怪盗が聞こえないふりをして階段に入った。岩穴の中で上向きに伸びる階段を登ると、登った人物は不思議な事に前の階層へ移動できる。ムサは怪盗術の転宅のような原理だと考えていたが、ナサティヤによると「絶対違う」そうで、仕組みは不明だ。
盾役のムサはパーティの一番最後に階段へ足を踏み入れたが、ふと気配を感じて振り返った。
砂浜のずっと遠くに20名近い集団が見える。
ムサもそうだが、蒸し暑い中で全員が同じ漆黒の全身鎧を着込んでいて、遠目では判別しがたいが、白いマークが刺繍された赤マントを羽織っている。
きっとムサたちと同じルートを辿ってきたどこかの冒険者だろう。
◇
帰り道は楽だった。
各階に7つの下り階段を持つノモヒノジアは下層に進むには辛い迷宮であり、毎度7つの選択肢を迫って組み合わせ爆発を引き起こす。しかし逆方向に進むなら上り階段は常にひとつだし、階層を上がれば敵が弱くなる。
ムサたちはナサティヤの斥候を頼りに戦闘を避けてサクサクと階段を上がり、4層で少し寄り道し、ツイウス系の冒険者が入り浸る階層で砂糖を収穫してから迷宮を出た。ツイウス王国は最近乱れているそうで、新市街の区長でもある黒猫がツイウス人から引っ越しの相談を受けたりもした。
迷宮を抜け出すとラーナボルカ市は日が沈んだあとで、ムサ以外の全員はすぐに冒険者ギルドへ向かった。ギルマスの“ブラックレディ”が剣閃たちの収穫を公平に鑑定し、他の全員が査定額に激しく抗議する、いつもの儀式をやるためだ。そしてそのあとは夜中まで盛大な飲み会が開かれるのだが——……。
その日のムサは飲みたい気分じゃなかった。さっき孤島で「勇者の実」を収穫したばかりだし、査定で議論が難航しそうだというのも理由のひとつだった。
バカップルどもがデートでイチャつく広場の屋台で一人前の夜食と酒を買い込み、一人暮らしの自宅まで歩く。
団地の長い階段を登って5階の暗い廊下に出ると、通路の奥にあたる角部屋のドアが少し開いたままになっていて、戸の合間からランプの淡い光が漏れていた。
——俺たちのクラン・ハウスに、誰かいる……?
不審に思って近づいたムサは慎重にドアを押し開き…………少年少女の甲高い声を聞いた。
「にゃ、にゃ……なら三毛猫はもう一枚引いてやるッ!」
「「「 どーぞどーぞw 」」」
「ふにゃあぁ……! 後悔しやがれッ、てめーらッ!」
室内では、三本尾のお子さんたちがトランプに興じていた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる