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第五章 人狼の夜

廃村の旧支配者

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 服屋パルテの店内には多くのテーブルが並び、うまそうな地球料理の匂いが立ち込めていた。店内の服には臭いが付かないよう防虫ハーブを擦り込んだカバーがかけられ、子狸ノールが座るレジの横にはテイクアウト用の弁当も積まれている。

 仕立屋スレヴェルは昼の書き入れ時を迎え、蜂の巣をつついたように忙しい。

 吸血鬼のパルテは2階の厨房でニンニクを刻み、そうするように調教された猿のごとく次々と餃子を包んでいたが、階下のホールから聞こえてきた子猫の声に手を止めた。

「にゃ。来たかエプノメ。今日はなにを食べる?」

 2階で調理している俺には声しか聞こえないが、下のホールには豊かな口ひげを持つ白髪の紳士が来店しているはずだ。

「ドリンク無料に挑戦しとくか? ゾロ目で無料。偶数は半額。奇数は倍ジョッキ」

 ミケが尊大に接客する声が聞こえてくる。この子猫は相手が誰であれ態度を変えないし、5年前の震災の時なんてこの老人から取りすぎなくらい報酬を得た。

 あの日の老人は7歳の俺とミケに平身低頭していたものだが、今日は違う。

「様を付けるのだ、ミケ。今日は客だぞ」

 客以外には俺様気質のパルテは、確実にこの爺さんの孫だね。

 旧ウユギワの服屋の店主にしてパルテの祖父でもあるエプノメは、尊大な声でミケに尋ねた。

「ふむ、その靴は以前履いていなかったな。素晴らしい性能に見えるが、値が張るだろう。わたしの店ならもう少し妥協した素材を使って安く仕上げる。この店はいつも性能重視で販売価格というものを……」

 話題にしているのは先月からミケに履かせている試作品の靴だろう。俺が履いている安全靴のひとつ前のバージョンで、効果の割に材料費が高すぎてボツになったから指摘は正しい。じいさんは鑑定スキルを持たないが、服屋としての目は確かだね。

「にゃ? ミケの服装はどーでも良い。エプノメはなに食う?」
「いや待て、ここは服屋だろ」
「客が詰まってる。迷惑。早く注文してテーブルに」
「むぅ、ならば“チャレンジ”は無しで蛇の血酒と……先日、新作料理が増えたそうだな?」
「にゃ。承りました」
「いや、それに決めたわけじゃ」
「食券を持って待つがよい」

 エプノメ爺さんが来る日の接客はミケがベストだった。あの三毛猫はどんな客が相手でも怯まないし、次点はノールだね。あの子狸は相手が王侯貴族だろうと頑なに会話しない。

 そしてエプノメ爺さんは——というか、店長パルテを含むスレヴェル家は、実際に貴族の家柄だったりする。

〈——怪盗術:股旅またたび——〉

 視界の端に最近子猫がお気に入りにしている怪盗スキルが表示された。

 これは「泥棒猫」の称号を持つ冒険者だけが獲得できる特殊スキルで、怪盗の加護を持つ母さんでも使えない。効果としては〈転宅てんたく〉と同じ短距離転移なのだが、MPコストが大きく違う。

 股旅スキルは6分の1の確率で転宅の6倍のMPを消費する代わりに、そうでなければ半分の消費で瞬間移動を実現する。単純に考えれば83%の成功率を持つものの、叡智持ちの俺や店長、ついでにノールは、雑に連打する三毛猫に期待値の概念を教えようと苦労している最中だ。例えば店で評判のドリンク無料チャレンジは6銅貨カウドの酒やジュースを7銅貨で売る仕組みだが、子猫は未だに理解してくれていない。

 気がつくとミケは2階の厨房に現れ、俺たち調理担当に言った。

「オーダー、エプノメに蛇の血酒とカオス・ラーメン」
〈——怪盗術:股旅——〉

 俺が「ウィー・ムッシュ」と返す間もなく子猫は再び転移して次の客から注文を取り、餃子を包んでいた吸血鬼が決意した顔でラーメンの湯切りをした。魚介系の醤油スープを使ったラーメンは先々月から出すことに決めたメニューで、仕込みが面倒だが人気が高い——料理名は店長が決めやがった。

「……おれがジジイに給仕する」

 湯切りをすると店長は嫌そうな顔で厨房を抜け出し、俺はサバの味噌煮をレンジで温め、カンストしている小刀スキルで魚肉を捌いた。ウユギワ村では鳥や豚の生肉に怯えていた俺だが、不思議なもので魚に対しては躊躇いなく刃を入れられる。この辺は日本人だね。おかげで半ば諦めていた〈冒険術:解体〉のスキルをもらえた。

 新鮮な二枚貝を華麗な包丁さばきで解体しつつ、俺は邪神からもらった〈拝聴〉スキルで1階のホールに聞き耳を立てた。

「……チャイナ風のジャパン料理で、カオス・ラーメンでございます。お祖父様は箸をご存知ですから、箸でお召し上がり下さい」

 店長パルテが祖父に給仕する声が聞こえてくる。

 赤い瞳を持つ吸血鬼の少年がレテアリタ帝国の没落貴族だと知ったのは、ここでバイトを始めて数ヶ月したころだった。

 ゼロ歳児としてレテアリタ帝国シラガウト伯爵領ウユギワ村に生まれた俺は、ずっと自分の故郷がシラガウト伯爵領に属していると思い込んでいた。自分やミケの鑑定結果にもそう表示されていたし当然だ。

 しかしあの土地は25年ほど前まで吸血鬼のスレヴェル子爵家が支配していたそうで、詳しい事情は聞いていないが、エプノメの代に爵位を失ってしまった。

「うむ……商人としては見上げた態度だが、もっと堂々としろ。お前はただの服屋ではない」

 ジジイが孫をしかる声が聞こえて来る。

「パルテ……お前は我が家の次期当主だ。わたしもお前の父さんもあまり血のご加護に恵まれなかったが、レベル7のお前は違う。“騎士”として大成できる能力だ。
 わたしを不正な手段で退けた邪帝アニザラが去って5年になる。不当にも邪帝から身分を奪われた我らスレヴェル家を再興できるのはお前しかいない。つまり……」
「堂々としろってなら言うけどさ、じいさん、説教は良いから早く食ってくれ。“商人”なら回転率を知っているだろ? 稼ぎ時なんだよ」

 パルテが接客マニュアルをかなぐり捨てて言い放ったが、爺さんは孫との会話を楽しみたい様子だった。

「これ! 言葉が悪いぞ。しかし、ラーメンか……ずっと疑問に思っておるのだが、ジャパンというのはどこにあるのだ?」
「おれも知らねえよ。カッシェによると地震が多くてヤバい島国だってさ。だからあいつとミケはあの日、おれを冷静に助けられたらしいぜ——良いから食べて、早く店を出てくれよ。ラーメンは冷めると味が悪くなるぞ」
「むぅ……邪帝のために寒村の服屋へ身をやつしたとはいえ、貴族がその身分に相応しい食事をしようというのに急かすのは女々しいぞ、パルテ」
「~~~~ああもうっ! 定食屋でなにが身分だよ!? おれは調理に戻る!」
「なっ!? 待てっ! ここはフェネ地区の高級店であろう? それが『お客様』に対する態度か! 孫よ、お客に酒を注ぐべきだ。そしてもう少しわたしと世間話をするのだッ☆」
「はあ!? そんなサービスしてねえよ! ——ああ叡智様、おれにこのジジイを殴る許可をください!」

 ボクは聞かなかったことにして3番テーブルのEランク冒険者のために羽つきのうまそうな餃子定食を用意した。ふわふわの卵が踊る中華スープと半炒飯もセットで、仕事がなければ俺が昼飯にしたい。

「にゃ。5番のA席サマおまちどー?」

 子猫が〈股旅〉スキルで一瞬だけ現れ、瞬きする間に消えた。ボクが空腹に耐えて海鮮丼を調理していると、例のジジイに負けないくらい偉そうな小娘が料理を取りに来る。

「嘘でしょ、カオス……まだお料理が出来てないわけ? わたしは狐の獣人だけど、あなたは実はかたつむり人なの?」

 たかが13歳の小娘は妙にハキハキした口調で嫌味を言ってきた。

 どうしてこんなクソガキに怒鳴られなきゃいけないんだ。俺は年下ではあるが、地球時代から数えれば——いや、何歳なのか考えるのはよそう。虚しくなるだけだ——とにかく子狐は他人に対する礼儀というのを知らない。

「海鮮丼か? それなら今……」
「ちーがーうっ! 注文は5番テーブルのD席! あの人、もう30分は待ってるし、怒鳴られるのはあなたじゃなくてわたしなんだけど!?」
「注文は——」
「カルボナーラって伝えたよね!? 早くしてよ。仕方無いから30秒だけ待ってあげるけど、間に合わなかったらあなたが客に土下座してよね!?」
「待て、30秒じゃ……」
「いいから作れっ! それがカオスの仕事でしょ!?」

 ——叡智アクシノ様、哀れなボクに狐を殴る権利をください。子狐は口角泡を飛ばしてプンスカしてますが、ボクは注文を聞いた覚えが無いのです。

〈祈られてもなぁ……5番のDはワタシもずっと気にしていたのだが、注文をど忘れしたのはオマエを含む厨房全員のミスだろ?〉

 なっ、裏切ったな貧乳。知っていたならなぜ警告してくれない!?

〈ほほう——歌様ほどの威力は無いが、混沌のアホは叡智の天罰が望みか。よかろう。そうだな……突如オマエの腹から飛び出た内蔵が天日で干からびるまでに蝿がいくつ卵を生みつけるか数えてみないか? 趣向としては地球のショーガクセーとやらが真夏に行う自由研究と同じだ。卵の数を正答したら叡智の名にかけて腹を塞いでやるが、蝿という虫は実に興味深い。アレはこの星の者に疎まれているが、地球の科学の視点で考察すると——〉

 ごめんなさい。貧乳の件は忘れてください。

〈それならジジイは放っておいて注文に傾聴すべきだな。ワタシの観察によると、2番テーブルのC席もサイダーばかり飲んでるぞ〉

「にゃ!? おいてめーら、2番のCはどーした」

 転移してきた子猫にも怒鳴られ、ボクはカツオのタタキに生姜を載せた。


  ◇


 午後3時を過ぎると嵐のようなランチタイムは収束し、厨房に子猫と子狐と店長が戻ってきた。いずれも疲れた顔をしていたが、厨房の俺たちだって顔色じゃ負けていない。

「みんな、よく頑張ってくれたね……営業は終了。今日は全員に1銀貨バルシは出せると思う」

 パルテは12歳に相応しい柔らかな言葉遣いで従業員を労った。

「売れ残りで昼食にしよう。一階はもう、ジジイが5杯目の酒を飲んでるだけだ」

 この仕立屋テーラーは、基本的には服屋だ。正社員として雇っている服飾職人の女性5名がホッとして笑い、子猫バイトも「にゃー」と嬉しそうに鳴いた。三つ編みのノールもテンプレ的な魔法使いの帽子を脱いで丸いタヌキ耳を露わにし、大半が白紙の魔導書から無言で1枚の紙を引きちぎる。

 鑑定持ちにしてレジ係のタヌキは毎日の売上を白紙の魔導書にメモしていて、店長にその日の売上を報告する義務を負っていた。パルテが鑑定で帳簿を二重チェックしながら日当の計算を始めると、子猫と子狐がニャーニャーコンコン言ってまかないを吟味した。

「にゃ。三毛猫はハンバーグとオムライスにする。あとプリン」
「ミケは好きよね、その組み合わせ。わたしはキツネ蕎麦にしよ」
「にゃw 麺類ばかりの狐はお子様。オムライスに旗を立てるのがポイント。これぞ大人の味というもの☆」
「えぇ……わたしがお子様? まあいいや。ノールはタヌキうどんかしら?」
「? ——!? ……m9(^ν^)!!」

 逡巡した子狸は店長が朝から仕込んでいたカオス・ラーメンが良いと表情で伝え、ランチタイムに仕立屋を訪れた多くの客とは違い「箸」を使った。狐と狸はどちらも箸を使える。

 魔法使いそのままの服装をしたタヌキが無言でツルツルと麺をすする横で三毛猫は盛大にお子様ランチを掻き込み、店長は刺身定食を選んだ。吸血鬼は新鮮な赤身が好きだった。

 仕立屋テーラーにはショーウィンドウが張られていて、逆光になったマネキンを透かして秋の青々とした日が店内に差している。俺は静かな充実感を味わい、昔のことを少し思い出していた。

 働くというのは、やってみると全然たいしたことじゃない。どうして俺はニートなんてしていたんだろう。

 この小さな充実感を「労働の素晴らしさ」などと形容してしまうと一気に左巻きが加速してしまうし、といって逆にネジを巻こうにも、単純に「カネが目的」ってのは違う気がする。やろうと思えば俺は個人として写真や料理を販売できるが、そうしたいとはまるで思わない。

 色々考え合わせると、くたばる前に俺はもう少し地球の人生を楽しむべきだったのかもね。

「そろそろ秋も終わりだ……冬が近いせいか、今日は久々に服が売れた」

 パルテがこの5年で覚えた箸をそっとお椀に置き、今日は餃子と炒飯に決めた俺に言った。

「だな。安いTシャツなんかは定期的に売れるが、マトモな服が売れたのは先月ぶりか」
「それも、おれがデザインした服が2着もだ! 厚手の生地を勧めて正解だった。いつもは写真とランチの売上だけなのに、あの船長サマと息子がうちの服を買ってくれた!」
「驚くべきことに実は服屋だもんな、ここ。俺としても防具が売れて嬉しいよ。あの親子が海難事故にでも遭えば裁縫のレベルが上がるかもしれない——真冬の海に投げ出されてもあの服が2人を守る自信はある」
「おれも裁断のレベルを上げたいけど、こればかりはな……」

 服屋はもちろん、鍛冶や魔道具といった生産系の技能者は、商品を使ってもらわないとスキルレベルが上がらない。それも窮地を救うほどレベルが上がりやすい。

「カッシェはいいよな。鎧が区長を助けたし、棒が牛を殺したおかげで鍛冶がカンストだ」
「アクシノが言うには、ファレシラが俺の棒と鎧を装備して常世をぶん殴ったのも点数になったみたいだよ。レベルを上げたきゃ、うっかり神を殺しそうな奴に服を着せるのがベストだな」
「神様か……リーダーがうっかり殺ってくれないかな」

 2着の鎧はウユギワの戦いで無くなってしまったが、〈ひのきのぼう〉は大剣使いのラヴァナさんに貸し出している。怪盗と鬼猫にうるさく値切られてレンタル料は月に1銀貨バルシだが、俺もミケも親が死んだら嫌なので妥協するしかなかった。

 神殺しについてボクが店長と楽しく雑談していると、豊かなヒゲを傭えた白髪の老人がふいに2階の厨房へ顔を見せた。手に空のグラスと蛇を持っている。

「おいパルテ、酒が無いぞ……注文してやるから酌をしろ」

 爺さんはすっかり出来上がっていて、孫と同じ赤い瞳は焦点がブレていた。しかし孫とは違い、黒い蝙蝠の耳はピンと立っている。

「……昼間から飲み過ぎですよ、お祖父様。スレヴェルの本店は夜まで営業でしょう?」

 店長は元貴族らしく上品にたしなめた。

 ラーナボルカ市には「スレヴェル」の名を持つ2つの店があり、ひとつは孫が経営するこのお店で、もうひとつは新地区の中央通りから少し奥まった場所にある。そちらの店名はウユギワ村のときと同じ「服屋スレヴェル」を屋号にし、店主はジジイで、店員にはパルテの父や母がいる。

 吸血鬼の老人は孫の言葉を無視して赤い瞳で店員を逡巡し、ひとりの小娘に目を留めた。

「……美しい娘だな」
「ええー? そんなこと無いですよぉ☆」

 狐の小娘が「当然」という顔でわざとらしくはにかんだ。老人は頬を染める子狐を無視して孫に言った。

「ふむ……お前の言う通り少し飲みすぎたようだ。これ以上酔う前に伝えねば」
「なんですか、お祖父様——いつものようにおれの店を冷やかしに来ただけなのでは?」
「ふはは。今日はお前に良いものを見せてやろうと思ってな。先日、ラーナボルカの爺さんがわたしを呼びつけて——あの白髪デブめ、久々に飲もうと言うから行ってやったのに没落したスレヴェルを軽んじて散々な態度を……」
「で、この街の伯爵がなにを言ったんだ?」

 パルテは祖父の言葉を打ち切って質問した。じいさんは血とアルコール臭いヒゲを撫で付け、懐から1枚の羊皮紙を取り出して重たく頷いた。

「パルテよ……そこな三毛猫の母がすぐに知らせるであろうが、かつてわたしが邪帝アニザラと対峙した時と同様、スレヴェル家の嫡男が“騎士”の責務を果たす時が来たぞ」


 老人はこの街の領主が企む秘密の計画を俺たちに暴露し——半時後、三毛猫が率いる「三本の尾スリー・テイルズ」は、当初の予定通りノモヒノジア迷宮の中にいた。


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