36 / 158
第三章 月の眷属
黒猫の絶叫
しおりを挟むナンダカ、ラヴァナ、ポコニャの順で倉庫を飛び出したあと、安全地帯を最後に出たムサは「閉じよ!」と怒鳴って〈常世の倉庫〉の入り口を閉めた。
倉庫は複数の場所に入り口を開くことができない。入り口はいつでもひとつだけで、別の場所に入り口を作りたければ一旦閉じる必要がある。
この場合は、モンスターハウスたる25層を逃げた先——24層に新しい〈入り口〉を作るために、ムサは入り口を閉じる必要があった。
安全地帯を飛び出し、入り口を閉じた瞬間、ムサの視界の端にスキル表示が踊った。
〈——骸細剣術:平突き——〉
〈——邪鬼心示現流:チェスト——〉
〈——水滴魔術:ぬかるみ——〉
ナンダカとラヴァナは前衛として既に魔物を切り伏せていて、ポコニャは消費の少ない魔法でサポートに当たっていた。ムサは彼らのさらに前に立ち、両手に装備した2枚の盾でモンスターに体当たりをかました。
〈——レテアリタ盾術:シールド・バッシュ——〉
スケルトンとオークがムサの盾に飛ばされ、ダンジョンの壁にめり込んだ。ムサは同時に“豆”を2粒放り投げ、降下してきたガーゴイルが豆に込められた〈癇癪玉〉の魔法で爆死する。リーダーと黒猫に感謝だ。魔法を込めた豆が無ければガーゴイルに殺られていた。
しかし爆風を物ともせず、頭上に巨大な影が現れた——オーク・キングだ。
〈——豚氏八極拳:鉄山靠——〉
巨大な桃色の豚が背中全体を使った山崩れのような体当たりをパーティに行使し、ムサはリーダーの指示を無視して仲間を守った。両手に構えた盾のうち1枚が砕ける。防御ステータスを突破したキングの一撃はそのまま左手を骨折させ、ムサは激しい痛みにうめいた。
「——馬鹿野郎! 他人は見捨てて逃げろって言っただろ!?」
ナンダカが怒鳴り、ムサは子供の頃に迷宮で死んだ親父の声を思い出した。
「——知るかよくそオヤジ!」
ムサは怒鳴り返し、〈剣閃の風〉は魔物の群れを割って北東を目指した。
リーダーと黒猫の魔法コンビはムサとラヴァナのサポートに当たり、ムサが知る限り、剣閃の風がこれまでに経験したすべての戦闘に勝る絶妙のバフとデバフを発揮した。
ムサが命を捨ててパーティを守りに出ると、ポコニャの濁流魔法が彼の盾を油まみれにした。馬鹿なスケルトンは剣を滑らせて攻撃にしくじった。
黒オークが棍棒でラヴァナを殴り倒そうとしたが、火炎魔法の下級スキルがオークの目元を襲う。ナンダカの〈灯火Lv1〉がオークの目を眩ませ、その間にヒゲは豚を二つに割った。
いざとなったら仲間を見捨てろ? ……誰もそんなつもり無いじゃないっすか!
ムサは心底このパーティに参加して良かったと感じながら周囲を見渡し、北東に進んだドームの端に、素晴らしいものを見つけた——ナンダカの直感は、当たっていた。
「——階段があるっす!」
「「「 おしッ! 」」」
剣閃の風は声を揃えて喜び、死に物狂いで魔物の群れをかき分けた。ドームの一角に上に伸びる小さな大理石の階段があり、ムサたちは夢中で階段を目指す——しかし、階段の前では忌々しい一軍が彼らを待ち受けていた。
レディ・アントだ。階段にはシロアリと50体を超える配下が待ち構えていて、ムサの心を絶望が襲った。
(ここまで来てレディ・アント!? あんな化物にどうやって勝てっての!?)
アリどもは24層に逃げ出す階段を厚く取り囲んでいて、白きレディが配下に司令を与える。
〈——司令:鶴翼の陣——〉
配下のイビルアントが左右に展開し、その合間——階段に向かって飛び込んだ〈剣閃の風〉は、左右から黒アリの総攻撃を受けてしまった。
「ッざっけんじゃねえっすよ!」
ムサは吠えながら右手に残った盾を掲げた。無意味なことはわかってる。仮に彼がBランク冒険者であっても仲間を守りきれない総攻撃だった。
——だけど、死ぬのは「盾」の俺からだ。
25歳の青年は盾役の誇りにかけてアリの群れに立ち向かい、人生の終わりを覚悟したが——。
「に゛ゃ……!?」
その瞬間、黒猫のポコニャが変な声を上げた。
〈——黒猫のポコニャが混沌の影の〈教師Lv1〉の有効範囲に入りました。カオスシェイドはポコニャに対し、〈無詠唱Lv1〉を貸与しようとしています。
許可しますか?
受け入れた場合、必要なすべてのMPはカオスシェイドが負担し、詠唱系の任意のLv1魔法が、念じるだけで行使可能になります〉
叡智の声が脳裏に響き、黒猫獣人が絶叫した。
「ッニャーーーー☆」
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
絶望的な戦力差だったはずのアリの群れが土石流のような氾濫に飲み込まれた。〈濁流Lv1〉の〈長雨〉は、本来であれば小川程度の水流を作るだけの呪文だ。しかし無詠唱による問答無用の連打は津波のような濁流を生み出していて、
「全員、階段を上がれ!」
ナンダカの号令で〈剣閃〉は階段に駆け込んだ。
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
〈——濁流魔術:長雨——〉〈——濁流魔術:長雨——〉
ポコニャは避難しながらも無詠唱をやめず、レディもオークも、ずっと剣閃の風をあざ笑っていた〈ダンジョン・ボス〉でさえ、濁流の連打を前に彼らを追いかけることができない。
階段を登り切り、24層に上がったムサは、そこでようやく呼吸しなければ窒息するのを思い出したかのように激しく息をついた。
ムサは階段の下を振り返る。
よしッ……! 20層までと同じで、下層の奴らはほとんど階段を登って来ない……!
「——ムサ! 倉庫にはどうせなにも無い!」
ナンダカが怒鳴ったが、それより早くムサは〈倉庫〉を詠唱していた。
実に不思議な現象ではあるが、ダンジョンに生息するたいていの魔物は階段を登るのを嫌う。すべてではなく一部の魔物は登って来るし、迷宮の外に魔物がいるのはそれが理由なのだが、階段を登る魔物は全体の1割程度だったし、そういった魔物はいつだって登るために階段を使った。
「——常世の女神よ、我らに一時の安らぎを!!」
ムサは階段の出入り口を覆うように倉庫の入り口を開いた。モンスターハウス全体の1割……それでも数百匹にはなる追っ手どもは階段の先に開いた倉庫の入り口になだれ込み、〈常世の倉庫〉の中に消えていった。
レベル2の彼の倉庫は16立方メートルの広さを持つが、今ごろムサたちを追いかけて来た魔物は誰もいない倉庫の中をめちゃくちゃに破壊しているだろう。
別に構わなかった。既に階段を登り切っているムサたちからすれば、出入り口を倉庫で塞いでしまえば勝ちだ。彼らが知っているすべての魔物は〈常世の倉庫〉の壁を破ることができないし、〈オーク・キング〉や〈ダンジョン・ボス〉だってそれは同じのはずだ。
自分の倉庫に魔物が詰めかける足音だけを聞きながら、ムサは滝のような汗を流した。
死ぬかと思った。でも、死ななかった……その理由は、リーダーと怪盗の、イカれた息子のおかげだ。
「——おいポコニャ、さっきのはなんだ!? 叡智様が〈教師〉がどうとか……」
ムサが階段の出入り口を倉庫で塞ぐなり、ヒゲのラヴァナが嫁に怒鳴った。黒猫のポコニャはしっぽを逆立てていた。
「……だぶん、たぶんだけど……」
ポコニャは過呼吸気味で、喘ぎながら言った。
「カッシェと……それに、私たちのミケが今、迷宮に来てる! いけない子供たちにゃ……ナサティヤはどうして止めなかったのか……♪」
口では怪盗や娘を叱っていたが、ポコニャは喘ぎながら破顔していた。興奮状態らしい。獣人らしく牙をむき出し、ポコニャは嬉しそうに叫んだ。
「でも、そのおかげで助かった! カッシェはさっきの一瞬で3千MPは使ったはずにゃ。だけどおかげであちしらは助かった……!
ずっと思ってたけど、カッシェはおかしい。あの子の〈教師〉は……叡智様があの子に与えてるあの力はヤベえ。毎日ミケが使ってるのを見てたはずニャのに、いざ自分が使わせてもらうと、ほんと……なんでもできる感じがするッ!
それに、生まれて初めて〈虚数の叡智様〉が与える〈無詠唱〉を使ったけど、あれは反則だにゃ。唱えなくても良いとか……実際にやってみると、あれは……想像以上に……!」
ポコニャは饒舌にカオスシェイドを褒め称え、ニャーニャー言いながら〈叡智の女神〉を称賛しまくった。
〈——よろしい。ウユギワ村のポコニャに免じてカオスにSPを与えます——〉
「にゃ? えすぴー……?」
突然、奇妙なアナウンスが流れた。ムサにはSPがなんなのかわからなかったが、カオスシェイドがなにかを得たらしい。
〈——ともかく、〈剣閃の風〉とカオスは魔物の猛攻に耐えました。戦闘に参加したため、カオスシェイドの基礎レベルが上昇します。その父親たるナンダカもまた基礎レベルが1上がりました。また、ラヴァナは〈示現流〉スキルが7に上昇し、さらに……〉
叡智様がいつもの経験値アナウンスを始め、ムサと同じくアナウンスを聞いていたナンダカが、深く息を吐いて首を振った。
「……おいムサ、わかってるとは思うが、絶対に倉庫を解除するなよ? 最悪だった25層は脱出した。でも、24層だって俺たちには未知の階層だ……ラヴァナ、ムサの腕を〈回復〉しろ。たぶん折れてる。それで——さしあたりの目標は20層だな。俺たちが知ってる20層まで戻ることができれば、助かったも同然のはずだ」
「にゃ。だけど地面が揺れて天井が崩れた。20層まで行けたとしても、道が変わってるかもしれねーにゃ?」
嫁の言葉にヒゲが頷いた。
「ムサが25層の階段を抑えている以上、倉庫で休めないのは辛いところだな」
「そっすね、ホントなら休憩したいっすけど、この状況じゃ……」
しかしポコニャが胸を張る。
「平気にゃ、ムサ! あちきをメインに速攻で20層を目指すべきにゃ。まだカッシェの〈教師〉は有効にゃ」
「「 マジで!? 」」
「にゃ! あの子はマジでヤバい——たぶんアイツ、まだ6千はMPが残ってる。使い放題にゃ。どんな敵でも〈無詠唱〉だけで負ける気がせん……!」
「わかった。いいから落ち着けよポコニャ」
黒猫の言葉をナンダカが遮った。どんな時でも冷静でいるのがリーダーの仕事だ。
「確認するが、叡智様は教師スキルに範囲があると言ってたよな? 俺はあいつの〈教師〉を受けたことが無い」
「にゃ? あのスキルの有効範囲は——む。悔しいが、あちきも知らん——でもそんなに広くないはずにゃ。カッシェが近くに……たぶん、5層以内にいると思う。あの子が近くにいる限り、あちしはLv1の魔法が使い放題にゃ。今なら伝説の〈鑑定・連打〉も可能にゃ☆」
「それじゃ、」
ヒゲのラヴァナが口を挟んだ。
「上の階層に行けば俺たちは助かるってことだな……カッシェが居るってことは、きっとそこには〈怪盗〉や……それに、ミケもいる?」
「にゃ! あちしらの〈冒険の娘〉が〈星辰と叡智の子〉だけに活躍させるはずがねー!」
「……心配ではあるが、この状況だと助かるな。俺の娘はもう、たぶん俺とかナンダカより強い。怪盗がいれば無駄に戦わずに済むだろうし——なら子供らに合流すれば、俺たちは勝ったようなもんだ!」
パーティ全員がヒゲの言葉に歓声を上げた。
なにも知らない剣閃の風は、それで最悪の4日間が終わると思い込んでいた。
『 ダンジョン最下層にお宝を置いた 』
ムサを含めたパーティの誰も、三毛猫が女神ニケと交わした「契約」をまだ知らない。塞いだばかりの階段の下に再び挑まなければならないのを知らない。
『ミケはカオスシェイドと〈ダンジョン・ボス〉を撃破し、お宝を入手しなければならない』
——しかも期限は残り3日だと知らなかった。
「にゃ。カッシェはあちしと同じ〈叡智〉の子だから、自分のMPがガクッと減ったのに気づいてるはず……ミケもあいつも、あちしらを心配して迷宮に来たんだろうけど——」
「娘に俺らの無事が伝わったってことか。親父として、いよいよ情けない戦いはできねえな」
「にゃ」
「——おいおまえら、お喋りはそこまでにしろ。オークの声がする……」
ナンダカが気分を引き締め、パーティ全員はオークに備えた。が……全員、どこか気が抜けていた。ナンダカは微笑みたいのを我慢するように厳しく言った。
「ラヴァナ、重ねて言うがムサの左手を治せ。最悪MP切れで大剣スキルが使えなくなっても良い。今はポコニャと、どこにいるのかわかんねー息子のスキルが頼りだ……」
ムサは双子の妹と同じ〈愉快〉持ちのヒゲに骨折を治療してもらった。すぐにパーティはオークと会敵し、残った一枚の盾で白オークの攻撃をしのぐ。
戦闘は、エグいくらいに楽勝だった。
カオスシェイドから〈無詠唱〉を貸与された黒猫は「熱湯で窒息」という同情したくなるくらい悲惨なやり方で白オークを惨殺し、茹で上がった豚肉をウォーター・カッターで輪切りにしてから火炎Lv1で焼き、仲間たちのお昼ご飯にしてしまった。
もともとオーク1体になら負けない剣閃の風ではあるが、無言で連打される魔法の圧倒的な攻撃力にムサは言葉を失った。
一時的ではあるが、黒猫のポコニャは村長と同じCランク冒険者並みの強さになっていた——それ以上かもしれない。
剣閃の風は久々の焼き肉をかじりながら23層まで上がり、22層への階段を探して歩いた。
——あと3層上がれば助かる。
震災から4日、ムサはそう思っていたし、剣閃の風の全員がこのまま階段を登って迷宮を脱出するつもりだった。
「——え、マジすか。どうしてこんなところに……」
迷宮の地下23層、最前列で盾を構えていたムサが声を上げた。
「なんだ、おまえらか……アリかホブでも出るかと思ったぜ」
ウユギワ・ギルドのゴリが、剣閃の風に合流した。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
愛しのお姉様(悪役令嬢)を守る為、ぽっちゃり双子は暗躍する
清澄 セイ
ファンタジー
エトワナ公爵家に生を受けたぽっちゃり双子のケイティベルとルシフォードは、八つ歳の離れた姉・リリアンナのことが大嫌い、というよりも怖くて仕方がなかった。悪役令嬢と言われ、両親からも周囲からも愛情をもらえず、彼女は常にひとりぼっち。溢れんばかりの愛情に包まれて育った双子とは、天と地の差があった。
たった十歳でその生を終えることとなった二人は、死の直前リリアンナが自分達を助けようと命を投げ出した瞬間を目にする。
神の気まぐれにより時を逆行した二人は、今度は姉を好きになり協力して三人で生き残ろうと決意する。
悪役令嬢で嫌われ者のリリアンナを人気者にすべく、愛らしいぽっちゃりボディを武器に、二人で力を合わせて暗躍するのだった。
とある元令嬢の選択
こうじ
ファンタジー
アメリアは1年前まで公爵令嬢であり王太子の婚約者だった。しかし、ある日を境に一変した。今の彼女は小さな村で暮らすただの平民だ。そして、それは彼女が自ら下した選択であり結果だった。彼女は言う『今が1番幸せ』だ、と。何故貴族としての幸せよりも平民としての暮らしを決断したのか。そこには彼女しかわからない悩みがあった……。
ゲーム中盤で死ぬ悪役貴族に転生したので、外れスキル【テイム】を駆使して最強を目指してみた
八又ナガト
ファンタジー
名作恋愛アクションRPG『剣と魔法のシンフォニア』
俺はある日突然、ゲームに登場する悪役貴族、レスト・アルビオンとして転生してしまう。
レストはゲーム中盤で主人公たちに倒され、最期は哀れな死に様を遂げることが決まっている悪役だった。
「まさかよりにもよって、死亡フラグしかない悪役キャラに転生するとは……だが、このまま何もできず殺されるのは御免だ!」
レストの持つスキル【テイム】に特別な力が秘められていることを知っていた俺は、その力を使えば死亡フラグを退けられるのではないかと考えた。
それから俺は前世の知識を総動員し、独自の鍛錬法で【テイム】の力を引き出していく。
「こうして着実に力をつけていけば、ゲームで決められた最期は迎えずに済むはず……いや、もしかしたら最強の座だって狙えるんじゃないか?」
狙いは成功し、俺は驚くべき程の速度で力を身に着けていく。
その結果、やがて俺はラスボスをも超える世界最強の力を獲得し、周囲にはなぜかゲームのメインヒロイン達まで集まってきてしまうのだった――
別サイトでも投稿しております。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる