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第二章 地響きの前夜
冒険者ギルド
しおりを挟むそれから三十分後、俺は超高速で森を駆け抜ける斥候たちを追いかけるので必死だった。
二人は蜂蜜の詰まった大きな皮袋を担いでいたし、母さんなんてマントの下に鎧を着ているはずなのに、二人の敏捷ステータスが高すぎる。
「最悪だわ、最悪……! 私が側についていたのに、ラヴァナたちになんて言ったら!」
「にゃ? なにもゆわなくていい。ミケがひとりで決めたこと」
「うるさい! 少しは反省しなさいよ、この馬鹿猫っ!」
母がミケにゲンコツを入れた。
ウユギワ村では体罰は珍しくない。人権意識云々は関係なくて、誰もが〈防御〉のステータスを持つからだ。
防御力はHPに極めて近い働きをするステータスで、軽く小突いたくらいでは村人は誰も怪我をしない。防御力未満の攻撃は相手にダメージを与えることができないし、血が出たりアザになるのは、防御を上回る威力の攻撃を受けたときだけだ。
しかしHPのあるミケがやられるのは初めて見たね。普段なら叩いた拳が壊れるところだがミケのHPはゼロだ。三毛猫は母さんに叱られ、三角耳をペタッと伏せた。
「いい? 神様との約束は破っちゃいけないの。破ると〈天罰〉を受けるのよ?」
母が走りながら心配そうな声を出したが、三毛猫はどこ吹く風だった。
「にゃ。偉大()なカミサマとの約束だから、大人に邪魔されずミケはダンジョンに入れます……☆ それも、楽しいお宝さがし……!」
「もうっ……!」
森を抜けても母と子猫は走り続けた。歩くのはダメですか。俺もう疲れたんだけど。
ウユギワ村に農家はいない。
木こりが板材を取る林や畜産家がヤギと馬用の草地を整えている他に「農地」と呼べる土地は無く、日常の穀物や野菜はすべて冒険者が森や草原、あるいはダンジョンで採集する。
肉も同じだ。ミルク目当てのヤギと移動用の馬は飼育されているが、誰も豚やら牛は飼わない。残念ながら村に牛肉は無いが、豚肉や鳥肉、角ウサギ肉といった魔物肉があるので、ダンジョンや森で冒険者が狩って来る。
森を抜けた先は草原で、俺たちの行く手を邪悪な“つる草”が阻んだ。〈暴食の蔓〉という植物系の魔物で、大量の豆を投げつけてくる。
「——邪魔っ!」
〈はい、全員経験値5を獲得ー〉
休めるかなと思ったが母は手刀でワンパンし、叡智さんの雑な経験値アナウンスが俺たちの脳内に響いた。
まあ、あの豆は五歳の子供がバイト感覚で倒すからね……。
つる草魔物の豆は村の主食で、正式名より「おやつ」の愛称で知られているし、連中を絶滅寸前まで狩りまくった俺にソイ・ボーイという微妙な称号を与えてくれたクソザコだった。
村に入った。
中央広場には水を吐き散らす邪神像があり、六軒の大きな商店が噴水を囲んでいる。どの店も黒い柱の間を白い漆喰で固めた洋風の建物で、文字を覚えた今ならわかるが、鍛冶や洋服、宿などの店が並んでいる。
母は中でも一番大きい、三階建ての〈酒場〉のドアを開いた。
「——ゴリ、蜂蜜を買い取って。それと火頭雉の魔石」
母は大きなカウンターに革袋と魔石を投げ、ついでに自分のギルドカードを放り投げた。ミケが担いでいた革袋を受け取り、それもカウンターに置く。自分たちの蜜は俺の倉庫の中だ。
「おう、荒れてるな“怪盗”。どうしたよ? 知ってるか、実は酒場でバウとウゴールが今……」
「相変わらず噂話が好きね、ゴリ——あんた結婚指輪をどうしたの? 噂じゃ無謀な賭けで無くしたそうだけど。……ねえゴリ、わたし、めちゃくちゃ急いでるのよ」
カウンターには筋肉質で黒髪短髪のおっさんがいて、開けたシャツの胸や捲った腕は毛むくじゃらだった。おっさんは母が嫌味を言うと肩をすくめて後ろに声をかけた。
「——婆さん、魔石の買い取りだ。怪盗さんは不機嫌だから、鑑定額は高値にしてくれよ?」
カウンターの奥でキュウリ(と俺が呼んでいる似た野菜)に味噌をつけて齧っていた村長が、毛羽立った狐の尻尾を引きずって歩いてくる。俺がゼロ歳の時に全快した足は健康なままで、立派な二本の足でこちらに歩いてくる。
この酒場こそがウユギワ村の〈冒険者ギルド〉で、納税や戸籍を管理する村役場でもあった。
一階は五人の受付が並ぶ白いカウンターと待合室があるくらいで、二階は冒険者らが稼ぎを空費する酒場。三階は戸籍などの資料保管と図書館を兼ねた場所で、俺は何度か利用したことがある。
床はシックな板張りで、漆喰の壁の所々にはろうそくが浮かび、長年の煤で壁を汚している。窓はあるが、高価な窓ガラスなんて無い。木製の鎧戸を開閉できるだけだ。
「あんたたち、二階に行くわよ。もしかしたら……無いだろうけど、みんながダンジョンから帰ってるかもしれない」
「おおー、くしくも子猫は空腹でした☆」
「お昼はうどんにするって言ったでしょ。それに、ここのおつまみは高すぎるからダメ。カッシェが叡智様の味噌や醤油を伝えて以来、すごい値段を取るのよ、あのクソ狐……」
木製の階段を軋ませながら上がると、酔客が馬鹿騒ぎする声が聞こえてきた。
ウユギワ村は安全な水の少ない場所だ。飲んでも腹を下さないのは広場中央の泉くらいで、貴重な飲み水として村が管理しているが、汲みに行くのは面倒なので、村人の多くは雨水を蜂蜜酒で殺菌して飲む。うちやラヴァナ家のように魔法で水を出せる家は少ない。
そんな村なので、村人は男女を問わず大酒飲みが普通だ。酒場は昼夜を問わず盛況で、誰も彼もが大騒ぎしている。
ミケが喧騒に猫耳をペタっと伏せた。こいつには人間の耳もあるので効果は疑問だ。母さんはさっと周囲を見回し、残念そうにため息をついた。
「……ここ、空いてるわ。買い取りが済むまでここに座って——ねえ、三人ぶん! 私は強めの蜂蜜酒で、この子たちはなにか適当に絞ったやつ」
酒場に父たちの姿は無かった。そこに居たのは昼間から泥酔する冒険者ばかりで、飲んでいないのは狼の獣人二人と、その二人になにか小言を続けている紳士服のじいさんくらいだ。
俺たちが着席すると、黒地に白のヒラヒラがついた服装のウェイトレス二名が飲み物を運んできた。
ひとりについては知っている。父のパーティのムサと良い仲の(とムサは主張している)、マキリンという女性だ。深い紺色の豊かな髪に黒い目をしている。ムサによると年齢は24で、16歳から酒場でバイトし、そのカネで装備を揃え、今では冒険者をしているらしい。ウユギワ迷宮の浅層を舞台に、多彩な魔道具とムチで戦うと聞いている。
マキリンは俺とミケにジュースを配ってくれて、もうひとりの女性は氷を浮かべた蜂蜜酒のジョッキを持って来た。氷はスキルで作ったもので、水割りの蜂蜜酒はこの酒場の人気メニューだ。
母は蜂蜜酒を受け取り、知らない若い女性に微笑んだ。
「ありがと、シュコニ。また酒場でバイトを始めたの? マキリンも、最近はずっと冒険者してたのに」
「もうっ! 聞いてくださいよ先輩っ! 私、今朝、馴染みのパーティで迷宮に潜ってたらゴブリンの群れに出くわして。それも、やたら強いゴブリンが混じってる群れで……私、鎧はおろか下の服までダメにしちゃってさ。それで仕方なく借金。ひどいですよね鍛冶屋のやつら。いつも私たち冒険者の足元を見て——て、わ……!?」
ウェイトレスの「シュコニ」は金髪・碧眼の19歳で、レベル15のEランク冒険者だ。剣術スキルの他、母と同じ〈愉快の加護〉を持っている——というのが鑑定Lv2の結果だった。ついでに言うと、アクシノさんの神託では1ミリも触れられていないが、胸が絶妙にけしからん質量を持っている。胸囲とか鑑定できないのかなこのスキル。
体を青白く発光させた七歳児の俺にシュコニは驚き、母は息子にゲンコツをしようとして思い留まった。ミケと違って俺にはHPが2点も残ってるからな。
「ごめんね、この子の癖で……知らない人をむやみに鑑定するのはやめなさいって言ってるでしょ?」
「いえいえ、構いませんよっ」
シュコニは微笑んで右手を振ったが——薬指に小洒落た銀の指輪をつけているので、彼氏がいるっぽい。けっ。
金髪・碧眼・黒メイド服のシュコニは興味深そうな目で俺やミケを見つめた。
「……いいなぁ。その子ですか、ナサティヤ先輩? 名前は確か、『カオスシェイド』くん——私、親父に勘当されて去年この村へ来たばかりですけど、噂を聞かない日はありませんよ。星辰たる歌の加護付きで、しかも、〈剣閃〉のポコニャ先輩と同じ『鑑定さん』で……うちのパーティにこんな子が居ればダンジョンでの稼ぎも増えるのに」
「ダンジョン……」
母さんはその単語を疲れたように反復し、喉を鳴らしながら蜂蜜酒を一気飲みした。大人しくスイカのジュースを舐めていたミケが謎の対抗心を燃やして一気飲みを始める。
黒い瞳のマキリンが母の様子に驚いた。
「どしたのナサティヤ? まさか、〈剣閃の風〉になにか……?」
〈剣閃の風〉というのは、俺の父・ナンダカが率いている冒険者パーティの名前だ。
この一軍と対峙した魔物はDランク冒険者の父が誇る細剣術と、同じくDランク冒険者のラヴァナさんが振り回す大剣術で即座に切り刻まれてしまう。その強烈な剣戟の連打は迷宮の深奥に一迅の風を産み、後に残るのは細切れにされた魔物の骸だけ——中2感が半端じゃねえが、そんな様子から彼らは〈剣閃の風〉と呼ばれている。
パーティの強みは剣だけじゃない。
剣閃の風に奇襲は無駄だ。村でも最高峰とされる斥候・ナサティヤが即座に奇襲を察知するし、仮に監視を突破してもダメで、去年Dランクになったばかりの盾役・ムサが完璧に防御してしまう。
なら逃げ出すのが正解かといえば、そこは後衛の黒猫ポコニャが許さない。俺たちの先生をしてくれている猫獣人は女神スハロイが与える〈濁流〉の魔術を得意としていて、逃亡しようと背中を見せたモンスターを圧倒的な水圧で押し潰す。
〈剣閃の風〉はとてもバランスの取れたパーティで、母さんたちが俺やミケを身ごもるまでは、ウユギワでも一、二を争う高名な冒険者集団だった。
その斥候がため息をついて口を開く。
「……マキリンもシュコニも、なにがあったか聞きたい? どうせこのあとギルマスに——狐のフェネ婆さんに相談しようと思ってるんだけど」
「「 聞かせて! 」」
ウェイトレスの2人は声を合わせ、母さんは森でのことを語り始めた。
始めは楽しげに冒険譚を聞いていたマキリンとシュコニは、ミケが〈冒険の女神〉に啖呵を切ったあたりで顔色を変えた。七歳の三毛猫が得意げにしっぽを膨らませる。
ナサティヤは——おそらく怪盗の加護持ちとして横取りを警戒したのだろう、冒険の女神ニケがダンジョンに隠した〈お宝〉については教えなかったが、三毛猫が女神と約束してしまったと話し、ウェイトレスのうちシュコニに蜂蜜酒の追加を頼んだ。
「幼い子猫が、冒険のニケと契約を……? まだ『名前』も無いような子供とっ!?」
「にゃ☆」
金髪・碧眼・黒メイドのシュコニが母に蜂蜜酒を渡し、ミケは眠たげな目で胸を張った。
「だめだよっ、キミはわかってるのか!? それは神様との約束なんだぞ? こんな子猫に、一週間以内に『やれ』だなんて……」
「にゃ? ミケは——」
——と、そこで階段を登ってカウンターのおっさんがやってきた。毛深くて、みんなに「ゴリ」と呼ばれている冒険者ギルドの職員だ。
蜂蜜酒が回って上気した母さんが目線を上げる。
「おいナサティヤ、魔石の精算が済んだぞ」
「値段は? ——ああ、いや、忘れて。別にいいわ。今日は老狐の鑑定にケチをつける気になれない。言い値でいい——それよりちょっとギルマスに話があるんだけど、構わないかしら?」
「へえ、風邪でも引いたのか“怪盗”? 言っとくがババアが下した鑑定額は安いぞ?」
「いいから……そうだ、ついでにマキリンも来てよ。あんたにも手伝って欲しい」
「私?」
母は飲みかけのミードを片手に立ち上がり、長い黒髪のマキリンの手を引いた。俺たちを置いてギルドの一階に降りて行く。
ギルドの二階には俺とミケ、そして黒地のヒラヒラとしたメイド服の「シュコニ」しかいない。
「——おおうっ!? 怪盗ナサティヤがマジのトーンだ……☆ なになに? 先輩はギルマスになにを相談するんだい? ……これは大儲けの予感がするぞっ!?」
金髪・碧眼・黒メイドの冒険者は、7歳の俺たちに悪い笑顔を見せた。
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