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愛する人との生活
我慢だから
しおりを挟む僕だって朝から雫と愛し合うのを楽しみにしていたんだ。なのに、あと少しで思う存分愛し合えるのにっ
身体が熱いから顔も真っ赤になってるんだと思う。それでも雫から目を逸らせずに、お願いだと訴える
「ふふふ」
「っ?」
雫は僕の首筋から頬まで手を滑らせて微笑む。頬に添えてある手とは反対の手でおでこに濡れて張り付いた髪をどかした。
何をされるんだろっ、、、と僕の気持ちを雫に伝えようと静かな浴室にドキドキと鳴り響くみたいに胸が高鳴った
「ちゅっ、、、舞白、我慢だよ」
「あぅ、、、わかった」
「ふふふ、いい子」
返事をすると雫はもう一度、おでこにキスをしてくれた。僕の方から雫に我慢って言ったんだから、雫にベッドがいいって言ったんだから、と自分に言い聞かせて
今すぐ愛して、と言ってしまいそうな衝動を抑える
「早く次、洗って?はやくっ、雫」
「可愛い」
雫に冷静な部分を溶かされてしまった僕はすごく恥ずかしいことを言っていることに気づくことはなかった
雫が自分の上に座って欲しいと言われたので裸のままで雫の上に座る。大好きな雫と距離が近づくことに単純に嬉しくなって雫の首に腕を回しそのまま身体を乗り上げて座る。そのまま、泡の力も借りてスルッ!と雫の身体と密着した
「舞白、ずっとこうして欲しいくらいに可愛いけど、、、これじゃ洗えないよ?」
雫にそう言われて慌てて離す。雫は僕の腰に手を添えて落ちないように支えてくれた。雫の顔が近くてちゅっと頬にキスをして先を強請る
雫は何かを耐えるような顔をした後に僕のお臍の下に手を添えた。そのまま下にさがって根元の部分までを撫でる
何往復かした後にさらに下の方まで滑って僕の玉に触れる
「、、、あっ、、、ふぅ、んんっ」
やわやわと揉み込むように洗われてしまう。雫の片手で両方とも洗えるのに片方ずつ洗われた
最後に仕上げと言わんばかりに両方を掌に収めてもみもみされる。乳首とは違って力強いその刺激に、男としての象徴を握られる恐怖とそれが好きな人なら安心する、矛盾した感情が胸の内に渦巻いた
「あぁ、、、んっ、、、しずく、んん!」
「可愛いね舞白」
玉が離されたと思ったら竿を掴まれた。ビクリっと雫の太腿の上で跳ねると、宥めるように腰に添えてあった手が撫でてくれる
「危ないから、ね?」
「ん、うんっ」
だって雫が急に触るからと心の中で愚痴る。蕩けた頭の中で雫がどこを洗うか教えてくれなくて、次がいつ来るのか分からないから大袈裟に反応してしまうことにいきついた
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