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愛する人との生活
おかしい
しおりを挟む雫との喧嘩仲直り後。特に変わりはなく、イチャイチャした日々を過ごしていた。と言いたいんだけど、雫が僕を避けはじめたっ!仲直りして数日はそんなことなかったんだけど、雫は仕事がただ忙しくなっただけだと言う。僕もそう思いたいんだけど、何かが違う
ご飯を一緒に食べてる時だって
「ご馳走様でした」
「もう、仕事に戻るの?」
「うんごめんね、舞白、仕事が立て込んでて、、、」
「そっか、大丈夫だよ!頑張ってね」
「ありがとう舞白」
いつも先に食べ終わっても僕が終わるまでずっと一緒にいるのに、食後の団欒だってここ二日くらいできていない
他にはお風呂に誘った時だって
「雫っ一緒にお風呂に入ろ?」
「舞白、ごめん。仕事が終わらなくて、、、俺シャワーで済ましちゃうから」
「そっか、、、お仕事、頑張ってね」
「頑張るよ、舞白」
いつもだったら僕がお風呂に誘ってくれるなんて!とか言って一緒に入ってくれるのに。あとは、、、
「雫、、、まだ寝ないの?ちゃんと寝れてる?」
「大丈夫だよ、舞白。ちゃんと寝れてるよ」
「昨日も今日だって雫はベッドに来なかったよ?どこで寝てるの?お仕事そんなに忙しい?」
「俺が仕事を早く終わらそうとしてるから忙しくなってるだけだよ、、、今日はちゃんとベッドで寝たよ?舞白は寝てたから気づかなかったのかも、、、」
嘘だ~っ!今日はベッドに来なかった。昨日も同じこと言われたから、オールして見張ってたんだからっベッドにきてなかった!極めつけに
「雫、寂しいからキスして欲しい」
「ちゅっ、、、はい。ふふふ舞白からそう言われると嬉しいなっ」
「、、、、、っ」
僕だって抜けてるとこはあるけど、そんなに馬鹿じゃないもんっ!雫ったら頭のてっぺんにキスしてくれたと見せかけて実際は僕の頭を撫でていた手にキスした!僕にはしてないっ!
こうなったら僕からキスしてやるっ!そう思って雫にキスをしようと迫ると綺麗にかわされてしまった。そんなことは初めてで僕は驚き雫を見た
「じゃ、舞白も仕事頑張ってね」
そう言って雫は部屋に戻っていく。ポツンっと残された僕は違和感から絶対おかしいと確信に変わったのでその理由を暴くため、いつも雫が仕事を終える十一時に乗り込もうと決意した
そうして十一時。雫は頑なに寝ようとしなかった
「雫、働きすぎだよ、、、今日はもう寝よう?ね?」
「もう少ししたら寝るから、舞白は先に寝てきていいよ」
「やだっ、一緒に寝よ。雫が寝ないなら僕も寝ない」
「、、、、、分かった」
こんな理不尽な我儘でやっと雫は折れてくれた。
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