貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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愛する人との生活

やっぱり両思い

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 僕は雫が固まっているうちにと、下着を急いで履く


「んあっ!んんっ」


 しっぽが下着に引っかかり中を刺激してしまったけど、そんなのもう気にしない
 もうこのままやるしかないんだっ!
 本当はバスローブを着て、雫がきたら脱がして貰うつもりだったのにっ!


「雫っ! 僕、雫が大大大好きだから!こんな格好もできるんだよ?どう?僕の愛、認めてくれる?」


 ベッドから降りて雫の胸筋、目掛けて飛び込む。もちろん難なく受け止めてくれた雫へ頭をぐりぐりと押し付けて大好きだと伝える
 石鹸の匂いしかしなくて雫の匂いが消えてしまったことを少し残念に思う。でもこんなに早く来てくれたのは僕が好きってことだもんね
 すっごくタイミング悪いけど、、、


「舞白、、、」

「わぁっ?!」


 名前を呼ばれ雫を見上げればとてもいい笑顔、僕は雫に負けを認めさせれたと思ったんだ。なのに急に抱き上げられそのまま、ぽいっとベッドに投げられた


「っ?! な、なに?」


 勝ったと思ったのに雫からただならぬ雰囲気を感じ、逃げ場はないのに後ろへ後ずさる


「逃げないで?舞白」

「ふぇ?ぁ、ちょ、わわっ!」


 雫に足を捕まれズルズルと元の位置に引っ張られると両手を片手でまとめあげ拘束されてしまった


「あの、雫? 手、離して欲しい」


 僕の両手を合わせた全力の力は雫の片手さえ勝てなかった


「ああっ!んぅ、きゅ、急になに?!」


 僕の両手を上に挙げさせてた雫はそのまま後ろへ僕を押し倒す。急に動いたことで中のプラグがまたいい所を掠めた。もう雫にはバレてると思う。声も隠すどころか漏れ出てしまっているし


「、、、、、舞白」


 雫は怒っているわけでも、楽しんでいるわけでもない、よく分からないけど僕にとって良くない雰囲気を出していた


「舞白、俺が言ったこと覚えてる?」

「え?な、なに?どれ?」

「舞白が俺よりも愛が強いって言って部屋に籠っちゃったでしょ?」

「えっと、雫が僕よりも愛が強いってこと? ぼ、僕は認めないっ!」

「それも言ったけどその先だよ、、、俺の大好きな舞白」


 な、なに?雫これ以外に何か言ってたっけ? 確か扉を閉めてからも何か言い合ってそれで

『舞白が俺の方が想い強いって認めないなら』


 雫はそう言ってて、それで?


「ふふふ、舞白は逃げちゃったから聞いてないよね多分。もう一回、言ってあげる」

「っ」

「舞白が俺の方が想い強いって認めないなら俺も舞白のこと認めるまでぐちゃぐちゃに愛する、、、って言ったんだ」


 な、何その悪魔的な発言は?!ぼ、僕知らない!聞いてないから無効だよね?!


「ぼく、しらない」



 僕は必死に首を横に振って知らないからこのまま見逃してくれと、アピールをした



 
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