貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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愛する人との生活

お母さん

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 僕の、お母さん。ずっと死んだと思っていた。でも、まゆこさんは倒れたとは言っていたけど死んだとは言っていないし施設に預けたって言っていた。そこで僕はお母さんが死んでいないってことを知った
 けど僕はまゆこさんに今、お母さんがどうしているかは聞けなかった。だって、僕だけのお母さんじゃないかも、、、それに捨てられてたらって
 それをぽつりと雫に話したんだった


『僕ね?産みの親、、、お母さんが今もまだ僕だけしか家族がいなくて、、、僕のことを忘れていないなら、、、会ってみたいなぁ、、、お母さんも会いたいって思ってくれていたらいいのに』


 雫は静かに聞いてくれて頭を撫でてくれていた。その後、お腹がすいたからご飯を食べることになりこの話は終わった。それを雫が覚えていて、行動に移してるだなんて誰が予想できていただろう



 雫の方を見るとニコニコ笑顔。お母さんの方を見ると優しい笑顔。でも、会いたいって言ったけど、僕どうしたらいいか分からない、心の準備もまだだし


「あ、の、、、さっきは、ごめんなさい。お母さんだと分からなくて、その、殺人鬼あつかい、して」

「、、、っ!い、いいのよ。私が説明しなかったのが悪いから、、、急に抱きしめたのもごめんね?恐がらせちゃって、泣かせてしまって、、、それに早く会いたくて勝手に入ってしまったし」

「う、ううん。大丈夫、、、」


 そこから会話が途絶えてしまった。僕は人見知りを発揮して雫に助けを求め、ちらちらと視線を送る。そこでふと、雫とお母さんがいつ会っていたのか気になった


「、、、雫」

「どうしたの?舞白」


 抱えている雫の腕を少し引っ張り僕に気づかせて、こそこそ話をするように雫に囁いた


「いつ、お母さんと会っていたの?」

「あぁ、舞白がまゆこさんに会いに行っていた時だよ」

「、、、、、、」


 雫だって、僕に内緒で会いに行ってたんじゃんっ!仕事って言っていたのに、、、いや用事があるしか言ってなかった、かも、、、っでも!お母さんとはいえ、女性と会うなんて!
 少し、いやちゃんと嫉妬してしまったのを今はその事じゃないと頭から振り払う


「ぼ、僕、、、どうしたらいいかわかんない、、、どう接したらいいの?何を話したらいいの?」

「舞白のお母さんなんだから、すぐには無理でもそこまで気負わなくて大丈夫だよ。舞白の話したいことを話たらいい」
 

「あっ」


 雫は立ち上がって舞白なら大丈夫だから、お母さんと二人で積もる話もあるだろうし、、、なんて言って学さんと一緒に部屋を出て行ってしまう
 気遣いは嬉しいけどっもう少し傍に居て欲しかったっ!今じゃないよ雫!


 
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