貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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旦那さん(正式)との生活

寝てしまった

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 お風呂を楽しんだ後、のぼせてしまうからと名残惜しいけどあがって今度は自分で簡易着物みたいな部屋に備え付けの服を着た。机の上に置かれているご飯をお風呂からあがった後に食べようとしていたことを思い出しもぐもぐと食べ始める


「ふふふ、舞白はまだ食べるんだね?」

「うん、まだこんなに残ってるし、お酒もあるよ?」

「じゃぁ、俺も一緒に食べよう、舞白を見ていたらお腹がすいてきた」


 多分、二人で食べきることは難しい量設定なんだけど美味しいからまだまだお腹に入ってしまう。お酒と相性も抜群で雫と話しながら食べ進めた


「ごちそうさまでした~!」

「ご馳走様、ほんとに食べきっちゃった」

「そりゃ成人男性、二人だからね?」

「それもあるけど、舞白は小さいのにたくさん食べるから、ほんとどこにいってるんだろうね?」

「おなかだよっ」


 ぽんっと叩きながら雫にそういえば微笑みながらいっぱい食べる舞白は可愛くてたくさん見てられるからいっぱい食べてねと言われた


「僕が太っちゃったら、どうする?」

「太っても舞白は可愛いままだよ、でも健康の面で心配になるからその時は一緒に運動しよ」

「運動やだぁ~!」

「ふふふ、頑張ろうね」


 雫にこれ飲んでと言われたお水を飲みながら雫と楽しくお話をする。さっきよりも酔いは覚めたけど、また飲んだから今はかる~く酔ってるな~って自分でも自覚しているので素直に雫の手からお水を受け取ることが出来た


「しずくぅ~ねむたい」

「うん、もう寝よっか」


 食べ終えたご飯を廊下に置けば、スタッフさんが下げてくれるシステムなので置いて空いたスペースでお布団を敷く。
 意外と布団は重くてふらふらしながらも何とか倒れずに敷くことが出来た。もちろん雫の布団とピッタリくっついている。
 電気を消せば窓から入る月明かりが思いのほか部屋を照らしてくれていた。二人で布団に入り僕は雫に腕枕をしてもらい抱きつく。雫の逞しい筋肉は柔らかくて寝心地も最高だった


「ふふふ、雫とこうして旅行に来れてよかった、ありがとう」

「可愛い舞白をたくさん見れたから感謝を言うのは俺の方だよ、、、ありがとう」


 頬にキスをされたので僕を雫に返す。何となくそういう雰囲気になったのに雫はおやすみ舞白、、、なんて言ってしまう
 あれっ?!、、、しないの?だってお風呂の時とかたってたよ?どうして?ご飯を食べちゃったから?萎えちゃった?今日はしないの?こんなにいい雰囲気だったのに、、、?!

 そう思うけど雫に言葉で抗議をすることも出来ずに雫はそのまま、すぴすぴと寝てしまった

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