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旦那さん(正式)との生活
お風呂に入りたい
しおりを挟む雫が僕のお尻を揉んできたから変態と呼べば鼻血を出してしまった。それにびっくりした僕は酔いも覚めて雫の手当をする。あれ、雫ってイケメンキャラだったよね?なんか残念になってきたな、、、、でも
「顔がよしゅぎぃ~っ」
「?」
雫の鼻にティッシュを詰め込もうと頬に手を当て上を向かせるとあまりのイケメン度合いに僕はクラクラする。あぁ、好みの顔だとこんなにドン引き行動も許せるんだ
「もう、らいじょうぶ?」
「大丈夫だよ、ありがとう舞白」
「んへへぇ」
甘やかしてもらいくてお風呂に誘ったけど、この状態の雫とはお風呂に入れないので諦めて一人で入るか、今日もたくさん遊んだし、汗をかいたから早く流したい
机の上にまだ少しだけ残っているご飯を目だけで確認して、上がってからお酒と一緒に食べちゃおう!と決意しふらふらと立ち上がりお風呂場へ向かうと雫から呼び止められる
「舞白?!ど、どこに行くの?!」
「?どこっておふりょだよ~汗がきもちわるい、、、」
「俺も行く」
「だめだよ、雫はじっとしてなきゃ」
雫は何でか分からないけど鼻血が出てしまったんだから部屋にいとかないとだめでしょ?お風呂なんか入ってちゃだめだよ
そう必死に伝えるのに雫はついてくると言って聞かなかった
「でも舞白、一人でそんなふらふらな状態で入っちゃ危ないよ」
「やら、早く入りたい、、、あつくて、汗もいっぱいかいたから、、、いまはいる」
「分かった、俺も入る」
「あぶないよ?雫はじっとしてなきゃ」
「舞白も危ないんだよふらふらしてるでしょ」
「?してない」
どちらも譲らないまま数分、言い合いを続けていた。僕はもうしらない、と吐き捨ててお風呂場に向かった
「僕は、、、しずくに甘えたかったのに、なんか、血とか出ちゃってぇ、、、一緒に入りたかっただけなのにっ」
向かう途中も雫に思っていたことを吐き捨てていく。涙もぽろぽろ流れてきてどれだけ拭いても止まらなかった。そもそも、雫が鼻血なんか出さなきゃよかったんだ
なんて的外れな怒りまで沸いてきた
「ま、舞白!せめてとまっててっ」
ちらっと雫の方を見ると服を急いで脱いでいて僕のことを追いかけようとしていた。尚更、雫をおいて早くお風呂に行って諦めさせないとと僕は急いだのだった。
外は肌寒くて温かいお湯を頭からかぶればお風呂でしか味わえないじ~んとした刺激が身体を走った。はぁ気持ちいい
雫もすぐに追いついて隣にきた。ダメって言ったのにと頬を膨らませると急に食べられてしまう
「な、なにするのぉ!」
「鼻血はとまったからその可愛い頬、いつまでも膨らませたままにしないで?」
「僕はおこってるんだよぉ」
「機嫌直してよごめんね」
そう言われて頬をもにゅもにゅ食べられてしまえば、僕が意地を張るだけ感覚がなくなるまで遊ばれるので簡単に白旗をあげた
「分かったから、いっしょにはいっていいからぁ、やめてぇ」
ずるいよ雫のばかぁ
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