貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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旦那さん(正式)との生活

匂いが好きだけど変態

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 雫から貰った婚約指輪。毎日それを見つめて幸せに浸り一人でにまにましてしまう。僕が今、連載をさせてもらってる漫画が一段落したら休暇をもらって旅行に行くのもいいねと話す時間が楽しかった
 
 雫とレストランに行った日。僕は恥ずかしくてワインを飲みすぎたせいで、せっかくのプロポーズなのに少ししか記憶が残ってない。いや酔ってなくても恥ずかしいやら嬉しいやらで記憶がないだろうけど
 そんな幸せな日々がすぎて僕は最近


「よいっしょ」


 そう、ここ二日くらいで雫の匂いのついたものを集めてしまうのだ。はじめは無意識に手に持って仕事をしていて、次第に意識があってダメだと思いながらも雫がお風呂に入ってる間に洗濯カゴからシャツを拝借している。パンツはとってないよ!?
 今はクローゼットの中の服を運んでいる最中だ。雫は何をしているかって?真夜中だから寝てるよ。だって見られたくないもん。これ、僕巣を作ってるんだよ?はじめて作るから上手くできるか分からないし、寝室に作ったら雫に作ってるのバレちゃう。
 だから雫が眠ったらそっと起きていろんなところから雫の匂いのついたものを集めて僕の仕事部屋のシングルベッドへと運ぶ。そう、ここは雫の絶対不可侵領域。作りはじめた時はこれ雫入れないじゃん。どうしようと、すっごく悩んだけど今はそれでよかった。

 
 「ふぅ、、、ここをこうして、これはここがいいなぁ」


 こんな風に毎晩、せっせと頑張って作っているのだ。そんな最近の僕の悩みは


「、、、っ~~だめだよね?でも欲しい」


 雫のパンツがっ!!!でも、そんなの凄い変態だ。でも欲しい、匂いの濃いパンツが!!
 シャツやズボンとか雫のいい匂いがする。けどどれも濃い匂いはしないし雫がいつも使ってる香水の匂いで雫自身の匂いのするものは少ない。だからこそパンツが欲しくなっちゃう。
 でもパンツをとってきたら何か一線を超えてしまう気がする。いけないのにダメなのに、、、そう思っていたのに


───────────────


 次の日、雫がお風呂に入っている最中。自分の部屋で僕は罪悪感に苛まれていた


「ど、どうしよう。我慢できずに取ってきちゃった、、、どうしよう?!!」


 手に持ってる雫のパンツは脱いだばかりのもので雫の匂いが濃い。ダメなのにそう思いながら顔を近づけて息を吸ってしまう。それで好きって気持ちが溢れるのが止められない。
 僕ってこんなに変態なんだ、、、
 その現実を認めたくなくて、手遅れなことに目を向けずに雫のパンツを巣の一部に使ったのだった。

 
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