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旦那さん(仮)との生活
俺は俺が怖くなった
しおりを挟む学生の頃、何をして欲しい?って聞くと今してるえっちなことをやめて欲しい、なんてよく言われてたな。もちろんやめてない。ごめんねそれは聞けないお願いだよ。
舞白の中で俺にえっちなことをやめてと言ってもやめてくれず、むしろもっと激しく愛されてしまうことを恐れてやめて欲しいといつの間にか言わなくなった。かわいい。俺のためにごめんね?
「ねぇ、舞白。これ終わったら俺に何して欲しい?」
「あ、あんんっ、ふぇ?、終わったら?あぁ、ああ、ふぅ、終わったらぁっ!」
「うん、なにぃ?」
聞いている最中も可哀想だけど腰を振るのを止めて上げない。今、快楽で頭の中がでろでろになっているから舞白は俺に我儘が言えるから。舞白は眠たい時にも言ってくれる。だからこれも俺が舞白ともっとえっちなことがしたいから口実である。
「ぁ、あぁあ、し、ずくにぃ、、あぅ、あぁあぁっ、ぷろ、ぽーじゅ、、、ぁあっ!して、んん、あぁああ、っあぅ!」
「プロポーズ?」
「あぁ、そう、、、っぼく、しじゅくと、ふぅふ、、、なりたっああ!あ、あ、うあっ!、、けっこん、、したぁ、あうっ!イくイっちゃあ、、、っああぁあああぁあ!!あ、あう、イった、イったのぉ」
「は?俺と舞白は夫夫でしょ?」
まだ、俺とは夫夫じゃないと思ってたの?舞白。舞白は俺のお嫁さんで俺は舞白の旦那さんでしょ?動揺して舞白の中を強くついてしまったごめん。いや、冷静になれ俺。ちゃんと舞白にどういうことか聞かないと、、、
「ふ、ふぁ、、、だってぇっ!ぷろぽーじゅ、、、んんんっされてない、もん!まだ、されてなぁ、っあああ!、、、僕、ふあ、んでぇっ、、ぁあ!」
「拉致った時から言ってるけど、、、」
俺の声は舞白に届いておらず、俺にまだ恋人のままだから、俺が過去を思い出してからは一度も言われてないと一所懸命に伝えてくれる。てか、そういえば今も昔もお嫁さんになって欲しいって言ってるけど舞白は頷いてない?よね
え、てことは俺たち恋人?婚約者?のままってこと?俺は夫夫だと思ってたのはただの妄想、、、?え、、、
「おれ、こわすぎ、、、、ごめんね舞白。うん、舞白の言う通りだね。ほんとごめん。また改めてプロポーズするからさ、俺のお嫁さんになってくれる?」
「ぅん?、、、しずくの、あぅ、およめさん?っあ、ああんっ!」
「そう、俺のお嫁さん」
「な、なりゅ、しじゅくのおよめさ、ぁあ、、ああぅ、なりたっ、、、ぁああ!」
「うん、ありがとう舞白。ちゃんとプロポーズするから。不安にさせてごめんね。夜景の綺麗なレストランに行こっか」
「ぁ、、、しずくといっしょ、ならぁ、、、ぁあっどこ、でも、、、あぁあああっあ、あっイ、く、っ~~~~~~!」
───────────────
後片付けを終えると今日、沢山頑張ってくれた可愛い舞白の傍に寝転がる。そのまま腕枕をして抱き締めて俺は舞白を堪能する。あぁ、可愛い。俺が無茶をさせすぎて舞白は気絶しちゃったから明日、俺は舞白に怒られるんだろう。幸せだからいっか、、、
俺は可愛い舞白を不安にさせてたんだ。俺が妄想を現実にまで持ってきて、ちゃんとプロポーズもしていなかったなんて。はぁ、俺は俺がこわい。
でも、もう不安に思うことはないからね?俺の可愛くて愛おしくて大大大好きな舞白。
そっと柔らかい頬にキスをして今日あった幸せな出来事を思い起こしながら俺も眠りについた
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