貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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旦那さん(仮)との生活

雫には秘密の相手

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 約束が違うと言えば俺がいるのに!傍にいるのに!って、僕としては雫がアルバムよりもかっこよく成長して一緒にいることに心が幸せでむずむずするから見ていたのだけれど雫は嫌だったらしい。反省した僕は雫が離れる少しの時間にアルバムを見ることにした。


 僕ってば雫のこと大好きすぎない?
 でもだって、推しはずっと眺めていられるでしょう?そういうことだよ。






 そんな愛おしい雫の誕生日があと二週間へとせまり、僕は頭を悩ませていた。
 雫は僕の誕生日の日、とても素敵な贈り物をしてくれた。僕の好きな同人作家様の今は手に入らない同人誌を何冊もくれて、ご飯も好きなカレーにスイーツがたくさん盛られてキラキラなアフターヌーンティーみたいだった。
 その上、雫の膝の上で雫にあ~んしてもらったり、頭をずっと撫でてくれたりといろんな意味で甘々な時間を過ごした。



 そんな素敵な日をくれた雫に僕はどうやって返せばいいの?もちろん手料理は作るとして、雫がしてくれたようにあ~んして、普段よりたくさん雫にキスしてハグもして、、、、、、、、
 ずっと考えても考えても、雫への肝心のプレゼントが決まらない!!雫なら何あげても喜んでくれるんだろうでも、そうじゃない!なんでもいいからこそ、何をあげたらいいのか分からない、、、、!








 雫が来れない絶対不可侵領域。僕の部屋でもちろん今も健在の小型カメラから死角になる場所でメールのやり取りをする。雫以外にも連絡先持ってていいの?って持っててもいいよ。
 元々、連絡先に登録してる人も少なかったし、それに流石にスマホまでは雫も把握してないはずだよ?じゃないとこの方の連絡先はきっと、気づいたら雫の手によってすぐに消されることであろう。
 そして!今も現在、僕の手元にあるということは!雫の監視下に僕のスマホはない!はず、だよ?、、、、、、、、現行犯で捕まえるためにおよがせている?まあいっか!


 ということで僕が連絡したのはなんと!雫の執事である学さんです。雫が何かあったこともあり、次は来て欲しくないけどその時のために連絡先を交換しました!雫のことでもそうじゃなくても、相談に乗ったり雫の文句を言いたくなったら気軽に連絡してくれと言ってくれたんだ~


『学さん、お久しぶりです。
 あの時は本当に助かりました。
 ありがとうございます!
    お忙しい中、すみません。

 あの相談なんですが ーーーーーーーー 』


 送信するとすぐに学さんから返信があった。すごい、忙しいだろうにすぐに気づいてしかも、すごく丁寧に返事してくれた!
 さすが学さんだぁ

 
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