貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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貴方の帰りをどれだけ待ち望んでいたのか

自分でも幼いと思う

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 雫が優しく大丈夫だと言いながら頭を撫でてくれる。

 
「舞白、大丈夫、漏らしてないから」

「もらして、ない?」

「うん、舞白は潮を吹いただけだよ」

「し、お?」

「潮」

「しお、、、、、、、、、、、、っ?」


 あの、強すぎる快感の正体が潮だったなんて、、、、、、


「こ、こわかったぁ」


 そう言って雫にぎゅうっと抱き着く。雫は僕がきもちよくなるところを見たくてつい、やってしまったと謝って頭を撫でてくれる。


「僕こわかった。もう嫌だ、、、、雫のばか!」

「ごめんね舞白。もうしない」


 こわかったけど気持ちよくもあった。僕が許せないのは顔を見せてと言ったのに見せてくれずにそのままイかされたことに怒っているのだ。雫はそれを分かってない
 その怒りもあって雫を僕の弱いパンチで何度も殴る。もちろん雫は痛そうな仕草はしない


「僕、怒ってるんだからね雫のばか」


 そう言って今度は雫の胸にグリグリと頭を押し付ける。雫がわかるまで拗ねてやる


「お腹空いた、、、、体中痛いかr」

「待ってて舞白、今すぐ作ってくるから!」


 僕が言い終わる前に雫は急いで台所に向かってしまった。置いていかれて寂しい、なんて思うのは自分でもひどく幼い感情だなと思う。自分でも雫に甘えてるのが分かって、ちょっとは我慢しなきゃと決意する


「今回はまだいいよね」


 でも、雫に無理をさせられたからまだ甘えてもいいんだと自分に都合よく理由をつけて雫に甘えられることを喜んだ

 雫は後片付けをしてくれたらしい。綺麗になった体でさっきまで抱き締めていた枕の傍による。そのまま抱き締めて顔をうめる。僕の好きな匂いはもうしなくて柔軟剤のいい匂いしかしない。


「僕が枕を離さなかったのは恥ずかしかったのもあるけど雫の匂いがして好きだったのに、、、、」


 雫の匂いがしないなら僕にとって興味がないものでベッドにぽいっとすてて布団を頭からかぶる。寝ることもできずすることもなく暇なので本物の雫がいる台所へ行くことにした。


 

「舞白、危ないから離れて?」

「やだ」


 料理をする雫の邪魔になると知りながら抱きつき、雫の匂いを吸う。


「せめて、背中側にしない?俺、器用じゃないから舞白に怪我させるかも」

「でも、あとトマト切るだけだよ?ミニだからそのままでも僕はいい。雫は僕にはぐされるの、、、、いや?」


 そう言って雫を見上げ聞けば、雫は嫌じゃない!っと言って抱き締め返してくれた。と思ったらそのままテーブルまで運ばれて料理の続きをはじめてしまった。
 その事に僕はむくれてしまうも仕方がないと大人しく雫の料理姿をみて待つことにした
 
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