57 / 196
貴方の帰りをどれだけ待ち望んでいたのか
こんなのひどい!
しおりを挟む雫のキスはねちっこくて長い。いつもギリギリ気絶しないところで離れていく。
「んふ、、、ぁ、ふ、んあ、、、はぁ、しずく」
今の僕は顔も真っ赤っかですごくだらしない顔をしているんだろう。そんな僕をたまらないって顔して見つめてくれるんだ。その目が僕は好き。だって、こんなにも愛されてるって実感出来るから
「舞白?ほんとにいい?、、、久しぶりだし優しくするように頑張るから、、、、」
「ふふ、何それ?いつもはやだって言っても聞かずに進めるのに、、、、」
「何年も前の話でしょ?」
「いやいや!最近でもありますけど?!」
「だって、、、、、舞白と居るのがほんとに嬉しくて幸せで、その分大切にしたいって思うのに泣かせてぐちゃぐちゃにしたい、とも思ってて、、、、」
「そんなに深く考えなくて大丈夫だよ。高校の時も大人になった雫も何も変わらない、、、、、から、、、、、、、、、、、、だから!いつもみたいにきてくれないと、、、困る」
そう言って僕はそっぽを向いた。雫は僕を忘れていたことをいつまでも気にするだろうなとは思っていた。でも、でも!こんなに熱烈なキスをしてあぁ、久しぶりの雫だ、、、、、ってき、期待してるところにこれはないでしょ!僕から誘うの恥ずかしくて無理なのに!
「恥ずかしがり屋だなぁ~舞白は、、、」
「そ、そんなことないもん!」
「うん、もう大丈夫。いつもみたいに俺に全部任せて?」
ギラついた目を向けてくる雫に応えるように精一杯ほんの僅かに頷いた。
まだお昼もまっただ中。寝室では甘い嬌声が響いていた。グチグチと鳴る水音に悩ましげな吐息が混じる。ガチャガチャと鳴る金属音が獣に捕まった獲物がいることを主張する
「ふぅ、、、、、ん、イくっ、ぁん?!、、、はぁ、うぅ、またぁ?、、、もう挿入れてよぉ、、、このばかぁ!指ばっかり!」
「だってお仕置するって言ったでしょ?」
「ほ、ほんとにするなんて思ってなかった!」
僕はお仕置というなの焦らしをかれこれ数時間は受けている。もしかしたら30分も経っていないのかもしれないけど。一回目の時、雫も久しぶりだから忘れたのかな?気のせい気のせいと思ったけど違った。その後、途中で数えるのも億劫になるほど焦らされた。体は熱く昂って、あと少しの刺激でイけそうというところまで高められている、のに!
「舞白が親しげに話してたから、、、」
「僕の気持ちを疑うの?ひどい!こんなのあんまりだ!」
「疑ってないよ舞白は俺のこと大好きでしょ?」
「あんなっ、あんなに甘々な雰囲気の中、こんなにひどいことが待ってるなんてぇ、思わないよぉ!、、、、あっ、ふぅう」
「お仕置なんてただの口実だよ。さっき言ったように俺は舞白をぐちゃぐちゃになるまでいじめたかっただけ」
だからってこのタイミングでするか?!この雫のばか!あほ!鬼畜!
「んぁ、ん、ふぅ、、、あっあぅ、ほんとぉ、も、限界、だからぁ、、、んぅ」
8
お気に入りに追加
163
あなたにおすすめの小説
【短編】旦那様、2年後に消えますので、その日まで恩返しをさせてください
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
「二年後には消えますので、ベネディック様。どうかその日まで、いつかの恩返しをさせてください」
「恩? 私と君は初対面だったはず」
「そうかもしれませんが、そうではないのかもしれません」
「意味がわからない──が、これでアルフの、弟の奇病も治るのならいいだろう」
奇病を癒すため魔法都市、最後の薬師フェリーネはベネディック・バルテルスと契約結婚を持ちかける。
彼女の目的は遺産目当てや、玉の輿ではなく──?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
噛痕に思う
阿沙🌷
BL
αのイオに執着されているβのキバは最近、思うことがある。じゃれ合っているとイオが噛み付いてくるのだ。痛む傷跡にどことなく関係もギクシャクしてくる。そんななか、彼の悪癖の理由を知って――。
✿オメガバースもの掌編二本作。
(『ride』は2021年3月28日に追加します)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
勇者の帰りを待つだけだった私は居ても居なくても同じですか? ~負けヒロインの筈なのに歪んだ執着をされています~
砂礫レキ
ファンタジー
勇者ライルが魔王を倒してから3年。
彼の幼馴染である村娘アデリーンは28歳にして5歳年下の彼に粗雑に扱われながら依存されていた。
まるで母親代わりのようだと自己嫌悪に陥りながらも昔した結婚の約束を忘れられなかったアデリーン。
しかしライルは彼女の心を嘲笑うかのようにアデリーンよりも若く美しい村娘リンナと密会するのだった。
そのことで現実を受け入れ村を出ようとしたアデリーン。
そんな彼女に病んだ勇者の依存と悪女の屈折した執着、勇者の命を狙う魔物の策略が次々と襲い掛かってきて……?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
大きくなったら結婚しようと誓った幼馴染が幸せな家庭を築いていた
黒うさぎ
恋愛
「おおきくなったら、ぼくとけっこんしよう!」
幼い頃にした彼との約束。私は彼に相応しい強く、優しい女性になるために己を鍛え磨きぬいた。そして十六年たったある日。私は約束を果たそうと彼の家を訪れた。だが家の中から姿を現したのは、幼女とその母親らしき女性、そして優しく微笑む彼だった。
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる