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番外編
執事?の雫
しおりを挟む僕がメイド服を着た代わりに、今度は雫に執事服を着てもらうことにした。雫に執事服を渡せば、舞白さんの執事に今日一日なりますね。なんて言って呼ぶまで、部屋で待っていてということなので自分の仕事部屋で大人しく仕事を片手間に待っていた。
扉をコンコンと叩く音が聞こえ、遂に雫の執事姿を拝めるのか!と胸を高鳴らせ扉を開けると、そこには直視するには眩しすぎるほどのイケメンがそこにいた。
か、かっこいいぃ~~!!!
「舞白様、どうぞこちらへ」
「はぅ」
雫に導かれるままにリビングへと行くと、なんとそこにはアフターヌーンティーみたいな漫画でしか見たことない三段のお皿の上にはスイーツだったり、可愛いガラス製の紅茶だったりが置いてあった。元々、雫の部屋は家具のセンスもいいので机に白い布をひくだけでも、とてもぽくなる。
美味しそうなマカロンやひと口サイズのケーキとか、スイーツが好きだから嬉しすぎる
「こ、これ食べていいの?」
「舞白様の為に作って用意したんです。おかわりもあるのでいっぱい食べて下さいね」
「わぁ!雫、大好き!」
あまりの嬉しさに雫に抱きつく。それを難なく受け止めた雫は、喜んで貰えて良かったです。って言ってるけど、僕も雫に返せたらいいなと思った。
いや、メイド服を着たから執事服を着てもらったんだけど。雫がそれ以上を超えてきたから!
「いっぱい美味しいもの食べた~!ありがとう雫!」
「舞白様、紅茶のおかわりです」
「ありがとう!」
雫は僕が食べている間、紅茶やスイーツのおかわりを机に置いてくれていた。美味しかったし楽しいけど、二人で食べた方が美味しいので後半はあ~んしながら食べた。
雫にこんなにしてもらったので、僕はあと片付けを買ってでた。片付け終えた後に、僕は執事服のままの雫の膝に座る。
そのまま抱きついて、耳元に口を寄せ
「ねぇ、このまま今日はしない?」
「舞白様はいけない人ですね」
「ふふふ、お仕置して?」
なんて、主人と執事の禁断の恋ごっこしてみたくてそれっぽいこと言ったら乗ってくれた!雫の色気はそれはもうすごくて
「ほら、舞白様。まだイッちゃ駄目ですよ」
「あぅ、だってぇ、、、んん、そこ、だめぇ」
「こんなに、もっと触ってって吸い付いてくるのにですか?」
「ぁあ、、、じゃ、イかせてよぉ、、、」
雫に寸止めされて、普段の雫もかっこいいけど新鮮な姿で攻められ、どこか厳しさ?を感じる敬語を使うから、胸がキュンキュンして止まらない。
「まだ、駄目です。どうしてもって言うなら可愛く強請って下さい」
「あぁ、ほし、、、欲しいのぉ、、、、、、んぅ、雫ので、僕のお腹の奥、いっぱいよしよししてぇ?」
「舞白さんっ」
「ああぁああ!」
って感じで盛り上がったけど、主人と執事の禁断の恋ごっこじゃなく、普段の僕と雫のままだった気が、、、
んまあ!楽しかったしいっか!
僕は楽しさのあまり大事なことをしていない事に気づいた。そう
あ!?雫の写真撮るの忘れてたっ
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またまたコメントありがとうございます😭
凄く励みになります💪
はい!舞白もついに思い出し始めました
二人にとって思い出すことが吉と出るか凶と出るか
もうしばしお付き合いください🙌🫶
はじめまして
コメントありがとうございます😭
私の能力不足で分かりづらくなってしまった
大まかな流れが伝わってて嬉しいです✨
はい!これから答え合わせへと向かっていくので
未熟な私に引き続きお付き合いいただければと思います👀
更新遅くて申し訳ないです💦頑張ります💪