貴方のお嫁さんにはなりません!!!このばかぁ

白藍たんぽっぽ

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俺が舞白さんを裏切った話

恐い筈なのに

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 やっと着いた部屋の扉を開け中に進めば微かに甘い香りが鼻腔を掠めた。あの人はソファの上で無理やり押さえつけられ服はハサミで切られてそこらに落ちており汚い奴の汚いものがあの人を穢す所だった
 その光景に怒りで動けなくなる

 
「やめてぇ、櫻木以外のなんていや!」

「発情薬打ったのになんも匂わねぇな。やっぱりオメガだって噂はデタラメか?」

「さ、さくらぁ、たす、けてぇ」


 あの人の瞳から涙が零れた。
 弾かれるようにして俺は汚物を殴る


「顔はいi、がは」

「あぁ?何して、っな!?」


 あの人が涙を流している。俺を呼んでいる。助けを求めている




 
 気づいたらあの人が俺の腕を掴んでいて、その手は血だらけになっていた。見下ろせば汚物がそこにいた。


「、、、っもう、いいから、やめて」


 俺の腕に抱きつき、そう涙を流している。切り裂かれた服の隙間から綺麗な美味しそうな色をした乳首が見えている。その姿も相まって不謹慎にも可愛いと思ってしまう。


「ねぇ、名前はなんて言うの?」

「ぅえ?、ひいらぎ、だけど」

「下の名前」


 急に聞いたからか、戸惑いながらも教えてくれた
 

「ま、舞白ましろ

「ましろ、、、、、、可愛いね」


 舞白は目を見開いて驚いた後、そっぽを向いてしまう。その態度も可愛いと感じる。俺はブレザーを脱いで舞白の肩にかけ抱き上げる。


「これ、着て。保健室に行こ」

「櫻木が寒くなっちゃう」

「平気だよ」


 子供が大切なぬいぐるみをかかえるようにして強く。もうこの人を離したくない


 金持ち学校なのにエレベーターはないのかなんて思いつつ階段を降りていたら、舞白が泣き始めた。さっきまでのことを思い出して泣いているんだと思って大丈夫だよって声を掛けたら違うと返された


「何が違うの」

「なんで助けに来たの?、、、っ僕のこと忘れてるんじゃ」

「そうだけど、俺にとって舞白は大切な人だって思ったから」
 
「じゃぁーーー」


 舞白は俺にと悲しそうな声でそう言ってきた。


「抱かないよ」


 どうしてそんな事を言うのか。俺には意味が分からなかった。
 それなのに舞白は泣きながら


「っだって、さくらは俺の恋人でっ」

「だとしてもあなたの知る俺はいないでしょ。別の男に抱かれていいわけ?」

「ぼくにとっては、僕の大好きな人に変わりない!」

「だとしても俺は思い出せてないから嫌だ」


 俺の言葉に酷く傷付いた顔をした後、舞白は暗く微笑んだ。その瞬間にフェロモンはより一層と強く周りに漂った
 行く時に倒した奴らが微かに反応を見せたので急いでその場を後にする


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