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恋人(正式)との生活
もう十分だから!
しおりを挟む心臓が口から出てしまいそう。ドキドキうるさい。これ雫に聞こえてるんじゃ?!
お風呂から上がった僕達は、ベッドの上で裸で正座をして向かい合ってます。何この状況。
「舞白さん、ほんとにいいんですね?」
「いいよ」
さっきから何回も雫は確認してくる。そろそろめんどくさい!僕はいいって言った!雫なりに気を使ってるにしても限度ってものがあると思う!三分に一回は聞かれてる。盛ってないからね?!
「雫は初めて?」
「違います。舞白さんもですよね?」
「うん」
お互い初めてではないらしい。のに一向に進まない。なんだか恥ずかしくて目も合わせられず何も無い壁を見つめる。
こ、ここは年上の僕がリードするべきじゃ?!
「雫」
「舞白さん」
雫の名前を呼んでやっと目が合ったので僕はそのまま近寄って唇にキスを送る。雫は驚いた顔をしつつもどこか緊張が解けたように僕を抱きしめてくれる。
「んぅ、、、しず、く」
「はぁ、舞白さん」
キスをしたまま押し倒されていよいよ雫とするんだと思うと顔があつくなる。
「そんな可愛い顔したら」
獲物を狙う野獣のような瞳に捕まってじっと見つめ返していると
「我慢できない」
そう言って額にキスをされたから僕は首に腕を回して耳元で囁いた
「我慢、、、しなくていいよ?」
「舞白さん!」
食べられるようなキスをされて、頭がクラクラする。舌も絡まって、どっちの唾液か分からないものが僕の口の端からこぼれ落ちる。こんなにも僕を求めてくれることに胸がきゅんきゅんと喜んで嬉しい。
「はぁ、舞白さん」
「ぷはぁ、、、、」
激しいキスに僕は息もたえたえなのに対して雫は呼吸一つ乱れていない。身体に見合ってすごい肺活量ですね?!
「舞白さん、足広げてください」
酸欠で頭が回らない僕は雫の言われた通りにする。ローションを手に取り、手のひらに垂らしてにちゃにちゃ音を立てて馴染ませている。
「指に、かけるの?」
「はい、解さないと」
「へ?」
何を言ってるんだこのイケメンは?!
「もう、解した、よ?」
「まだ足りないです」
そう言われて僕の後孔に雫の指が挿入ってくる。僕は気持ちよさに声を出してしまい、慌てて手で口を塞ぐ。それを見た雫は不満そうな顔で今はいいですと言った。今はって何?!
「気持ちいいですか?舞白さん」
「、、、ふぅ、きもち、いい、、、、んやぁ!」
「最高」
嬉しそうにずっとぐちゅぐちゅと僕の後ろを掻き回す。前立腺を避けているのか、思ったように快感が得られなくて物足りない。もっと欲しい。もっと強い刺激が。
「しずく、、、んぅ、ぜんりつ、せぇん、、、、あ、さわってぇ?っ!、あう!」
言った瞬間に強い刺激が身体を巡って、背をのけぞらせる。きゅ、急に強すぎる!触ってって言ったのは僕だけど!もうちょっと優しく!
「沢山触ってあげますね舞白さん」
「ぁあ!、、、つよ、い、、、、ん、ふぅ、、いっちゃう!」
「いいですよ」
嬉しそうにいいと言いながら僕に触れるだけのキスをしてくる。触れるだけでも気持ちよくて頭からドバドバ幸せが溢れておかしくなりそう。
「すぅ、、、はぁ、、、すぅ、、、はぁ」
「舞白さん可愛い」
「んぅ、、、ちゅぅ」
頭を撫でて舌を絡めてくれる。それを僕は美味しい果実かのように吸って甘噛みして雫に応える。
「舞白さんエロ可愛い」
「しずく」
「もっと乱れて下さい」
「ぁあ!?」
イった余韻に浸かっていたら、また激しく動かされる。今度は前立腺しか刺激されない。こんなんじゃ、頭バカになる!
「あ、だめぇ、、、つよ、すぎぃ、んぅ!」
「いっぱいイきましょうね?」
とてもいい笑顔でなんてこと言うんだ?!
───僕は予想もしていなかった
「はあ、、、もう、いいからぁ!ふぁ!」
「まだですよ」
地獄を見るなんて
「もう、挿入れて、、、んぁ、、、いい!」
「ちゃんと解さないと俺の大きすぎて舞白さんの小さいおしり壊れちゃいます」
「ひぅ?!っ拡げないで!」
そう
「なんでぇ、、、ひぐ、、もうむりぃ!」
「可愛い舞白さん」
全然、挿入れて貰えないなんて
「俺にとって舞白さんは大切なんです。傷つけたくない」
「もう、だめぇ、頭、、、あぅ、ばかになる!」
「大丈夫ですよ舞白さん」
何が大丈夫なんだろう。イキすぎて腰を意味もなくガクガク揺らして、手で口を塞ぐことも忘れて雫によってあんあん鳴かされてる。
そんな中、追い打ちをかけるように雫は
「あ、可愛がるの忘れてました♡」
「へ?、、、っ!?、、、だめ、だめぇ!さわらないでぇ、、、あぅ、いやぁ、、、んぐ、、、んぅほっといてぇ!」
なんてことをするんだこのイケメン!僕の息子を大きな掌でいじめるなんて!酷いぞ!僕はもう無理なんだ!
「イキすぎて、、、、つらぁ、もうだ、、、め」
「、、、舞白さん?」
「すぅー、すぅー」
この鬼畜!おぼえ、とけぇ!
捨て台詞を心の中で吐き捨て
僕は意識を手放した ガクッ
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