32 / 33
32話 探し物は何ですか
しおりを挟む
「来るなシオン! ……ガフッ!」
ハンスの体にザビーネの黒い武器が突き刺さり、背中まで突き抜けています。
「ハ、ハンスー!」
私は口に手を当てて驚く事しか出来ませんでした。
しかしハンスの体から黒い武器が引き抜かれ、ゆっくりと背中から倒れるのを見て、慌てて駆け寄ります。
ハンスのガッチリとした体躯は力なくうな垂れ、口からは血が流れ出ている。
「くそっ! 間に合わなかったか! おのれザビーネ! 貴様は生かして帰さんぞ!」
衛兵達が4階に上がってきました。
隊長さんがザビーネに襲い掛かりますが、お腹に刺さっていたハンスの剣をずるりと抜き、隊長さんに投げつけました。
それを隊長さんが弾くと、ザビーネは衛兵の中に飛び込み、雄叫びを上げて黒い武器を振り回します。
「ぐわぁ!」
「よ、鎧が切り裂かれて……ギャ!」
「バカな! 剣が刺さっているのに倒せない!?」
複数の衛兵の中で暴れるザビーネ。
衛兵は奮闘しザビーネに攻撃をしているのですが、なんと剣で切り付けられてもものともせず暴れています。
「嬢ちゃん! ハンスを連れてこの場を離れろ!」
「は、はい! 隊長さんも無理はしないでください!」
「おうよ! 死なない程度に頑張るぜ!」
ハンスを背負おうとしますが、やはり重たくて動きません。
近くの衛兵さんが手伝ってくれて、2人で肩に担いで階段へ向かいます。
「シオン……ダメだ、いま、今離れたら……ぐっ!」
「ハンス! 喋らないで、傷口から血が!」
私は小さなハンカチを傷口に当てているけど、血が止まる様子がない。
「ザビー……ネの、傷口が……完全に、塞がる前に……倒さない、とっ、ゴホッゴホッ!」
「え? でも今は」
「隊長に……伝えてくれ……」
ハンスが私の耳にささやきます。
え? それが本当ならザビーネを倒せるかもしれない。
一緒に支えてくれている衛兵さんに言伝して、隊長さんに伝えてもらいましょう。
ハンスを連れて部屋を出ようとしますが、ザビーネに見つかってしまいました。
「ど~こに行こうというのかしら? アナタはこの手で惨たらしく殺すんだから!」
黒い武器を高く振り上げ、私の頭に振り下ろします。
あ……避けられない……!!
「どりゃああぁぁぁ! 嬢ちゃんに手出しはさせねぇ! 俺が相手をしてるんだからよそ見すんじゃねーよ!」
隊長さんが剣で受け止めてくれました。
他の衛兵さんもザビーネに群がり、私から引き離します。
「隊長さん!」
「怪我はねーな? よし待ってろ、さっさと終わらせてやるぜ!」
隊長さんが剣で応戦し、衛兵も連携を取って攻撃を開始します。
流石のザビーネも完全に包囲されての攻撃には手こずるようで、表情は厳しい物になりました。
隊長さんは言伝を聞いたかしら?
下手に動くとまたザビーネに狙われそうなので、私とハンスは部屋の入口付近で見守る事にしました。
扉の近くにハンスを寝かせ、私の膝に頭を乗せます。
「シオン……怪我はないかい?」
「私は大丈夫よハンス。ザビーネを倒したら、すぐに神官さんに治療してもらいましょう!」
「ああ、そう……だね」
そうは言いますがやはりザビーネは手ごわく、悪魔の魔法で衛兵さん達は次々に倒されていきます。
このままではハンスが……私はふと床が目に入りました。
血が……ハンスの血で一杯です。
私も、覚悟を決めた方が良いかもしれません。
「シオン……なにを、考えて……いるの?」
「ん? 結婚式をやり直すときは、もう少し派手なドレスを着ようかなって」
いけませんね、ハンスに私の考えてることがバレてしまいそうです。
ハンスの額の汗を手でぬぐいながら、私は部屋の中を探します。
ああ、あそこに落ちていたのですね。
後は隙を見て拾いに行かないといけませんが……
「ええい鬱陶しい! 雑魚がどれだけ集まっても私には勝てないのよ!」
ザビーネががむしゃらに黒い武器を振り回していますが、どうやら衛兵さん達は防御に徹しているようで、中々倒せないでいます。
衛兵さん達に集中してる……今だわ。
ハンスの額にキスをして、私は姿勢を低くして移動を開始します。
上手くいきます。上手くいかせて見せます。
今行かないと、ハンスが持たないのですから!
衛兵さん達の陰に隠れながら、私は静かに移動し、音をたてないように探し物を拾い上げます。
よし、このまま近づければ……え?
どこかからか歌声が聞こえてきました。
これは……聖歌?
聖歌隊は逃げたのではなかったのですか?
歌声に気が付いたのは私以外にも数名いますが、ザビーネは気が付いていないようです。
そしてザビーネですが、明らかに動きが鈍くなりました。
聖歌の効果でしょうか? そういえば最初の黒い人形も、真っ先に聖歌隊を狙っていたのは危険だと判断したからかもしれません。
「くっ! なんで、なんで悪魔の魔法の力が弱く!? あん? 聖歌? まだいたのか聖歌隊! おや? シ~オ~ン~? 何をやっているのかしらそんな所で」
ザビーネに見つかりました。
落ち着くのです私、今は焦ってはいけません、むしろザビーネを挑発しなくては。
「ふふふ。ザビーネ、私の作戦にはまったわね」
「作戦ですって? ふん! そんなもの今すぐにぶち壊してやるわ!」
ザビーネが私に向かって飛び掛かってきました。
こ、怖い! でも怖がっちゃダメ、今がチャンスなんだからこれを……あ、忘れていました、私は運動音痴なんでした。
拾った剣を構えようとしますが、剣はどうやって構えればいいんですか!?
あわわ、ど、どうしたら……
「きゃ!」
足がもつれて転んでしまいました!
し、しまった! ザビーネが……あれ?
「ぐあ……き、貴様……どうしてその場所を……指先程しかない私の弱点を貫けるの……よ」
転んだ拍子に剣を突き出した様で、ザビーネのお腹、ハンスが刺した少し上のあたりに突き刺さっていました。
ハンスの体にザビーネの黒い武器が突き刺さり、背中まで突き抜けています。
「ハ、ハンスー!」
私は口に手を当てて驚く事しか出来ませんでした。
しかしハンスの体から黒い武器が引き抜かれ、ゆっくりと背中から倒れるのを見て、慌てて駆け寄ります。
ハンスのガッチリとした体躯は力なくうな垂れ、口からは血が流れ出ている。
「くそっ! 間に合わなかったか! おのれザビーネ! 貴様は生かして帰さんぞ!」
衛兵達が4階に上がってきました。
隊長さんがザビーネに襲い掛かりますが、お腹に刺さっていたハンスの剣をずるりと抜き、隊長さんに投げつけました。
それを隊長さんが弾くと、ザビーネは衛兵の中に飛び込み、雄叫びを上げて黒い武器を振り回します。
「ぐわぁ!」
「よ、鎧が切り裂かれて……ギャ!」
「バカな! 剣が刺さっているのに倒せない!?」
複数の衛兵の中で暴れるザビーネ。
衛兵は奮闘しザビーネに攻撃をしているのですが、なんと剣で切り付けられてもものともせず暴れています。
「嬢ちゃん! ハンスを連れてこの場を離れろ!」
「は、はい! 隊長さんも無理はしないでください!」
「おうよ! 死なない程度に頑張るぜ!」
ハンスを背負おうとしますが、やはり重たくて動きません。
近くの衛兵さんが手伝ってくれて、2人で肩に担いで階段へ向かいます。
「シオン……ダメだ、いま、今離れたら……ぐっ!」
「ハンス! 喋らないで、傷口から血が!」
私は小さなハンカチを傷口に当てているけど、血が止まる様子がない。
「ザビー……ネの、傷口が……完全に、塞がる前に……倒さない、とっ、ゴホッゴホッ!」
「え? でも今は」
「隊長に……伝えてくれ……」
ハンスが私の耳にささやきます。
え? それが本当ならザビーネを倒せるかもしれない。
一緒に支えてくれている衛兵さんに言伝して、隊長さんに伝えてもらいましょう。
ハンスを連れて部屋を出ようとしますが、ザビーネに見つかってしまいました。
「ど~こに行こうというのかしら? アナタはこの手で惨たらしく殺すんだから!」
黒い武器を高く振り上げ、私の頭に振り下ろします。
あ……避けられない……!!
「どりゃああぁぁぁ! 嬢ちゃんに手出しはさせねぇ! 俺が相手をしてるんだからよそ見すんじゃねーよ!」
隊長さんが剣で受け止めてくれました。
他の衛兵さんもザビーネに群がり、私から引き離します。
「隊長さん!」
「怪我はねーな? よし待ってろ、さっさと終わらせてやるぜ!」
隊長さんが剣で応戦し、衛兵も連携を取って攻撃を開始します。
流石のザビーネも完全に包囲されての攻撃には手こずるようで、表情は厳しい物になりました。
隊長さんは言伝を聞いたかしら?
下手に動くとまたザビーネに狙われそうなので、私とハンスは部屋の入口付近で見守る事にしました。
扉の近くにハンスを寝かせ、私の膝に頭を乗せます。
「シオン……怪我はないかい?」
「私は大丈夫よハンス。ザビーネを倒したら、すぐに神官さんに治療してもらいましょう!」
「ああ、そう……だね」
そうは言いますがやはりザビーネは手ごわく、悪魔の魔法で衛兵さん達は次々に倒されていきます。
このままではハンスが……私はふと床が目に入りました。
血が……ハンスの血で一杯です。
私も、覚悟を決めた方が良いかもしれません。
「シオン……なにを、考えて……いるの?」
「ん? 結婚式をやり直すときは、もう少し派手なドレスを着ようかなって」
いけませんね、ハンスに私の考えてることがバレてしまいそうです。
ハンスの額の汗を手でぬぐいながら、私は部屋の中を探します。
ああ、あそこに落ちていたのですね。
後は隙を見て拾いに行かないといけませんが……
「ええい鬱陶しい! 雑魚がどれだけ集まっても私には勝てないのよ!」
ザビーネががむしゃらに黒い武器を振り回していますが、どうやら衛兵さん達は防御に徹しているようで、中々倒せないでいます。
衛兵さん達に集中してる……今だわ。
ハンスの額にキスをして、私は姿勢を低くして移動を開始します。
上手くいきます。上手くいかせて見せます。
今行かないと、ハンスが持たないのですから!
衛兵さん達の陰に隠れながら、私は静かに移動し、音をたてないように探し物を拾い上げます。
よし、このまま近づければ……え?
どこかからか歌声が聞こえてきました。
これは……聖歌?
聖歌隊は逃げたのではなかったのですか?
歌声に気が付いたのは私以外にも数名いますが、ザビーネは気が付いていないようです。
そしてザビーネですが、明らかに動きが鈍くなりました。
聖歌の効果でしょうか? そういえば最初の黒い人形も、真っ先に聖歌隊を狙っていたのは危険だと判断したからかもしれません。
「くっ! なんで、なんで悪魔の魔法の力が弱く!? あん? 聖歌? まだいたのか聖歌隊! おや? シ~オ~ン~? 何をやっているのかしらそんな所で」
ザビーネに見つかりました。
落ち着くのです私、今は焦ってはいけません、むしろザビーネを挑発しなくては。
「ふふふ。ザビーネ、私の作戦にはまったわね」
「作戦ですって? ふん! そんなもの今すぐにぶち壊してやるわ!」
ザビーネが私に向かって飛び掛かってきました。
こ、怖い! でも怖がっちゃダメ、今がチャンスなんだからこれを……あ、忘れていました、私は運動音痴なんでした。
拾った剣を構えようとしますが、剣はどうやって構えればいいんですか!?
あわわ、ど、どうしたら……
「きゃ!」
足がもつれて転んでしまいました!
し、しまった! ザビーネが……あれ?
「ぐあ……き、貴様……どうしてその場所を……指先程しかない私の弱点を貫けるの……よ」
転んだ拍子に剣を突き出した様で、ザビーネのお腹、ハンスが刺した少し上のあたりに突き刺さっていました。
29
お気に入りに追加
7,797
あなたにおすすめの小説
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
とある王国の公爵令嬢を巡る騒動について
書記長
ファンタジー
とある王国の公爵家の長女・フレデリカは早くから王太子の婚約者になっていて、王太子からも愛されていて周囲からも将来の王妃に相応しい女性だと思われていた。
ところが、実家の公爵家では公爵の後妻が産んだ次女のブロンウィンが溺愛され、姉のものを何でも欲しがっては横取りをし、両親である公爵とその夫人(後妻)はそれを放置するどころかフレデリカに婚約者の地位をブロンウィンに譲れと迫り、更に夫人が育児放棄した三女のブリアナの子守をさせる有様であった。
そんなある日、フレデリカは侯爵家のお茶会に招かれたが、それを知ったブロンウィンは姉だけが招かれたことに反発して侯爵家に押しかけて強引にお茶会に参加する。ところが、フレデリカに出されたお茶を強引に奪って飲んだブロンウィンが突然苦しみだして息絶えてしまう。明らかに王太子の婚約者であるフレデリカの命を狙った毒殺事件であったが、最愛の娘を喪った公爵はフレデリカが妹に嫉妬して殺害したと信じて彼女を地下室に幽閉した上で、宰相に「娘の犯罪」を告発したのである。
唖然とする話を無理矢理聞かされた宰相の視点から見た事件の顛末。
【完結】悪役令嬢の断罪現場に居合わせた私が巻き込まれた悲劇
藍生蕗
ファンタジー
悪役令嬢と揶揄される公爵令嬢フィラデラが公の場で断罪……されている。
トリアは会場の端でその様を傍観していたが、何故か急に自分の名前が出てきた事に動揺し、思わず返事をしてしまう。
会場が注目する中、聞かれる事に答える度に場の空気は悪くなって行って……
思わず呆れる婚約破棄
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある国のとある夜会、その場にて、その国の王子が婚約破棄を言い渡した。
だがしかし、その内容がずさんというか、あまりにもひどいというか……呆れるしかない。
余りにもひどい内容に、思わず誰もが呆れてしまうのであった。
……ネタバレのような気がする。しかし、良い紹介分が思いつかなかった。
よくあるざまぁ系婚約破棄物ですが、第3者視点よりお送りいたします。
使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。気長に待っててください。月2くらいで更新したいとは思ってます。
【完結】数十分後に婚約破棄&冤罪を食らうっぽいので、野次馬と手を組んでみた
月白ヤトヒコ
ファンタジー
「レシウス伯爵令嬢ディアンヌ! 今ここで、貴様との婚約を破棄するっ!?」
高らかに宣言する声が、辺りに響き渡った。
この婚約破棄は数十分前に知ったこと。
きっと、『衆人環視の前で婚約破棄する俺、かっこいい!』とでも思っているんでしょうね。キモっ!
「婚約破棄、了承致しました。つきましては、理由をお伺いしても?」
だからわたくしは、すぐそこで知り合った野次馬と手を組むことにした。
「ふっ、知れたこと! 貴様は、わたしの愛するこの可憐な」
「よっ、まさかの自分からの不貞の告白!」
「憎いねこの色男!」
ドヤ顔して、なんぞ花畑なことを言い掛けた言葉が、飛んで来た核心的な野次に遮られる。
「婚約者を蔑ろにして育てた不誠実な真実の愛!」
「女泣かせたぁこのことだね!」
「そして、婚約者がいる男に擦り寄るか弱い女!」
「か弱いだぁ? 図太ぇ神経した厚顔女の間違いじゃぁねぇのかい!」
さあ、存分に野次ってもらうから覚悟して頂きますわ。
設定はふわっと。
『腐ったお姉様。伏してお願い奉りやがるから、是非とも助けろくださいっ!?』と、ちょっと繋りあり。『腐ったお姉様~』を読んでなくても大丈夫です。
(完)私の家を乗っ取る従兄弟と従姉妹に罰を与えましょう!
青空一夏
ファンタジー
婚約者(レミントン侯爵家嫡男レオン)は何者かに襲われ亡くなった。さらに両親(ランス伯爵夫妻)を病で次々に亡くした葬式の翌日、叔母エイナ・リック前男爵未亡人(母の妹)がいきなり荷物をランス伯爵家に持ち込み、従兄弟ラモント・リック男爵(叔母の息子)と住みだした。
私はその夜、ラモントに乱暴され身ごもり娘(ララ)を産んだが・・・・・・この夫となったラモントはさらに暴走しだすのだった。
ラモントがある日、私の従姉妹マーガレット(母の3番目の妹の娘)を連れてきて、
「お前は娘しか産めなかっただろう? この伯爵家の跡継ぎをマーガレットに産ませてあげるから一緒に住むぞ!」
と、言い出した。
さらには、マーガレットの両親(モーセ準男爵夫妻)もやってきて離れに住みだした。
怒りが頂点に到達した時に私は魔法の力に目覚めた。さて、こいつらはどうやって料理しましょうか?
さらには別の事実も判明して、いよいよ怒った私は・・・・・・壮絶な復讐(コメディ路線の復讐あり)をしようとするが・・・・・・(途中で路線変更するかもしれません。あくまで予定)
※ゆるふわ設定ご都合主義の素人作品。※魔法世界ですが、使える人は希でほとんどいない。(昔はそこそこいたが、どんどん廃れていったという設定です)
※残酷な意味でR15・途中R18になるかもです。
※具体的な性描写は含まれておりません。エッチ系R15ではないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる