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Ⅳ 兄妹の絆、そして和解
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「俺様も姿のわからない吸血鬼に脅さ……だから」
「狗遠、もういいわ。…その先は言わなくていい」
「……」
正直、狗遠の行動をすべて許すことはできない。へたをしたら壱流は死んでたかもしれないから。でも、だからといって夢愛ちゃんをこのままにするわけにはいかない。
「夢愛ちゃん、大丈夫だよ…私はここにいる」
「あんたなんか消えちゃえばいいのに!」
「私は…夢愛ちゃんの言葉を全部受け止める。どんなこと言われたって平気。だから言いたいことは包み隠さずに話して」
「っ……!」
私は夢愛ちゃんの暴走を止める方法なんてわからない。だけど寄り添うことはできる。これで少しでも夢愛ちゃんの心が軽くなればいい。そのためなら私はどんな言葉だって受け入れる。夢愛ちゃんを救いたいという気持ちは強いから。
「どうして…なんでよ、元闇姫。早く壊れればいい…そしたら狗遠様も私だって幸せになれるのに」
「人を傷つけても幸せになんてなれないわ」
「そんなことない!人を犠牲にすれば私は、私と兄さんは…」
「幸せは自分で掴むもの。誰かに指図されて手に入れる幸福は本当の幸せとは言わない。…夢愛ちゃんは狗遠とどうなりたいの?」
「わたし、私は……」
夢愛ちゃんは涙を流した。その涙の理由は…聞かなくてもわかる。
「首輪が…」
「え?狗遠、今なんて」
「夢愛ちゃんにつけられていた見えない鎖が今…外れた」
「そう…それなら良かった」
私にはそれが見えないけれど、狗遠がそういうなら間違いないんだろう。
「私は狗遠兄さんと…幸せになりたい」
「それが夢愛ちゃんの答えなんだね。狗遠、貴方も夢愛ちゃんと同じなのよね?」
「ああ」
「2人にこんなことをした吸血鬼を私は許さない」
「元闇姫…」
「憎しみからは何も生まれないのはわかってる。だけどいつか狗遠たちを傷つけた吸血鬼に会うことがあったその時は…。狗遠、夢愛ちゃんのことは任せていい?」
「ああ、任せておけ。元闇姫…俺様たちを助けてくれて感謝する」
狗遠が穏やかな表情をしている。…よかった。話を聞くことができて。ちゃんと2人と向きあえたから、こうして助けることが出来た。もちろん、全部が解決ってわけにはいかないけど。
「壱流たちと合流するわ。そしたら、私は壱流と帰……っ」
「元闇姫、どうした?」
『死にたくない』
「壱、流…」
今、頭の中に見えた光景。
『暗闇の中にずっといるのは嫌だ』
『誰でもいい、僕をたすけて』
出会ったばかりの壱流。それはまだ弱かった頃の貴方の姿が脳裏から離れない。これは一体なんなの?
「元闇姫、撃たれたところは平気なのか」
「それはもう大丈夫。ただ…」
「ただ?」
『血を飲みたくない』
『僕は吸血鬼じゃない。人間なんだ』
「狗遠、一時的に吸血鬼された人はいつ人間に戻れるの?」
「それは流し込んだ血を返せば…って、元闇姫、どうしたんだ!」
「壱流が…呼んでる」
私は建物の下にいる壱流の元に向かった。
「壱流!」
「闇……華…」
「大変です、姉貴。さっきから、壱流さんの様子が…!」
「わかってる!」
さっきから痛いほど流れ込んでくる記憶。これは壱流の思い出。
壱流のまわりには倒した吸血鬼たちが転がっている。
…気絶しているんじゃない。首筋に、いや首だけじゃない。身体中に噛み跡がある。これは血を吸われたあと。
壱流の口のまわりには大量の血。これをやったのは間違いなく…壱流だ。
「血が足りない。どれだけ吸っても…喉がかわく」
近くの窓ガラスはほとんどが割れている。あたりにはガラスの破片が散乱していた。
「姉貴、これはどういうことなんですか!」
「私にも詳しくはわからない。だけど、これは…」
体育館倉庫で起きたときとよく似ている。これは力の暴走。でも、いきなりどうして…?
「姉貴、説明してください!」
「説明って言われても…」
「説明もなにも貴様が一時的に吸血鬼になったからだろう?」
「狗遠…」
「ヒッ!?非道で残忍な狗遠…総長。姉貴にまた手を出すっていうなら僕が相手に…!」
「幻夢、狗遠はもう大丈夫だから。それよりも狗遠、やっぱり私が原因なのね」
いままでなにも起きないほうが不思議だった。
私だけならなんとかなった…と思う。でも、壱流のほうに危険が及ぶなんて。
私が強さがほしいって言ったから?これは私が望んだ結果…。
「それもある。が、原因は紅い月のほうだろうな」
「紅い月…。ねぇ狗遠。知ってるなら教えて。紅い月ってなんなの?あれを打つとどうなるの?」
「貴様は、紅い月の真実を知らないのか?」
「紅い月の、真実?」
「あれを摂取した者は18になるまでに運命の相手と契約をしなければならない」
「どうしてそんなものを無理やり…!」
私は狗遠の胸ぐらを掴んだ。
「俺様も夢愛を人質に取られれば、その吸血鬼には逆らえない。そいつは言った。皇綺羅壱流にそれを打てと」
「そん、な」
ただの人間である壱流をそこまでして闇の世界に落とそうとしている吸血鬼って…。
「契約をしなければどうなるの?」
「死ぬ」
「!?」
「死ぬって…それ、本当なんですか?壱流さんはその事を姉貴には言わなかった。それにはなにか理由でもあるっていうんですか?」
「契約をした相手は吸血鬼になる。それも完全な」
「……」
そんなこと知らない。壱流はそれを隠してたっていうの?
「壱流が頼めば、貴様は迷うことなく自らの身体を差し出すだろう?」
「当然でしょ!?壱流が私を好きだと言ってくれた。わたしだって彼が好き。これが運命の相手じゃなければなんだっていうの!?」
「だからだ」
「え?」
「それをわかっていたから、壱流は貴様に話さなかった。今後も言うつもりはなかったはずだ」
じゃあ、もし壱流と付き合うことになっても…壱流は18歳になったら私を置いて死ぬつもりだったってこと?
「壱流に言われなかったのか?闇華、貴様が元闇姫に戻るなと」
「言われたわ。それがなんだっていうの?」
「関わることがなければ、この真実にたどり着くことはなかった。貴様に気持ちを伝えることも。俺様と再会して戦うこともなければ、こんな状況を目の当たりにすることも多分なかっただろうな」
「そん、なこと…」
「それでも仲間に何かあれば助けに行くのが貴様だ。それも壱流は察していたんだろう。だから死ぬまでは貴様と一緒にいるつもりでいた。紅い月の真実を隠しながらも」
死ぬとわかっていても私と一緒にいたかった?
いずれ死ぬことを知っていて生きるのがどれだけ辛いか。
私には想像しか出来ないけど、それを壱流は最初から知っていた。いや、始めから知っていたかはわからない。
だけど、その真実にたどり着いたとき壱流はどんな思いだったんだろう。私と再会して壱流はどうおもったの?
「仮に暴走を止めたとしても契約をしなければ壱流は死ぬ。元闇姫、貴様はどうするんだ?…答えは聞くまでもない、か」
「姉貴、まさか…」
「私は壱流を助ける。それで壱流と契約をする。…私は壱流が好きだから、だから彼を助けたい」
「いいのか?その先は闇だぞ。吸血鬼の世界は貴様が考えているよりも危険だ。仮に吸血鬼になれたとしても俺様のように別の吸血鬼に…」
「平気。…覚悟ならある。もし、狗遠の話してる吸血鬼に会っても私は簡単に負けたりしない。壱流と一緒ならこの先…永遠の命だって怖くない」
「姉貴……」
「忠告はしたからな。俺様は夢愛を安全な場所に連れて行く。それとお前の仲間の場所はここだ」
狗遠は私に地図の書いた紙を手渡した。
「狗遠、忠告ありがと…貴方のことは全て許せるわけじゃない。でも、今は夢愛ちゃんのことは頼んでいい?」
「当然だろう?夢愛は俺様にとって唯一の家族だから。…死ぬなよ」
狗遠は夢愛を抱きかかえ、姿を消した。最後に私に声をかけて。
「姉貴、本当になるつもりですか。吸血鬼になったら僕と…家族にも…その」
「幻夢」
「は、はい」
「どんな姿になっても私はわたし、そういってくれたのは幻夢、あなたでしょう?」
「…そう、でしたね。行ってきてください、姉貴。無事に壱流さんを助けたらお祝いしましょう!」
「お祝い?」
「姉貴が吸血鬼になったパーティーです!美人吸血鬼だって仲間も言ってくれるはずです!」
「まったく、幻夢は…」
私は呆れながらも変わらない幻夢が嬉しかった。決して私を責めたりしない。本当は私に言いたいことがたくさんあったはずなのに。幻夢は笑顔で私を見送ってくれた。
壱流、今まで苦しい思いをさせてごめんなさい。次は…今度こそ、貴方を助けてみせる。貴方が私を好きだと言ってくれた、それだけで私は吸血鬼になってもいいと思ったの。貴方と同じ世界が見れるのなら、壱流とずっと一緒なら私は…。壱流、待っててね。私が貴方を必ず救ってみせる。
「狗遠、もういいわ。…その先は言わなくていい」
「……」
正直、狗遠の行動をすべて許すことはできない。へたをしたら壱流は死んでたかもしれないから。でも、だからといって夢愛ちゃんをこのままにするわけにはいかない。
「夢愛ちゃん、大丈夫だよ…私はここにいる」
「あんたなんか消えちゃえばいいのに!」
「私は…夢愛ちゃんの言葉を全部受け止める。どんなこと言われたって平気。だから言いたいことは包み隠さずに話して」
「っ……!」
私は夢愛ちゃんの暴走を止める方法なんてわからない。だけど寄り添うことはできる。これで少しでも夢愛ちゃんの心が軽くなればいい。そのためなら私はどんな言葉だって受け入れる。夢愛ちゃんを救いたいという気持ちは強いから。
「どうして…なんでよ、元闇姫。早く壊れればいい…そしたら狗遠様も私だって幸せになれるのに」
「人を傷つけても幸せになんてなれないわ」
「そんなことない!人を犠牲にすれば私は、私と兄さんは…」
「幸せは自分で掴むもの。誰かに指図されて手に入れる幸福は本当の幸せとは言わない。…夢愛ちゃんは狗遠とどうなりたいの?」
「わたし、私は……」
夢愛ちゃんは涙を流した。その涙の理由は…聞かなくてもわかる。
「首輪が…」
「え?狗遠、今なんて」
「夢愛ちゃんにつけられていた見えない鎖が今…外れた」
「そう…それなら良かった」
私にはそれが見えないけれど、狗遠がそういうなら間違いないんだろう。
「私は狗遠兄さんと…幸せになりたい」
「それが夢愛ちゃんの答えなんだね。狗遠、貴方も夢愛ちゃんと同じなのよね?」
「ああ」
「2人にこんなことをした吸血鬼を私は許さない」
「元闇姫…」
「憎しみからは何も生まれないのはわかってる。だけどいつか狗遠たちを傷つけた吸血鬼に会うことがあったその時は…。狗遠、夢愛ちゃんのことは任せていい?」
「ああ、任せておけ。元闇姫…俺様たちを助けてくれて感謝する」
狗遠が穏やかな表情をしている。…よかった。話を聞くことができて。ちゃんと2人と向きあえたから、こうして助けることが出来た。もちろん、全部が解決ってわけにはいかないけど。
「壱流たちと合流するわ。そしたら、私は壱流と帰……っ」
「元闇姫、どうした?」
『死にたくない』
「壱、流…」
今、頭の中に見えた光景。
『暗闇の中にずっといるのは嫌だ』
『誰でもいい、僕をたすけて』
出会ったばかりの壱流。それはまだ弱かった頃の貴方の姿が脳裏から離れない。これは一体なんなの?
「元闇姫、撃たれたところは平気なのか」
「それはもう大丈夫。ただ…」
「ただ?」
『血を飲みたくない』
『僕は吸血鬼じゃない。人間なんだ』
「狗遠、一時的に吸血鬼された人はいつ人間に戻れるの?」
「それは流し込んだ血を返せば…って、元闇姫、どうしたんだ!」
「壱流が…呼んでる」
私は建物の下にいる壱流の元に向かった。
「壱流!」
「闇……華…」
「大変です、姉貴。さっきから、壱流さんの様子が…!」
「わかってる!」
さっきから痛いほど流れ込んでくる記憶。これは壱流の思い出。
壱流のまわりには倒した吸血鬼たちが転がっている。
…気絶しているんじゃない。首筋に、いや首だけじゃない。身体中に噛み跡がある。これは血を吸われたあと。
壱流の口のまわりには大量の血。これをやったのは間違いなく…壱流だ。
「血が足りない。どれだけ吸っても…喉がかわく」
近くの窓ガラスはほとんどが割れている。あたりにはガラスの破片が散乱していた。
「姉貴、これはどういうことなんですか!」
「私にも詳しくはわからない。だけど、これは…」
体育館倉庫で起きたときとよく似ている。これは力の暴走。でも、いきなりどうして…?
「姉貴、説明してください!」
「説明って言われても…」
「説明もなにも貴様が一時的に吸血鬼になったからだろう?」
「狗遠…」
「ヒッ!?非道で残忍な狗遠…総長。姉貴にまた手を出すっていうなら僕が相手に…!」
「幻夢、狗遠はもう大丈夫だから。それよりも狗遠、やっぱり私が原因なのね」
いままでなにも起きないほうが不思議だった。
私だけならなんとかなった…と思う。でも、壱流のほうに危険が及ぶなんて。
私が強さがほしいって言ったから?これは私が望んだ結果…。
「それもある。が、原因は紅い月のほうだろうな」
「紅い月…。ねぇ狗遠。知ってるなら教えて。紅い月ってなんなの?あれを打つとどうなるの?」
「貴様は、紅い月の真実を知らないのか?」
「紅い月の、真実?」
「あれを摂取した者は18になるまでに運命の相手と契約をしなければならない」
「どうしてそんなものを無理やり…!」
私は狗遠の胸ぐらを掴んだ。
「俺様も夢愛を人質に取られれば、その吸血鬼には逆らえない。そいつは言った。皇綺羅壱流にそれを打てと」
「そん、な」
ただの人間である壱流をそこまでして闇の世界に落とそうとしている吸血鬼って…。
「契約をしなければどうなるの?」
「死ぬ」
「!?」
「死ぬって…それ、本当なんですか?壱流さんはその事を姉貴には言わなかった。それにはなにか理由でもあるっていうんですか?」
「契約をした相手は吸血鬼になる。それも完全な」
「……」
そんなこと知らない。壱流はそれを隠してたっていうの?
「壱流が頼めば、貴様は迷うことなく自らの身体を差し出すだろう?」
「当然でしょ!?壱流が私を好きだと言ってくれた。わたしだって彼が好き。これが運命の相手じゃなければなんだっていうの!?」
「だからだ」
「え?」
「それをわかっていたから、壱流は貴様に話さなかった。今後も言うつもりはなかったはずだ」
じゃあ、もし壱流と付き合うことになっても…壱流は18歳になったら私を置いて死ぬつもりだったってこと?
「壱流に言われなかったのか?闇華、貴様が元闇姫に戻るなと」
「言われたわ。それがなんだっていうの?」
「関わることがなければ、この真実にたどり着くことはなかった。貴様に気持ちを伝えることも。俺様と再会して戦うこともなければ、こんな状況を目の当たりにすることも多分なかっただろうな」
「そん、なこと…」
「それでも仲間に何かあれば助けに行くのが貴様だ。それも壱流は察していたんだろう。だから死ぬまでは貴様と一緒にいるつもりでいた。紅い月の真実を隠しながらも」
死ぬとわかっていても私と一緒にいたかった?
いずれ死ぬことを知っていて生きるのがどれだけ辛いか。
私には想像しか出来ないけど、それを壱流は最初から知っていた。いや、始めから知っていたかはわからない。
だけど、その真実にたどり着いたとき壱流はどんな思いだったんだろう。私と再会して壱流はどうおもったの?
「仮に暴走を止めたとしても契約をしなければ壱流は死ぬ。元闇姫、貴様はどうするんだ?…答えは聞くまでもない、か」
「姉貴、まさか…」
「私は壱流を助ける。それで壱流と契約をする。…私は壱流が好きだから、だから彼を助けたい」
「いいのか?その先は闇だぞ。吸血鬼の世界は貴様が考えているよりも危険だ。仮に吸血鬼になれたとしても俺様のように別の吸血鬼に…」
「平気。…覚悟ならある。もし、狗遠の話してる吸血鬼に会っても私は簡単に負けたりしない。壱流と一緒ならこの先…永遠の命だって怖くない」
「姉貴……」
「忠告はしたからな。俺様は夢愛を安全な場所に連れて行く。それとお前の仲間の場所はここだ」
狗遠は私に地図の書いた紙を手渡した。
「狗遠、忠告ありがと…貴方のことは全て許せるわけじゃない。でも、今は夢愛ちゃんのことは頼んでいい?」
「当然だろう?夢愛は俺様にとって唯一の家族だから。…死ぬなよ」
狗遠は夢愛を抱きかかえ、姿を消した。最後に私に声をかけて。
「姉貴、本当になるつもりですか。吸血鬼になったら僕と…家族にも…その」
「幻夢」
「は、はい」
「どんな姿になっても私はわたし、そういってくれたのは幻夢、あなたでしょう?」
「…そう、でしたね。行ってきてください、姉貴。無事に壱流さんを助けたらお祝いしましょう!」
「お祝い?」
「姉貴が吸血鬼になったパーティーです!美人吸血鬼だって仲間も言ってくれるはずです!」
「まったく、幻夢は…」
私は呆れながらも変わらない幻夢が嬉しかった。決して私を責めたりしない。本当は私に言いたいことがたくさんあったはずなのに。幻夢は笑顔で私を見送ってくれた。
壱流、今まで苦しい思いをさせてごめんなさい。次は…今度こそ、貴方を助けてみせる。貴方が私を好きだと言ってくれた、それだけで私は吸血鬼になってもいいと思ったの。貴方と同じ世界が見れるのなら、壱流とずっと一緒なら私は…。壱流、待っててね。私が貴方を必ず救ってみせる。
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