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Ⅲ リベンジマッチ
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「なんだ。そんなことか」
「そんなことって…んっ!!」
「闇姫といってもやはり中身は可愛い女だな」
「うる、さい」
さっきまで喧嘩越しだったくせに…。そんな人がなんで私の足を舐めるの?
「さっきから何して、るの…」
「吸血鬼がすることは1つしかないだろう?」
「え?」
「なんだ?手当てでもしてるとおもったのか」
「変態」
私は彼の頭を叩いた。さすがに今のはイライラを抑えられなかった。
「ッ!貴様、二度も俺様に暴力を振るうとはいい度胸をしてるな」
舐めて傷を治してるんじゃないかって。吸血鬼には、そんな力もあるんだなと黙って見てた私が馬鹿みたいじゃない。
「やはり貴様の血は極上だな」
「恋する女の子のほうが美味しいって聞くけど」
「それも間違ってはいない。だが、世の中には特別な血を持った人間がいると聞く。この日本ではたった5人だそうだ」
特別な血。白銀先生も私のことをそう言っていた。私と同じなら白銀先生も特別な存在。
「特別な存在に生まれた者は生まれつき容姿が良く、戦闘能力が高い。そして、半端モノになった吸血鬼を救うことが出来るそうだ」
「半端モノ…それって」
「自覚がなく血を差し出したのか?」
「そんなこと知るわけないでしょ」
あのときはただ夢中で…。助けたい一心で。辿りついた答えがあれしかなくて。
「それともう1つ」
?
「吸血鬼の血を取り込み、自分が吸血鬼になることが可能といわれている」
「そんなこと、ありえるわけ…」
「今まで例はない。特別な存在とはいえ、ただの人間にかわりはない。一時的に吸血鬼になれたとしても相手の力を完全に自分の物にすることは不可能だ」
「わざわざ敵の私にどうして?」
親切にしてあとで脅す気?彼の考えてることがよくわからない。
「守るんだろう?」
「え?」
「皇綺羅壱流を守るなら、このくらいの知識は身につけて損はないはずだ」
「そう、ね。当然、壱流も守る対象よ」
「血のお礼だ」
「お礼って」
「勝手に貴様の血を吸ったからな。タダで吸うと怒るだろう?」
それを聞いた今でも怒りで手が震えてる。やっぱり彼の発言はいちいちムカッとくる。
「多少動けるようになっただろう?ほら、俺様のあとをついてこい」
「…」
たしかにマシになった。これは吸われたから?それとも吸血鬼の能力でなにかしたとか。
「ねぇ、どこに行くの」
「俺様にいい作戦がある。貴様は黙ってついてこい」
手を強引に引っ張られる。とりあえず離してほしい。そもそも私は偽闇姫を捜しに来ただけなんだけど。
「あっ、狗遠総長!」
「もうすぐ会合の時間ですよ」
「遅かったみたいですけど何か…って、その美少女は誰ですか!?」
「俺様の組のもんは皆集まってるようだなぁ。聞け、こいつは俺様の女だ」
いきなりなにいって。
「「「!?」」」
「普段は学校に通っている。だから今後は自由に出入りさせてやってくれ」
「狗遠総長のご命令とあらば了解っす!」
「総長の女めっちゃ美人ですね!」
「これのどこがいい作戦なの?」
彼にだけ聞こえるような声で話す。
「これなら無傷で家に帰れるぞ。良かったなぁ。俺様に感謝してもいいぞ」
「こんなことしたら変なウワサが広まるでしょ?」
「最強総長の女は不満か?」
「そういうことじゃなくて」
「じゃあ、どういうことだ」
どうしよう。彼と意思疎通がとれない。しかも、最強って自分で言ってるし。
「俺様はコイツを街の出口まで送ってくる」
「わかりました!」
「お気をつけて、総長!!」
「早いお帰りを待ってます!」
「行くぞ、闇華」
「!」
不意に名前を呼ばれた。貴様とか闇姫っていうから、私の本名知らないとばかり。というかなんで知ってるのかしら。
「ここまで送ればあとは帰れるだろう?」
「…お礼は言わないから」
「それでいい。俺様と貴様は敵同士だからな」
「最後にひとつだけいい?」
「なんだ」
「どうして私の名前を知ってるの?」
「…俺様の知り合いに貴様のことをよく知る者がいてな」
知り合い?
「ありえないわ。髪色だって違うのに」
「髪色を変えたくらいでわからないと思うのか?」
「っ!」
ガッ!と腕をつかまれた。
「瞳は赤いままだろう?これは俺様たちのいる世界では目立つ。正体を隠したいなら目のほうを隠すべきだ」
「…」
生まれつきとはいえ、この瞳のせい、か。
「今さら貴方に名前がバレたところで気にならないわ」
「天羽狗遠」
「え?」
「俺様の名だ」
「知ってるわ。さっき、私に絡んできた男たちが言っていたから」
「なら問題はないな」
なんの?
「お互いに名前を知っておくべきだろう?」
「それは何か深い意味でもあるの?」
「戦った相手の名前を知らずに倒してしまったらそれこそ罪の意識にかられる」
「貴方って意外と…」
「どうした」
「なんでもないわ」
最初はただひどい人って印象だった。けど律儀なところもあるのね。
「たしかに貴方の言う通りかもしれないわ」
「?」
「本名を知ってこそ、やっと対等な関係といえるもの」
「フッ、ハハッ!!貴様に俺様の考えが理解出来るとはな!!」
「馬鹿にしてるの?」
「してるわけないだろう?それに一瞬とはいえ俺様の首に触れた。今までいなかったからな、そんな強者は」
最強総長の名は飾りじゃない。私が闇姫を卒業したあとも彼は裏社会で戦い続けている。
「次は負けるつもりないから」
「それはこっちのセリフだ。貴様とはいいライバルになりそうだな」
「ライバル?最強総長がなに寝ぼけたことを言ってるの?」
「それもそうだな」
壱流を傷つけた人とこんな風に話せるなんて。
それになんだろう?彼の表情がさっきよりも柔らかいような…。
「早く家に帰れ、闇姫」
「なに、急にどうし…」
彼が突然苦しみだした。瞳は赤くなったり、黒に戻ったり。それを何度も繰り返して。
「天羽狗遠。貴方は一体…」
「さっさと俺様の前からいなくなれ!」
「…っ。わかったわ」
「助けて…く、れ」
彼は私を突き飛ばした。
そして私はいつもの街に戻った。
「狗、遠?」
彼の助けを求める声がかすかに聴こえた気がした。
隣町に戻ろうとした。だけど、そこにはなにか壁のようなものがあって入ることはできなかった。
「ダメじゃない狗遠君。今、素に戻りかけたでしょ?」
「……」
「本来のキミは優しくて甘々なんだから~。それじゃあ戦いなんて出来ないでしょ?」
「本当は俺に総長なんて立場は重すぎ、る……。っああぁぁ!!!」
「ダメダメ。キミにはこれからも~っと働いてもらうんだから。ほら、感情も入れ替えたし。…気分はどう?」
「最高の気分だ。俺様は闇姫を自分のモノにする。こんな簡単なことを忘れるなんて俺様はどうかしていた」
「良かったぁ~。いつもの狗遠君だ」
「なにを言ってるんだ?」
「ううん、なんでもなーい。た、だ~、ホンモノの闇姫は今ここにいるでしょ?」
「そうだったな。元闇姫、次に会ったときが貴様の最後だと思え」
「やっぱりニンゲンで遊ぶのって面白い~。次はどんな歪んだお顔を見せてくれるのかな?今からワクワクだよ、元闇姫♪」
「そんなことって…んっ!!」
「闇姫といってもやはり中身は可愛い女だな」
「うる、さい」
さっきまで喧嘩越しだったくせに…。そんな人がなんで私の足を舐めるの?
「さっきから何して、るの…」
「吸血鬼がすることは1つしかないだろう?」
「え?」
「なんだ?手当てでもしてるとおもったのか」
「変態」
私は彼の頭を叩いた。さすがに今のはイライラを抑えられなかった。
「ッ!貴様、二度も俺様に暴力を振るうとはいい度胸をしてるな」
舐めて傷を治してるんじゃないかって。吸血鬼には、そんな力もあるんだなと黙って見てた私が馬鹿みたいじゃない。
「やはり貴様の血は極上だな」
「恋する女の子のほうが美味しいって聞くけど」
「それも間違ってはいない。だが、世の中には特別な血を持った人間がいると聞く。この日本ではたった5人だそうだ」
特別な血。白銀先生も私のことをそう言っていた。私と同じなら白銀先生も特別な存在。
「特別な存在に生まれた者は生まれつき容姿が良く、戦闘能力が高い。そして、半端モノになった吸血鬼を救うことが出来るそうだ」
「半端モノ…それって」
「自覚がなく血を差し出したのか?」
「そんなこと知るわけないでしょ」
あのときはただ夢中で…。助けたい一心で。辿りついた答えがあれしかなくて。
「それともう1つ」
?
「吸血鬼の血を取り込み、自分が吸血鬼になることが可能といわれている」
「そんなこと、ありえるわけ…」
「今まで例はない。特別な存在とはいえ、ただの人間にかわりはない。一時的に吸血鬼になれたとしても相手の力を完全に自分の物にすることは不可能だ」
「わざわざ敵の私にどうして?」
親切にしてあとで脅す気?彼の考えてることがよくわからない。
「守るんだろう?」
「え?」
「皇綺羅壱流を守るなら、このくらいの知識は身につけて損はないはずだ」
「そう、ね。当然、壱流も守る対象よ」
「血のお礼だ」
「お礼って」
「勝手に貴様の血を吸ったからな。タダで吸うと怒るだろう?」
それを聞いた今でも怒りで手が震えてる。やっぱり彼の発言はいちいちムカッとくる。
「多少動けるようになっただろう?ほら、俺様のあとをついてこい」
「…」
たしかにマシになった。これは吸われたから?それとも吸血鬼の能力でなにかしたとか。
「ねぇ、どこに行くの」
「俺様にいい作戦がある。貴様は黙ってついてこい」
手を強引に引っ張られる。とりあえず離してほしい。そもそも私は偽闇姫を捜しに来ただけなんだけど。
「あっ、狗遠総長!」
「もうすぐ会合の時間ですよ」
「遅かったみたいですけど何か…って、その美少女は誰ですか!?」
「俺様の組のもんは皆集まってるようだなぁ。聞け、こいつは俺様の女だ」
いきなりなにいって。
「「「!?」」」
「普段は学校に通っている。だから今後は自由に出入りさせてやってくれ」
「狗遠総長のご命令とあらば了解っす!」
「総長の女めっちゃ美人ですね!」
「これのどこがいい作戦なの?」
彼にだけ聞こえるような声で話す。
「これなら無傷で家に帰れるぞ。良かったなぁ。俺様に感謝してもいいぞ」
「こんなことしたら変なウワサが広まるでしょ?」
「最強総長の女は不満か?」
「そういうことじゃなくて」
「じゃあ、どういうことだ」
どうしよう。彼と意思疎通がとれない。しかも、最強って自分で言ってるし。
「俺様はコイツを街の出口まで送ってくる」
「わかりました!」
「お気をつけて、総長!!」
「早いお帰りを待ってます!」
「行くぞ、闇華」
「!」
不意に名前を呼ばれた。貴様とか闇姫っていうから、私の本名知らないとばかり。というかなんで知ってるのかしら。
「ここまで送ればあとは帰れるだろう?」
「…お礼は言わないから」
「それでいい。俺様と貴様は敵同士だからな」
「最後にひとつだけいい?」
「なんだ」
「どうして私の名前を知ってるの?」
「…俺様の知り合いに貴様のことをよく知る者がいてな」
知り合い?
「ありえないわ。髪色だって違うのに」
「髪色を変えたくらいでわからないと思うのか?」
「っ!」
ガッ!と腕をつかまれた。
「瞳は赤いままだろう?これは俺様たちのいる世界では目立つ。正体を隠したいなら目のほうを隠すべきだ」
「…」
生まれつきとはいえ、この瞳のせい、か。
「今さら貴方に名前がバレたところで気にならないわ」
「天羽狗遠」
「え?」
「俺様の名だ」
「知ってるわ。さっき、私に絡んできた男たちが言っていたから」
「なら問題はないな」
なんの?
「お互いに名前を知っておくべきだろう?」
「それは何か深い意味でもあるの?」
「戦った相手の名前を知らずに倒してしまったらそれこそ罪の意識にかられる」
「貴方って意外と…」
「どうした」
「なんでもないわ」
最初はただひどい人って印象だった。けど律儀なところもあるのね。
「たしかに貴方の言う通りかもしれないわ」
「?」
「本名を知ってこそ、やっと対等な関係といえるもの」
「フッ、ハハッ!!貴様に俺様の考えが理解出来るとはな!!」
「馬鹿にしてるの?」
「してるわけないだろう?それに一瞬とはいえ俺様の首に触れた。今までいなかったからな、そんな強者は」
最強総長の名は飾りじゃない。私が闇姫を卒業したあとも彼は裏社会で戦い続けている。
「次は負けるつもりないから」
「それはこっちのセリフだ。貴様とはいいライバルになりそうだな」
「ライバル?最強総長がなに寝ぼけたことを言ってるの?」
「それもそうだな」
壱流を傷つけた人とこんな風に話せるなんて。
それになんだろう?彼の表情がさっきよりも柔らかいような…。
「早く家に帰れ、闇姫」
「なに、急にどうし…」
彼が突然苦しみだした。瞳は赤くなったり、黒に戻ったり。それを何度も繰り返して。
「天羽狗遠。貴方は一体…」
「さっさと俺様の前からいなくなれ!」
「…っ。わかったわ」
「助けて…く、れ」
彼は私を突き飛ばした。
そして私はいつもの街に戻った。
「狗、遠?」
彼の助けを求める声がかすかに聴こえた気がした。
隣町に戻ろうとした。だけど、そこにはなにか壁のようなものがあって入ることはできなかった。
「ダメじゃない狗遠君。今、素に戻りかけたでしょ?」
「……」
「本来のキミは優しくて甘々なんだから~。それじゃあ戦いなんて出来ないでしょ?」
「本当は俺に総長なんて立場は重すぎ、る……。っああぁぁ!!!」
「ダメダメ。キミにはこれからも~っと働いてもらうんだから。ほら、感情も入れ替えたし。…気分はどう?」
「最高の気分だ。俺様は闇姫を自分のモノにする。こんな簡単なことを忘れるなんて俺様はどうかしていた」
「良かったぁ~。いつもの狗遠君だ」
「なにを言ってるんだ?」
「ううん、なんでもなーい。た、だ~、ホンモノの闇姫は今ここにいるでしょ?」
「そうだったな。元闇姫、次に会ったときが貴様の最後だと思え」
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