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アルファの俺、発情期が来る(R18)
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☆☆☆
5話(今回の話)はスパンキングと聖水描写が出てきます。苦手な方は今すぐ引き返してください。大丈夫な方のみ、先へお進み下さい。
☆☆☆
「いいかギル。俺は普通に風呂に入るだけだからな!?」
「ツンデレってやつか。テメェも可愛いとこあるじゃねぇか」
「だから違うって! つーか離れろ!!」
ユーマより話が通じないギルを相手にするのは苦労する。ユーマのように心を読まれたりしないから、そこだけは安心なんだが。
それにしてもデカい風呂場だな……。前世ならこの広さは大浴場くらいだぞ。いや、むしろそれよりも広いかもしれない。こっちの世界ではこれが普通の風呂なのか? 王子で金持ちだからってのはあるよな。こっちの一般庶民は水浴び程度って聞くし。
日本人だった俺としてはこうして風呂に入れるのは悪い気はしない。一人ならもっと快適に入れたのに……と、解決しない悩みで俺はため息をついた。
「そろそろオレのデカチンポが恋しくなったかぁ?」
「ならねぇよ」
これだけ広いにも関わらず、俺の隣にベッタリくっついてくるギル。ただでさえ熱い風呂なのにゴツい男が横にいるとか息苦しいんだが……。
これが巨乳の女性なら俺の反応も違っただろう。が、童貞の俺が綺麗なお姉さんと出会えるなんて思ってない。だからここは貧乳のロリっ子でもいい。
ただ、勘違いするなよ? 俺はロリコンじゃないからな。むさい男と風呂に入るよりは女と入ったほうが俺が嬉しいって意味だ。
「オレは今すぐにでもアオイの可愛いケツ穴にブチ込みたいんだけどなぁ」
「俺、先に上がるから……!」
この状況は非常にまずい。何がマズイかって? 俺を口説くと同時にギルのチンコが勃起してるからだよ。これなら今すぐ襲われてもおかしくない。
……逃げよう。それでとっととユーマの部屋にかくまってもらおう。
「……! っ」
「アブねぇ野郎だなぁ」
「あ、ありがとな」
のぼせたのか倒れそうになったところをギルに支えてもらった。このまま転倒していたら怪我をしていたから危なかった。ここの風呂が熱いってのもあるんだが、俺がフラつくことなんて滅多にない。
ギルが変な薬でも盛ったか? いや、ここに来る前までにギルに飲み物を渡されれば流石の俺でも警戒するが、それはなかった。だとすると風呂のほうか?
「なぁギル。この風呂は媚薬でも入ってるのか?」
「あぁ? そんなわけねぇだろ。そんなことをしたらユーマやオレまでが倒れて使いモンにならねぇだろ」
「そ、そうだよな……」
もし、俺だけを狙うならわざわざ風呂に罠は仕掛けない、か。だとすると、この身体の違和感はなんだ?さっきから妙に心臓がバクバクしている。
「オレに媚薬でも飲ませてほしいのかぁ? アオイも素直じゃねぇな~」
「くっつくな! やめっ……ろ」
「発情でもしてるのかテメェは」
「発、情?」
知らない単語が俺を混乱させた。は? 発情? 俺がギルに? 俺はノンケで相手は俺と同じ男なのに?
「アルファのくせに知らねぇのかァ? アルファは不定期に発情期が来て、それを戻すには誰かとセックスをしないといけない」
「はぁぁぁ!?」
「だからさっきから甘ったるいニオイが強くなってるわけか」
「っ……さ、触るなっ!」
クッソ! ギルに頬を軽く撫でられただけで俺のチンコが反応しやがる。
これが発情期? 冗談じゃない。
「ギルは先に上がれよ」
「アオイはどうするつもりだぁ?」
「俺は発情期がおさまるまで風呂でやり過ごす」
「誰かとセックスをしなくともおさまる方法はあるぜ」
「なんだと!? ギル、それを教えてくれ!」
「誰かにイかされること。自分でオナっても発情期は悪化する一方だ」
「なっ……」
オナニーだったら俺だって年頃だから出来るけど、誰かにイかされないと元に戻らないなんて……。
神様はなんでアルファにこんな試練を? いや、待てよ。そもそも本来のBLではオメガに発情期が来てたよな。妹に無理やり見せられたBL本の知識が役に立って……ないな。この世界では逆転してるんだからアルファに発情期が来るのも納得できる。
ただ、納得出来たところで俺の発情期がおさまるわけじゃない。これは今度こそ覚悟を決めるときなのか? 俺も男だ。こんなところで逃げるわけにもいかないよな。逃げられるなら逃げたいところだが、それだと発情期はおさまらないし……。
「ギ、ギル」
「アオイ、どうしたぁ?」
「アナルに入れなくても、俺を気持ちよくする方法を知ってるんだよな」
「当然だろう? オレを誰だと思ってる」
「こういうことをほぼ初対面のお前に頼むのは非常に気が引けるんだが……」
それと同時に男にイかせてほしいなんて、俺のプライドがどうにかなりそうだった。屈辱だ。よりにもよってギルにお願いする羽目になるなんて……。
「セックス無しで俺をイかせてくれないか?」
「ほぅ。その相手はユーマじゃなくていいのかぁ?」
「もう……限、界なんだ」
上手く空気を吸えない。意識すればするほど、ギルを見るたび、理性が飛びそうになる。犯してほしい。めちゃくちゃにしてほしい。気持ちよくしてほしい。そんなドロドロの感情が俺の頭を支配する。
男相手にこんなことを思うなんて俺もついにイカれちまった。今は誰でもいいから俺の発情期をどうにかしてほしい。
「テメェからオネダリするなんてなぁ~。ほら、ケツを差し出せ」
「セックスする体力はねぇって」
「誰がケツ穴にブチ込むと言った? オレはケツ穴を突き出せっていってんだ」
「あ、あぁ」
ギルの目の前に尻を突き出す俺。我ながらなんつー体勢なんだ? ギルの前でこんな無様な格好をするとか……もはや笑えてくる。
ギルは俺の尻をジロジロと見つめる。なんだ? 精液の残りカスでも確認したりしてるのか?それなら、さっきシャワーで流したはず。
バチン!
「……ひぃん!」
風呂場に響き渡る鈍い音。と同時に情けない声を出す俺。今、何が起きたんだ?
「テメェはドM気質だからなぁ。叩いたら気持ち良くなるだろう?」
バチン!
「誰がドMだ!? って……いっ! たっ!!」
「オレに情けない顔を見せてみろ、アオイ」
バチン! バチン!
「ぁっ……! いっ……!! やめっ……」
ギルは思いきり俺の尻を叩き始めた。なんだよ、これ。どこが気持ちよくなるって? 尻だけじゃなくて全身痛いんだが!?
「最初は苦痛でもそのうち快楽に変わる」
バチン!
「そんなわけ……ぐっ!」
バチン!
「あぁっ!!」
「スパンキングでイケよ、アオイ」
「スパン、キング……? んっ……!」
「ケツを叩きながら乳首を触られるのはどんな気持ちだぁ?」
バチンっ!
「くっ……!うぁぁっ!!」
ギルの右手は俺の尻を叩き続けた。尻を叩く行為はスパンキングっていうのか? 初耳なんだが。つーか、そんなこと体験したことねぇから知る必要もないと思っていたが、今されてるんだよな。なんでだよ! クソッ!!
左手で俺のプクりと膨らんだ乳首をギュッとつままれた。どちらが気持ちいいかわからない。
スパンキングは痛いはずなのに、乳首を気持ちよく弄られて感覚が鈍くなってやがる。
バチンっ!バチンっ!!
「あぁぁぁっ! やっ!! んっ...///」
叩く力が強くなるほど、俺の声も甲高くなっていった。
「女みてぇな声だなぁ。テメェのチンコもしっかり反応してるみてぇだな!」
「っ……!」
ギルに言われて初めてチンコのほうに目をやると、たしかに俺のチンコはビンビンに立っていた。何故だ? スパンキングは初めてなはずなのに……。気持ち悪いはずなのに。
まさか俺は自分でも自覚してないうちにドMに目覚めてしまったのか?
「これだけギンギンなら胸よりもコッチを触ったほうがいいだろう?」
「……あんッ!」
「本当に女みてぇだなぁ。ほら、もっと腰を振れ!ケツを上げて懇願してみせろぉ!」
バチン! バチンッ!
「やっ……! ぅぐぅぅぅ!!」
「啼け。それでイケよ、アオイ」
「うぁぁぁぁ!! んぉぉぉぉ!!!!」
俺が心地いいと感じるスパンキングと気持ちいいチンコのしごきをされて、俺は果てた。
精液はすべて風呂の中に音もなく落ちていった。風呂の中にかすかに黄色いナニかが見えたのだが気のせいだろうか。
「お漏らしするほど気持ち良かったのかぁ?」
「っ……!」
やっぱりそうだった。あれは俺の見間違いなんかではなく、しっかりとした現実だった。俺はギルの前でオシッコをしたのか?
恥ずかしい以前に人としての尊厳をなくした気がする。俺の聖水をギルに見られてしまえば、今更取り繕ったところで無駄な気がした。
「ギル。俺をイかせてくれてありがとな」
「やけに素直じゃねぇか」
「あのまま発情期を我慢しても俺一人じゃ何も出来なかったから」
今だけはギルに感謝するべきだ。まぁ、スパンキングに関してはおそらくマニアックなプレイだろうから今後は控えたい。が、ギルは根っからのドSだろうから俺が止めたところで構わず次もやるだろうな。
あとから痛みで眠れなくなったらどう責任取るつもりなんだ? 本当に勘弁してくれ。
「アオイ」
「ギル、どうし……んっ!?」
ギルからいきなりキスをされ驚いた。本当なら男からのキスなんて拒絶するところだが、射精したあとで賢者モードの俺は抵抗する気力は残っていなかった。
「これからもオレとユーマのオモチャでいろ」
「俺は普通に友人として接してほしいんだが」
「ならオレたちはセックスフレンドだなぁ?」
ニヤリと黒い笑みをこぼしたギル。まーた悪いことを考えてそうな顔。ギルの野郎、今度は俺に何をするつもりなんだ?
こうして俺は一人で風呂に入るつもりが、ギルにスパンキングされ、乳首をもてあそばれた。その上チンコをしごかれ、その後、射精して、心身共に疲労が蓄積したのであった。
俺はいつになったらゆっくり休めるんだ!? まぁでも発情期はギルにイかせてもらったお陰でおさまったし、一件落着だな。って、男(ギル)に辱めを受けたから、むしろマイナスじゃねぇか! クソっ! 誰か俺の平穏な日常を返してくれー!!
こうして夜が明けていくかと思いきや、ベッドでの3Pが待っていることを今の俺は知る由もなかった。
☆ ☆ ☆
おそらく、あと1話で完結予定です。コンテスト用に出すので2万文字以内じゃないといけないのです。
それとGWを満喫しておりました。更新が遅れてしまい、すみませんでした。
もし、アルファポリスとムーンライトノベルズでこの作品が読者様に人気でしたら続編を書くことを検討します。
あと1話で終わってほしくない!って方がいればコメントくれると作者が喜びます。よろしくお願いします。
5話(今回の話)はスパンキングと聖水描写が出てきます。苦手な方は今すぐ引き返してください。大丈夫な方のみ、先へお進み下さい。
☆☆☆
「いいかギル。俺は普通に風呂に入るだけだからな!?」
「ツンデレってやつか。テメェも可愛いとこあるじゃねぇか」
「だから違うって! つーか離れろ!!」
ユーマより話が通じないギルを相手にするのは苦労する。ユーマのように心を読まれたりしないから、そこだけは安心なんだが。
それにしてもデカい風呂場だな……。前世ならこの広さは大浴場くらいだぞ。いや、むしろそれよりも広いかもしれない。こっちの世界ではこれが普通の風呂なのか? 王子で金持ちだからってのはあるよな。こっちの一般庶民は水浴び程度って聞くし。
日本人だった俺としてはこうして風呂に入れるのは悪い気はしない。一人ならもっと快適に入れたのに……と、解決しない悩みで俺はため息をついた。
「そろそろオレのデカチンポが恋しくなったかぁ?」
「ならねぇよ」
これだけ広いにも関わらず、俺の隣にベッタリくっついてくるギル。ただでさえ熱い風呂なのにゴツい男が横にいるとか息苦しいんだが……。
これが巨乳の女性なら俺の反応も違っただろう。が、童貞の俺が綺麗なお姉さんと出会えるなんて思ってない。だからここは貧乳のロリっ子でもいい。
ただ、勘違いするなよ? 俺はロリコンじゃないからな。むさい男と風呂に入るよりは女と入ったほうが俺が嬉しいって意味だ。
「オレは今すぐにでもアオイの可愛いケツ穴にブチ込みたいんだけどなぁ」
「俺、先に上がるから……!」
この状況は非常にまずい。何がマズイかって? 俺を口説くと同時にギルのチンコが勃起してるからだよ。これなら今すぐ襲われてもおかしくない。
……逃げよう。それでとっととユーマの部屋にかくまってもらおう。
「……! っ」
「アブねぇ野郎だなぁ」
「あ、ありがとな」
のぼせたのか倒れそうになったところをギルに支えてもらった。このまま転倒していたら怪我をしていたから危なかった。ここの風呂が熱いってのもあるんだが、俺がフラつくことなんて滅多にない。
ギルが変な薬でも盛ったか? いや、ここに来る前までにギルに飲み物を渡されれば流石の俺でも警戒するが、それはなかった。だとすると風呂のほうか?
「なぁギル。この風呂は媚薬でも入ってるのか?」
「あぁ? そんなわけねぇだろ。そんなことをしたらユーマやオレまでが倒れて使いモンにならねぇだろ」
「そ、そうだよな……」
もし、俺だけを狙うならわざわざ風呂に罠は仕掛けない、か。だとすると、この身体の違和感はなんだ?さっきから妙に心臓がバクバクしている。
「オレに媚薬でも飲ませてほしいのかぁ? アオイも素直じゃねぇな~」
「くっつくな! やめっ……ろ」
「発情でもしてるのかテメェは」
「発、情?」
知らない単語が俺を混乱させた。は? 発情? 俺がギルに? 俺はノンケで相手は俺と同じ男なのに?
「アルファのくせに知らねぇのかァ? アルファは不定期に発情期が来て、それを戻すには誰かとセックスをしないといけない」
「はぁぁぁ!?」
「だからさっきから甘ったるいニオイが強くなってるわけか」
「っ……さ、触るなっ!」
クッソ! ギルに頬を軽く撫でられただけで俺のチンコが反応しやがる。
これが発情期? 冗談じゃない。
「ギルは先に上がれよ」
「アオイはどうするつもりだぁ?」
「俺は発情期がおさまるまで風呂でやり過ごす」
「誰かとセックスをしなくともおさまる方法はあるぜ」
「なんだと!? ギル、それを教えてくれ!」
「誰かにイかされること。自分でオナっても発情期は悪化する一方だ」
「なっ……」
オナニーだったら俺だって年頃だから出来るけど、誰かにイかされないと元に戻らないなんて……。
神様はなんでアルファにこんな試練を? いや、待てよ。そもそも本来のBLではオメガに発情期が来てたよな。妹に無理やり見せられたBL本の知識が役に立って……ないな。この世界では逆転してるんだからアルファに発情期が来るのも納得できる。
ただ、納得出来たところで俺の発情期がおさまるわけじゃない。これは今度こそ覚悟を決めるときなのか? 俺も男だ。こんなところで逃げるわけにもいかないよな。逃げられるなら逃げたいところだが、それだと発情期はおさまらないし……。
「ギ、ギル」
「アオイ、どうしたぁ?」
「アナルに入れなくても、俺を気持ちよくする方法を知ってるんだよな」
「当然だろう? オレを誰だと思ってる」
「こういうことをほぼ初対面のお前に頼むのは非常に気が引けるんだが……」
それと同時に男にイかせてほしいなんて、俺のプライドがどうにかなりそうだった。屈辱だ。よりにもよってギルにお願いする羽目になるなんて……。
「セックス無しで俺をイかせてくれないか?」
「ほぅ。その相手はユーマじゃなくていいのかぁ?」
「もう……限、界なんだ」
上手く空気を吸えない。意識すればするほど、ギルを見るたび、理性が飛びそうになる。犯してほしい。めちゃくちゃにしてほしい。気持ちよくしてほしい。そんなドロドロの感情が俺の頭を支配する。
男相手にこんなことを思うなんて俺もついにイカれちまった。今は誰でもいいから俺の発情期をどうにかしてほしい。
「テメェからオネダリするなんてなぁ~。ほら、ケツを差し出せ」
「セックスする体力はねぇって」
「誰がケツ穴にブチ込むと言った? オレはケツ穴を突き出せっていってんだ」
「あ、あぁ」
ギルの目の前に尻を突き出す俺。我ながらなんつー体勢なんだ? ギルの前でこんな無様な格好をするとか……もはや笑えてくる。
ギルは俺の尻をジロジロと見つめる。なんだ? 精液の残りカスでも確認したりしてるのか?それなら、さっきシャワーで流したはず。
バチン!
「……ひぃん!」
風呂場に響き渡る鈍い音。と同時に情けない声を出す俺。今、何が起きたんだ?
「テメェはドM気質だからなぁ。叩いたら気持ち良くなるだろう?」
バチン!
「誰がドMだ!? って……いっ! たっ!!」
「オレに情けない顔を見せてみろ、アオイ」
バチン! バチン!
「ぁっ……! いっ……!! やめっ……」
ギルは思いきり俺の尻を叩き始めた。なんだよ、これ。どこが気持ちよくなるって? 尻だけじゃなくて全身痛いんだが!?
「最初は苦痛でもそのうち快楽に変わる」
バチン!
「そんなわけ……ぐっ!」
バチン!
「あぁっ!!」
「スパンキングでイケよ、アオイ」
「スパン、キング……? んっ……!」
「ケツを叩きながら乳首を触られるのはどんな気持ちだぁ?」
バチンっ!
「くっ……!うぁぁっ!!」
ギルの右手は俺の尻を叩き続けた。尻を叩く行為はスパンキングっていうのか? 初耳なんだが。つーか、そんなこと体験したことねぇから知る必要もないと思っていたが、今されてるんだよな。なんでだよ! クソッ!!
左手で俺のプクりと膨らんだ乳首をギュッとつままれた。どちらが気持ちいいかわからない。
スパンキングは痛いはずなのに、乳首を気持ちよく弄られて感覚が鈍くなってやがる。
バチンっ!バチンっ!!
「あぁぁぁっ! やっ!! んっ...///」
叩く力が強くなるほど、俺の声も甲高くなっていった。
「女みてぇな声だなぁ。テメェのチンコもしっかり反応してるみてぇだな!」
「っ……!」
ギルに言われて初めてチンコのほうに目をやると、たしかに俺のチンコはビンビンに立っていた。何故だ? スパンキングは初めてなはずなのに……。気持ち悪いはずなのに。
まさか俺は自分でも自覚してないうちにドMに目覚めてしまったのか?
「これだけギンギンなら胸よりもコッチを触ったほうがいいだろう?」
「……あんッ!」
「本当に女みてぇだなぁ。ほら、もっと腰を振れ!ケツを上げて懇願してみせろぉ!」
バチン! バチンッ!
「やっ……! ぅぐぅぅぅ!!」
「啼け。それでイケよ、アオイ」
「うぁぁぁぁ!! んぉぉぉぉ!!!!」
俺が心地いいと感じるスパンキングと気持ちいいチンコのしごきをされて、俺は果てた。
精液はすべて風呂の中に音もなく落ちていった。風呂の中にかすかに黄色いナニかが見えたのだが気のせいだろうか。
「お漏らしするほど気持ち良かったのかぁ?」
「っ……!」
やっぱりそうだった。あれは俺の見間違いなんかではなく、しっかりとした現実だった。俺はギルの前でオシッコをしたのか?
恥ずかしい以前に人としての尊厳をなくした気がする。俺の聖水をギルに見られてしまえば、今更取り繕ったところで無駄な気がした。
「ギル。俺をイかせてくれてありがとな」
「やけに素直じゃねぇか」
「あのまま発情期を我慢しても俺一人じゃ何も出来なかったから」
今だけはギルに感謝するべきだ。まぁ、スパンキングに関してはおそらくマニアックなプレイだろうから今後は控えたい。が、ギルは根っからのドSだろうから俺が止めたところで構わず次もやるだろうな。
あとから痛みで眠れなくなったらどう責任取るつもりなんだ? 本当に勘弁してくれ。
「アオイ」
「ギル、どうし……んっ!?」
ギルからいきなりキスをされ驚いた。本当なら男からのキスなんて拒絶するところだが、射精したあとで賢者モードの俺は抵抗する気力は残っていなかった。
「これからもオレとユーマのオモチャでいろ」
「俺は普通に友人として接してほしいんだが」
「ならオレたちはセックスフレンドだなぁ?」
ニヤリと黒い笑みをこぼしたギル。まーた悪いことを考えてそうな顔。ギルの野郎、今度は俺に何をするつもりなんだ?
こうして俺は一人で風呂に入るつもりが、ギルにスパンキングされ、乳首をもてあそばれた。その上チンコをしごかれ、その後、射精して、心身共に疲労が蓄積したのであった。
俺はいつになったらゆっくり休めるんだ!? まぁでも発情期はギルにイかせてもらったお陰でおさまったし、一件落着だな。って、男(ギル)に辱めを受けたから、むしろマイナスじゃねぇか! クソっ! 誰か俺の平穏な日常を返してくれー!!
こうして夜が明けていくかと思いきや、ベッドでの3Pが待っていることを今の俺は知る由もなかった。
☆ ☆ ☆
おそらく、あと1話で完結予定です。コンテスト用に出すので2万文字以内じゃないといけないのです。
それとGWを満喫しておりました。更新が遅れてしまい、すみませんでした。
もし、アルファポリスとムーンライトノベルズでこの作品が読者様に人気でしたら続編を書くことを検討します。
あと1話で終わってほしくない!って方がいればコメントくれると作者が喜びます。よろしくお願いします。
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