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アルファの俺、3Pをする(R18)

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「なぁ二人とも。3Pをするのは無しにしないか?」

 天蓋付きキングベッドの上で、俺はユーマとギルをなんとか説得しようとしていた。このままじゃ俺が二人に抱かれ、なんなら3Pをすることになる。それは絶対に嫌だ。

 ただでさえ、ここに来る前ユーマとセックスをしたばかりなんだ。普通に腰だって痛いし。そろそろ休ませてほしい……というのが俺の本音。

「オレはセックス中にテメェに邪魔をされたんだ。その責任はどう取るって言うんだ? あぁ?」
「それはタイミング悪く入った俺が悪いです」

 胸ぐらを掴まれて責められている。ギルは王子っていうよりヤクザみたいだな。ガタイもいいし、普通に怖いんだが……。

「兄さん。アオイは何も悪くない。悪いのは僕のほうだから」
「ユーマ……!」

 ついに救いの手が来たぜ! と俺はユーマのほうに近付き助けてもらおうとしたが、それは間違いだったと気付く。二人は双子。考え方が似ていても不思議じゃない。

「アオイは悪くないけど、僕は物足りないから3P希望。だから兄さんもアオイの相手をして」
「ユーマに言われなくともヤるつもりだ。ほら、アオイ。さっさと足を広げろ」

「ちょっ、まっ……!」
「なんだ? オレに股を広げてほしい?」

「いっ……たっ!!」

 一言もそんなことはいってないのに、ギルは俺の足を無理やり広げてきた。って、ユーマもユーマだ。俺を庇うふりして、俺とヤる口実を強引に作ろうとしてんじゃねぇか。

 つーか物足りない? あれだけ激しく突っ込んでたのに? お前も俺と同じように射精したはず、だよな……。

「オレはアオイとセックスをする。だからユーマはそっちな」
「仕方ない。ここは兄さんに譲ることにするよ。僕はさっきイッたばかりだから」
「物わかりのいい弟を持ってオレは幸せだなぁ」 

「ユ、ユーマ?」
「アオイの口は一つじゃないもんね」 

「は? 何言って……んぐぅ!?」
「だったらオレはこっちの口だなぁ」

「んんっ! んー!」

 ユーマのチン……コが俺の口に入ってきたかと思えばケツの穴にはギルのデカブツがズブズブと音を立てながら奥に入る。ユーマに両手を抑えられてるせいで抵抗することも許されない。

 それに口をチンコで塞がれてるせいで何も喋れない。なんだ、この状況は。俺は今、何をしてるんだ!?

「お、締まりがよくなったなぁ。ユーマのチンコをしゃぶってるお陰かぁ?」
「アオイ。フェラはそうじゃない。もっと舌を使って」

「んん! ぁぁぁ……ぅ」

 パンパン! と下半身は俺の意思とは関係なしに音を立てながらギルとのセックスは続き、口の中にはユーマのチンコが喉ちんこまで侵入してきた。苦しい。吐きそう。それになんだか苦い匂いがする。これは二人の精液の匂いか?

「もっと舐め回して?」
「ふっ……んんんっ。んっ」

「そんな刺激じゃ僕はイかないよ。兄さん、そっちのほうもっと激しくして」
「いいのかぁ? これ以上ヤるとアオイのケツ穴が壊れるぜ?」

「いいよ。どうせならアオイが壊れるまでヤろう」
「んんんんー!! んぐぅぅ!」

 さっきよりも激しいピストンに俺の身体は悲鳴をあげていた。俺は男だからフェラなんて未経験なのに。ユーマをどうやってイかせるんだよ。ギルのチンコもさらに勃起してるし……。どこまでデカくなれば気が済むんだよ!

「アオイ。歯を立てちゃダメ。僕のチンチンは甘ーいキャンディだよ。ほら。ペロペロして?」
「うぅ……」

「さっきよりフェラが上手くなったね。いい子いい子」

 フェラをしながら頭を撫でられても嬉しくねぇし!

「僕と兄さんがイくまでは相手してもらうから」
「そ……ん、な」

「オラァ!! もっと腰を動かせよ! アオイ!」
「アオイ、僕の相手もしてね?」

「んんんんんっ!」

 俺がこの場から逃れるには二人を気持ち良くさせるしかない。早く風呂に入りたい。ただ、それだけのために俺は覚悟を決めた。

「んっ……。アオイ、吸いつくようにフェラするなんて上手い、ね」
「ンンンっ。んぐっ」

 とりあえずユーマだけでも先に果ててもらおうと考えた俺はフェラを全力で頑張った。ノンケの俺がここまで出来るんだ。俺のことを好きなユーマならイけるはず、だよな。

「もう出そ……兄さん、そっちはもっと激しくしていいよ」
「わかった。ほら、アオイ。オレのデカチンポを受け止めろ! オレの精子は極上だぞ!!」

「ンンンン、んんんんんんー!!」

 俺の口の中はユーマの精子でいっぱいになった。ケツの穴からもギルの精液でドロドロになり、ケツの穴からはゴポゴポと音を立てベッドに汚い液が落ちていく。

「はぁ、はぁ……。アオイ、二回戦も気持ち良かったよ」
「オレとのセックスはどうだった?」

「ハァ……ハァ、ゲホッゲホッ」

「そんなに僕の精子が苦かった?」
「お、美味しくはなかったな」

 本当は死ぬほどクソマズだ。って、これもユーマには筒抜けなんだよな。

「戦いのあとで汗をかいたからかも。次は甘いもの食べたあとにフェラさせるね」
「次はぜってぇしねぇから!」

「アオイ。オレのデカチンポは気持ち良かっただろう? オレはまだ足りないが、テメェはどうだぁ?」
「普通に激痛でしたけど……。まぁ、ギルがイけたんなら良かった、ですね」

「オレのデカチンポは女にウケがいいのにかぁ?」
「……」

 それは女性に限った話だろ。男はケツの穴に入れるから死ぬほど痛いんだが!? この感じだとギルは男女問わずセックスをするときは攻めなんだろうな……と思った。

「次は優しいセックスを約束するね」
「っ……」

 心を読めるユーマには全部お見通しだな。普通なら男に耳元で囁かれるのは不快なはずなのに、何故か今だけはユーマの声が心地良かった。

 おかしいよな……。俺はノンケなのに。まさかユーマと二回もシたせいか、俺の中でユーマへの好感度が上がってる? いやいや。そんなわけない! 相手は男なんだぞ!?

「そういえばテメェは風呂に浸かるんだったなぁ。オレとどうだぁ?」
「出来れば一人で入りたいんですが」

「アルファが一人で風呂場にいたら執事たちに襲われるよ」
「なっ!?」

 見境なさすぎてビビるんだが……って、オメガからしたらアルファは性処理の道具でしかないもんな。ギル曰く、俺からも甘い匂いがするらしいし。

「なら、ユーマと二人ならいいけど」

 ユーマは二回も射精してるし、二人きりになっても大丈夫だろ。それにギルはまだ出会ったばかりで怖いし。女はこういうのがタイプなのか? やっぱり下がデカいからか? 

 俺も前世で巨根だったらモテていたんだろうか。いや、それはないな。だって前世では女と関わる機会なんてなかったし。根暗の童貞なんて誰も相手にしない。

「そんなにオレはテメェに嫌われてるのか。だったら今からオレの英雄譚でも聞かせてやる」
「ちょっ……。ユーマ、助け……!」

「僕、もう寝る時間だから先に部屋に戻ってる。おやすみ~」
「ユーマっ!!」

「テメェはユーマのほうが好きなのか?オレのことももっと好きになるよう調教してやる」
「もう無理ですって!」

「ケツ穴にぶち込まなくともテメェを気持ち良くしてやる。安心しろ」
「俺は普通に風呂に入りたいだけなんだって!」

 俺の願いは聞き入れてもらえないようだ。こうして俺はギルと共に風呂に入ることとなった。執事に犯される以前にギルも十分俺の中じゃ危険人物なんだが……。どうか、ゆっくり風呂に入れますように。と、かすかな祈りを捧げた。だが、ギルに姫様抱っこをされながら風呂場に向かってる時点で俺は襲われることを察していた……。

☆☆☆
2万文字以内、完結予定。
出来れば「面白い!」「エロい!」「主人公が可愛い!」などコメントがあれば嬉しいです。作者のモチベにも繋がるのでよろしくお願いします。
5話は来週中には公開したいです。公開出来なかったら気長に待っていてください。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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