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何とか医者に退院許可をもらった俺は、
荷物の片付けをして、病院を出た
「あそこに行くか」
カバンを片手に持ちゆっくりと歩いてると大きな交差点に出て角を曲がると大きな家が建っていた。
「・・・・・直樹」
前に一度俺は、直樹に家を教えてもらったことがあり自然と足はこっちの方向に向かっていた
「会いたい」
俺は、チャイムを鳴らすことを辞めポストに手紙をそっと入れた
「誰もいないとこに行こう」
俺が振り替えると
「その願い叶えてあげる」
後ろから見知らぬ手に口を塞がれた瞬間意識が失くなり体の力が抜けた。
晴の体は持ち上げられフードの被った人に路地裏に連れ込まれた。
「直樹!支度して!」
「待って!郵便無いか確認するから」
「早く!」
母の言うことにイライラしていて俺は、力強く階段を降りたあとにポストの中身を見ると一通の手紙が入っていた
「誰宛だ」
手紙の後ろを見ると晴という小さな文字が書いてあった
「晴!」
俺は、勢いよく玄関を飛び出すと人影すらなかった
「一目くらい顔見せろよ」
「直樹!何やってるのもう行くわよ!」
「分かったよ!!」
母の声にイラつきながらも晴の手紙を大事にポケットに入れると母の居る部屋に向かった。
「もう遅かったじゃない、郵便何かあった?」
「何も無い」
俺は、晴の手紙が無いと嘘をついた
あると言えば直ぐに没収されるからだ
「さぁ行くわよ」
執事が運転する黒の横長の車に乗り
お見合い会場であるレストランに向かった
「お待ちしておりました」
相手のお父さんであろう人が父と握手をしていた
「初めまして直樹さん私、大宮桜と言います」
サラサラのロングヘアーの女性は一礼を交わした確かにとても美しくどんな男も虜にしてしまいそうだったが俺のハートが打ち抜かれることは無かった。
「こちらこそ初めまして直樹と言います」
小さな声に母は俺を睨むよにこっちを見た
「ごめんさいね、うちの子緊張してるみたいなの」
すると桜と言う女性は口に手を当てて笑い始めた
「あら、可愛いことますます惚れてしまいますわ」
全員揃ったことで椅子に座りメニューを選んでいた両親は楽しげに話していたが
晴のことが気になり、お見合いどころではな無かった。
「直樹さんは何の食べ物がすきなの?」
桜の声は直樹に届いていなかった
晴・・・・・会いたい
会って抱き締めて離れないようにしたい
「直樹!」
「・・・・はいっ!」
母の声に我を取り戻した
「大丈夫ですか?直樹さん顔色が悪いですよ」
桜が悲しそうな顔をしていたが俺は、大丈夫と言い何とか切り抜けた
「トイレ行ってきます」
「どうぞ」
桜の笑顔見たあと俺は、男子トイレに駆け込むとポケットから手紙を取り出し封を開け中身を読んだ
直樹へ
この前は酷いことをしてしまいごめんなさい、恋人とは別れました。もう貴方と会わないことを誓います。一緒に居てくれてありがとう。好きになってくれてありがとう。今でも大好きだよ直樹。晴より
俺の目からは涙が溢れた
「・・・・・・もう会えないそんなの嫌だよ」
手紙は自分の涙が落ち字は滲んでいった
「もう一度会いたい晴に会いたい」
俺は、涙を拭き手紙をポケットにしまいトイレから出たすると執事が両手をくみ目の前に立っていた。
「行くのですねお坊ちゃま」
「じぃ・・・・・・あぁ大切な人を見つけなきゃいけないんだ」
「分かりましたこちらは私にお任せください」
「ありがとう」
「こうなると思い、裏口の窓を開けときました大変な事になる前に早く!」
「助かる」
俺は、執事から経路の書いた手紙を貰い
階段を飛び越えて、裏口から出ると
狭い路地裏に出て晴のところへと向かった。
「さて、お坊ちゃまのために一肌脱ぎますか」
執事は雇い主のところの居るレストランへと向かった。
荷物の片付けをして、病院を出た
「あそこに行くか」
カバンを片手に持ちゆっくりと歩いてると大きな交差点に出て角を曲がると大きな家が建っていた。
「・・・・・直樹」
前に一度俺は、直樹に家を教えてもらったことがあり自然と足はこっちの方向に向かっていた
「会いたい」
俺は、チャイムを鳴らすことを辞めポストに手紙をそっと入れた
「誰もいないとこに行こう」
俺が振り替えると
「その願い叶えてあげる」
後ろから見知らぬ手に口を塞がれた瞬間意識が失くなり体の力が抜けた。
晴の体は持ち上げられフードの被った人に路地裏に連れ込まれた。
「直樹!支度して!」
「待って!郵便無いか確認するから」
「早く!」
母の言うことにイライラしていて俺は、力強く階段を降りたあとにポストの中身を見ると一通の手紙が入っていた
「誰宛だ」
手紙の後ろを見ると晴という小さな文字が書いてあった
「晴!」
俺は、勢いよく玄関を飛び出すと人影すらなかった
「一目くらい顔見せろよ」
「直樹!何やってるのもう行くわよ!」
「分かったよ!!」
母の声にイラつきながらも晴の手紙を大事にポケットに入れると母の居る部屋に向かった。
「もう遅かったじゃない、郵便何かあった?」
「何も無い」
俺は、晴の手紙が無いと嘘をついた
あると言えば直ぐに没収されるからだ
「さぁ行くわよ」
執事が運転する黒の横長の車に乗り
お見合い会場であるレストランに向かった
「お待ちしておりました」
相手のお父さんであろう人が父と握手をしていた
「初めまして直樹さん私、大宮桜と言います」
サラサラのロングヘアーの女性は一礼を交わした確かにとても美しくどんな男も虜にしてしまいそうだったが俺のハートが打ち抜かれることは無かった。
「こちらこそ初めまして直樹と言います」
小さな声に母は俺を睨むよにこっちを見た
「ごめんさいね、うちの子緊張してるみたいなの」
すると桜と言う女性は口に手を当てて笑い始めた
「あら、可愛いことますます惚れてしまいますわ」
全員揃ったことで椅子に座りメニューを選んでいた両親は楽しげに話していたが
晴のことが気になり、お見合いどころではな無かった。
「直樹さんは何の食べ物がすきなの?」
桜の声は直樹に届いていなかった
晴・・・・・会いたい
会って抱き締めて離れないようにしたい
「直樹!」
「・・・・はいっ!」
母の声に我を取り戻した
「大丈夫ですか?直樹さん顔色が悪いですよ」
桜が悲しそうな顔をしていたが俺は、大丈夫と言い何とか切り抜けた
「トイレ行ってきます」
「どうぞ」
桜の笑顔見たあと俺は、男子トイレに駆け込むとポケットから手紙を取り出し封を開け中身を読んだ
直樹へ
この前は酷いことをしてしまいごめんなさい、恋人とは別れました。もう貴方と会わないことを誓います。一緒に居てくれてありがとう。好きになってくれてありがとう。今でも大好きだよ直樹。晴より
俺の目からは涙が溢れた
「・・・・・・もう会えないそんなの嫌だよ」
手紙は自分の涙が落ち字は滲んでいった
「もう一度会いたい晴に会いたい」
俺は、涙を拭き手紙をポケットにしまいトイレから出たすると執事が両手をくみ目の前に立っていた。
「行くのですねお坊ちゃま」
「じぃ・・・・・・あぁ大切な人を見つけなきゃいけないんだ」
「分かりましたこちらは私にお任せください」
「ありがとう」
「こうなると思い、裏口の窓を開けときました大変な事になる前に早く!」
「助かる」
俺は、執事から経路の書いた手紙を貰い
階段を飛び越えて、裏口から出ると
狭い路地裏に出て晴のところへと向かった。
「さて、お坊ちゃまのために一肌脱ぎますか」
執事は雇い主のところの居るレストランへと向かった。
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