【R18】彼女が友だちと寝ていたから

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第39話 【R18】左近7

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「……ん、なかなか悪くない」

 軽い口付けを交わし、口を離した一紗が味わうように唇を舐めて言う。
 その舌使いだけで陰茎がいきり立ち、精巣が製造を始める。左近は高揚する気持ちを抑えるように冷静な目をして、

「どうも」

 ただ一言短く答えていた。
 一紗はそんな股間を愛おしく撫でながら、

「それで、どういう感じでやりたいんだ?」

「どういうって?」

「攻めなのか受けなのか。もっと乱れた感じがいいのか、清楚っぽくした方がいいのか。色々あるだろ?」

 ……要望が多いな。
 一紗からの提案に左近は戸惑いを隠せずにいた。
 セックスってそういうもんだったっけ。いつもは何となくキスをして愛撫して、そして腰を振って終わりだった。それで良かったしそれ以上を知らなかった。
 ごちゃごちゃと考えながらするのは性にあわない。だから左近は眉を寄せて、

「そんなこと気にするか? したいようにすればいいじゃないか」

 そう告げると柔らかく微笑む一紗が、

「それならそれでいいんだ」

 ゆったりと、舌を絡めるキスをする。
 柔らかい舌が触れて、ねっとりとした唾液が絡む。それだけで電気のようなピリピリとした感じが首の後ろを駆け回る。
 たっぷり時間を使って行う対話は糸を引いて終わる。急に身体を引いた彼女に左近は前のめりになるのを堪えていた。
 嬉しそうな顔して……
 切れ長の瞳が弓なりに垂れている。それだけで好き者だということが分からされる。
 が、一瞬にして真顔になった彼女は左近の身体に目を落としていた。そして来ている服の裾を手に取ると、あっと短くつぶやき、

「この寝巻きは海のだったな。汚すと怒られるから脱いでくれ」

 左近が来ていたのはシンプルなデザインのホットパンツに英字のロゴがでかでかと貼り付けられたTシャツだった。小柄な身体に対して少しだけ大きいサイズのものがよく有ったなと思っていた。

「海って?」

「もう一人の女だよ。今は気にしなくていい」

「そっちから言ってきたんじゃん」

「忘れた」

 しらを切る一紗に問い詰める気も失せて左近は服を脱ぐ。
 ……女物かい。
 そりゃそうかと思いながら皺をつけないように綺麗に畳んでいく。一般的な男性よりも頭一つ小さい左近にとってレディースものの服は着慣れたものだった。
 その姿を見て一紗は喉を小さく鳴らして笑っていた。

「畳むのか」

「汚すなって言ったじゃん、皺もつけない方がいいだろ?」

「流石にそこまで神経質にならなくていいと思うけどな」

 含みのある笑いに左近はむっと頬を膨らませる。
 余裕のある態度が嫌だった。ずっと鼓動が救急車のように騒がしく早鐘を打っている。それを気取られたくなくて、左近は深く息を吸う。
 長く吐いてから、

「……タオル、取るぞ」

 手を伸ばし、結び目を解いていく。
 指をずらすだけで簡単に解けたそれは一瞬だけ胸に乗り、そのままずり落ちていく。現れた裸体を恥ずかしがる様子もなく見せつける一紗に思わず喉がなる。

「……あまり見惚れるなよ」

「あ、あぁ……いや、無理だろ」

「彫刻じゃないんだ、ほら」

 諭され、急かされてお互い向き合ったまま手を取り合う。
 薄明かりの中ぼんやりと浮かぶ、瑕疵《かし》ひとつない身体は淡く輝いているようだった。引き締まった肌は骨が浮かぶことはなく、何よりも主張する高く突き出た乳房の先は淡く小さな蕾をつけていた。
 そこへ一紗は左近の手を押し付ける。吸い付くような肌は手の形に沈み、強く押し返そうとしていた。
 手のひらにあたる突起に汗が滲む。何かを考える前に左近は指に力を入れて、手のひらで円を描いていた。

「ん、いいぞ」

 一紗の声に艶が出る。
 ……なんだこれ。
 他に形容しがたい感触に、手を離すことが出来ない。ただの脂肪とは思えない、淫靡《いんび》の塊をほぐすことに専念せざるを得なかった。

「手つきがいやらしいな」

「いやらしい身体してるからな」

 揶揄するような物言いに軽口で返す。途端に気持ちよく出来ているか不安になって左近は手を離していた。
 掴むのではなく、一番鋭敏《えいびん》な乳首を手のひらを使って転がしていく。こりこりとボタンのように硬く尖ったそれを上に下にと動かすと彼女の鎖骨が度々浮き出ていた。

「はぁ、ンっ、背筋がぞくぞくする」

「そうか」

 良かったと、左近は静かに安堵の息を漏らす。
 次第に手馴れてくると、両手を使い愛撫を始める。下から持ち上げるとずっしりと圧がかかり、天を向く乳頭が物欲しそうに左近を見つめていた。
 たまらず食らいつく。汗の滲《にじ》んだおっぱいは塩気の中に甘さを感じて、口が離れることを許さない。吸い、舐め、転がして、奥に潜む快感を引き出そうとしていた。

「ァぅ、まだ噛むなよ。優しくな」

 その注文通り、左近は歯を立てずに唇で乳頭を押し潰す。
 高揚が声にも伝わる。耳を叩く音がより臨場感を増していた。

「はぁ、そうだ。ちょっと寝っ転がって」

 時間を忘れ、無我夢中だった左近の頭に手が置かれていた。優しく撫でながら距離を取られ、茹《ゆだ》った頭は判断力を無くしてされるがままに身体を横に寝かせていた。
 マットレスに身体が沈む。雲の上のような夢心地を邪魔するように強引に頭を持ち上げられ、なお柔らかいものを下に敷かれていた。
 視界はほとんど黒で、揺れるおっぱいが催眠術のように目を釘付けにする。

「なんだ?」

「授乳手コキ」

「……ん?」

「こういうのもあるらしいぞ。ほらおっぱいですよぉ」

 一紗は身体を倒して、その豊満な胸を左近の顔に押し付けていた。
 押しつぶされ、呼吸が困難になりながらも、こういうものなのかと左近は乳首を甘く噛む。ちゅうちゅうと赤子のように吸い付いて、ねだるように空いた手で胸を揉みしだく。

「ふふ、身体は小さいのにここは立派な大人だな」

 その間に、一紗は股間へと手を伸ばしていた。なだらかな身体の線から飛び出た突起を上下に優しくしごいていく。
 少し冷たい、ガラス細工のように繊細な指が亀頭を包み、皮を押し下げ、また持ち上げる。裏筋をなぞっては尿道をくすぐる様は男を持て遊ぶことに手慣れているとはっきり示していた。
 ただ芝居がかった言葉のチョイスに、

「なあ、それ言わないと駄目か?」

 まるで演技だと言わんばかりに左近が不平を漏らすと、

「楽しめよ。余分なことは考えないで」

 笑顔で答えられてしまい、納得のいかない気持ちを行為で示していた。

「ぅっ! …そんなに引き絞るな、まだ出ないっ」

 垂れ下がったおっぱいの根本から乳しぼりの要領で強く揉みしだく。突然の強い刺激に一紗は身をよじって、恍惚の表情を浮かべていた。

「そっか、ならこっちはどうだ?」

 それを言い終えるや否や、左近は乳首めがけて人差し指をめり込ませる。たわわに実ったおっぱいは指を包み込んで、第一関節までを見えなくする。
 まるで胸に食べられてしまっているかのようで、左近は容赦なくさらに奥へと突き進むために指先で円を書いていた。

「ぐりぐり、してもあっ、入らないから」

「入るようにしてやろうか?」

「むり、むりだから。はげしっ…」

 頃合を見て左近は陵辱の手を緩める。
 強くすれば傷めることにもなる。最後に赤くなった乳首を指で弾いて、

「感じやすいんだな」

「…かんじたほうがいいだろ?」

 見下ろす彼女の頬は紅潮していた。

「そろそろ──」

 身体を起こそうとした左近はその肩を押さえられて身動きが取れないでいた。
 それをした一紗は笑みを浮かべて、

「まだまって。それよりちょっと変わった感じでやらないか?」

「変わった感じ?」

 疑問を浮かべた左近は膝枕から転がされるように下ろされていた。
 うつ伏せのまま様子を眺めていると、一紗は仰向けで寝転がっていた。ベッドのヘリに頭を下ろし、口を開けると、

「ほら、口マンコ。思いっきり喉奥まで突っ込んでかき混ぜていいよ」

「その体勢苦しくない?」

「まあまあ」

 喉をさらけ出す彼女に左近は立ち上がってベッドから降りる。
 普段とは逆の、舌が上にくる口元に亀頭を押し当てる。頭に血が上りそうな体勢が不安を誘っていた。

「最初はゆっくりね」

 ベロっと大きな舌で舐める彼女に、左近は恐る恐る腰を突き出してみる。
 ……おぉ。
 スルスルと、限度を知らずに陰茎が飲み込まれていく。熱い湿り気と共に吐息が過敏な亀頭をくすぐっている。
 そして、

「ごふっ、おえっ」

「大丈夫か?」

 唐突にむせた一紗に左近は腰を引く。だらだらととろける陰茎と、涙目になる彼女が線で結ばれていた。

「……へんなとこはいった。つぎはきをつける」

 止める気は無いようで、一紗はまた大きく口を開いていた。
 躊躇する左近に手が伸びる。腰を掴まれて引っ張られてしまい、流されるまま左近は腰を振っていた。

「ろう?」

「変な感じ」

 悪くは無い。むしろ自分で動いている分ただのフェラより幾分も気持ちが良かった。
 ぐぽっ、ぐぽっ。
 おずおずとした様子も回を重ねる毎に勝手がわかっていき、より強い刺激を求めて腰使いが荒くなっていく。ただそれに比例して気持ちに澱《おり》のような消化できないものが溜まっていた。
 ……もっと、欲しい。
 緩いオナホを使っているような物足りなさに、左近は身体を倒していた。

「ンっ!!」

「濡れてんね」

 最大まで喉奥を蹂躙しながら、手を伸ばして膣を掻き乱す。ぐちゅぐちゅと泡立つ愛液は止まることを知らずに溢れ続けていた。

「あぐっ、ぐるじっ、おお゛っ…」

「そろそろ出すぞ」

 細い、三本の指で腟内を撫で回しながら、睾丸がきゅぅっと締まる感覚に左近は腰を振る速度を早めていた。
 食道を異物でごりごりと押し広げて、息苦しくになるたびにきゅうきゅうとマンコが指に食らいつく。口内の独特の圧迫感に果てるまでそう時間はかからなかった。
 うっ…
 出る。その寸前で腰を引く。鞘から抜かれた剣は先端から真っ白な血潮を撒き散らし、一紗の顔を染め上げる。

「かはっ、はぁ、はぁ…んっ」

 ようやく普通に呼吸が出来た彼女は息を整えながら、顔の周りに付いた精液を拭い集めては口に運ぶ。甘露の飴のように舌の上で転がしたあと、溜まった唾液と共に飲み干すと、
 
「……なかなかハードプレイがお好きなようで」

「どうなんだろうなぁ。たまにはいいのかも」

「じゃあこんなのはどうだ?」

 ひょいと起き上がった彼女はベッドの下から大人の玩具を取り出していた。
 なぜそこにあるのか、なぜあることを知っているのか。複雑な事情を脇において左近はぎこちなく笑みを作る。

「りょーかい」
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