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第35話 左近3
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『そろそろ顔を見せなさい』
スマホに表示された文字を見て左近は顔をしかめていた。
大学からの帰り道、借りたマンションへ向かう途中だった。
……見なきゃ良かった。
つい癖で宛名も確認せずに開いてしまったことを後悔してももう遅い。相手には見たという通知が送られているからだ。
タイミングが悪いとそう思う。結局退学届を出す気持ちにはなれず、中途半端な気持ちに嫌気がさしていた時に会いたくない人からの連絡だ。無視するわけにもいかず、かといって乗り気になるわけもない。
無視するか。それはそれで後々面倒な気がして、結局どっちつかず。悲しくなるほどにどうしようもない自分がいて、それがまたストレスの原因になっていた。
左近が画面を眺めたまま固まっていると、追伸を告げる音が響く。
『家族なんだから』
はんっ。
文面をみて、鼻で笑う。心にもないことを抜け抜けと。毒づいている間にもメッセージはとどまることをしらない。
『お父さんも会いたがってるわ』
……はぁ。
質の悪い冗談だ。そう思いながらも左近は足を動かしていた。進行方向は先ほどとは真逆へ、その足取りはひどく重たいものだった。
「あれ、お兄さん。珍しいね」
屋敷と言って過言ではないほどの敷地に入るなり、縁側にいた少年に声を掛けられていた。
金堂 右京。和装姿の彼は高校一年ながら百八十近い身長に瘦せ型。肩まで伸びる黒髪は一本に束ねられ、その顔は芸能人と見違えるほどに整っている。
……なんでいるんだよ。
左近は心情を顔に出さずにいた。
血のつながった弟だが、恐ろしいほどに似ていない。身長も顔も、そして茶道のセンスも。何もかもを上回る存在はそれでも人懐っこい笑みを左近に向けていた。
彼が悪いわけではない。右京も最初から完璧《かんぺき》だったわけではなく、それこそ人の見ていないところでも絶え間ない努力をしたからこそ今がある。それに驕《おご》らずいつでも謙虚《けんきょ》でいる彼に左近が勝手に嫉妬《しっと》をしているだけだった。
左近は若干ひきつった笑みを向けて、
「ああ、呼ばれたからな」
しょうがないよなとでもいうように気だるげに答えていた。
それを聞いて、右京もくすくすと笑い、
「お母さん、心配してたよ」
「はいはい」
適当な言葉を置いて、左近は彼の横から屋敷の中に入っていく。
縁側を通って進む。春も終わり、梅雨に近づいているというのに屋敷は肌寒く感じるほどに涼しい。
なぜなら屋敷よりも高い林が影をつくり、一部の床下を流れる人工の小川が涼をもたらしていたからだ。そのためエアコンはおろか扇風機すらない。
代わりに冬は尋常じゃない寒さに見舞われるため、左近はこの家が嫌いだった。風光明媚にこだわりすぎて現代社会では欠陥とも時代錯誤ともいえる。いまだに暖を取る方法が火鉢か温石《おんじゃく》、または足湯というのは非常に不便だった。
数か月寄り付かなかった家の中は相変わらず変化がない。ここだけ江戸、室町にタイムスリップしたかのような感覚はたまに訪れるくらいならいいが住むに向かない。文明の利器に馴れた左近からしたら地獄といってもよかった。
勝手知ったる家を進み、左近はあるところで立ち止まる。障子の前で膝をついて視線を落とし、小声でしかしはっきりと名を告げる。
「左近です。ただいま戻りました」
「どうぞ」
承諾の言葉を聞いて左近は障子を開く。軽い一礼の後、中腰のまま中に入ると机の前で書を書く女性の姿があった。
彼女は眼鏡を外して左近を見る。顔はまだハリがあるが首筋から下にかけてはどうしても年齢が出ていた。
棗《なつめ》。左近の母親である彼女は筆を置くと、朗《ほが》らかな笑みを浮かべていた。しかしそれもすぐになくなり、臭いものを見たような目つきで左近を見ていた。
「左近」
「はい」
「なんですかその格好は。仮にも金堂家の血を継ぐ者ならしっかりとした服装をなさい」
たしなめる棗に左近は首を振る。
「別に。すぐ帰るしいいだろ」
「全く、言葉使いも粗野《そや》になって。恥ずかしいわ」
「で、わざわざ呼んだんだ。なんか用があるんだろ?」
長居するつもりはないというようにはっきりと物を言う。取り繕うことを止めた左近は足を崩して座っていた。
「せっかちね」
一言、ため息とともに感情を口に出した彼女は、机の上に置いてあった台紙を広げていた。そこには見知らぬ少女の姿に入った写真が入っていて、自然体の中にも着飾る様子が見て取れる。
「なにこれ?」
「見てわかるでしょう。お見合いよ」
「……右京の?」
「いつからそんなに察しが悪くなったの? 貴方のに決まっているでしょう」
だろうなと思いながらも左近は渋い顔をする。
……おかしいだろ。
否定の言葉で埋め尽くされた心の中から左近は言葉を選んで口にする。
「ちょっと待てよ。勘当された子供だぞ? なのにお見合いっておかしいだろ」
突き放すような言葉にも、棗は口元を隠してただ嘲笑《ちょうしょう》していた。
「馬鹿ね、本当に。一人で生きていけやしないのだからお父さんが向こうに話つけてくれたに決まってるじゃない。この子いい子よ? 流派は違うけど同じ家元の子で所作も綺麗だし」
その発言通り、大和撫子《やまとなでしこ》という言葉が似あうような女性の写真を前に出していた。
……違うだろうよ。
少し芋っぽいが純朴《じゅんぼく》で柔らかく笑う姿が似合っている。年は少し下で普段接しているようなけばけばしい女とは大違いだった。
子狸のようなかわいらしさをみて、なおのこと自分とは合わないだろうと実感する。左近は小さく首を振ると、
「なら右京の方がいいだろ」
「駄目よ。あの子にはお嫁さんを貰って家を継いでもらうもの」
「……婿に行けと?」
「ええ、そうよ。いい話でしょ?」
……あぁ、駄目だ。
左近は目を閉じて拳を握りしめていた。
既に棗の中ではこの話は決定事項となっていた。そもそも否定されるとすら思っていない。
冷静になればとてもいい話であることは間違いない。勘当されて明日も見えない生活を送るよりも、相手の家に世話になるほうが環境は安泰だ。金堂家には新しい縁が出来て誰かが悲しむこともない。
それを左近は感情だけで否定した。
「ふっざけんな! 勝手に勘当して──」
全部を出し切る前に障子が開く音がして、左近は口を閉じた。
振り返ると、そこには大柄な男性が立っていた。
彼は左近を一瞥すると、棗とを交互に見て、
「なんだ、いたのか」
「……父さん」
「この家の敷居はまたがないんじゃなかったのか。やれ、自分の言ったこと一つ守れないとは。威勢のいいことを言うだけで情けない」
「っ……」
饒舌に、しかし感情の起伏なく話す彼に左近は言葉が出なくなっていた。
金堂家当主、金堂 雅斎《がさい》。父親でありそれ以上に師である彼はすぐに左近から興味をなくしていた。
……くそっ。
どれだけ心の中で悪態をついても、左近の気持ちはそれ以上前に行くことはなかった。その代わりなのか、棗が隠し切れない笑みをにじませながら怒るような顔で、
「お父さん、あまり意地悪しないでくださいな」
「そうやって甘やかすから付け上がるんだぞ」
「私にとってはどちらも可愛い我が子ですよ」
ね、というと雅斎は息を漏らして棗から顔を背けていた。
そして、その手の中の物に気が付いて、一歩部屋に入ってくる。
「ん、それは見合い写真か」
「そうですよ。これを見せるには呼ぶしかないじゃないですか」
「まぁ……そうだな。で、婿に行くと決めたか? 中途半端な気持ちではあちらにも迷惑がかかる」
「い、いかねぇよ」
精一杯の感情をこめて、左近は拒絶の意を表す。雅斎はその様子に何も言わずただ視線を交わしてた。
五秒、十秒が経ち、先に目を逸らしたのは雅斎だった。
「……はぁ。お前は本当に屑だな。今まで幾らお前にかけてきたと思っているんだ。出来が悪いなら出来が悪いなりに少しは恩義というものを感じてもいいとは思うがな」
「さ、散々都合のいい扱いして。弟のスペアじゃねえんだよ」
ぴくっと白髪交じりの眉が上がる。
「スペアだと? その未熟さでまだ替えて貰えるとでも思ったのか。思い上がるのもいい加減にしろ」
強い意志のこもった言葉に左近は息を吸うことすら忘れていた。下唇を噛み締めて、自暴自棄になるのを何とか堪えるしか出来なかった。
……ちくしょう。
その様子を雅斎はしばらくそのまま見下ろしていた。しかし動かない左近にはぁと大きくため息をつくと棗に向かって、
「こんな奴を先方に預けたら却って関係が悪化するだけだ。迷惑をかけないようさっさと失せろ」
「あなたったら。左近、何も表に出るだけがこの業界じゃないの。右京の下働きでもいいじゃない、そのうちやりたいことも見つかるわ」
フォローのようなとどめを刺され、左近は静かに立ち上がる。
「……お世話になりました」
もはや涙すら浮かばず、逃げるようにして実家から走り去っていた。
スマホに表示された文字を見て左近は顔をしかめていた。
大学からの帰り道、借りたマンションへ向かう途中だった。
……見なきゃ良かった。
つい癖で宛名も確認せずに開いてしまったことを後悔してももう遅い。相手には見たという通知が送られているからだ。
タイミングが悪いとそう思う。結局退学届を出す気持ちにはなれず、中途半端な気持ちに嫌気がさしていた時に会いたくない人からの連絡だ。無視するわけにもいかず、かといって乗り気になるわけもない。
無視するか。それはそれで後々面倒な気がして、結局どっちつかず。悲しくなるほどにどうしようもない自分がいて、それがまたストレスの原因になっていた。
左近が画面を眺めたまま固まっていると、追伸を告げる音が響く。
『家族なんだから』
はんっ。
文面をみて、鼻で笑う。心にもないことを抜け抜けと。毒づいている間にもメッセージはとどまることをしらない。
『お父さんも会いたがってるわ』
……はぁ。
質の悪い冗談だ。そう思いながらも左近は足を動かしていた。進行方向は先ほどとは真逆へ、その足取りはひどく重たいものだった。
「あれ、お兄さん。珍しいね」
屋敷と言って過言ではないほどの敷地に入るなり、縁側にいた少年に声を掛けられていた。
金堂 右京。和装姿の彼は高校一年ながら百八十近い身長に瘦せ型。肩まで伸びる黒髪は一本に束ねられ、その顔は芸能人と見違えるほどに整っている。
……なんでいるんだよ。
左近は心情を顔に出さずにいた。
血のつながった弟だが、恐ろしいほどに似ていない。身長も顔も、そして茶道のセンスも。何もかもを上回る存在はそれでも人懐っこい笑みを左近に向けていた。
彼が悪いわけではない。右京も最初から完璧《かんぺき》だったわけではなく、それこそ人の見ていないところでも絶え間ない努力をしたからこそ今がある。それに驕《おご》らずいつでも謙虚《けんきょ》でいる彼に左近が勝手に嫉妬《しっと》をしているだけだった。
左近は若干ひきつった笑みを向けて、
「ああ、呼ばれたからな」
しょうがないよなとでもいうように気だるげに答えていた。
それを聞いて、右京もくすくすと笑い、
「お母さん、心配してたよ」
「はいはい」
適当な言葉を置いて、左近は彼の横から屋敷の中に入っていく。
縁側を通って進む。春も終わり、梅雨に近づいているというのに屋敷は肌寒く感じるほどに涼しい。
なぜなら屋敷よりも高い林が影をつくり、一部の床下を流れる人工の小川が涼をもたらしていたからだ。そのためエアコンはおろか扇風機すらない。
代わりに冬は尋常じゃない寒さに見舞われるため、左近はこの家が嫌いだった。風光明媚にこだわりすぎて現代社会では欠陥とも時代錯誤ともいえる。いまだに暖を取る方法が火鉢か温石《おんじゃく》、または足湯というのは非常に不便だった。
数か月寄り付かなかった家の中は相変わらず変化がない。ここだけ江戸、室町にタイムスリップしたかのような感覚はたまに訪れるくらいならいいが住むに向かない。文明の利器に馴れた左近からしたら地獄といってもよかった。
勝手知ったる家を進み、左近はあるところで立ち止まる。障子の前で膝をついて視線を落とし、小声でしかしはっきりと名を告げる。
「左近です。ただいま戻りました」
「どうぞ」
承諾の言葉を聞いて左近は障子を開く。軽い一礼の後、中腰のまま中に入ると机の前で書を書く女性の姿があった。
彼女は眼鏡を外して左近を見る。顔はまだハリがあるが首筋から下にかけてはどうしても年齢が出ていた。
棗《なつめ》。左近の母親である彼女は筆を置くと、朗《ほが》らかな笑みを浮かべていた。しかしそれもすぐになくなり、臭いものを見たような目つきで左近を見ていた。
「左近」
「はい」
「なんですかその格好は。仮にも金堂家の血を継ぐ者ならしっかりとした服装をなさい」
たしなめる棗に左近は首を振る。
「別に。すぐ帰るしいいだろ」
「全く、言葉使いも粗野《そや》になって。恥ずかしいわ」
「で、わざわざ呼んだんだ。なんか用があるんだろ?」
長居するつもりはないというようにはっきりと物を言う。取り繕うことを止めた左近は足を崩して座っていた。
「せっかちね」
一言、ため息とともに感情を口に出した彼女は、机の上に置いてあった台紙を広げていた。そこには見知らぬ少女の姿に入った写真が入っていて、自然体の中にも着飾る様子が見て取れる。
「なにこれ?」
「見てわかるでしょう。お見合いよ」
「……右京の?」
「いつからそんなに察しが悪くなったの? 貴方のに決まっているでしょう」
だろうなと思いながらも左近は渋い顔をする。
……おかしいだろ。
否定の言葉で埋め尽くされた心の中から左近は言葉を選んで口にする。
「ちょっと待てよ。勘当された子供だぞ? なのにお見合いっておかしいだろ」
突き放すような言葉にも、棗は口元を隠してただ嘲笑《ちょうしょう》していた。
「馬鹿ね、本当に。一人で生きていけやしないのだからお父さんが向こうに話つけてくれたに決まってるじゃない。この子いい子よ? 流派は違うけど同じ家元の子で所作も綺麗だし」
その発言通り、大和撫子《やまとなでしこ》という言葉が似あうような女性の写真を前に出していた。
……違うだろうよ。
少し芋っぽいが純朴《じゅんぼく》で柔らかく笑う姿が似合っている。年は少し下で普段接しているようなけばけばしい女とは大違いだった。
子狸のようなかわいらしさをみて、なおのこと自分とは合わないだろうと実感する。左近は小さく首を振ると、
「なら右京の方がいいだろ」
「駄目よ。あの子にはお嫁さんを貰って家を継いでもらうもの」
「……婿に行けと?」
「ええ、そうよ。いい話でしょ?」
……あぁ、駄目だ。
左近は目を閉じて拳を握りしめていた。
既に棗の中ではこの話は決定事項となっていた。そもそも否定されるとすら思っていない。
冷静になればとてもいい話であることは間違いない。勘当されて明日も見えない生活を送るよりも、相手の家に世話になるほうが環境は安泰だ。金堂家には新しい縁が出来て誰かが悲しむこともない。
それを左近は感情だけで否定した。
「ふっざけんな! 勝手に勘当して──」
全部を出し切る前に障子が開く音がして、左近は口を閉じた。
振り返ると、そこには大柄な男性が立っていた。
彼は左近を一瞥すると、棗とを交互に見て、
「なんだ、いたのか」
「……父さん」
「この家の敷居はまたがないんじゃなかったのか。やれ、自分の言ったこと一つ守れないとは。威勢のいいことを言うだけで情けない」
「っ……」
饒舌に、しかし感情の起伏なく話す彼に左近は言葉が出なくなっていた。
金堂家当主、金堂 雅斎《がさい》。父親でありそれ以上に師である彼はすぐに左近から興味をなくしていた。
……くそっ。
どれだけ心の中で悪態をついても、左近の気持ちはそれ以上前に行くことはなかった。その代わりなのか、棗が隠し切れない笑みをにじませながら怒るような顔で、
「お父さん、あまり意地悪しないでくださいな」
「そうやって甘やかすから付け上がるんだぞ」
「私にとってはどちらも可愛い我が子ですよ」
ね、というと雅斎は息を漏らして棗から顔を背けていた。
そして、その手の中の物に気が付いて、一歩部屋に入ってくる。
「ん、それは見合い写真か」
「そうですよ。これを見せるには呼ぶしかないじゃないですか」
「まぁ……そうだな。で、婿に行くと決めたか? 中途半端な気持ちではあちらにも迷惑がかかる」
「い、いかねぇよ」
精一杯の感情をこめて、左近は拒絶の意を表す。雅斎はその様子に何も言わずただ視線を交わしてた。
五秒、十秒が経ち、先に目を逸らしたのは雅斎だった。
「……はぁ。お前は本当に屑だな。今まで幾らお前にかけてきたと思っているんだ。出来が悪いなら出来が悪いなりに少しは恩義というものを感じてもいいとは思うがな」
「さ、散々都合のいい扱いして。弟のスペアじゃねえんだよ」
ぴくっと白髪交じりの眉が上がる。
「スペアだと? その未熟さでまだ替えて貰えるとでも思ったのか。思い上がるのもいい加減にしろ」
強い意志のこもった言葉に左近は息を吸うことすら忘れていた。下唇を噛み締めて、自暴自棄になるのを何とか堪えるしか出来なかった。
……ちくしょう。
その様子を雅斎はしばらくそのまま見下ろしていた。しかし動かない左近にはぁと大きくため息をつくと棗に向かって、
「こんな奴を先方に預けたら却って関係が悪化するだけだ。迷惑をかけないようさっさと失せろ」
「あなたったら。左近、何も表に出るだけがこの業界じゃないの。右京の下働きでもいいじゃない、そのうちやりたいことも見つかるわ」
フォローのようなとどめを刺され、左近は静かに立ち上がる。
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